2023/08/10 のログ
■コルボ > 「おっ」
流石に目ざといと言うべきか、屋台のいくつかも逃げ込む客を当て込んで並び始めていて。
元よりお上は民草を考慮などしないのだ、自分の身は自分で守らねばならないと各々工夫するのは当然の道理で。
「んなら……」
楽しむなら、もっと奥にいかねばならないだろうと、腹ごしらえに屋台へ近づき
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からコルボさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にブレッドさんが現れました。
■ブレッド > 平民地区の大通り。
人通りの多いその場のある商店の前に小型の馬車を止めて店内へ。
「これとこれ、それで4000ゴルドでどう?悪い取引じゃないと思わない?
代わりにこっちはこれを出すから」
そう口にしては店主との交渉、要求するのはいくつかの薬品と武器、代わりに出すのは鉱石などの原材料。
価格的にがこちらが多少徳ではあるが商売なので得を採るのは当然。
渋る店主にそれならと商品を増やし、そして求める物を増やす。
それのどれもこれもが価値的にはほぼ同じだが売れるかは悩ましい物ばかり。
そろそろ表に止めている馬車が邪魔だと言われるかもしれないが気にせず。
店主に選べと言うように笑顔で詰め寄って。
■ブレッド > そうして交渉を続け、それなりに得のできる条件で話がまとまれば取引を終え。
そうして去っていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からブレッドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエロメア・リースさんが現れました。
■エロメア・リース > 「うおぉ、これが王都マグメール! イナカから来た身からすると栄えてるぅ~!」
いかにもお上りさんな感じで周囲を見回しているのは身長140cmちょっと。簡素な鉄でできた鎧と剣と盾といった冒険者然とした風体の少女だ。
目は丸く大きく、まばたきするたびにぱちぱちと擬音が聞こえそう。初々しさを感じるような忙しなさで見るもの全てに感銘の声を上げている。
やがて落ち着くと……
「さぁーて、これから早速美少女冒険者エロメアちゃんの大冒険が始まるワケだけど……まず探索するのはそりゃあモチロン!」
指をぴんと立てた。それからぐるりと回す。
食べ物屋? 違う。武器屋? それも違う。ぴっ、と指さしたのは。
「スケベなお店でしょ~~~♥ うっひっひっひ……」
ひときわ怪しげな路地の方だった。少女らしい初々しさは消えた……もうスケベな笑顔しか浮かべてない。
■エロメア・リース > 「さて、それじゃ早速……と」
言いながら革袋を取り出して振った。ちゃりちゃりちゃりん。
掌に転がり出てきたのは……硬貨が数枚のみ。
「……まずはお金稼ぎかぁ……うっうっ。なんか討伐依頼とか出てないかなぁ……」
あまりにも乏しい所持金に情けなく涙をこぼしながら、渋々冒険者ギルドのほうへと去っていった……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエロメア・リースさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にダレットさんが現れました。
■ダレット > 今夜の目的は掘り出し物探しである。
平民地区の大通りからひとつ奥に入った路地に並ぶ露店。
珠玉混合、薬草やポーションから装飾品や出所の判らぬ未鑑定の武具まで幅広く売買されている。
地べたに布を広げて座り込み並べた素材を売る者。
簡単だが屋台を組み立てて装飾品を売る者。
冒険者が冒険土産として現地から運んできた未鑑定の武具なんて冒険者が手作りで組み立てた屋台で売っている。
どれもこれも通常の市場で買うよりは格段に安い。
その代わりに出所は不明だし個人で作ったようなポーションもあるし、武器や防具は未鑑定など問題は諸々あるが、財布が厳しいので時々利用されて貰っている。
今夜は愛用のショートソードの刃が豪快に欠けたので、研磨して貰うより新しいものを買おうとやってきたのだが。
何故か何時もより武具を売る露店は少ない。
理由は解らない、けど実際に少ない。
代わりに食料品や薬草などの素材を売ってる店が大半だ。
どうしようか?大通りに戻って武器屋を巡るか。
それとも………。
「……ふぁ………。」
大きな欠伸を零し、途中でンッと噛み締めながら一先ず露店を覗きながら歩いていく、食料品に興味はない、薬草も自分で集める方がお財布にも優しい、後お酒はちょっと苦手だし、装飾品は興味ないし……。
■ダレット > 本当に武器や防具を売るお店が少ない。
本命になる品がないなら歩いていても仕方ない。
かと言って此処まできておいて回れ右も何なので、露店の並ぶ通りを抜けて、その先の通りまで歩く事にする。
「………片手で盾と一緒に使える武器がいいよなー。」
例えば同じショートソードとかソードブレイカーもいいかも、でも、ああ、あれも、これも、と考えながら少年は通りを抜けて何処かへと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からダレットさんが去りました。