2024/03/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にティカさんが現れました。
■ティカ > 「――――ふぅん。こんな店あったんだな。新しく出来たトコか?」
これといった目的があるわけでもないお昼過ぎの街歩き。
子供めいた背の低さと、それに反してむっちりと発育したボディラインの少女が足を止めたのは、上品なランジェリーショップの店先だった。
一枚ガラスのショーウィンドウ越しに展示されているのは、女性形のトルソを色鮮やかに彩るレースの下着。
その傍らにはボクサーパンツを着用した男性型の彫像なんかも展示されているので、男性客の入店もあるのだろう。夫婦だとか恋人同士、もしくは愛人同伴で訪れる店なのかも知れない。
それはともかく、ティカの下着姿を見た男たちは大抵揃って「もっと色っぽい奴を穿け」と言ってくるのを思い出し、ここしばらくは収入も安定していて余裕もあるため
「……………ちょっとだけ、覗いてみっかな」
そんな気紛れを起こして店内に足を運ぶ事にした。
■ティカ > 入店早々華やかな笑顔で出迎えてくれた店員の付き添いをどうにか断り、一人気儘に―――というには些か緊張気味ではあったが―――店内を巡るちんちくりん。
高級感溢れる店内を仕切りめいて隔てる棚にずらりと並ぶ色とりどりの勝負下着は、一面の花畑で舞い飛ぶ蝶の群を思わせた。
それと同時、こういった店とは無縁であった少女戦士には自分が酷く場違いに思えて居心地が悪い。それでも逃げ出す事なくあれこれ見て回るのは、こういうのを着た自分を目にして喜んでくれそうな知人が出来たからなのだろう。
「―――――うっわ。なんだよこれ、こんなんじゃ何も隠せねぇだろ。ケツなんて完璧丸出しじゃねえか……」
赤毛のチビがなんとなく手に取り広げたのは、こういう店ではさして珍しくもないサイドリボンのTバック。腰横で結ぶピンクのリボンは可愛らしいし、前布を飾る瀟洒なレースは上品なのに、クロッチの先は完全に紐。
それを身に着けた自分のお尻を想像し、野良猫を思わせる少女の童顔は他愛もなく赤面する。
「い、いくら何でもこれは無理だ。こんなの穿いてたら、ぜ、絶対変態だって思われる……」
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にランバルディアさんが現れました。
■ランバルディア > 店の奥から姿を現した大男の白衣姿は、店にお似合いかと言えば少女戦士と同じくらい不相応だろう。
ただし太い片腕に袋を提げた大男に、店員は少女に向けてとはまた別の笑顔で頭を下げていた。
女を連れ込んでは見繕って買い上げてみたり、今日は特注の品を引き取りにきた得意客に対する笑みだった。
治癒、製薬にかけては並ぶものなどいない自負はあるが、その手技は下着作りにまでは及ばない。
縫いをやってやれないことはないとしても、こういうのは職人に任せるのが筋。
そんなわけで袋の中に上下揃いを幾つか、丁寧に包まれた品々を抱えて。
外まで見送ろうとやってくる店員を、赤毛を視界の端に捉えるなりに“どっかいけ”と手振りで制した。
「――――なあんだ、そんな安もんでよかったのか?」
背後から首に巻きつけるようにして、前腕を少女の胸ぐらへ。
開けた襟ぐりからいきなり谷間に潜り込むことも容易かったけれど、とりあえず。
窮屈そうに詰め込まれたベアトップの上から、たわわを鷲掴み。
赤面も覗かぬ内から、ご挨拶。
■ティカ > 健康的に日焼けした頬を赤く染めつつ、それでもちらちらとTバックから紅目を外せずにいた少女戦士だったので、横合いから声を掛けられるまで白衣姿の大男の存在にも気付いてはいなかった。で、あるからして
「―――――にぁぁああッ!? な、ななななんでお前がここに……って挨拶みたいな顔して人の胸揉んでんじゃねぇぇええっ!!?」
最初の悲鳴は購入した下着を見せる事になるだろう相手の一人が、完全に不意打ちとしか言えない予想外のタイミングで眼前に姿を見せた事によるもの。
そしてその大男が余りにも自然に伸ばした手指でむぎゅりとベアトップの豊乳を揉みしだいた事で、少女の赤面と素っ頓狂な悲鳴は加速の度合いを強める事となった。
慌てて数歩後退り、大きな手指の圏外へと逃れた少女は、自覚できるほどの熱を帯びた頬と、柔肉の奥にてぞくんっと沁み入った卑猥な喜悦に跳ねる鼓動を手にした下着で隠すようにしながら吠えかかる。
対する男の方はといえば、安々と指先を沈み込ませる繊細な柔らかさと、その直後に強く反発してくる瑞々しい弾力を、しっとり高めの体温と共に味わう事が出来ただろう。
■ランバルディア > それなりの店内に不似合いな雌猫紛いの鳴き声へ、店員が視線を寄越した。
少女が飛び退くまでの僅かな間ではあるが、指先に感触を覚えられる程度には愉しんで。
その腕を振るって、店員が駆け寄って来ないよう制しておく。
問題ない。直ぐに出ていく。
「ここに居たのは、俺が連れてきてやろうって言ってた店がこの店で。俺とお前の挨拶って言ったら、乳揉みだろ」
巻き付けた腕で容易く拘束までこなせたところ、反応の良さに思わず後退りを許した。
何を言ってるんだか、こいつは。そんな風にわざとらしくため息を零し。
少女が距離を開けた数歩をのしのしと歩いて詰めながら、ひとつひとつ疑問に答えを与えていく。
ついでに、揉み手は手のひらを上にして長い指を蠢かせてみせて。
柔肉に下から指を沈める。細腕と下着に隠された頂点へ登って、突起を爪先で引っ掻く、ような蠢き。
「……それともべろちゅーのがお気に入りか?」
自身の唇の前で指を立て、「あまり騒ぐな」と一睨み。
それから、唇を薄く開いて舌を覗かせて嗜虐の笑みを浮かべ。
胸に抱えられた下着を引っ剥がすように力尽くで取り上げ、店員を呼びつける。
騒がしい詫びも兼ねて、少女が目をつけたそれも一つ、追加でもらおう。
■ティカ > 「ど、どこの部族の挨拶だよそれはっ!? あ、あたしはンな挨拶許容してねーかんなっ!!」
平民地区に建てられてはいても富裕地区からも客が訪れていたとておかしくない立派な店内。そんな店でぎゃーぎゃー喚くチビは当然周囲からの注目を浴びてしまい、ますますのいたたまれなさに童顔の赤味も増していく。
それ故、今回の反論は声音の抑えられた小声となったが、それでもエクスクラメーションマークが消えない程度の語気の強さは残された。
そんな少女の必死の抗弁などあっさりと聞き流して距離を詰め、再び伸ばされた手指で今度は下方に、彼と顔を合わせた途端うずうずしはじめていた箇所に猥褻な接触が行われるなら
「――――んんぅ……っ♥ ば、ばか……こんな、場所で……ん、くぅう…っ♥」
野太く逞しい白衣の腕を下着付きの両手で押して、むっちりとした太腿の間から引き剥がそうと試みる。
しかし、図書館にも似て静謐を犯し難い店内で過激な反撃を封じられ、僅かばかりの身動ぎしか許されない少女戦士の非力では、ヤクザ医師の痴漢行為を押し止める事は出来ない。
こちらの弱点を知悉した指戯に早くも吐息は蕩けてしまい、せめてもの抗心を込めて見上げた猫目は卑猥な口付けを思わせる舌の動きにあっけなく迎撃されて――――結局は、呼びつけられた店員がティカの手から奪い取られたエッチな下着の購入処理をする様子を、大男の背で赤面を隠すように見守る事となってしまう。
「うぅぅぅ~…っ」と小さくうなり、ぽふぽふと小さな拳でその背を叩いて抗議するも、巨躯に見合った肉の鎧を纏う大男にとってはいっそ心地よいマッサージめいた衝撃でしかないのだろう。
■ランバルディア > 更に後退れば、指は空を切っただろう。
少女が逃げずにその場に居続けた結果として起こったのが、指遣いをそのまま肌で受け止める、猥褻な接触。
逃げられても美味しい表情を頂けたであろうからどちらでも構わなかったけれど、
受け止められた方が当然、断然、気分はいい。
「――――んじゃあ、行くか。こんなトコに居たくらいなんだ、ヒマしてんだろ?」
気に入らなけりゃ、背を向けた瞬間に尻でも蹴飛ばして子猫みたいに逃げ帰ればいい。
まあ、この男に限っては行き着く先も知ってはいるわけだが。
包まれた下着を手提げに加え、可愛らしい愛撫を背中にくれる少女へと向き直る。
見下ろして、目を細め、舌舐めずりして首傾げ。
否、と言ったところでこれまた連れ去るつもりでしかないわけだが。
緩慢に腕を振り上げて、改めて肩を組んで、抱く。
今度は襟ぐりに割り込んで生の豊乳を指からはみ出させて心音を捕まえる。
この店の奥にも、この街に相応な“フィッティングルーム”は備えられている。
ただ、そこで出来るのはつまみ食い程度。それで済まないと百も承知の男としては、さっさと移動してしまうに限る。
少女がちょっと視線を落とせば、巨躯にぴたりと誂えられたシルエットのスラックスが禍々しいシルエットを浮かべているのが目に映るはずで。
それを隠しもせずに雌猫を傍らに、外へ――――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からランバルディアさんが去りました。
■ティカ > 【部屋を移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からティカさんが去りました。