2023/04/03 のログ
■尻子神 > 舞手として選ばれ神に捧げられた乙女に許された僅かな自由。
そのうちの一つである発情蜜の漏出が、少女自身の淫猥さの証として粘着き滴る。観客の多くもそれを知っているのだろう。嘲りの囁きと淫視の圧が増す。
今や巫女姫の体温で湯気立つ程に温められた舞台上、初春の夜風にふわりと漂うのは香油と交じり合って得も言われぬ匂いと化した乙女の淫臭。自慰に耽った己の自室のふしだらな残り香にも似たその匂いもまた、少女の羞恥を煽るだろう。
そんな羞恥と倒錯に浸っていられたのも最初のうちだけ。
程なく彼女の下腹で生じた在り得ざる速度の汚辱の生成が、薄っぺらな腹部の中でむりむりとその体積を膨らませ始めたからだ。変態的なスカトロプレイさえ日常とする舞姫の腹が感じるのは、巨大な浣腸器から注ぎ送られる人肌のパン生地にも似た圧迫感。いつもは肛門入口から膨らみ腹奥へと登っていくそれが、此度ははらわたの中程から伸びて行く。
その圧迫に耐え兼ねた巫女が、再び僅かに許された自由を行使し、雅楽に合わせて自前の管楽を漏らし響かせた。
思わず、といった態で零すわざとらしい失笑。
ヴェネチアンマスクに覆われていない観衆の口元が意地の悪い三日月を形作り、楚々たる手指に隠される。
『おぉ、臭い。巫女殿も腹の中ではこのような臭いを隠しておいでなのですね』
貴族娘と思われる少女が漏らした感想は、実際にその匂いを嗅いでの物で無い事は明らかなれど、それに追従するかの笑いが更に暗がりの中で響く。
巫女の羞恥さえもが捧げられ、神体を形成する糧となるのか、繰り返される放屁音が炎上させる死にたくなる様な心地と、裏返ってぞくぞくと背筋を戦慄かせる被虐の悦びに合わせて膨らみ続ける圧迫がついに
――――ヌ"ルゥゥ…ッ。
巫女の尻穴を嬲る。めくるめく排泄の悦び。その年にもなれば早々味わう事もないだろう意図せぬ大便の漏出による強烈な恥辱と忌避感、そしてそれらをあっさり押しのける被虐の魔悦と排泄の悦び。
下腹の圧迫など知らぬかの様に優美に舞い続ける巫女の小躯は、不気味に蠢く柔腹や、太腿の戦慄き以外は神楽を続ける事だけを優先して動き続ける。
その中のわずかな例外として少女の意思で動かす出来る事の適う瞳を下向け、肉悦の正体に向けたなら、乙女の股下から顔を覗かせる異形の長虫を目にすることが出来るだろう。
恐らくは乙女の尻穴の柔軟性に合わせて径を変じるのだろう蛇神の神体は、かつて目にした事が無い程に野太く立派。毎度欠かさずこの祭に参加する常連は、あさましいまでの野太さに驚嘆の声音を漏らした後、嘲りの囁きを交わし合う。楚々たる巫女のあさましき性遍歴を悟ったが故の無責任な憶測は、舞い続ける乙女の耳にも届くだろう。
神事を執り行う台上と、それを見守る下界の暗がり。
厳然たる隔たりに遮られて届かぬ手出しに代わり、膨らむ淫欲を解消すべく浴びせかけられる言葉責めにも似たざわめき。
それら全てを取り込んで受肉した太身の長蛇はショートソードの剣身程の長さを乙女の尻穴から這い伸ばし、柔軟にくねる蛇胴の鎌首を擡げた。
目も口も無く、マムシめいて扁平な三角形の頭部。その胴身のあちこちから生え茂る小指大の繊毛はイソギンチャクを思わせる動きで不気味に蠢いていた。そのあちこちからねっとりと糸を引き舞台の木床に滴り落ちるのは、黄色く濁ったザーメンめいた粘液。少女の汗匂に混じって立ち上る猥臭も雌の本能を直撃して止まぬ噎せ返りそうな程の精臭。
■マツリカ > 【後日に続きます】
ご案内:「名も知れぬ寒村 異教の祭場(過激描写注意)」からマツリカさんが去りました。
ご案内:「名も知れぬ寒村 異教の祭場(過激描写注意)」から尻子神さんが去りました。