2024/08/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシトリーさんが現れました。
シトリー > 月に数度、広場にはバザーが立つ。
その日ばかりは、普段以上に通りが賑わい、遠くの街からも商人たちがやってくる。
人が多い所はどちらかと言えば苦手な少女にとっても、
普段はお目に掛かれない品が見られるかもしれないとなれば、
出向くだけの価値はあるというもので。

「変わった果実ですね。どこからのものなんでしょうか?」

色とりどりの果物が並ぶ露店で、ゴツゴツした大きな実を見つけて、物珍しそうに店主に訊ね。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシトリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夜の図書館――。もう閉館間際、少し慌ただし気に職員が片付けを。
そんな中、読書スペースの一角。

「んご。」

僅かな音、いびきが聞こえた。うず高く積まれたいくつもの書籍。
ジャンルは様々で、どうやら全てに目を通しているんだろう、その形跡も。
でも今は本の一つを顔に乗っけて、うつらうつら、半分夢のせかい。
だったのだが――。

「ぐお…ッ!?」

バランスが、くずれた。ぐしゃ、どたん。大きな音が響いた。
本の山が崩れて、大男の上にどさどさと。さすがにたまらず椅子から転げ落ちて、うぐぐ、と呻く有様。
幸い利用者は少ないせいであまり目立たず、職員も前述の通り、忙しいので気を向けてない。
たぶん、きっと、この酷く恥ずかしい姿は見られていない――はず。