2025/01/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にヴィルダさんが現れました。
■ヴィルダ > ほぼ毎日冒険者ギルドにと足を運んで依頼を探す。
ただ運が悪く、この日は依頼は出てしまった後。
受付で聞いては見たが、出すようなものはなくもし入れば教えてくれるということ。
ならばそれを信じて待つしかなく、適当なソファに腰を下ろして待つことに決め。
「問題は依頼があるかだよね。無いときは無いし」
運があれば依頼は来るが、来ないときは来ないのが依頼。
もし依頼が来なければ、貧民地区のギルドに足を延ばすか、それとも人手不足の酒場で日雇いをする方がいいか。
そんな事を考えて入り口付近や受付に目を向けて暇をつぶし。
知り合いの冒険者などがいれば手を振って軽くあいさつし。
飛び入りの依頼か自分より先に依頼を手にし、出発しようとする知り合いでもいないかと眺めて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキールさんが現れました。
■キール > 普段は貧民地区で活動している巨躯の大男。
貧民地区のギルドよりも上品な平民地区のギルドに訪れた理由はスカウト。
貧民地区のギルドはその場所ゆえに女が少なく、且つて癖も悪い連中や不真面目な連中が多い為、わざわざこちらへとやってきた。
入口を軽く屈み通り抜け、軽く掲示板を見やればそちらには歯抜けになりうまみの無い依頼ばかり。
で、あれば今ここに残って管を巻いている連中は暇つぶしついでにいい依頼でもないかと待っている連中か、酒を飲んでいる連中であることはわかる。
そんな中でソファーに身を預け寛ぎながらも暇そうに周囲を眺めている赤毛の女。
軽く相手に視線を滑らせてから男はゆったりとそちらへと足を向け近づき始める。
相手がこちらに気づけばもしかしたら名前やどんな男かは噂話で聞いたことがあるかもしれない。
最近貧民地区に酒場を手に入れた事や、暴力沙汰を厭わずむしろ嬉々として飛び込む冒険者、傭兵、ならず者。 どの顔を持つが冒険者や傭兵としての評判は荒っぽい仕事を多く選びながらも達成率や内容は高く評価されている。
■ヴィルダ > 寒い時期になるとどうしても依頼が減ってしまう。
しばらくはバイトをメインにして過ごすか、一時期だけでも知り合いのパーティーに世話になる方がいいかと考えてしまう。
そんな事を考えていると入り口の扉が開き、視線を向けるとギルドで見た覚えのない大柄な男の姿。
一瞬依頼人かと考えたが、服装はともかく手を覆うグローブからして依頼人というよりは戦闘者。
何処かから冒険者が流れてきたのかと、依頼版を眺めている様子を眺め。
そんな男がこちらに気が付いたのか近づいてくる様子に周囲を確認し、自分以外居ないのを確認すると自分に用なのかと考え。
そして近づいてくれば何処かで見たような気がすると気が付き。
確か……と思い返していけば貧民地区のギルドで見たか聞いたかの男のような気がし。
色々と噂は聞くが、良い物も悪い物も多いので判断に困ってしまい。
そんな男が近づいてくればどうしても警戒をしてしまう。
■キール > 頭の先から足先までさりげなく視線を滑らせれば、肉付きの良い体。
貧民地区のギルドで数度すれ違った記憶はあるが、名前も知らないのは恐らく受ける依頼の違いであろうが、それなりにやれ合いそうなのは見て取れる。
であればある意味で男の求める人材である。
其れに相手を見ていると何か心に引っかかるものがある。
「よう。 こんな時間に随分と暇そうにしているな。
くく、そう警戒するなよ。」
等と軽く話しかけながら、片手を軽く挙げ軽く挨拶を向ける。
相手の前に立てば、筋肉のみっちりと詰まった太い腕に太い足に分厚い胸板が着崩したスーツから僅かにのぞく。
「キールだ。 店のウェイターを探しているんだが、場所が場所でな、いい女で、自分の身を守れるのような女であれば尚ヨシなんだが。 どうだ?酒でも飲みながら条件を聞いてみないか?」
等と言葉を呟きながら警戒する相手の金色の瞳をのぞき込み愉し気に言葉を続けた。
■ヴィルダ > 自分に近寄ってくる男の噂を思い出せばどうしても警戒はしてしまう。
この男と揉め事になるような事をした記憶はなく、ただ目についただけか、それとも何かの因縁なのかと警戒し。
「依頼がないと冒険者って暇なんだよ。
そうは言ってもね。あなたって自分の噂は知ってるよね?」
片手をあげ軽い挨拶をした男の言葉に、依頼がない冒険者が暇なのはと答え。
噂もだが、前に立てばどうしても感じる威圧感に警戒をするなというのが無理じゃ?と返して。
「ヴィルダ。要件はって……ウェイター?私を?
冒険者をウェイターに雇うって……。
まあ、話だけなら?
完全に思いもしなかった話の内容に目を丸くし、冒険者をウェイターで雇うという考えに、場所が場所だとしても何でと思ってしまう。
思ってしまうが、依頼がないときにそれをするぐらいならいいかもしれない、そう考えて話は聞くと返して。
■キール > 平民地区の比較的行儀の良い冒険者であれば、男を警戒するのも確かであるし、警戒もしないような脳味噌がお花畑な連中であれば長生きは出来ないであろう。
それに警戒され慣れている為、特に思う事はなくむしろ帰ってきた言葉に小さく笑う。
「そのための副業はいくつか抱えてないとな、退屈で腐る。」
同意するようにうなずきながら自分の噂については腐らぬための副業とさりげなくのたまって。
名前を交わして。
何やら呆気に取られた様子に男はどこか上機嫌に。
「あぁ、ウェイターだ。 ヴィルダ次第だが、副業の一つに加えられる様な話だ。 じゃぁここの酒場に行くか?それとも職場見学ついでに呑みに行くか?」
グローブに包まれた手をソファーに座る相手に差し出せば、ごつごつとした手は幾つもの薄い傷痕が幾つも散った荒事になれている大きな手。
■ヴィルダ > このギルドだけではなく、貧民地区のギルドにも顔を出す事はあるので、妙な噂を聞く相手はどうしても警戒をしてしまう。
少なくとも何も知らない新人や、人の話を聞かない自己的な者たちよりは危機管理はできている自覚はあり。
それもあり、警戒をしてしまうが気にした様子もない男を見ては色々な噂が在るので気にしていないのかとみて。
「その副業も募集してないと中々ないよ。腐りはしないけど訛りはするかもね」
噂を副業と言い切る男の言葉に大雑把だと思うが口にはせず。
寄りにもよって冒険者を別仕事で雇う、用心棒ではなくウェイターでということには驚き。
「用心棒では何回かあったけど、ウェイターでは初めてだったから。探さなくていい分、副業にはいいかもね。
それならここの酒場で」
噂は知っているが初めて言葉を交わす男と二人っきりになりそうな場所への移動は避け、ここの酒場でと返し。
差し出された手を見れば荒事に慣れた手つき、その手を軽く握り返しては立ち上がって。
■キール > 油断をすれば命の取り合いになる様な貧民地区で動いている男故に警戒をされても気にすることはないようで。
それに男にとっては噂も表に出ている話は大分マイルドなものが多い為、尚のことである。
「まぁ副業なんて言うのは最初が難しいもんだからな。」
鈍りはするかもという言葉と副業についても顔見知りからとかの導入が無ければ中々に進まない物であることは知っていて。
「ほう。 そうか? 用心棒だけなんて勿体ないな。」
等と呟きながら相手が手を取り立ち上がれば女の体を軽く引き上げたたせると、相手の前に立ちギルドに併設された酒場へ。
そこそこにぎわっているが奥まった場所に席が空いていればウェイターに合図をしつつそちらへと進みテーブルの傍に立つと椅子を軽く引き相手をエスコートをしながら何を呑むかと問いかけて。
■ヴィルダ > 貧民地区である意味有名な男に声をかけられるというこの日の運。
幸運か悲運かはさておき、依頼が無い時の副業になりそうな話であり。
「仕事を選ばないとそれなりにはあるもんだよ。
店番とか用心棒とか、後偶にウェイトレスとかね」
ただ副業をするにも、できれば冒険者としての技能が鈍らないものが理想的ではあるが早々なく。
生活費が稼げれば十分と割り切っていて。
「ウェイターって難しそうだし?」
そんな事を返しながら男に引き立たせられると、前を歩く男を追い併設された酒場に。
時間を考えるとにぎわっているという酒場内を歩き、奥まった場所の席の椅子が引かれるとその行為に甘えて椅子に座り。
真面目な話をするだろうから、ノンアルコールの果実水でいいと告げて。
■キール > 「まぁな。 だが、其れなりに金にもならなければうまみも無いしな。」
クツリと小さく笑いながら併設した酒場に脚を進め。
奥まった場所、椅子を引きエスコートに乗った相手を座らせると果実水に男用の蒸留酒と軽い摘みをウェイターに告げ相手の対面にゆっくりと腰を下ろす。
「まぁ、軽く字がかけて計算が出来れば問題ない。
注文した品を運ぶのにバランス感覚も必要だがそれも問題ないだろう?
後は貧民地区の酒場だからなちとガラが悪いから身を守れる能力もあるに越したことはない。
で、条件を考えれば先ずは冒険者辺りから探すのが早いだろう?」
等と何故相手に声をかけたのかを改めて説明。
乾きものの炒った豆やクルミが乗った皿に相手の前には果実水。 男の前には茶褐色の蒸留酒。
男は軽く蒸留酒の入ったグラスを掲げ軽く乾杯のジェスチャー。
■ヴィルダ > 「バイト代にならない依頼はコネ作りって割り切るしかないよ」
運が良ければバイト先が依頼人となり、そして優先して受けれるコネになることを祈ると口にし。
酒場につき、奥まった席に座り向かいに男が座るのを見ては周囲を一目見て。
「冒険者をやってればそれは最低限出来るよ。
溢したり落とすと笑えないし、それなら依頼で何かを運ぶよりも楽だね。
酒場はただでさえなのに、貧民地区ならそういうのも集まるよね……。
それは……うん、確かにそうだね」
男の説明を聞けば、納得できる話だったので頷き。
それなら変に用心棒を雇うよりも冒険者をウェイターに雇うほうが安上がりだと。
そして注文が届いて置かれていき、男がグラスを掲げれば、それに果実水のグラスを軽く触れさせ乾杯。
果実水を口に運んでひといきついて。
■キール > 「やめとけやめとけ、バイト代にもならない依頼で出来上がったコネなぞ碌なモノじゃない。 たまにやる慈善活動として割り切った方がいいぞ。」
何やらバイト代にならないコネ作りの経験がありそうな相手に男はぱたぱたと手を振り、けち臭いのか、はたまた本当に金がないのか、そういった口から割のいい仕事が出てくる事はないだろう。
最低限出来るという言葉にうむうむと頷きながら、軽くグラスを軽く触れさせてから蒸留酒を一口。
「こっちの条件はそんなものだ。 基本的に夕方から深夜。 仕事はウェイター業務全般。 清掃から配膳、料金の回収。
一晩は荒事が無ければこのぐらい。荒事を鎮めればボーナス。一件につきこの金額の出来高払い。」
ぱっぱっと片手で冒険者達が使う手の形で金額の提示。
平民地区のウェイター業務よりも割高な金額なのはリスクゆえ。
「で、そちらの要望や質問は何かあるか?腕が鈍らない様に組手や訓練で有れば俺が付き合ってやるが?」
乾いたナッツを指で一つ挟むと口の中に放り込みポリポリと味わっていて。
■ヴィルダ > 「そういうもん?一応のコネにはなるし、あって問題はないと思うけど?
慈善活動はやらないかな」
経験がありそうな男の言葉にないよりはないでは?という考え。
もし禄でもないなら、その時は切ってしまえばいいのだからと。
最低限と返しはしたが、親の教育のおかげでその辺りは問題はなく。
果実水を口にしながら、言われた内容なら問題はないかと。
「依頼がない時なら確かに美味しいかもね。時間もかき入れ時だね。
完全に酒場のその日の経営と荒事の時は用心棒込みな感じね」
男の告げる業務内容と報酬は確かに悪くはない話。
危険もあるが、それへの報酬もあるならむしろ妥当だと思え。
「その店に部屋があるなら働くときは使わせて欲しいね。終わった後にこっちに戻ってくるのも大変だし。
後は……周囲が変に騒がしいときは閉めるのはあり?
それはありがたいけど、私が一方的にボコられて本業も副業もできなくなりそうだよ」
そして要望や質問を返してはナッツを一つ口に運び、それ以外は特にないという様子で。
■キール > 「俺らの商売下手にコネだらけになると…身動きが取れなくなるからな。あっちを立てればこっちが立たず、義理人情に板挟み。 簡単に割り切れるのであれば問題ないがな。 あとは若くて有望であればなんとかというところか?」
問われればそんな言葉を返し、少なくとも腕を安売りするべきではないし、逆に安くみられるからな、という言葉を続けて。
相手からの要望にフムと頷き。
「部屋か。 それは問題ない。 片付けはそっちで頼むぞ。閉めるのも、その辺りは問題ない。 俺もいつでもいるってわけでもないしな。
くく。その位の手加減はしてやる。
あぁ、そうだ最後に。 ヴィルダは美味そうだからな、いい寄られると思うが虫よけに俺を使ってもいいぞ?」
等と悪戯っぽく笑いながら愉し気に女の瞳をのぞき込みながら笑いかけ。