2023/08/20 のログ
グライド > 「はっは、俺様も、伊達に歳は食ってねぇのよ。」

(分かって貰えたなら、快活に笑う
ただ突っぱねる事も出来たろう、が、どうにもこの娘相手ならば
己が持つ矜持や機微も、伝わる様な気がしたのだろう

己が触れる事を拒まぬのなら、猫でも愛でるように指を滑らせる
目元から頬へ、頬から顎先へ――後半は悪戯めいても居たろう、が。)

「……おうよ、コイツに命預けて来たのさ。
今更裏切れる様にも出来ちゃあいねぇ。 ……慣れた獲物が、一番の相棒ってな。」

(そうして――己もまた、娘の眼を見詰め返す。
相手が己を、何処か見定めるようにするのなら、己もまた娘を見定める様に
――そのついで、娘の言葉には、惚けた様に顔を傾け。)

「―――……試すってのは、どっちをだ?
……クク、冗談だ。 なら、予約だけはさせて貰おうじゃねぇか。
得物は変わらねぇが、知識ってのは力だからな。 刀相手には良い勉強になる。」

影打 鈍 >  
「ふむ? どっちでもいいし、なんなら両方でもいいぞ?」

ケラケラとからかうように笑う。
どちらも好きなのだ。
どちらかにする理由はない。

「とは言っても今日は帰るかな。お主の言う通り、抑えきれん状態で街をうろついても良くはあるまい」

そう言い、懐から紙の束を取り出し、彼に渡す。

「用事がある時はこれに書いて空に投げれば私んとこまで飛んでくる。まじない札みたいなもんだ」

都合が空いたらこれで連絡すると良いよ、と言い残し、手をひらひら振りながら、来た時と同じようにカランコロンと下駄を鳴らして去って行った。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から影打 鈍さんが去りました。
グライド > 「なら、其の時の気分次第って所だな。」

(純粋に、刀と言う物への興味はある。
其れを娘が何がしかの方法で体験させてくれるなら、願ったりだ
冗句にしても良い、本気にしても良い。 だから、約束は何時かに
戦いに赴くのだ、そう言うのも悪くない。 約束は、生き延びる為の糧になる。)

「おう、気を付けて…っても、まぁ、嬢ちゃんは大丈夫そうだが。
うん? ……っとと、なんだこいつは。 ……へぇ、呪い札、ねぇ。」

(投げ渡された紙束。 何らかの魔術でも掛けてあるのだろうか。
連絡先と言うなら、有難く使わせて貰おう。 ――娘以外の所にも届かない物か、何て
もしかしたら、其の内に用事とは関係無く、試しの手紙が届いたりするかも知れないが
きっと、其の辺りは好奇心故の御愛嬌と思わせたい

去って行く娘の、独特な下駄の音が聞こえなくなるまでは
宿の入り口で暫し、其の姿を、背中を見送ろう
そうして――己は、宿の中へ。これから忙しくなる、用意する事は、色々在る故に――)。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグライドさんが去りました。
ご案内:「王都 平民地区/雑貨商店」にセリアスさんが現れました。
セリアス > 平民地区の大通り沿いにある雑貨商店。
文字通り雑多なものを扱う商店も、暑さの盛りの季節に合わせた商品に寄せている。
薄手の被服や日除けの道具、虫除けなど。

一般的な雑貨類が主な取扱ではあるけれど、店主の趣味か少し風変わりなものも置いていて。
多少の値は張るが避暑の効果を持つ魔導具や、日焼けをケアする道具、
熱に中てられ倒れるのを予防するという触れ込みの栄養剤なども。

店員はそれでもやることがそれぞれあり、忙しなく動いていて。
そんな中で、店主たる男は額に汗を流し、金糸を其処に張り付けながら。

「ああ、暑い……。 ――……空調の魔導具ももっと改良が進めば良いのですけれどねぇ」

店内の空気を一定に保つ魔導具を設置し使っているものの、
ドアの開け閉めで熱風が入り込むのは防げないし、換気の必要もある。
細やかな温度調整機能のない魔導具では、設定温度も一定で。
結局気温が高すぎる日には、外寄りはまし、という程度。

勿論それでも外と店内では雲泥の差であるから、文句を言う筋合いでもないのだけれど。

ご案内:「王都 平民地区/雑貨商店」からセリアスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリーシャンさんが現れました。
リーシャン > 平民地区の大通り。
酒場は営業をしているが他の店舗のほとんどは店を閉じて灯りもない。
その為に暗いところの目立つ通りを灯りを片手に歩く。

「確かここが道具屋であっちがギルド方面だったはずよね」

地図と片手サイズの荷物を手にして通りを歩いては首を傾げ。
この辺りのはずと荷運びの目的地は近いのに見つからないことに首をかしげる。

地図の精度は良い様で目印も見つけているのだが肝心の届け先が見つからない。
それがどうしても腑に落ちずで…。
そして何度も地図を見てはもう一度、そう考えては通りを歩き直して目的地を探すようにとして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリーシャンさんが去りました。