2024/02/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 平民地区と貧民地区の間ぐらい
治安も平民地区よりはかなりよくなく整備も少ないせいで道も暗い
そんな貧民地区よりの地域の路地をのんびり歩く小さな影
両手をぶんぶん元気よく振ってあるくのはまだ幼い、という表現すら似合う子供だ
夜中に歩くにはあまりにも危なっかしい雰囲気すらある年頃に見える少年はご機嫌そうに両腕を振って歩く姿もご機嫌そう
「ふんふふーん♪ふんふふーん♪
じけいだーん♪ だんだんだだーん♪じけいだーん♪」
きれいなソプラノボイス
天使のような綺麗な声で鼻歌交じりに歩く光景は周囲の薄暗さや人気のなさと混じって非常にアンバランスだ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にメルヴィさんが現れました。
■メルヴィ > 「うぅん、輪番とは言え夜の見回りとか面倒だなぁ」
ぽて、ぽて。夜の平民地区――酒場通りを歩きながら、白衣姿の少女はぽつりと愚痴を零していた。
学び舎の教員が定期的に行う夜の巡回。律儀に守る教師はそれ程多くない、放っておいても構わない仕事だ。
少女も正直面倒だとは思っているのだが、かと言って完全にサボってしまうのもなんだかムズムズと収まりが悪い。
故に、数回に一度という低頻度ではあるが、レアキャラとして往来を練り歩いて、ふらりと彷徨うことにしている。
面倒事が起きないでくれよ、等と思いながら見回るのは何とも本末転倒な気分である。面倒に対処するのが本懐だろうに。
ともあれ、手持ち無沙汰の慰めに懐からお手製の紙巻きタバコを取り出すと、ひょいと咥えて先に指を添え、火を灯す。
吸えば手づから調合した甘い紅茶の香りが肺腑の奥まで染みていく。ぷか、ぷか。行儀の悪い歩き煙草だ。
「――ん、もう少し強めでも良かったかなぁ」
ふぅ、と吐く息は煙と水分で二重に白い。もやもや、紫煙は空に立ち上り、散る様に消えていく。
さて、どのルートで回ろうか。当て所もなくぶらりと、気ままな見回りと洒落込もう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリクトさんが現れました。
■メルヴィ > 緩やかな足取りで一通り回ってみたが、さしたる異常は見当たらない。平和なのは良いことだ。面倒がないのは素晴らしい。
ただ、一本の煙草がぷかぷかと紫煙を立ち上らせて、灰になって消えていく。白衣に触れた灰は、かけられた魔力で塵と消えた。
吸い終えてしまえば、再び何とも口さみしい。とは言えすぐに二本目というのも風情がない。何か代わりになるものは――。
「……串焼きにお酒か、なるほど。まぁ、何もなかったしこのまま退勤でいいでしょ」
特に表情を変えることもなくポツリと言い放ち、迷うことなく酒場へ続く扉を開けた。からりとドアのベルが鳴る。
いらっしゃいませ。店員の景気良い声に導かれるままに、少女は店の中へと消えていく。串焼きは非常に美味だった――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からメルヴィさんが去りました。
■リクト > 鼻腔を擽る甘い香り――香水か何かだと思えば、どうやら紫煙のようだと気づく。
その煙の元へと視線を下りて…ちょっとびっくりしたかのように目をぱちくりとしたのは、煙草を曇らせるような年齢には見えなかったからか。
「…――まあ、見た目ほど当てにならんものはねぇからなあ。」
見た目=実年齢とは限るまい。
そんな感想を抱きながら、適当な酒場へと足を踏み入れていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリクトさんが去りました。