2023/06/15 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 水練場(過激描写注意)」にマツリカさんが現れました。
マツリカ > ただじっとしていても仄かに汗ばむ程に、暑気が忍び寄り始めた夜のこと。
学び舎の一角――雰囲気は涼やかな水練場の片隅に、学び舎の備品たる少女の姿があった。
その身に纏うのは、申し訳程度の面積を持つ心もとない白布の上下と備品の証たる黒のチョーカー。
そして、少女の両腕は背面に回され、両膝はぴたりと折りたたまれた状態で拘束されていた。
右手首と左足首、左手首と右足首にそれぞれ鎖付きの枷が嵌められ、交差した一点に留め具を嵌め込んで。
交点の留め具と首輪の背面に支えとなる鎖を繋がれた少女は、ただぶらりと垂れ下がるのみだった。
そうして自由を失った少女は、プールサイドからティーバッグの様に吊るされ、首まで水に浸けられている。

「っ――♡ ……ん、ぷふぁっ――ふ、ぅっ♡ ん、ぅううっ――♡」

ゆらり、ゆらり。たっぷりの水で満たされたプールの中で、少女は切なげな荒い呼吸を続けている。
それこそ、『全身を隈なく媚薬にでも浸けられているかの様に』だ。目元も蕩けて、涙すら滲む。
今宵の少女のお勤めは、何者かが水練場に散布した高濃度の毒物――媚薬の効果を確かめることだった。
最初に事件が起きて以来、不定期に混入される媚薬。その対処の為に学院が打ち出した施策である。
学院で預かる大切な生徒が快適な授業を受けられる様に、備品たる少女が実験体に選ばれたのだ。
仮に犯人が媚薬に侵された何者かを望むならば、そのまま犠牲者になってくれても構わない。
そんな幾つかの判断が重なった結果、残念なことに不運な少女はこうして媚薬の海に揺れていた。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 水練場(過激描写注意)」にリスリィさんが現れました。
リスリィ > 水中へと漬け込まれた少女が放置されてから、どれ程の時間が経ってだろうか。
ますます夜が更けていく学院の中。
勿論、こんな時間に授業が行われる筈もないのだが、それなのに。小さな騒ぎめいた、幾つかの声が。脱衣所の側から、響き始めた。
言い争うかのような、それらの声が。一度甲高く跳ね上がった、女性の声と。その中断を経て。
数分の間を置き、再び響き始めた、今度は男性達の声と、その主達が。程無く、プールサイドへと踏み込んで来る。

どうやら。媚薬の噂を聞き付け、ならば、手早く試そう、などと。意気込んで、早い内に忍び込んできたらしい、男子生徒複数と…
実験台として、捕まったらしい、水着に着替えさせられた、一人の女子。
ぐったりとした、その女子が。水飛沫を上げ、少女の直ぐ傍らへ、放り込まれ…

「  …… っ、 っ…!? っげほ、 ぁ、げ、ぇ゛、っ…!
なっ…に、 何で此処……何し、 ひゃぅっ…!」

暴れる女子。意識の無い所を、水中に放り込まれ。水を飲み、溺れかけもすれば。当然だろう。
ばしゃばしゃと跳ねる水。噎せる悲鳴。飲んでしまった水、ひいては媚薬の効果が、女子を侵し始めるまでにも。
水飛沫は、薬混じりの波となって。少女を…水中の全身を。擽る事になるだろうか?

マツリカ > ゆらり、ゆらり。穏やかに波打つ水面を眺めて、何れ程かも知れぬ時間が過ぎた頃。
最早明日の朝まで訪れる者も居ないと思っていた水練場に、ざわめきが近づいてくる。
こんな夜更けに何事かと思うものの、薬漬けになった頭は真っ当に動いてくれる筈もなく。
引き上げてくれる誰かなら良いなぁ――そんな希望的観測だけが、ぽわんと浮かんだ。

それから更に、ほんの少しだけ時が進むと、騒ぎの声はより鮮明に変わった。
女性の声が一つと男性の声が幾つか。気配から察するに、争っている様で。
その後、幾つかの音がして、複数の足音が近づいてくる。どうやら救いの手ではなさそうだ。
ならば、と残り少ない理性を働かせて声と呼吸を潜める。せめてもの抵抗というやつだ。

『ったく、俺達に歯向かおうってのが間違いなんだっつぅの。面倒かけさせやがって。
 ――っと、それじゃ、早速実験開始といこうや。放り込んじまえば起きるだろ』

様子を見ていると、やってきた狼藉者――男子生徒達は何かをプールに投げ込んだ。
どぷん。波立つ先に視線を向ければ、そこには水着の女性が一人。だがどこか様子がおかしい。
眼の前の彼女は、明らかに溺れていた。自分の状況も掴めていないのかも知れない。
ほんの少しだけ迷って、しかし彼女を見捨てるという選択肢を選ぶ訳がなく。

「何やってるのっ!?あの子溺れてるわよ!このままだと死んじゃう!」

靄の掛かる思考を気力で回すと、男子生徒達を叱りつける様に声を飛ばした。
彼らも彼女を玩具にするつもりではあっても、殺すつもりはあるまい。
そんな打算を含んでの声だが、吉と出るか凶と出るか。

リスリィ > 溺れ、暴れる女子を見下ろし。男子達の上げる笑い声が、数瞬、なりを潜めたのは。
どうやら、きちんと確認していなかったのかもしれない。先客、と呼ぶべきではないのだろうが、先に、少女が居た事を。
ばしゃん。ばしゃ。まだ、水が跳ねる中。数秒の間を置いて。また、男子達は笑い出すと。

『ぁぁ?誰かと思えば、なんだ、玩具じゃねぇか』

少女の立場。身分。それ等を把握している者達なのだろう。
下卑た哄笑とは裏腹に、面子の中に、貴族の子が居るのかもしれない。
彼らの一人が、プールサイドを回り込み、少女を吊す鎖を掴み。じゃらり。一気に、引き上げる。
それはもちろん。事前に、彼女が僅かばかり望んだように、救い上げる為の手でなど…ある、筈がなく。
また別の男子が、溺れる女子へと、手を伸ばし。掴みつつも。そちらはまだ、引き上げようとしないまま。

『玩具の立場で、偉そうな声を上げたもんだ…何だ、邪魔したいのか?
それとも代わりにでも…ぁぁそうか。お前にとっちゃ、折角自分を使ってくれそうな方々の、お出ましだものなぁ?』

ぐい。手脚の拘束は、そのまま。プールの傍らへ揚げられたものの、当然、動ける筈などない少女を。数名の男子が取り囲み。
めいめいの手が、濡れた褐色の肌を這う。隠せているとは、とても言えないであろう胸をまさぐり。内腿から下半身まで、這い回りだし。
あげく、声を上げた、その口元へは。嗜虐に猛りだしている、男性器が突き出されてくるのだ。
後はもう、解るだろう。溺れる女子を、放置出来ないなら。彼女が代わりに、何を求められるのか。
そのまま、プールサイドで始まる、光景は。有る意味では、この学院において、日常茶飯事なのだとしても………

マツリカ > 彼らにとって、少女の鋭い声は不意打ちだったのだろう。
一瞬、溺れる彼女が立てる音以外に余計なものが何も無くなる。
だが、それもほんの少しの間だけで、彼らの視線は少女に集まった。

「っ……なんでもいい、から。あの子を、助けなさい」

男子生徒の内の一人――過去に少女を使った事のある少年が、笑みを浮かべつつ近づいてくる。
肉薄するなり、その手は少女を吊るす鎖へと伸び、少女はぐいとその身を釣り上げられた。
長らく水中にあってもふやけず、媚薬の効能で仄かに熱い肌が媚薬の名残を滴り落とす。
そんな少女の全身を一頻り舐める様に見ると、そのままにやりと笑みを浮かべ、指示を出す。

『はぁ?しょうがねぇなぁ。まぁ、結構水も飲んだだろうし、死なねぇ様に支えとくだけな』

彼の背後では、指示を受け取った別の男子生徒がぼやきつつ、面倒そうに彼女へと手を伸ばす。
こうして少女の要求は叶えられた。代わりに残ったのは、男子生徒達の興を削いだという事実。
玩具の分際で。そんな言葉は聞き飽きた。だが、彼らは少女を嬲ることに飽きては居ない。
拘束具はそのままに、打ち上げられた魚の様な不自由を抱えた少女に残りの男子が群がる。
その手が容赦なく全身に伸びると、胸元を、下腹部を、淫靡な布ごと弄くり回して。

「んひっ、ぃっ、ぁ――♡ そっちこそ、節操なしの癖にっ――ん、ぃぃいいっ♡」

がっちりと全身を押し固められて、敏感な突起を無遠慮にすり潰される。
それだけで頭の中に鮮烈な快楽を叩き込まれて、勝手に甘く上ずった声が漏れ出した。
いつの間にかズボンの前を寛げた者も居て、先走りの滴る蒸れた肉棒が口元に差し出される。
媚薬故か、それとも躾のせいか、じゅんと口内に唾液が湧いて、勝手に口が開いて舌を出して。
言葉尻こそ勇ましくも、体は自然と雄に屈してしまい、口淫の準備を済ませてしまっていた。

『へぇ、こいつが噂の玩具かぁ……あ、そういや、お前が使ったことあるやつだっけ?
 ほら、前に話してくれたじゃん。糞漏らしてアヘる好き者のド変態女ってやつだろ。
 あの話聞いてから、俺も色々やってみたかったんだよねぇ。あれだ、好奇心ってやつ』

『うへぇ、あれやりたいとか、ド変態の仲間入りじゃん。っと、それじゃここだとだめだな。
 こいつが糞塗れになるのはどうでも良いけど、俺達が汚れたままになるのは勘弁だし。
 もう一人の女も一緒にやって、動画でも撮って俺達のペットにでもしちまうか、なぁ!』

にやにやと下世話な話題に盛り上がる男子生徒の集団は、方針が決まれば速やかに行動を開始する。
少女を荷物のごとく持ち上げると、まずは第一陣がシャワーとトイレを備えた水場の一角へ。
そして、水着と体内にたっぷりと媚薬を蓄えただろう彼女も、釣り上げて同じく運び込んで。
こうして、プールサイドには平和が戻った。とぷん。波打つ水面だけがその名残だった――。

リスリィ > 【移動致します】
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