2025/02/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からガルディさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアンネマリー・エミリア・シュルツさんが現れました。
■アンネマリー・エミリア・シュルツ > 平民地区の中にある市場にやってきた。
使用人を連れて市場内を見て歩く様は少々目立つだろうか。
「こういう所こそ、お宝が見つかったりするのよね。」
鼻歌を歌いながらご機嫌な女は貴族だ。
今はマジックアイテムが並ぶ露店の前に座り、商品を手に取っている。
「これ、貴方が作ったの?
へ~~、そうなんだ。
なるほど、こうすればいいのね。」
店主からアイテムの説明をされ、両手から宝石を加工した魔導具へ少々の魔力を注ぐ。
魔導具は淡い光を放つと、今貴族の間で人気の曲が流れる。
「へ~~、これ凄いわね。
他にも曲を録音できるの?
なるほど、追加で予算をくれたらできるけど、これはこの一曲だけなのね。
それにしてもよくこの曲知ってるわね。」
手にしているアイテムは録音装置のようだ。
これなら楽団を呼ばずとも一人で音楽を楽しめるというのがウリらしい。
但し、楽団の生演奏には音質で負ける様だが。
「これ、気にいったわ。
あるだけ貰おうかしら。」
財力にモノを言わせた大人買い。
店主は恭しく頭を下げると、魔導具をあるだけ使用人に渡す。
使用人は代わりに手形を差し出す。
「銀行に行ってくれたらすぐにでも現金化できるわ。
ところで、良かったらさっき言ってた特注品もお願いできるかしら。」
店主との商談を終え、店から離れる。
まずは一休みしようと手ごろなベンチに腰掛け。
「今日は良い買い物できたわね。」
買い取った魔道具の使い道を考えていた。
知り合いや取引先に渡したり、身内にあげたり。
新参当主は色んな方面との付き合いが大切だったりする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアンネマリー・エミリア・シュルツさんが去りました。