2025/02/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿併設の酒場」にエアさんが現れました。
■エア > 口にふわりと広がるカカオの豊潤な香りと、
極上の甘さにその甘さとはまた違ったミルクの柔らかな甘さ、
その甘さの二重奏が喉を通り熱が冷えた体を温めてくれる。
今夜も最近通っている平民地区にある宿が併設された酒場の隅っこのテーブル席にいる。
酒場の主人に軽く手をあげて「…よしなに。」と告げると、
酒場の隅にあるテーブル席に自主的に移動し、木製の椅子を引き腰をかけると、
メニューをテーブルに広げて迷うことなく昨晩注文できず仕舞いに終わったメニューを注文して、
今こうしてホットチョコに舌鼓を打っている。
似たようなメニューで更に質がいいものを富裕地区の馴染みの店でも飲めるが、上品過ぎて飲んだ気がしない。
ちょっと気分転換に適当に飲むには言い方は悪いかもしれないが、こんな感じの雑なモノのほうがいい。
いつもの席で、いつものように、チョコレートを楽しむ。
同じ学院生か市井の人間か、はたまた冒険者か、依頼を受けてくれる者が今夜こそ現れるだろうか。
・特定薬草を採取できる若しくは所有している者
・特殊なハーブを調合できる者
学生、一般の人間、冒険者問わない。
条件にあてはまるものは酒場の主人若しくは
白い仮面をかぶった少年まで。
そんなに難易度の高い依頼ではないと思うのだが。
■エア > どうしてもダメならばほかの手段に頼らざるおえない。
報酬も用意したしクエストの難易度も高くない。
それでも依頼を受けてくれる人間がいないのは、
自分の容姿が悪いのか?摩訶不思議な容姿をしている自覚はあるが、ダメか。
目にあたる部分にも口に当たる部分にも切れ込みのない、
真っ白な仮面の顎付近を親指で抑えて持ち上げてずらし、
真っ白い陶器のマグカップを口につけて、ホットチョコをゆっくりと口に含む。
そーっと鼻孔から息を抜けば変わらず芳醇なカカオの香り。
こくりと嚥下すると、テーブルに陶器のマグカップを下すと、その手は直ぐに白い皿に並ぶチョコレートを一つつまんで口に放り込む。
パリパリと少し堅い触感。
砕けるたびにビターなぴりりとした味。
でもホットチョコに負けない香りが口に広がる。
チョコレートを摂取すると糖分が頭に回る。
それでも中々いいアイデアは浮かばない。
■エア > チョコレートとホットチョコ。
どちらもチョコレート、糖分の補給は十分。
少し多めのチップを置いて席を立ちあがると、
何時ものように書類を受け取り、酒場を後にするのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿併設の酒場」からエアさんが去りました。