2025/03/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にアリアナさんが現れました。
■アリアナ > とある時間の平民地区の冒険者ギルド。
依頼を探しに足を運んだのはいいが、少し時間が遅かったので割のいい依頼は既に出た後。
残っている依頼は労力の割に報酬は安い、もしくは難易度が高いなどという自分には受けようがないものばかりであり。
「出遅れましたね。私で受けれそうなものが……」
無いですと続けようとした所、運よく新しい依頼が張り出されていく。
それに期待込めて内容を確認していくが、やはり割に合わないか自分では無理、中には労力の割に報酬が良いものもあるが、何となく胡散臭いので除外し。
この際、冒険者としての依頼だけに拘らずに、稀に混じっているそれ以外、日雇い給仕や臨時のメイド募集などもないものかと考えを変え。
「視点を変えるとそれなりにありますね」
依頼内容を冒険者業だけに絞らずに探せば、日雇い系ならそれなりにある。
中には長期間というものもあるが、これは除外し。
料理や家事も得意ではあるので、そっち方面も視野に入れようと決めては、幅を広げて依頼を探していく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 冒険者ギルドにて欠伸を噛み殺しながら依頼掲示板の前に立ち寄る中年冒険者。
少女同様、時間帯的に出遅れ感があるのは否めないが、
彼女以上に依頼内容を選ばない性質であれば、選択肢は無数にある。
故に焦る気配も見せずに遠巻きに依頼文が張り出されるのと、先客の少女の姿を眺め。
細身の相手の身体付きと胸の膨らみに比較して肉付きの良い臀部に口端を弛めると、
依頼文をざっと見廻して、目的に合致するものを見付ければ頬肉を綻ばせて。
「なぁ、お嬢ちゃん。俺はトーラスって言うんだが、アンタは神官だよな?
加護系の魔法は何が使えるんだ? 解毒の魔法も行使する事はできるかい?」
依頼を選ぶ少女に気さくな様子で声を掛けながら、冒険者として彼女が得意とする技能を問い掛ける。
声を掛けた彼の方は軽鎧と腰に剣を佩き、前衛職である事が一目で分かる事だろう。
相手に問い掛けを紡ぎながら、依頼文の一枚を引っぺがすと相手の前に差し出して。
「この遺跡に棲み付いたマンティコア討伐を請けたいんだが、
魔物の強さは問題ないが、毒が厄介でね。解毒の魔法を行使できるならば一緒に請けないか?」
彼女の前に差し出されたのは王都近郊の遺跡に棲み付いた魔物討伐。
神官職の少女一人では請けようもない依頼だが、その報奨金は割高で難易度高めと言えるだろう。
■アリアナ > 「やはり安全を考えると採取を…ですが最近はゴブリンも多いそうですし」
冒険者らしい今受けれそうなものは採取ぐらい。
しかしそれも最近はゴブリンが多いと聞くので、遭遇時を考えると受けにくく。
そうなれば街中で、日雇いの依頼にして明日に出直すのが一番に思えてしまう。
そしてそう決めれば一枚の依頼に手を伸ばしかけ、その時に声をかけられ。
「はい、私でしょうか?神官であっています。
突然ですね。魔法は回復系と身体能力向上が扱えます、解毒も回復も得意ですよ」
声の主、気さくに声をかけてきた年上の男性の問いかけにいきなり過ぎると思いながらもすらすらと答え。
その姿を上から下とみれば、その姿はまさに前衛職という装備。
そんな人が何か用だろうかと見返していると一枚の依頼文を差し出され。
「マンティコア討伐ですか、結構な難易度ですね。
私は構いませんが、この対象、結構強いですよ」
少なくとも自分一人では請けることはない依頼。
そして難易度的にも強い相手なだけに、倒せるのですか?、というように男を見上げて。
■トーラス > 「これまではソロメインでやっていたのか? ギルドで声を掛け合うなんて茶飯事だと思うが。
へぇ、回復系が得意なだけじゃなくて身体能力向上も使えるのか。こいつは都合がいいな」
声を掛けた彼の方もパーティやレイドの経験は豊富であるが最近はソロ活動がメイン。
即席で組んだ相手と連携するのは、相応の熟練が求められるものではあるが、
相手が得意とするのが補助系魔法であるならば、バフの恩恵を受けながらも単独で戦うのと勝手は変わらず。
「あぁ、こう見えてソコソコやるんだぜ、おじさんもよ。
尻尾の猛毒さえ喰らわなけりゃ、1対1でも負ける気がしないな。
報酬の分配は6:4、……、もしも、解毒の魔法に頼る必要があった場合は5:5でどうだ?」
猛毒を始め、魔物の攻撃で注意が必要なのは状態異常系の能力である。
特にソロで活動をしていると、格下の魔物による毒でも致命傷となりかねない。
故に報奨条件の交渉も、いざという時に相手が裏切らないようにと色を付けた条件を提示して、
どうだ、と問い掛けると依頼文を持つのとは逆の片手を差し出して応じるならば握手を求め。
■アリアナ > 「活動は半々と言った感じですよ。時々に討伐に同行する程度です。
その代わりに戦闘はほとんどできませんから。攻撃の魔法も苦手なんです」
基本的には採取や街中の依頼が主、時々に顔見知りが討伐に行くときに同行する程度だと説明。
組む顔見知りも冒険者としての実力は高いとは言えないので討伐対象も害獣がメイン。
基本的には男に戦いは任せることになると先に告げておき。
「あれを一人で倒せるならかなりの実力ですね。
私は支援になりそうですが、そんなに貰ってもいいのですか?解毒ぐらいサービスしますよ?」
一人で負ける気がしないという言葉に、その実力を信じるなら支援を行えば苦もなく思う。
6:4の配分を告げられれば貰いすぎに思えるが、男が言った提案に小さく頷き、それだけ貰えるなら解毒をしても配分は同じでいいと告げ。
悪くはない条件に、受けますというように差し出された手を握り返して。
■トーラス > 「へぇ。いや、寧ろ、構わん構わん。
固定パーティも組んでいないのに攻撃魔法なんて使う奴と一緒するのは前衛にはただの恐怖だぜ。
何しろ、前の敵だけじゃなくて後ろからの誤射にも気を付けなきゃならん」
阿吽の呼吸でタイミングが合わせられるならば、いざ知らず、前衛と後衛が共に戦うのは技量が必要だ。
彼同様に経験を積んだベテランの魔法使いと組むならば、そうでない相手と組むのは逆効果である、と。
彼女の申し出に嫌がるどころか、歓迎の意志すら見せる。
「アンタ、……そういや、名前を教えてもらえるか?
アンタは、どうも神官だからか欲がないように見えるが、中には善からぬ輩もいるんだ。
いざという時にこっちの命を引き合いに分配を吊り上げようとしたり、な。
だから、まぁ、この条件で頷いてくれると此方としても安心できる。何、多過ぎると思うならば、その分、癒してもらうさ。」
一回り以上、歳が離れた相手に対して、此方は酸いも甘いも知り尽くした熟練冒険者。
人間付き合いにおいて失敗した経験もごまんとあれば、苦笑しながら相手と握手を交わす。
其の侭、冒険者ギルドの受付で簡易パーティの申請と依頼の受諾を行なえば、目的の遺跡へと足を運び――――。
■アリアナ > 「動きがわからないのにこちらから手を出すのは危ないですね、確かに。
間違って背中に魔法を打ち込んでは笑えませんから」
たまに組む知り合いとの時にも基本、攻撃魔法は使わない。
その状態なのに初めて組む男と戦うのに余計なことはしない方がいいと考え頷き。
申し出を歓迎する様子に笑みを浮かべ。
「…名乗っていませんでしたね。アリアナと言います。
欲がない訳では無いですよ、ただ欲張りすぎると身を亡ぼすと思ってますので。それに嘘を見抜くのは得意なんです。
もしそういう状況になったら吊り上げ交渉をさせてもらいます。
前衛を任せるのに半分は強欲です、4割ぐらいが妥当でしょうし」
そういえば名乗っていなかったと名前を名乗り。
自分にとってはどうにもできない魔物相手ではあるが、負けないという男の腕前を信じることにして。
そして男と主に簡易パーティの申請を済ませれば、出発をして。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からアリアナさんが去りました。