2024/08/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレイチェルさんが現れました。
レイチェル > 「これ、お願いね」

冒険者ギルドの受付、そこそこの大きさの袋を引き渡して受付嬢に依頼達成の報告。
袋の中を確認した受付嬢が奥へ入っていくのを見送ればギルド内を見回す。
そこの活気ある光景に自然と頬を緩ませて瞬く眺めるが、受付嬢が戻ってくれば緩んでいた頬は引き締まり。

「ありがとう、またよろしく」

そう言い報酬を受け取れば次の依頼を探しに掲示板へと向かい。
どういうのもが残っているか、それなりに報酬が良ければいい。
そんな事を考えて依頼を眺める。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に夏虎さんが現れました。
夏虎 > 正午の大通り、から、すこしばかり外れた河川沿い。
透き通った水がさらさらさらと流れる音と水の流れに運ばれる風は比較的涼やか。比較的。
日差しは強い。
湿気も強い。
蒸し暑い。
風鈴を軒先にくっ付けて、人の頭ぐらいもある特性氷を銀皿に乗っけて番台に設置して……
尚蒸し暑い。
しかしかんかん照りの大通りよりはいくらか、いくつかの工夫と場所選びで比較的マシな場所。

「……桃饅頭になっちゃう……」

桃饅頭とは? 小麦粉製の皮で餡を包んでから桃の形にして蒸しあげて作る北方から東方にかけての菓子である。
桃色の頭と白い肌をかけた冗句を、誰に聞かせるわけでなく独り言で呟きながら、
屋台の番台の向こうで、ぐでっ! と椅子の上でへたれる桃髪店主。
北方から流れてきてそれなりに経つし王国の暑さにも慣れてはきたが暑いものは暑い。
相変わらず宜しくない売上も相俟ってテンサゲ真っ最中だがまだ店は畳まず一応、営業中。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から夏虎さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネクラリスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からネクラリスさんが去りました。
イグナス > 夜の図書館――。もう閉館間際、少し慌ただし気に職員が片付けを。
そんな中、読書スペースの一角。

「んご。」

僅かな音、いびきが聞こえた。うず高く積まれたいくつもの書籍。
ジャンルは様々で、どうやら全てに目を通しているんだろう、その形跡も。
でも今は本の一つを顔に乗っけて、うつらうつら、半分夢のせかい。
だったのだが――。

「ぐお…ッ!?」

バランスが、くずれた。ぐしゃ、どたん。大きな音が響いた。
本の山が崩れて、大男の上にどさどさと。さすがにたまらず椅子から転げ落ちて、うぐぐ、と呻く有様。
幸い利用者は少ないせいであまり目立たず、職員も前述の通り、忙しいので気を向けてない。
たぶん、きっと、この酷く恥ずかしい姿は見られていない――はず。