2024/05/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカンナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアルテミィさんが現れました。
■アルテミィ > (トクン、トクンと、高鳴る鼓動を抑えつけるようにしながら路地裏に歩みを進める。
そして怪しげな雰囲気漂う場所まで歩いてくると、するり、とスカートの裾を持ち上げた。
何も身に着けていない下半身、つるつるの割れ目が露になる…)
「……ン…。」
(ピクン、とわずかに小さく身震いをしながら、
膝を擦り合わせるとくちゅり…、と濡れた音を響かせる)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルテミィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にリサさんが現れました。
■リサ > 「それではお願いしますね」
平民地区にある一軒の武具店。
そこで愛用の魔剣を手入れに出せば店主に軽く頭を下げる。
一応の手入れは出来るが,偶にはきちんとした手入れに出さないとイザというときに不具合があっても困ると考え。
しかし武器を手放すとなれば、それの代用品が必要にもなり、何か間に合わせでも剣を持つほうが良いと考え。
そう決めれば刀剣が置かれる一角にと足を向けては眺めて。
「出来ればあの剣と同じぐらいのサイズが……このぐらいですね」
大きさや重さが近ければ使い勝手はそう変わらないはず。
そう考えては大体同じ大きさのロングソードを手にし、重心や重さを確かめるように軽く構えたり、腰に下げたりとして。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」に”徒花”ジョーさんが現れました。
■”徒花”ジョー >
武具店の扉がふと開かれる。
入ってきたのはローブを靡かせる色素の薄い青年。
かつ、かつ、と杖を鳴らして入ってくる足取りは何処か重い。
腰に携えた麻袋は、動くたびにガチャガチャとやかましい音を立てている。
店主に一礼すれば、その麻袋をカウンターへと置いた。
「……頼まれていた鉱石だ。例の武具の修理は此れで進むだろう。」
青年は店主から依頼を受けており、武具の修理のための素材を採取してきたのだ。
彼にとってはなんてことのない依頼だ。いつも通りの日常。
店主から礼を言われれば、依頼料を受取懐へとしまった。
此処での仕事は終わった。次へ、と身を翻した時、翠の両目に少女が映る。
店の利用者、冒険者の一人と思われる少女だ。
「……買い物途中、だったか?邪魔してしまったならすまないが……。」
不躾で店に入り、此方の都合とは言えカウンターへの横入りめいた状態になってしまってないだろうか。
青年はおずおずと彼女へと訪ねた。
■リサ > 手に馴染む剣を、間に合わせとはいえ買うからには拘りたく。
ちょっとした違いに首をかしげながら似たような剣を手にしていく。
そんな事を繰り返していれば扉の開く音。
それだけならよくあるので気にはしないが、ガチャガチャという音が気になりそちらに目を向ける。
そうするとカウンターに袋を置く姿が見える。
聞こえる内容的に誰かが修理を頼んだ物に必要なのを依頼したのだと。
つまりはそういう特殊なものが必要な修理を請け負う店、ここに頼んでよかったと思えば口元も緩む。
そしてそんな店なら扱う武器も良い物が多いはずと、選ぶのもより真剣になり。
「え?全然大丈夫ですよ」
手にした剣を戻し、次を手にしたときにかけられる声。
その言葉に驚きながらも大丈夫と首を振って、まだどれを買うかも決まっていない状態であり、次の剣を手にしては軽く振って。
■”徒花”ジョー >
「そうか。」
面倒事にはならなくてよかった。
些細なことで因縁をつける連中は少なからずいる。
ちょっとした仕事終わりで、面倒事はゴメンだ。
考えすぎかもしれないが、少女の気はよいらしい。
そういう彼女は品物を選んでいるようだ。
手にした剣を握り、吟味する。武器にはしっかりと拘りを持つようだ。
「……自らの命を預けるものだ。その真剣さが明日へと繋げてくれる。
お前は恐らく、冒険者と見受けるが、此処で武器を買いに?」
王国の騎士、と言うには些か雰囲気が違う。
冒険者、或いは傭兵の類と憶測する。剣を手にする姿は様になっていた。
少なくとも、何度か実践経験は積んでいるのだろう。
物静かな雰囲気を纏う青年は、興味単位で少女に訪ねた。
■リサ > 武具屋というものは冷やかしは多いだろうが、実際に買おうとする客はそう多くはない。
居ても大抵は修理か冷やかしが主で、新しい武器などを買おうとする客は少ない。
それだけ使い慣れた武器を好むというのもあるが、安い買い物という訳でもないので。
そして自分もその安くない買い物の為にどれにするかと吟味をしているわけで。
「安い武器だったりするとちゃんと使えないかもしれないですから。
そこはお金をケチるのは違うと思いますし。
え、そうですけど…」
これは少し重心が先で使いにくいかな、そう思い剣を戻し。
次を手に、する前に男性の言葉に真剣に選ぶのは当たり前というように返し。
問われたことには少し考え、冒険者ということには頷いて。
■”徒花”ジョー >
「その通りだな。金は命より重いとは言うが……値段が命に直結することもある。
そう考えれば、強ち言っていることはややあべこべではあるが、嘘とは言い切れないな。」
自らの命を、道を切り開くための鉄。
勿論上等なものほど値も張るが、それはさもありなん。
無論、達筆なものは筆も選ばない一例もある。
だが、この世に本当に達人が溢れているなら、武具はもっと進化するか、より粗悪なものが増えるだろう。
こういったものが変わらず続くのは、時間と歴史の積み重ねの他に過ぎない。
「……中にはそれを逆手に取り、粗悪品を売りつける悪質な輩もいる。
その点、この店は俺が知る限りは安全ではある。少なくとも、売り物に嘘はない。」
心変わりをしていなければ、だが。とちらりとカウンターを一瞥した。
客商売とは信頼関係にも基づくものだ。この店は続く以上は、自らの言葉に嘘はない。
どれも一定以上の値段はするが、期待を裏切る武具を売る店ではないはずだ。
そうでなければ、わざわざこんな民間の依頼など受けはしない。
剣を選ぶ彼女を見ていると、ほんの少し懐かしい気持ちにもなってくる。
「……いや、冒険者ではなかったが、剣術を会得し、修練した事を思い出してな。」
「少しばかり、そうして品物を吟味するのも懐かしく思っただけだ。」
■リサ > 「でも、お金ばかりかけても使えないと意味がないのもあるので難しいですよね」
使うならもちろん良いものが一番だが、それを扱う腕がなければ宝の持ち腐れ。
なので高すぎず扱えるのが一番だと。
なので良い物を含め、それなりな物を扱っている店というのは本当にありがたく。
この店は自分にとっては当たりであって。
「そういう店はすぐに噂になるから大丈夫ですよ。
ここは店主も親切ですし、いい店だと思いますし」
もしかしてこの男性はこの店の常連なのだろうかとみてしまい。
武具の値段はそれぞれだが、見た感じではいいものがそろっているように思え。
そして外注で何かを発注する程度には腕前もあるなら安心だと。
「貴族の人でそういう人もいますし、修練は運動にもいいですよね。
懐かしいですか?」
男性の言葉に冒険者でないの剣術を会得したということに貴族なのかとみてしまい
懐かしいというのを聞くと、武器を大事に使っているのだと思って。
■”徒花”ジョー >
「良くわかっているな。馴染むものが一番だが、それを見つけるのもまた難しい。
そういうお前は、巡り会えただろうか?その手に馴染むものが……。」
ただ金を払えば良い、腕を磨けばよいと言う訳では無い。
何方もあって真の領域に到達できる。
修練とは、そういった巡り合わせを含めてだと青年は考えている。
魔術に行き着いたのも、結局その巡り合わせだ。
そんな武器選びをする彼女はどうかと、問いかける。
本命が修理に出されているとは、青年は露も知らない。
「そうだな。良い店ほど有名になってほしいものだが……。」
何分、この国の有り様だ。妬み、嫉みさえ転がっている。
そういうのに巻き込まれてくれないといいが、と未来を憂うとうんざりしてくる。
はぁ、思わず深いため息が漏れた。相変わらずこの国は、うんざりする。
「……生憎と、運動程度で修めたつもりはない。
戦場で生き残るための手段だ。上等な身分は持っていない。」
「……昔は戦場で金を稼いだ、卑しい落伍者にすぎん。」
そう見えるのであれば是非とせずすぐ訂正する。
ただの運動や趣味ではない。文字通り殺しの手段。
命を斬り落とすための、文字通りの殺人剣。
そのための武器を、魔術を、あらゆる知識を学んだものだ。
過程で厳選した武器を人に、魔物へと容赦なく振るう。
…若気の至りの血の気の良さ。吐き気がする。
些か、険しい顔をしながら自らを落伍者と評価するのも、当然の積み重ねだ。
■リサ > 「直ぐにっていうのは本当にないですから。
はい、巡り合えてますよ」
もっともその剣は今は調整に出してはいるが。
その剣が戻るまでの剣ではあるが、いい物は欲しく。
自分の腕前に合う剣、それを理想に探して。
「有名になると人が増えますから、ほどほどでいいですよ」
有名になれば客が増えるので用があるときは大変。
なので良いものがあり、これぐらいが一番いいと思い。
この店の店主は見た感じ、そんな欲もないように見えるから大丈夫かなと思い。
「傭兵ということですか?」
運動でなく戦場と聞けば、残るのは傭兵。
それならば剣術を覚えるのにも納得できて。
ただ戦場で稼ぐのは命がけ、それを誇りに思う人もいるので卑しい落伍者という言葉には眉が動き。
どういう理由で傭兵になったのかは判らないが、自分を悪いように言うのはどうかお思う。
それはそこに至るまでの努力を無にし、そして糧となった命に対してどうかという思いもあるが、どう口にしていいか浮かばず。
そう思いながら何本目かの剣を手にし、これはという感触を得て。