2023/08/08 のログ
■サウロ > 「ああ、はい。今は少し休暇を貰っていますが、自由騎士団所属のサウロと申します」
(配達先と連絡先を伝えてから、自由騎士団のことを知っているようであれば数度瞬いて。
平民地区にある本部の駐屯所でも非戦闘員たちが経理や必需品の管理なども行ってくれている。
そこで世話になっているのだろうと思えば、先ほどよりにこやかな笑みと胸に拳を当てる敬礼をして名乗り、
いつもお世話になっております。と礼を伝える。
サウロが直接やり取りする機会は早々ないかもしれないが、
少女の姿になった際には雑用を命じられるので、そちらで会う機会はいずれあるかもしれないが。
どちらにしても先行きは見通せないものだ。
良い縁に繋がればいいと思いながらも、ままならない事もあるのが世の常。
一本だけ買うことを決めれば自信を持って勧められて、期待を抱く。
その効果のほどはいずれ分かることになるだろう。
あたりかはずれかも含めて。)
「ありがとうございます、では、代金は此方に。
栄養剤の配達のほうは僕の個人的なものなので、先払いは可能でしょうか?」
(と尋ねながら、財布から20本と1本分の代金を支払おう。
諸々の手続きが終われば、後は帰路につくだけだ。
他にとくになければ、改めて礼を伝えようか。)
■セリアス > この街ではある意味珍しいとも言える、真っ当な活動をしている騎士団。
ゆえに取引先としても記憶に残っていたのだろう。
彼のような人間が所属しているのなら、活動の内容も真実味があるものだとも思いながら、
かの騎士団との取引があったなら、それに準じた付き合い方を心掛けようと。
彼が敬礼を向けながらに名乗るのを聞けば、こちらからも胸元に手を当て、
名乗りながらにゆっくりと腰を折る。
「セリアス・ストリングスと申します。商会ともども、どうぞ良しなに。
ええ、では栄養剤分の代金は頂戴いたしますね」
自己紹介が終われば用意される品々の分と、
栄養剤の分とのそれぞれの請求書を作成して彼に手渡す。
入れ替わりに栄養剤分の代金を受け取れば、それの領収書を渡して。
一時はどうなることかとも思ったけれど、大過なく取引は終わったし、
縁を繋ぐ意味でも結果はよくなったと、にこやかに笑みを浮かべた。
■サウロ > (彼もまた胸に手を当てて名乗りを返す様子に、この店は彼の商会の店舗の一つかとようやく察して。
ストリングス商会と言えばサウロでも何度か耳にしたことが。
自由騎士団との取引にも名を見たことがあるなということを思い出す。
商会の長であろう男性に接客して貰っていたのかと思えば、少しばかり緊張した面持ちになった。
領収書を作成してもらい、それを受け取れば改めて礼を伝えて。)
「ありがとうございます。
また機会がありましたら、立ち寄らせていただきますね。
お世話様です」
(にこやかに笑みを浮かべる彼────セリアスに向かい、こちらも穏やかに微笑んで返す。
受け取った一本は腰のベルトに常につけているポーチの中へとしまって。
用意された品を持ってきた袋の中に入れて、頭を下げ。
踵を返し、男性と女性店員二名にもまた目礼して、店を後にするだろう────。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨商店」からサウロさんが去りました。
■セリアス > 「またのお越しをお待ちしております」
青年がこちらへ礼を送り、店外へと出ていくのを見送りながらに背を折り、礼を向けて。
身を起こし、その姿が見え無くなれば一つ息を吐く。
渡した薬が件の精力剤であったとして、少々元気に成る程度ならいいのだけれど、と。
効能確認がまだであるがゆえに、妙なことになって怒鳴り込んでこられたら、と――……
考えはしたものの、整備された街道でドラゴン対策を考えるにも似た、
どうにもならないことに意識を割き続けるのは無為だと、再度大きく息を吐いて。
「ヴィーニー、栄養剤を一端全部戻しておいてください。"えー"じゃない。
アールサはこちらの協会への配達の手配を。ん、ええ、そうですね。
神餐節とやらへの寄進も併せて準備しましょうか」
折角店頭表示までしたのにと抗議をしつつも栄養剤を片しはじめる店員と、
物静かに淡々と商会の名を売る機会だと教会への心づけを提案する店員と。
二人に指示を出しながら、カウンター奥へと引き込んでいく。
幾つか売れてしまった栄養剤については、後日効能が変わった、と。
それも以前買ったもののほうがよく効いたという声が、
けれど具体的にどうよく効いたのかはあまり説明されないまま、数件店に届いたとか……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨商店」からセリアスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 雑貨屋」にダレットさんが現れました。
■ダレット > 王都マグメール 平民地区 雑貨屋。
今夜は先日の『薬草集め』のクエストで手に入れた報酬で装備を整えようか、それとも次なる冒険の支度をしようか、と考えて雑貨屋に来ている。
本格的な武器や防具を専門の店で購入するには予算が足りないので、こうして中古の武具が販売している事が多々ある個人経営の雑貨屋に来たのだが、冒険の最中に拾ったアイテムも鑑定して貰わないと、とやる事が……やる事が多すぎた。
「……鑑定は雑貨屋より冒険者ギルドの方がいい?
それとも、此処でやってもらう?手数料は……。」
悩む、本当に悩ましい。
鑑定の手数料で武器をワンランク上げられたり、薬草やポーションが……と考えると中々踏み切れない。
冒険者ギルドで鑑定して貰うのがいいんだろうけども、格安だけあって、混んでるのだ。
難しい顔をする。
どうせ変な顔になったとしても見てるのは雑貨屋の店主くらいだろう、眉間に皺をくっきりと口はへの字にムムッと。
武器も防具も道具も足りない。
ないない尽くしで「冒険者は大変ダナー…。」と腕を組み商品棚を見ながら思わずポソりと言葉を零したのだった。
■ダレット > 商品棚を眺めていても割り引かれるわけもなく。
悩みに悩んでいればその内店主の冷やかしか?的な冷たい眼差しが突き刺さるので、居た堪れなくなり、そーっとお店を出る事にした。
宿への帰り道には一度冒険者ギルドへ立ち寄り、空きが有れば鑑定をお願いして、明日にでも鑑定して貰ったアイテムを回収しよう、と心で予定を立てるとカウンター向こうの店主に向けて大きく頭を下げた後に、雑貨屋を出る事にする。
出る間際にチラッと見えたショートソードが欲しくなった、が此処は涙をのんでお店をでるのだ。
こうして冒険の準備は不発に終わる。
どちらにせよ冒険者ギルドでも準備は整うわけだが。
少年の一夜はこうして終わるのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 雑貨屋」からダレットさんが去りました。