2023/11/08 のログ
■アドラー > 色々とやることが多くてため息が出る。
やることがないよりかはいいのかもしれないが
「では行くか」
コーヒー代をテーブルに置き、地図を懐に入れて歩き出す。
まずは武具を見に行って…と改めて今日の予定を立てながら、大通りの人混みに紛れていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアドラーさんが去りました。
ご案内:「酒場 平民地区」に フリッツさんが現れました。
■ フリッツ > 平民地区の酒場に一人の男がやってくる。
男は学院に通う講師の一人であり、今は仕事帰りだ。
店の隅のテーブル席でグラスを傾け、静かに品定め。
(…今日は可愛らしい人がいるといいのですが。)
男は人間の中では魔力に優れている。
が、その豊富な魔力を維持するにはとある行為が必要であった。
その為、時々こうした場所にも姿を現すわけだ。
ご案内:「酒場 平民地区」にイェフィムさんが現れました。
■イェフィム > ギィッ……、と、軋んだドアを開いて中につかつかと足を進める。
サラリとした銀色の髪を揺らし、金色の瞳でくるりと店内を見渡す。
「……ども、酒頼む。」
給仕の女が「最近来なかったじゃない。」とか、口々に話しかけられて、
「ちょっとな。」と、そっけなく返しながらカウンター席を見たが、
どうやらそちらの席は埋まっていたようで少し困ったように頬を掻き。
「…失礼、此処、よろしいかな?」
そして目についた男性のテーブルに歩み寄って尋ねた。
■ フリッツ > 「ええ、構いませんよ。」
声を掛けられると、自然な笑みを浮かべる。
男の席の上にはワインとスープ、そして食べかけのパン。
実の所、男は入り口のドアが開いた瞬間から銀髪の女性の姿を視界に捉えていた。
魔術的な素養に長けている男にとって、目の前の女性の身体から、強い魔力を感じていたから。
それが何なのか、はたまた彼女の素性まではまだ分からないが…。
■イェフィム > 「悪いね、迷惑はかけないようにするんで。」
自然な微笑みに対してこちらはへらりと緩い笑みを浮かべる。
カタン、と椅子を揺らしてソコに腰かけると、やがて木樽のコップに注がれた酒が運ばれてくる。
酒場で女が一人のこのことやってきた時点で視線を集めるのはよくあること。
男からの視線にもあまり気にした様子もなく、ゆるりと笑って。
「…ああ、俺はイェフィムと言うものだ、よろしく。」
魔力的なものに目を引かれているとは考えていなかったが、
相手の視線を感じてか、一応簡単に自己紹介をしておき。
■ フリッツ > 「いえいえ、酒場では多少の失敗はお互い様でしょうから。」
手をひらひらと振り、男は変わらず笑みを浮かべる。
日頃からそうしてるのだろう、慣れた反応であった。
「これはご丁寧に。
私はフリッツと申します。
学院で講師などもしている魔術師です。」
男も軽い自己紹介を。
そして女性は気づいていないかも知れないが、男にとって、目の前の女性の魔力は興味を引く。
互いの距離が近くなるほど、濃厚な魔力を感じていた。
「イェフィムさんは普段は何をされているのですか?
お若いのに素晴らしい魔力をお持ちのようなので。」
■イェフィム > 「ははっ、そういってもらえたらありがたい。
絶対に失敗しないとはさすがに言えないもんでしてね。」
くつくつと笑うと、木樽のコップを手に取り、乾杯、と軽く掲げて見せる。
そしてそれに口をつけてくい~、と飲み下すと、ぷはっ、と心地よさそうに吐息を零し。
「フリッツさんね、なるほど、それで佇まいがしっかりしているのか。」
軽い自己紹介を受ければ、相手の佇まいを改めてみて、ん、と頷く。
男性も貴族ならばもしかしたらパーティか何かで見かけたことや、家の噂くらいは聞いているかもしれない。
「………魔力ね、いや、俺は何の変哲もない聖騎士ですよ。」
魔力を感じるというなら、大部分はおそらく呪いによるものだろう。
淫魔に呪われてますなんてさすがに堂々と言えたものじゃなく、酒を煽りながら目線を逸らして。