2023/08/07 のログ
■イグナス > なんとか、マグカップをつかむのに成功――。あぶない。
やれやれと息を吐いて、今日はその場を立ち去っていき――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフー・メイユウさんが現れました。
■フー・メイユウ >
大通り。買い物に、用事に、散歩に、仕事に、様々に人々が行き交う雑踏の端っこ。
街路樹が並んで日陰になったベンチスペースに腰掛けて露天で買った梨の果実水を、
ずぞぞぞぞぞ……!
ストローを口に含んだ傍から勢いよく音も立てて一息で半分ほども飲み干した桃髪。
「ん。おいし♡」
喉の乾きも癒せて口の中に広がる爽やかな甘味と僅かな酸味に汗を滴らせながらに笑顔を浮かべる。
自前の店は本日お休みにして生活用品やら化粧品やら買い足しにきたはいいが……
幾つかの品物を手荷物に放り込んだあたりで喉の乾きがひどくて小休憩中である。
「えー。あとはー」
周りにも似たように休憩中の方が座っていたり年中休憩中ぽい方が寝ていたり、
周りのベンチは凡そ埋まっていて自分の隣だけが開いているので占領しない様、
荷物は膝の上に抱え込んでお買い物メモを開いて眺める。
シャンプー買った、リンス買った、あとはおトイレ用品に……
と、ペンを出しては買ったものにバツ印を付けていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエイプリルさんが現れました。
■エイプリル > 昨日は一晩の客を取り遅くまで寝ていた娼婦は、九頭竜の水浴び場で湯を使って体をしっかり清めてから平民地区をふらり、と特に予定もなく歩いていた。
それなりに名前の売れた娼婦であるが故に、歩いている中で時たま声をかけられることもあり、それには笑顔を向けて軽く手を振る程度の挨拶を交わしながらフラフラと。
今日は今のところは『客』が現れていないので、普通の散歩とも見えるものかもしれないけれど、この季節は気温が高い。
ハンカチ片手に時折汗を拭っていたものの、流石にそろそろ休憩を取ろうかと周囲を見渡した。
ところが座れそうな場所には誰かしら人がいる。
元々あまり細かいことにこだわらない女であるが故に、道端にしゃがみ込んでも当人は、気にしないのだが、道端は日差しが残ってまだ暑い。日差しがない所は誰かがいる。
「ふぅ…どうしたものかしらねぇ…」
そんな呟きを漏らした所でふと見つけた座れそうな場所。
とはいえ、そこは相席前提。一瞬考えたものの、相席相手になりそうな人物は荷物を膝の上に乗せているということは、おそらく大丈夫だろう、と考えて、空いたベンチの方へと足を進めて。
「ここ、空いてらっしゃいます?お連れがいたりとか、ありません?」
何やら書き物をしている様子の、相席になるであろう凛々しい印象の女性(と見えている)に向けて問いかけた。
■フー・メイユウ > じっとしているだけでも汗が玉になって浮かぶ蒸し暑さ。
タオルで拭ってもまた浮かんできてはそれを拭って、と、
しながらメモ帳にバツ印付けたり本日使ったお金や現在のお財布の中身の計算中の折。
「ぅん?」
柔らかな声がしたから顔を上げてみれば声だけではなく顔付きから身体付きから何処も彼処も柔らかそうな女の人が目に映る。
男はもちろん女の人でもそういう趣味があるなら目で追いそうな美貌に、あらぁ……等と声も漏れてしまった。
「あ。失礼。空いてますよぉ。お一人様ですのでどうぞー?」
顔付きに合っているとも顔付きの割には低いとも言えそうな声音で笑いながら、
自分の席でもなかったが掌で隣を緩りとした手付きで示しながら一つ頷いた。
スペースは十分あるがそれでももう少しばかり大きめの尻をズラしておく。
「や。暑いですなぁ。毎年の事とは言えどうもこの季節は参りますよ」
■エイプリル > かけた声に帰ってきた返答。その声色と話し方に目を瞬かせて。
多少不躾とは思いつつも、上から下までまじまじとしばし視線を投げてから
「あぁ、失礼しました。ありがとうございます。」
そう言葉を向けてから、隣に腰をかけた。
向けた視線的には女性と認識したが、言葉遣いは男性めいていて。
とはいえ、声のトーンは中性的とも言えるし、エイプリルもまた巨尻であるがゆえに、
多少触れ合ってしまうほどには相席相手の尻も大きい。
いや、触れ合わないほどの距離に腰掛けることもできはするのだが、職業柄の癖でパーソナルスペースが短くて、つい尻が触れ合う程度の距離に座ってしまったのだが。
何人もと体を重ねてきているがゆえに、情報が交錯して少し混乱しかけたものの、
ふと、一つの結論に達する。そこでようやく納得したのか、耳に届く言葉に笑顔を向けて
「そうですねぇ。この季節は暑くて暑くて。
とはいえ、ここまで暑いと開放的になる人も多いので、稼ぎどきでもあるのですけど。」
最後、クスッと軽口めいた笑いをこぼしつつ返した返事。言葉の流れから何を生業にしているのかは察することができるかもしれない。
■フー・メイユウ >
「どういたしましてぇ」
声音にか、口調にか、両方か、困惑やら疑念やらが僅かに入り交じる瞬きや目線にも笑顔のまま。
彼女のそれは気持ちが分からないでもないというか自分ですら自分と似たようなの目にすれば……
多分驚くだろうなあと思うものだから対応にも慣れたものである。
只、空間を開けたというのに距離を詰めてきたのには驚いた。
大きく張り出て引き締まった自分の尻に大きく柔らかく実った尻が触れ合って、
紅赤の鮮やかな瞳が何やら考え込むように逸れたのはしかしほんの束の間だ。
『気持ちいいからいっか♡』
何て顔に書いてありそうなぐらい解りやすい喜色を顔に浮かべて移動せず。
「一体何の恨みがあるんだ! て、叫びたくなりますよ、ほんとねぇ。
ハハハ。そうですか? いや、そうなんでしょうけれど……
冬なら冬で人肌恋しいからとかそういう理由でなんのかんの年中お忙しいのでは? ご苦労さまです」
軽口の内容に。距離の近さに。体付きの良さ。格好の刺激さ。
生業というならそうなんだろうなと首を傾げる迄もなく何となく当たりを付けると、からからと喉を鳴らして笑って。
■エイプリル > 指摘をされれば距離を取ったかもしれないけれど、指摘がなければその距離のままで。
触れた己の柔らかさに返ってくるのはしっかりとした筋肉の張り。
ただ、同時に触れ合う尻肉の感触は固さの上に柔らかさも。
女性でそこまでの筋肉をつけるには、明らかに戦士として鍛え切るくらいしか手段がないし、
ならば尻肉に柔らかさが残るのもまた違和感。
ゆえに、この人は男性にして女性、と。
それはそれで『美味しそう』ではあるものの、流石にさっき会ったばかりの相手にいきなり、というのは娼婦であってもちょっと違う。
なので、今日のところは仲良くなるところから、などと巡った思考。
「流石に私もこれ以上脱ぐわけにもいきませんからねぇ…
いや、脱いでしまってもいいのですけど、衛兵が飛んでくるのは面倒臭いですし。」
この街で全裸。衛兵よりもめんどくさそうなものはいろいろあるのだが、
それはどうやらいいらしい、という雰囲気のまま。
更に続いた言葉には、あはは、と明朗な笑い声を響かせた後で
「そうですね!夏は活動的になり、冬は人肌恋しい。春は妙にムラムラして。
食に欲望を持っていかれる秋口ぐらいです、多少落ち着くのは。」
そんな言葉を向けてから、意味深な笑みを浮かべてメイユウの瞳を覗き込めば
「きっと、私が多少落ち着く季節はあなたが多少お忙しいのでしょうね。
とても美味しそうな香りがしますもの。」
仕事柄か、生まれつきか、鼻がよく効く方のため、微かに漂う香辛料の香りを察してそんなカマをかけてみた。
違っていたら笑い話、合っていれば話題が膨らむだろう、と。
■フー・メイユウ >
彼女の推測はずばり当たっていた。自分が何かと探るような目線や少しの間と答えに行き着いたらしき雰囲気にしかし離れる素振りがないのは嬉しい、柔らかな尻肉をずうっと押し当ててくれているのも嬉しい。
……ポーカーフェイスは得意でないがそれにしたって顔付きやらし過ぎかな?
と、果実水のカップを鞄に押し込んでは女性的な顔に男性的な表情浮かべ過ぎな頬へ、
指を添えてぐにと軽く揉んでみると何とか多少は緩みすぎない程度の笑みに設えて。
「そりゃあ脱いでも貰えば私含めて周りは心底嬉しい悲鳴上げますけどね。
お姉さんに面倒掛かる、ってんならこの口からはそんな声を大にして言えませんよ」
まともじゃない衛兵やらまともじゃない男やら女やらが寄ってくるのは良い……みたい?
剛毅なんだか懐が広いんだかな言葉には喉だけではなく肩まで揺らして笑って、
面倒事は避けるに限るというのはまったくもって同意するのでしきりに相槌に頷き。
「ぅふふふふふ……! じゃあやっぱり大変だ、うん、ご苦労さまと有難うかな?
秋口にはたっぷり休んで貰って……」
彼女の様な生業の人にお世話になった事がないわけでもない。
精力的な活動な姿勢には感謝の念も絶えない故に謝辞も出る。
覗き込まれれば、片眉を上げては首を小さく傾げ瞳を合わせ、
「あら。ご明察。料理屋やってましてね?
ここからは少し遠いんですけど。シェンヤンの料理を出させて貰ってます」
北方は寒く身体を温めるために香辛料を使った料理も多い。
鼻が良ければ成る程スパイシーな香りが肌や手からは僅かに香るやも。
凄い、と、目を丸くしては小さく拍手をして。
「胡菜館ていう看板上げてさせて貰ってまして。辛いのがお嫌いじゃないならお姉さんも是非。
胡菜館(フー・ツァイグゥァン)の胡美雨(フー・メイユウ)です。お見知り置きをー」
お店の宣伝がてらに自己紹介。
どうぞよろしくぅ、なんて緩~い笑顔を浮かべては、果実水のコップを荷物に突っ込み軽く手を拭ってから差し出した。
■エイプリル > 「あら、そんなに珍しいものでもないでしょうに。この街で裸体だなんて。
もちろん、自分からなったのか、剥かれてなったのかは大きな違いですけど。」
言葉遊びめいた言葉を向けてから、自分含めての言葉を耳にすれば、口元楽しげな笑みを浮かべてから、
まず自分の唇に人差し指を当てて、その人差し指をメイユウの唇に当てる。
その人差し指に彼女の意識と視線を誘導してから、自分の体を近づけて、着衣の胸部分を引っ張ってみせる。
視線が狙い通りに誘導されたのならば、右乳の着衣の奥まで目にすることができるだろうか。
「私はスキモノだから、別に大変でもないのですけどね。
逆に、客がない日があったらその方が大変。……ひとり寝は、寂しいでしょう?」
休むのくだりに返した言葉。そして続けた彼女の生業のカマかけに帰ってきた反応は正解だった様子。
満面の笑顔になって、軽く手を叩くように合わせれば
「まぁ、素敵。シェンヤンの料理なのね。
王都には多くはないけれど、全くないわけでもないし、多少は食べてみたこともあるわ。
辛いのは好きよ。ただ、ソッチが好きなお客さんの前に食べてしまうと少し辛いけれど。」
後半の言葉はジョークなのだろう。あまり上品とは言えないけれど。
そして、店の名前と自己紹介をするメイユウと差し出される手。
その手を自分の両手で包み込むような握手をしてから、しっかりと視線を重ねてから
「私はエイプリル。この街で毎夜花を売っているわ。
下は1から上は10,000。払いの額だけのぞみのままに、どんな欲望でも受け止めますわ。
メイユウも、機会があれば、よろしくね?」
娼婦の笑顔は営業の品とはよく言われるものだが、
エイプリルの笑顔は裏がないというか、何かネジが飛んで見えるというか、
そういう所も客を引く効果があるのかもしれない、と思わせるようなものだった。
■フー・メイユウ >
「珍しくないからって喜ばないわけじゃないですよ?
美味しいものは何回食べたって美味しいでしょ」
ハンバーガーか、サンドイッチか、なにかしろ手で掴めるもの掴んで食べる真似をしてはまた笑う。
彼女のぽってりとした唇は何がなくとも目が向くが細い指が触れれば尚目が釣られ指が動けば追い、
自分の唇へとそれが触れられると片眉どころか両眉上がるし目は余計に真ん丸になってしまった。
彼女の指がそのあとにその豊満な乳房を寛げて見せるものだから視線は先程からずうっと釘付け。
はたと気付けば、せっかく戻したが直ぐだらしなく緩んでしまう笑み。
照れ臭そうにキャップを直せば桃髪がくしやくしゃと揺れる。
「そしたら、尚更有難うかな。
おかげさまで私みたいなのも一人寝せずに済む事もあるから」
春も夏も冬も、秋口だけをお休みにしながらもそんな言葉が出るのは感心すらする。
しみじみと謝辞も溢れるというもので。
「王国の料理に刺激が足りないと思われたら是非うちへ。
私一人なので営業日がちょくちょく変わるんだけれど……
事前に、食べたい! って連絡してくれれば逆にいつでも開けますよぉ。……ぷふっ!」
一人店長の一人気儘な営業形態の宣伝もそこそこ。
人によっては顔を顰めるかもしれないが自分は正直ツボった。
ごめん、といった感じに左手を小さな胸の前で立てては、
軽く顔を背けて彼女に唾やら飛ばないようにしながらぷるっぷると肩を震わせて。
「んふっ。ふふふふふっ。ご、ごめん、ふふふっ。うん、よろしく、エイプリル。
素敵な人だなと思ったけれど間違いないね。素敵な夜を売ってくれてありがと。
絶対利用させてもらうから」
ツボってしまって暫く笑気は抜けなかったが、ごほんと一つ咳払いして何とか気を取り直し。
わざわざ両手で握ってくれるものだからもう片方も差し出しては彼女の手に重ね軽く揺らす。
1から10000とは揺れ幅も大きいがむしろそれだけ分け隔てないという事だ、
どことなく引き込まれるような笑顔もあわせて『素敵』は間違いなく本心で。
■エイプリル > 「それは確かに。美味しいものと好物は、いくら食べても飽きないもの。」
いつしか言葉は砕けた感じに。
元々距離感は近めなのだろうという事は伝わっただろう。
手掴みで食べるものの食べ真似を見て笑み深めてうなづいて。
そして自分のいたずらに見せるメイユウの反応に、あはは、と楽しげに笑う。
相性は良さそう。ならばお互いに『お得意様』になることもあるだろう。
謝辞にはいえいえ、どういたしまして、といった軽めの反応を返しつつ、
「営業日が変わるのね。でも、行きたい時に連絡すれば開けてくれるのは嬉しいわ…?」
そんな言葉が交わされる中で、吹き出して笑い出すメイユウの様子に少し目を瞬かせるけれど、
自分が先ほど口にしたジョークが伝わったことを理解すれば、「♪」と音符が頭の上に飛び出したような楽しそうな表情になる。
「分かってくれて嬉しいわ。……ええ、私もお店に行かせてもらう。絶対に、ね。
メイユウの欲望も、たくさん見せて、ね。楽しみだわ。」
新客ゲット、ではあるものの、その様子からは純粋に、メイユウといつか交われることが嬉しいという雰囲気が伝わってくるだろう。
エイプリル自身が言った通りにスキモノであるのは間違いなさそうだ。
両手で握った手にメイユウのもう片方の手も重なって、軽く揺らした後で手が離れる。
その刹那、エイプリルの名を呼ぶ声。
そちらに視線を向ければ、一人の男が何やらハンドサインを向けていて。
しばしその男を見ていたが、うなづいてからメイユウに視線を戻して。
「ごめんなさいね。ちょうど今お客様が決まっちゃったの。
たとえ1ゴルドでも早い者勝ちが私のポリシーだから、今日の所はさようなら。
でも、今日は素敵な出会いに感謝ね。また、会いましょう。」
そう言葉を向けてから立ち上がるように腰を浮かしたその刹那、近づいた顔と囁く言葉。
「これは、今日の会話分。とても楽しかったから、特別のお・ま・け♡」
そして、触れ合う程度に唇を重ねてから、満面の笑顔でひらり、と手を振って、
先程ハンドサインを出してきた男の方へと。
しばし見ていれば、雰囲気が変わらぬままに男の腕を取って体を寄せてから、歓楽街の方へと消えていった。
■フー・メイユウ > 「でしょー? 幾らでも食べたいよねぇ。幾らでも観たいものだよ」
彼女につられて自分もついつい他人行儀なそれから素に近く砕けていく。
似たような距離感があるらしいと何だかちょっぴりとシンパシー。
会話もよく弾む、のは、向こうが聞き上手話し上手というのもあろうが、
良く笑ってくれるものだからどうにも笑みが引っ込まずに頻り笑って。
「あ、じゃこれ私のお店と住処の、あはは、何かナンパしてるみたいだけど。
楽しみにしてるよ。うん。是非味わってってね? どっちも♪」
ジョークがツボにハマりすぎてしまってのは今更だか恥ずかしくなってきた。
それでもまだ時々『んふふっ』とか笑気は溢れて少ぅしだけ赤くなった頬。
でも、それで楽しげにしてくれる分には悪い気もせず機嫌良いとまた顔に書いてある。
メモ帳に簡単な地図と住所をさらりと書き留めれば破いて差し出しての連絡先交換を。
「ぅん? ああ」
やや遠くから彼女の名を呼ぶ声。そちらに視線を向ければ何やら手で印を作る男。
ああ、と、すぐに合点、お客さんらしい。なればいつまでも引き止めるのも悪い。
名残惜しいが両手をもう一度揺らしてから彼女が解くのに合わせて手を解き、
別れの挨拶代わりに片手は下ろして片手はさらに上げてとした時――
「んっ。ふふふっ♪ ありがと、またねぇ?」
ばいばい、と、口が動く前にふわりと身のこなしまで柔らかい彼女の柔らかな唇が触れる。ぽってりとした唇に薄くも艷やかな感触を返したのも僅か。すぐに離れた感触にぽかんと口は空いたが、数秒もすれば可笑しそうな笑みを象ると男とともに去っていくその後姿にひらりひらりと手を振って見送って。
「いゃぁ……いい思いしちゃったなぁ。ふふふ。
ん。よし、そろそろ行くかぁ」
自分も尻を持ち上げては、うんと軽く背伸び。
手荷物の紐を肩に引っ掛けると、残りの買い物を済ませるために雑踏へと踏み出していった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエイプリルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフー・メイユウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にファイネアさんが現れました。
■ファイネア > 夜も深まる時刻。
それなりににぎわっていた酒場も徐々に落ち着いて閉店へと近づいていく。
テーブル一つを陣取っていたパーティの一つのそろそろ解散するかぁという流れ。
「は~い、じゃあね~。」
その中の女一人が席を立つ仲間達に手を振る。
帰らねえのか?との問いにもうちょっと飲んでくと断りを入れる。
所詮臨時のパーティだしね、と内心で考える。
首尾は上々。稼ぎもまぁまぁ。
という事で軽い打ち上げと相成ったのが戻ってすぐ。
お酒の付き合いという事で一緒に楽しんではいた。
何だったら帰り際、組んだ男性側には一晩誘われてはいたのだが…。
(今日はその気じゃなかったって事で。)
好みじゃないとかまぁ色々。それなりに気分屋な女はそんな事を思った。
テーブルに一人残ってまだ残る酒をちびちびと口に運ぶ。
これじゃ酔えないかなあと思いながら店内を見てみれば…何か目に付く事はあるだろうか?