2023/11/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 仕事の隙間時間。ちょうど午後のお茶にいいころあいに、じっとこもっていたお店を出て、しばし街中を歩き回る。配達や挨拶の用を済ませたり、軽く食事を取ったりして、それから図書館へ。
近頃はずっと店番ばかりですごしていたから、外出をするだけで、なんだか生まれ変わったような新鮮な気持ち。
図書館での調べものを終えたあとも、なんとなくまっすぐ帰る気分にはなれず、街の中をぶらついて、どこか変わったところはないかと見見て回る。
もちろん何年も留守にしていたわけではないから、せいぜい開店準備中だったお店がオープンしているくらいの変化があるだけだけれど。

「おいしそ…」

そんな新しいお店の中、デザート類を多く扱うカフェを横目に無意識な独り言。もう食事も、食後のお茶も済ませてきたから、今すぐ入ろうとは思えなかったけれど。今度はあそこを訪ねてみようと頭の中にだけ留めておいて。
そうやってよそ見をして歩いているから、不用心に誰かとぶつかってしまう。あわててそちらに振り向くと、申し訳なさそうに、ぺこぺこと頭を下げた。

ミンティ > そんな事がありながらも、トラブルらしいトラブルに見舞われる事もなく、その日は平穏無事に家までの帰路を辿れたようで…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアドラーさんが現れました。
アドラー > 平民地区の一角にあるカフェ。
いつもは冒険者として依頼をこなす毎日だが、今日は息抜きと冒険の準備を兼ねて休みに。
テラス席へと座って、コーヒーを片手に王都の地図に目をやる。

「…」

地図をテーブルに置き、懐からはペンを取り出す。
特定の箇所に丸印を付けていけば、王都の喧騒を眺めつつコーヒーを一口飲む。

アドラー > 「休日でこうも忙しいと、疲労回復が間に合わないな」

次に回るのは武具店、道具屋、使っている衣服の補修や整備もしなければいけない。
あとは魔術に関する知見もちょっとだけ増やしておきたい。
こういう時に魔術の師匠が居れば話は早いのだが

「独学で学ぶとなるとさすがに骨が折れる」

地図の丸印を書きおれば、かたんとペンを置いて。
ひとまずは椅子に深く腰掛けて、コーヒーをすする。

アドラー > 「しかし、私に魔術を教えてくれる知り合いなど居ないからな」
 
コーヒーカップを置いて、ため息交じりに小さくつぶやく。

魔術を学ぶ、となると王都にある学院に行くのが良いが、この年齢で学院に足を運ぶのも憚られる。
何より学費を払えるだけの生活的余裕もない。
どこかに良き魔術の師匠は居ないか、などと都合の良い妄想をして。

「…考えても仕方ないか」

そのような都合の良い展開など用意されるはずもない。
自分は運が悪い方だと分かっている。
だから、運よく師匠になってくれる人を探すよりも独学で力をつけるが早い

今までもそうしてきたし、これからもそうするつもりだ。