2024/07/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゼオンさんが現れました。
ゼオン > 冒険者ギルドで酒を煽りながら椅子を傾け天井を仰ぐ。

「あー。ちょっと最近乾いてんな。」

一日女とヤッてない。何が乾いてるかはなにが乾いてるのだと。
毎日女とヤッてよがらせるのが自分の義務ではないかと思う時はある。

うん。昨日はアニキとのスパーリングで褒めてもらえた。
そうだ、それに珍しくアニキに付き合って鍛錬というものをしたのだ。

これは自分で自分を褒めるべきではないかとさえ思う。
他の奴等はあれを毎日しないと強くなれないのだからすごく苦労してんなあと思う。

「いやでも待てよ。俺も毎日腰の鍛錬はしてんのか……。俺ってすげえ努力家だったんじゃ……。
 それに実験も毎日してる……? 俺ってマジで善人じゃね……?」

一晩中女を犯し抜いて、思い付きでかじった術を試してよがらせて、女を幸せにしてやりながら努力もしていたという事実に頷いて。

「これはマジでイイ女見つけたら自分へのご褒美にブチ犯さないと……。」

そう、なんていったか、そうだ、一挙両得とかそういうやつ。お互いに得をするのだ。
だから女を物色する。
口説くのが面倒なら催眠洗脳媚薬に何でも使えばいい。

今日はそう、自分にしか善行を積むのだと心に堅く決めて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロロさんが現れました。
ロロ > 「ぅぉ、っと。ちょいとごめんよ ぅ」

斜めに傾がされた椅子。それを避ける際、つい声が出た。
急ぎ足気味でその侭ギルドの受付へと向かっていく、犬、一匹。
何やら数枚の書類を受付へと提出し。それを職員が検分する間も、待っているのがさも億劫。そう言わんばかり。
其処彼処、依頼を探す者。武器を手入れする者。世間話という名の情報収集に勤しむ者…勿論酒を飲む者も。
そういった冒険者やら何やらを眺める目線は忙しなく…とは、いえ。
どうやら書類自体に不備は無かったらしく。すんなりと受付には受理されて――肩を下ろす。大きな一息。

「――ぅぁ…助かった ぁ。今日中に依頼として発布しとかにゃ、どやされるトコだった ぜ」

どうやら。雇い主によるギルドへの依頼、それを伝える「おつかい」だったのだろう。
本日中の申請にどうにかこうにか間に合わせ。肩の荷が下りた、といった感。
そのままくしゃくしゃと髪を掻きつつ…気の抜けついでに。
仕事上がりの一杯でも洒落込まんと、つい。先程抜けた酒席の辺りへ目を向けた。

ゼオン > 「……あんだあれ。」

イイ女がいねえかなぁとぼやいていた矢先、駆け込んできた”犬”に耳を向ける。
足音が重い。けど、軽い。いわゆる力士体型と呼ばれる鍛えこまれた巨漢の中に足音を立てぬ者がいるそれに近い重心移動。
何かを着衣の内に相応の重量を仕込み、それを感じさせないだけのしなやかさをその体躯に宿している。

つまり、犯せば随分と具合が良いということ。

それに巡らせている視線も気になる。見た目に反して、こいつは”喰い甲斐がある”かもと。


「ミレー族かぁ……。」

この国に留学してから知った種族と、そういえばあんまヤッたことなかったなぁと思いながら、
やがて用事を済ませたのか周囲を見渡しているのを見据えて。

「ちょいちょい、おーい。お前お前。めちゃめちゃ慌ててたけどどしたん?
 暇? だったら飲まね?」

声をかけたのは一見すればこの地域の肌とは違う赤銅色の肌。しかし顔立ちは整っている。
何より視線はこの国のミレー族に向けるものではなく、敵意も害意も感じさせない浮ついた手つきで誘いをかけて。

見た目はよそ者。少なくとも、ミレー族への差別の気配は感じられない。
差別などない。女はみんな、自分が気持ちよくしてやるべき孔なのだと本気で思っているのだから、
むしろ振舞いには好意的なそれさえ帯びるだろうか。

ロロ > 「―― ………ぁん?」

丁度、そうやって目を向けた先。
此方へ手を振り声を掛けて来るのは、椅子の前足浮かせていた先程の人物である。
改めて背中以外を見てみると――まだ若い。自身と大差無いだろう。
そういう意味では、熟達した冒険者、等といった風には見えないが……相手を見た目だけで判断してはいけない。これ、鉄則だ。

ちろりと受付に目を向けてみると、職員から目配せアリ。この場合無言のやり取りで確認されたのは、「出来るか否か」、である。
どうやらその点ギルド側からお墨付きと見て良さそうだが――それ以外、これといった素振りを見せない受付側。
要するに実績が有るという事以外ノータッチの説明放棄という在り様に唇を尖らせた。
これはギルド側が余程信用を置いているのか。逆に、腕以外には目を瞑りたがる類なのか。そのどちらかなのだろう。

「んー……おぅ。ちょいとした採取依頼って奴だ よ、ただこう、出来るだけちょっぱやで、ってお達しで さ。
やー滑り込みで今日中に申請出来て良かった良かった」

――そんな思索が有った事は顔に出さず。へらりと笑って、声の主の方へ近付いていく。
そうやって浮かべてみせた表情も、有る意味…相手と同様に。
警戒などを解く為の物なのだろう。
実際、保証出来る腕前の持ち主であるというのなら。それだけで、一定の渡りを付けて置くのは悪くない。
受付からそのテーブルへ。差程でもない移動距離の間も、彼の周囲に別の冒険者達が居るのなら、その目線や表情を盗み見つつ…
それでも。正面までやって来れば、漂う酒精の馨に。どうしようもない程暑かった日中から、我慢を決め込んでいた事も有り、ついつい。
ごくりと唾を飲んでしまおうか。

「ま、代わりに。書類出したら直帰していーんだけど さ。
寝る前に一杯――良いじゃん、是非とも付き合わせて貰いたぃ ね」

ゼオン > (思ったより曲者じゃん)

対してこちらはミレー族の年齢がいまいちわからない。体躯の差もあるのだろうか。
なんかこう、耳に目が行く。だが少なくとも視線が受付に向いて何かしら合図を観てる辺り、
相応にやり慣れてる相手。
こちらを一応探ってる。ミレー族は奴隷だと聞くが、少なくとも奴隷とは言い難い意志を感じる。
割と興味が湧いてきた。

ただそれを目敏く言うのは無粋だ。大事なのはイイ女かどうか。
目の前の女は少なくともイイ女の部類だ。甘ったるい声をあげさせたくなる。

「ちょっぱやねえ。暑い中苦労しそうだなそりゃあ。
 下請けの下請けで頼んだりしちゃ駄目なん?」

依頼料を中抜きしてという、良く言えば人を旨く使う、悪く言えば冒険者家業の御法度。
ギルドによっては禁止、出禁の類。

逆を言えば、そう言うのを気にしない手合という素振りで。

「とりあえず誘ったから奢るし好きなの頼めばいいじゃん。
 冒険者って繋がりありきじゃん? 仲良くしてえしさ。」

警戒ではない。推し量っている。それはちょっと嬉しいし面白い。
こちらとて奇異の目で見られる方だ。素行も相まって弱い奴が良く吼える。

そう言う意味では、目の前の”イイ女”は対等に値踏みしてくる。
周りのこちらに嚙みつけもしないカスみたいな雑魚共よりよほど上等だ。
思わず、にへらとも笑うだろう。

「俺ゼオンてんだけどあんた名前は? 飯も奢るぜ? なんか今日気分いーや」

ロロ > 「まぁな――ぁ。 そんでも良いっちゃぁ良いんだけど。
ヒトが増えたら増えた程、手前の儲け分が減るじゃんよ…儲けを優先するかどうか。悩みどころって さ。
つーかマジで暑いよな今。洞窟の中にでも入れりゃまだマシなんじゃないか。そう思える位」

…近付いた所でまた少し、席に着いた相手を見下ろしてみる。
酒瓶を握った手。腕の筋肉等。力の付き具合を計れるならと。
ただ、こうやって物理的に探れる部分なら良いが。目に見えない所についてとなると…犬には気取れそうにない。
例えばどれだけ魔力を秘めているのか。どんな魔術の持ち主の使い手なのか。
或いは技術に関しても。隠匿に長けているような相手なら、何処まで見抜けるか――は、相手の力量次第。

まぁ、何だかんだ考えつつも。結論――腕が立つなら良いし。今後仕事を依頼出来そうなら、それが寛容。
それを踏まえて此処で。為人を計る会話というのも悪くないだろう。
促される其処に頷き、相手の正面。向き合う席へと腰を下ろして。

「―― んぉ、マジ?それじゃ肉。ぜってー肉だ、がっつりいかなきゃ身が保たないし。
ゼオンね……ロロ。こっちはそう呼んでくれりゃ良いぜ」

という事で値踏み終了。次の仕事を持ってくる際は。彼がその場に居るかどうか、気にしてみるとしよう。
相手が良いと言ってくれたのだ、遠慮する事なく、ギルドの者に。目の前で飲まれているのと同じ酒に、がっつり厚手のステーキでも頼もうか。
これで腹も膨れてきたのなら。自然、酒と共に会話も進むのだろうし――そうすれば。
また違う形で相手を知る事も出来てくるだろう。

「繋がりー…繋がり、ね。
あたしはまぁ大体こうやって。物探しに人捜しが多いんだけど。
あんたは普段、どういう仕事が多いのさ」

ゼオン > 「やっぱ先立つもんよなぁ。
 その採取って森とかじゃねーの? あっちも大概涼しいじゃん?」

席に着く前の僅かな間。こちらの身体能力を見据えているのだろう。
隆々とした腕ながら、腰に下げているのはブロードソード。それも安物の中古品と言った具合。
武器の手入れで甘く見る相手を見定めるのと、過剰な魔力付与を伴って振り抜き負荷で打ち砕き
破片を魔力散弾に変える”使い捨て”の意味もある中古品。

きっと次会った時には別の剣をぶら下げているだろう。
なおロングソードよりブロードソードを好む。こちらのほうがなんか好き。

尚魔力は、隠そうともしない。密度の高い魔力。垂れ流しかとも思えば渦を巻いている。
誰かの指南なのか、常に絶えず流れを変えている。アニキの命令だから仕方ない。

「お、いいねえ。スタミナつけりゃ暑さも吹き飛ぶっしょ♪
 高めのいっちゃう? マジで奢るわ♪」

厚手のステーキとオーダーを聞けば奮発するぜなどと言いつつ自分の分も。
ほどなくよく焼けた分厚い肉塊が運ばれてくれば、面と向かって切り分け頬張って。

無防備である。食事の時とは言え。まるで暇を持て余すかのように。

「アニキが言ってたわ。もの探しと人探しは頼んでくる奴は色々いるけど、
 それを”どっちも毎回きちんとこなす”奴とは仲良くしとけって。

 俺? あー、討伐系? ドラゴンもぶちのめしたし、なんか街に潜んでる魔族探せって言われたから
 捕まえてきたり? ドラゴンつえーけど、なんだろ、なんであいつ等毎回こっちに舐めた目で見てくんだろね?」

……値踏みが終わったとはいえ、もし受付に目配せしたら、事実だと言う反応が返ってくるだろう。
腕は立つ。だが素行が悪いのだ。

だが、少なくともそういう横柄さより、見て取れるのは貴女への興味が段々強くなる視線を向けて。

「んでも依頼もロロにさせるってさ、依頼人ってこう雇い主ってこと?
 んじゃ今日も帰るなら日帰りじゃねえと心配される口?」

ロロ > 「最近は森でもなかなかやべーっていうか…後はほら。今の時期虫とか多すぎだろ。
こう見えて街生まれ街育ちなんだよ、足の多い奴とか出会すと……尻尾の先までゾクゾクするっつか」

解るだろ?と同意を求めてみせるのは。世間話の取っ掛かりでもあるし…同時に。
相手の生まれ育ち。普段何処で暮らしているか。それを探る意味も有るのかもしれず。
さて――腰を下ろす際、持っている得物も見えた。あくまでも安物の、何処にでも転がっている剣、のようだが。
それでいて尚受付の目利きは間違っていないのだろうから――どんなからくりが有るのやら。
残念ながら、ヒトによる養殖故か、この犬はミレーとしては珍しく…魔力という代物に、とんと縁が無い為に。
其処に気が付く事は出来そうにないのだが。

「やー…ギルドも結構良い肉出すんだ な、普段の酒場よか上等な気がする。
こいつぁ穴場って事で今後も押さえとくか……色々。オカズやネタにも困らなさそうだし」

程無く届く肉は。口にして思わず、評価の一声が出て来る位。予想よりも良い品だった。
付け合わせそっちのけで肉汁滴る肉ばかり頬張っては。酒気の強いグラスを干して流し込む。
そのワンセットで、くぅとついつい声を上げてしまう辺り…なんだか忙しない日常でくたびれた仕事人風情…なのは。気にしない。気にするな。
何にせよこうして。腹がくちくなる上で酒精が入ったりすれば。機嫌が良くなるのは必定だろう。
その辺はヒトだろうとミレーだろうと…多分それ以外の種族だろうと変わらない。

「へーぇ。そいつぁモノの道理に詳しそうな兄ちゃんだ。…兄っていうか、兄貴分、な感じかい?
どんな業界でも先輩って奴ぁ選べるなら選んどきたいし――良かったじゃん。

……っぉ、おぅ。最初っから凄ぇのが来た な。
まぁ何だ…どんな生き物だって。自分達と種族が違ったら、同じ目線は持って来ねーや な。
その上でドラゴンってのは…うん。大概、デカいんだろうし。
人間同士だって、タッパの有る大人やらは。若いのをナメてくるじゃん よ」

初っ端想定以上の仕事内容を聞かされ目を向き…だが、どうやら。受付の様子を見るに事実なのだろう。
そんな実績が有るからこそ。それこそ素行不良だろうが、本来の意味で不良少年めいていようが、認められているという事か。
――少年呼ばわりすると怒られそうな気もするが。純人間であるのなら、きっと。見た目通りの年齢の筈。
ならまぁ種族故だけでなく。若さ故に、曰く「舐められた」事も有ろうと。何だか身につまされたような言も出てしまおうか。

こちらも。種族故、職業故、年齢故、付け加えて――女故。色眼鏡で見られる事の多い立場である。
それ等の中から女への目線を、だが「舐めた」訳ではない見方をされていると感じれば。この位なら良いかと思えてくるのも…酒のせいか、否か。

「普段ならそれこそ依頼だけ。下請けでも引っ掛けるさ――けど急ぎなら、自分でやった方が速い時も有るって事。
――速さだけじゃなくて。それこそ、やべー相手をぶちのめさなきゃいけないような仕事なら――いつか、さ。ゼオン。アンタみたいなのに頼むかも」

何にせよ。そうしても良い、腕の立つ冒険者である。今はそう結論付けておく事にした。
名前を聞いた。顔を覚えた。…もう少しばかり。渡りをつける何かが有っても良いかもしれない。

「んー…べっつに。オンとオフはきっちり区別するのが良い職場だ ろ?
……数日どっかにしけこんでサボりでもしなきゃぁ大丈夫さ ね」

ゼオン > 「あっぁー。虫はそうだなぁ虫はなぁ。こっちさ、野営地整備されてんじゃん?
 たまにコテージとかさ。俺も夏はそういうところじゃねーと無理ー。
 野宿する時に虫も食えるように、とか言われたことあるけどさー、普通にウサギとか狩ればいーじゃんってなるわ。」

少なくとも屋根のないところで暮らすことを想定していない。それだけ暮らしに困っていない。
それもよそ者がこの街で、飲まれることなく。
逆に、こちらが内心首をかしげる。ミレー族は魔力の才覚が強いと聞くがここに反応がない。
だとしたら、先ほどのこちらの見立ては純粋なフィジカルから来るもの。
であれば、自分の狙いも楽しいものにはなるだろうかと。

「ギルドって一攫千金ありうるじゃん? それに腕利きがわりといるところか良い肉隠してんのよ。
ここぞとばかりに懐あったかいやつからかっさらうのにさ。」

日々を楽しんで生きている。少なくとも男には肉と酒を堪能して声を漏らす様にはそう見えていた。
なんというか、餌付けしたくなる。
食いっぷり飲みっぷりが気持ちいい。
もっとこうやってみんな憚ることなく生きればいいのにと思いながら。

「おう。俺が全然勝てねー相手。たまに暇な時に色々な話してくれんのよ。
 アニキも普段忙しいからつるめねーんだけどね、んでもたまにそういう話してくれんのよ。
 何より俺が何やっても文句言わねえからマジで気前のいいアニキ分だわ。」

こちらも酒がいい具合に楽しく飲めていて漏らした言葉に、少なからず周囲にざわめきが生まれる。
他の冒険者からすれば傍若無人、無作法、無礼、気に入った女がいれば誰彼手を出す若造、
だが誰も手を出せない実力者が叶わない相手もいるという事実。

「そんなもんかなぁ? だってあいつ等俺より弱いんだぜ?
 結局この世の中強い奴ってか実力ある奴の勝ちじゃん? じゃあ、相手のことまず見定めてからじゃん。
 誰だって負けたくねえし勝ちてえでしょ。」

 お互いそうだろう? と言わんばかりにウインクさえして見せる。値踏みを受けて尚印象が良いからこそ暗にそう訴えて。

「何より舐めた後に敗けたらダセえからさ、俺はしねえよ。だから舐めた奴は全員ボコボコにすんのよ♪」

 だから侮っていない貴女は印象が良いのだと機嫌よさげに振舞いで見せる。
 種族として卑屈となることもなく、首輪をつけていてもこちらへ向ける視線は弱くなく、
 女であろうと気後れすることなく。

 舐められたと、苦渋を舐めてきたと思っている相手に、磨かれた強さを感じて。
 それは、一度自分に折られて向かってこない奴には決して宿らないもので。

「ロロの頼みなら聞くぜ。」

 頼むかも、と言われればまるで雑談のように語る。

「お前と話してるとこう、ムカつかねえもん。なんだろ、初めて酒飲む相手でこんなにおもしれえの久しぶりだわ。」

 あ、でも、と言いつつ。

「依頼料は勉強するけど、まだたけえほうだと思うよ?」

 数日でもなければ、と言われてニィ、と笑って。

「俺とスキンシップして親睦深めてくれんならほぼタダで依頼受けてもいーぜ?」

 等と堂々と口説きに来る。良い女だからヤりたいのだと、雄臭さを露わにして。