2023/12/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレヴィアさんが現れました。
■レヴィア > ――…日差しの下を平然とした顔で歩くは吸血鬼の少女?
始祖ともなれば日焼け止め一つで日光を浴びる事もこうやって散歩する事も出来るのだ。
但し夏い季節は自主的に引き籠る。
涼しくなってから真夜中に出歩くのだ。
そんなわけで吸血鬼は執筆活動が壁にぶち当たり、気晴らしに日光を浴びながら王都マグメールの平民地区にある大通りを歩く。
行き交う人々、商人と客のにぎやかなやり取り。
見まごう事なき平和な光景に口元に手を添えてはしたないが大あくびをこぼす。
退屈は嫌いであるが、この平和な光景を眺めるのは嫌いでなく、くふふふ、と、ついつい口元を緩めて笑いながら、行く先など決めずにふらふらと歩き続ける。
途中で買い物をしてもいい。
面白いものがあれば観ていくのもいいだろう。
興味を引く者がいればお茶をごちそうするのも吝かではない。
少女である少年、人に混じる吸血鬼。
少しだけ寒さを感じる風を浴びて、ただ歩くのである。
■レヴィア > ふと足を止める。
買い物、買い物といえば紅茶はあったかな?と。
屋敷で働かせているメイドも執事も諸事情で買い出しに行かせられないので、こうして主人である吸血鬼の少女?が時々買い出しに行くし、自分で食べる料理は自分で作っている。
詳しい理由は割愛するとして、足を止めながら指折りで切らしていない物がないかを確認する。
例えばその紅茶の在庫。
あとは新鮮な果物、スパイス、塩に砂糖。
小麦粉にチーズ!チーズ!生ハムに……。
「これ、本格的に買い物に来た方がいい?
あるいはこうした買い物もしてくれる人を募集する?」
かくり、と小首をかしげる。
首をかしげると、ずる、と黒縁のメガネがずるりとずれる。
少々慌てて両手でメガネのフレームを押さえて、位置を直しながら、買い出し要因の必要性を再確認。
「でも美味しそうだと、つい、ついね?」
ふっ、と自嘲気味の笑みを唇に浮かべると再び歩き出す。
日用雑貨、ドライフルーツに干し肉に日持ちする食糧にコレクション外のワインも欲しい。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレヴィアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 『ヴァルケス武器防具店』」にアルマースさんが現れました。
■アルマース > そろそろ閉店準備の声がかかりそうな日暮れ時――カン、カンと鍛冶の音響く店内、売り場。
学生でもあるらしい初々しい冒険者パーティーの背中を、また来てね~、と入口で見送る三つ編みの女。
ゆったりした黒い服の胸に名札がついているから、店員であることはすぐ知れる。
生きて帰っといでね~、と若者の冒険が無事に終わるよう、彼らの背中を少し余計に見送っていると、間断無く別のお客から声を掛けられた。
特に疲れた色も無い、よく通る声が応じる。
「はあいご案内しまあす。こちらへどうぞ~」
お客様を連れて迷い無く歩き出す女の脳内では、最近読んだ武器種図鑑が目まぐるしく捲られている。
――えええと、シュリケン……シュリケン? ってなあんだっけ? 何か手に嵌めるやつだっけ……?
記憶検索が終わる前に、通路で同僚兼先輩である青年を見つけたのは僥倖であった。
「――あ、シージャ、ねー、シュリケンってどこだっけー?
……東方武器? あ、分かった分かった! あっちね」
ありがと~、と青年へ言う女の背後で、元気なのは返事だけだったことを知ったお客様は苦笑いをしていたかもしれない。
ちらっと肩越しに振り返って、ごめんなさいねまだ日が浅くて、と笑い、今度こそ迷いなくお求めのものがある棚へ。
ごゆっくりどうぞ~、とその場を離れると、カウンターの上に置いてある分厚い図鑑を捲りに行く。
「響き的に東方武器だと思わないよ。何なのよシュリケン……。
あら可愛い。色んな形ある」
働き始めて日が浅いのも本当だし、そもそも非常勤、本業は踊り子である。
広い店内のどこに何があるか大体は把握してはいるものの、どうも異国の武器は名前を聞いてぱっと絵が浮かばない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 『ヴァルケス武器防具店』」に劉若汐さんが現れました。
■劉若汐 > 平民地区の鍜治場が並ぶ一角を通りかかった少女。
尻尾を揺らし耳を伏せたかと思うと立たせて考えるような仕草をした後、
徐に時間も差し迫る中-自身もだけど職人というのは朝早く夜早いで在らば早く見つけないと駄目なのではと考えが至り。
帰り支度を急ぐ人々や夜勤に務む者、警邏中の衛兵などをかき分けて、
数ある鍛冶屋の並びを見上げては視線を戻し歩いてを繰り返す事数分、
ようやくとある鍛冶屋ゔぁるける武器防具店をの前にたどり着いた。
顔はよく動いたからか頬は高揚としており、
尻尾はようやく見つけたとばかりに嬉しそうに揺れている。
「まだやっているのかな!?」
店の中へといざ入り、鍛冶屋というのは日の入りとともに閉まるのではと考えたうえでの質問とともに。
店内をきょろきょろと見上げて見つめる様はお上りさんのよう。
色々な武具や防具がある とても分からない武器は興味がそそるが使えそうにない気もする。
そしてなんというか 鍛冶の音が心地よい。
■アルマース > 「ン? ――――いらっしゃあい? どうぞ、まだやってまあす」
気づいてから声掛けまで僅かな間があった。
客層としては男の方が多いけれど、女性客がいないわけではない。
冒険者と言うにも若そうな子どもも、まあいないわけではない。
が、先ほど案内したお客同様に東方を思わせる服装、加えて耳や尻尾を隠す様子も無いとなると、一目で記憶に残る珍しいお客、でしかない。
今日は東風がよく吹くなあ、と思いつつ重たい図鑑を閉じた。
置いてあった小瓶を手にしてカウンターから売り場へ出ると、少女の前でしゃがんで見上げる形。
「はあいこんばんは? 可愛いお客様ねえ。何かお探し?」
■劉若汐 > 「わあい よかつた よかつた。まにあつた。」
舌足らずな喋り方はわざとではなく地で言っている。
一人前の冒険者ではなく―どちらかというとこの少女生産職側だった。
冒険者にも色々な種族や性別問わずいると思うけどミレー族ではなく東風そのものの服装に身を包み、
狐耳と冬毛のせいでもこもこふわふわの尻尾を揺らし背伸びをしても壁に掛かる武具とかに届かなさそうなそれは。
何かお探しと聞かれたのならば 袖口から手をにゅっと出し両手で武具の大きさと大体の形状を説明し始めた。
とても拙い簡易的な説明を心掛けようとするも?
「こんばんは おねえさん! えっとえっとこのくらいの片刃で
31cm位の大きさのナイフか短刀ありますか!?」
こういうのです、と地べたに指でなぞったのは東風でいう短刀、あとはククリナイフの二種類だった。
少女もしゃがんでしまったので丁度視線も合うと思う?
■アルマース > 「ちらほら片付けを始めるかもしれないけど、いる客追い出す店じゃないからゆっくりで大丈夫よー」
モノが多いから片付けに時間がかかるだけで追い出しにかかるわけじゃないよと先に言っておく。
見た目と年齢の一致しない種族がいるのを知っているから、見下ろすのもよろしくないかとしゃがんでみたけれど。
喋り方からするに、どうやら子どもで間違いなさそうだ。
基本的にどなた様も歓迎の店、ミレーだったとしても例外ではない。
あたたかそうな尻尾についいってしまいそうになる視線を制しつつ。
小さな手を見つめ……
「そおねえ、色んな長さのがありまーす。
三十一センチ? 刻んで来たわねえ。――何に使う用? 自分で使うの?
料理――工作……?」
まさか戦闘職だとは思えないので、年頃から適当に当て推量。
二人揃ってしゃがんでしまったので、普段は荒っぽい客も多い空間にほのぼのとしたままごとめいた空気が流れる。
カウンターの奥で初老の店員が微笑んでいる。
■劉若汐 > 「ひのいりとともにしまっちゃうかんじですか。早めにこれてよかったと思うのわたし」
やはり鍛冶職も生産職だからわかるわあ、と少女はさも生産職側な顔をして納得していたという。
見た目が可変しなおかつ中身が外面に影響をもろに浴び見た目が少女ならば考えもおのずと少女になる。
今は少女だったので丁寧な喋りをしようとすれば―演技力がないので無理だった。
尻尾は時々ふわふわ揺れている。耳は鍛冶の音に反応してぴっぴと動いてる。
ミレーではないのでおいたをしてくる人々からは遠慮なく尻をはたいたり逃げたりするけど。
このお姉さん(アルマースさん)は安心できそうと少女は思った。
両手でこのくらいの大きさとしめしたまま
「一尺が30,3cmです。大体31cmですよー。護身用で自分で使います!
それか あー 脇差があればえっと2尺ですね、倍の大きさのです」
この位とさらに両手を広げるし地面に書く絵も少女なりの拙い絵で付け足すように書く。
使用用途はって聞かれたから自分で使うんです、て答えましたとも。
短刀もククリもダメであれば脇差一振りくださいと少女は聞き直したと。
そんなに戦えると見えないのかな???まあそう見えないかなんて内心少女はどう伝えるか考えている。
尻尾の先もくるっと丸まって考えている、というのを形造っていた。
■アルマース > 「んー、店長次第でゆるっとやってるよー。
店長は最近遅くまでカンカンやってるから、どおしても急ぎの時は裏口叩けば開けてくれるし。
かあいいねえ……」
話し方にも揺れる尻尾にも、もともと垂れ目がちな目が更にゆるんでしまう。
ちびっことは言えお客様、あまり可愛い可愛い言わんでおこうと思ってはいるのだが、語尾がカワイイになってしまいそうなくらいには可愛いので、これでも我慢できている方である。
「いっしゃく……? っていう単位があるのねえ。
護身用かあ……そんな危ないところに行く予定があるの~?
ワキザシはあ――ええと、カタナより小さいやつだっけ。
そうねえ、とりあえず、東方武器の棚は向こうだから、あっちいこっか。
きっと何でもあるよお」
危険なご時世とは言え、ちびっこが護身用ナイフを持つ時代かあ――と何とも言えない表情。
向こうはハラキリ文化があると聞いたし、もしかして子どもも刃物を持つのがスタンダードなのかなあ、と色々考えを巡らせて。
小さなお客様自体は珍しくはあるけれど、受け答えは明瞭で不審なところもないし、ここで買えないならよそで買うだけだろう。
膝に両手をついて立ち上がり、ゆるっと先ほども別のお客を案内した東方武器コーナーへ。
■劉若汐 > 「てんちょいないん?おねえさん店員とかほかのお兄さん店員さんとで
この店動いているんやね ええね ええなあ。かわいいかな?
なでてくれるとわたしがうれしいなあ」
あ、もう影響された。ゆるゆるとしたお姉さん口調にもう影響を受ける少女がそこにいた。
ゆるゆるな喋りでいっぱいいっぱいな仕草でジェスチャー交じりの動きをしてる。
撫でてもええんよ、となでなでを希望する視線をお姉さんに向けて訴えにかかろうとする。
「こちのー長さの単位だねえ。
あっちなん? タナール砦とかー郊外によくいくよ?
脇差は片手でも振るうことができる武具だよ、刀より小さいけど私だったらちょうどいいよ
たぶん ? ん、いく。」
この姿の時に専用の武具がないことに気づいただけの事。
木刀(短刀サイズと脇差サイズ)だけはあるけどあれは鍛えるためだけの用具。
所属している組織で支給されるものにもあるけど専用ではない。
なので今回は自分用の武具が欲しいとおねだりをして受理されたから来たのだ。
尻尾を激しく揺らし連れて行ってもらえるとわかるとすくっと立ち上がり、おねえさん店員に案内される形でそのコーナーへ。
いっぱい壁とかに飾られていたり 物置に置かれていたり 目を輝かせて尻尾を揺らしまくる少女。
展示品と思われる武器コーナーの品々 目を凝らしてみたらあ、刃がない、これなら安心と思ったとか。
おとなしく少女はコーナーに置かれている品々を見ているに留まっていた。
■アルマース > 「店長は、カンカン聞こえてる時は剣作ってるんじゃないかなあ。
店員はたくさんいるけど、その時によって違うのよ。
あたしも別の仕事してる時はいないしねえ。
……、えええ撫でても……良いの…………? 大丈夫? ちゃんと人を選ぶのよ……?
世の中には、優しそうなくそやろうもいるからね……?」
教育によろしくないかなあと悩ましく思ったりはしたけれど、抗いきれずに案内途中、狐耳の間の頭のてっぺんを撫でるのだ。
手入れしないと絡まる自分の髪とは違うさらさらの黒髪。子どもの体温。
この癒しを胸に一日を締めくくりたい気持ちで悩ましい溜息を吐く……。
「はあ、今日は良い日だった……かあいいねえ。
あちこち行くのねえ、ふんふん、はい、到着~。
こちらは見本になりまあす。欲しいの言ってくれたら、本物を出してきまあす。
……んー、見える……?」
棚に固定された武器の数々。その中にはお求めの小刀もあるだろう。
ほとんどが成人男性の目線で見やすいようになっているのは仕方ないとして。
見にくいは見にくいが、大丈夫そうかなーと目を輝かせる様子を目で追っている。
――ふと、聞き流した言葉が引っかかる。
タナール砦って魔族とやり合ってる、魔族の国との国境みたいな第一線じゃなかったっけ――
少女の不思議が増してゆく。
「ンな危ないところ――父さん母さんが砦で仕事してるとか……?」
■劉若汐 > 「てんちょ 奥でかんかんしてるん?きこえへんね。
てんいんのおにーさんたちはいぱいいるね、兼業なんねおねえさん。
私も兼業しているなあ、学生とー番匠。
なでていいんよ、よく撫でられるよ、うん?
この人なら安心って言える人だけに。そうじゃない場合は尻はたくんだよ!?」
よく撫でられたり場合によってはブラッシングをしてもらう。
現時点で4名ほどであった。そしてお姉さんに今撫でて貰って5名目か。
多いのか少ないのか撫で貰った後は顔色を窺うより尻尾の揺れ具合が大きかったのでうれしさ全開であったという。
「あれがいいかなあ?いやこっちがいいのかも。
んーとんーとあああなやむなあ。 見えるよ??やっぱあれを見たいです!」
見上げる立場なので背伸びをして時々とすとすっと地面をジャンプして見ようとしている。
大して見える高さは変わらないうえに賑やかにするのもダメかと自重した少女はジャンプをやめた。
盛大に悩んだ挙句 とある一振りの脇差を指さしたという。
シンプルなデザインの武骨な一振りを。
「ん?親はいないよ???依頼があれば行って砦を補強してくるの。何か質問があったら答えるよー?」
職業番匠(大工)、見た目は少女 中身はちょっと違うそんな少女です。
■アルマース > 「カンカンしたりじゅーってしたりざくざくギリギリむぎゅむぎゅしてんじゃないかなー。
学生は分かるけど、番匠? え? 天才少女だった……?
んふふ、安心してもらったなら期待に応えないといけないなー」
尻をはたくと喜ぶタイプの変態の存在を教えようかと思ったが、教えたところでどうなるものでもない。
警戒心があるだけで良いということにして、言葉を飲み込んだ。
見えにくそうであれば、抱っこしよっか、と口を出してそうしたかもしれない。
「ありすぎて悩むよねえ……。
はあい、お決まりね。それじゃ裏から取ってきてもらうから、お会計いこっかあ」
希望の品が決まれば、つかず離れず見守っていた初老の店員にお買い上げの内容を伝えた。
奥のカウンターの方へ連れ立つ途中、話を聞いていた別の青年が指定の武器を取りに裏へ引っ込んでいく。
女の方は付き添いのような有様になりながら、カウンター前の椅子に座った。
初老の店員がお会計を始めるのを見ながら、持っていた小瓶から砂糖菓子を取り出して自分でひょいぱく。
梨の風味のお砂糖が脳に染み渡る。
「ふむ。不思議な子ねえ。アルマさんがお嬢の年くらいの時は――まあ家の手伝いはしてたけど。
そうだなー、質問はたくさんあるけど、とりあえず名前聞いておこっかな。
おねえさんはアルマって言うよ」
アルマース、と書かれた胸の名札を指さして。
■劉若汐 > 「板金から自前なん?そうだとしたらそれはすごい腕前の鍛冶屋さんなん。
建設様式を学びに学院生になったの。番匠だけど島国とかの木造建築しか携わってなかったから
今は石を使った石造建築とかガラスを使った装飾とか学んでいるの。
天才ではないよ裏でこっそり努力して追いつこうとしている身です」
お姉さんが何を考えているのかは分からない。
特に撫でてくれる人は1人いるのでそれ以外はほぼ直観で選んでお願いしている。
抱っこしようか、と聞こえたときは衝撃が走った顔をしたかも。
その手があったといわんばかりに。でも何とかなったので次回に期待。
「わあい。おかいけい。いく!」
希望の品見つかる。あれなら恐らく持っていても怪しまれない。
目立たぬでも実用性抜群の一振り。店員さんたちの一連の動きを見て無駄のない何とも振る舞いが真似無理と見上げてた。
カンター前の椅子はギリ座る事ができた。足が若干ぶらぶらしてしまう。
「う?あるまおねえさん。わたしは リィゥ・ルォシーだお。
んーとんーと 幾らだろ。」
アルマースさんの名札は読めた。けれど呼称はお姉さんをつけておいた。だめなら呼び名は考え直す。
脇差のお値段が気になる 持ってきたお金足りるかな。て。
■アルマース > 「素材の買い取りもしてるからねえ。すごいのかな? あたし、他の鍛冶屋知らないからなあ。
え~建築かあ、楽しそう! あたし古い建物見るの好きなんだよねえ。教会とかお城とか」
追いつこうとしている身です――という言葉が、何だか面白くて笑ってしまう。
初老の店員から、二千、と王都の相場通りのお値段を提示されたけれど大丈夫だろうか。
彼女の要望に普通に予算を渡されているなら大丈夫なはずだけれど。
「リィゥ。ルォシー。ね。よろしくー。
あたしそろそろ仕事上がりなんだけど、途中まで一緒に帰ろっか」
呼ばれ方には特に異論も無く、横で初めてのおつかいを眺めているかのように、にこにこしている……。
品を運んできた青年が、帰るのか、という顔をしながら脇差をカウンターに置いた。
■劉若汐 > 「素材の持ち込みしてるん?あ、買取か。色々とあるみたいだよー
鍛冶屋については分業制しているとか聞くけど詳しいことあまり知らないかな。
建設が大体業種で名乗れて、建築が上物、木造建物を建てる時に言うの。
建造が馬車とか船とか乗り物系を作るときに示すかな、土木は道路とか上下水道とかの言葉なの。
教会は色々と様式で縦に伸びたり横に伸びたり華美だったりいっぱい種類あるよ。
お城も国々によって違いがあるから面白いの。」
建設建築建造土木について説明をする少女。木造建築は知識と経験はあってもそれ以外が知識がなかったから
それを学び卒業するまでに身に着けていきたいところなのだと告げる。
今のところ順調なのだけど …うん大丈夫!
「リィゥが苗字だよ ルオってよく呼ばれるの。
うん。お買い物が終わったら家に帰るから!途中までね!うれしいな」
わあいと喜ぶ少女がいた。初めてのお買い物にしては高額のお買い物をしていた。
品が目の前に置かれて三寸ほど鞘から抜いて刃を眺めて品定めをしてから鞘へと戻し。
二千ゴルドをカウンターにコトコトコトと積み重ねて払ったという。
そうして脇差を買い終えると丁重に受け取り大事そうに抱え持ち、
アルマお姉さんと一緒に途中まで連れ立って帰っていきました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 『ヴァルケス武器防具店』」から劉若汐さんが去りました。
■アルマース > 「詳しいなあ。あたしもお勉強頑張ろっと」
鍛冶屋も番匠も職人として共通するものがあるのだろう。
饒舌になる少女の言葉をいっぺんに全部飲み込めてはいないけれど、ふんふん聞いている。
語る内容はやはり見た目通りの年齢ではなさそうな気はするけれど、構うまい。
学ぶことに熱心な子に悪い子はいなさそうだし。
少女が品を確かめる間、名札を外してカウンターの引き出しにしまい、初老の店員から上着を受け取る。
「じゃ、あたしもルオって呼ぼう。
――というわけで、お先に帰りまあす。お疲れさまでーす」
閉店作業からは抜けて、甘いの食べる? と少女にもおすすめする砂糖菓子を帰り道のお供に。
途中までと言いつつ、治安の悪い方へ向かうなら最後まで連れ立つつもり。
安心してもらった大人としての務めであると考えたのか、単に癒しを求めたのか、は微妙なところだけれど。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 『ヴァルケス武器防具店』」からアルマースさんが去りました。