2022/11/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区と平民地区の狭間(過激描写注意)」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 山脈から一時離れるグループ
交代と共に治療を施し、重傷者と元重傷者を入れ替える。
足りないもの 状況 色々な求める物を含め、周囲に話を通す。

申請用の文書に強引にでも判を押させ、金庫の錠が回転する指が鈍るようなら折る
そこまでの暴虐をしても尚、騎士足るのはメイラという狂人の個性だった。

空いた時間を好きにすることはあっても、王にも国にも貢献していない行為には容赦がなく
貴族達の腹に全てを詰め込む行為ほど、メイラの逆鱗に触れることになる。
行為よりも貢献が上回り、王の貌に泥が塗りたくられなければそれでいい。

子供を売ろうが 女を捌こうが 魔草を育てようが
結果が良ければどうでもいいとすら思えている。
正義と寛容の騎士道 という言葉は必要ない。

無茶苦茶で 底無しの黒一色に染まるような忠
それを快く思わない者 同格異類 と呼べる同じ立場で全く違う類
要は 貴族共ほど、メイラを毛嫌いする者は多かった。



「―――カァッ!」


狭間地区
平民と富裕地区の混ざり合った境界線の無い場所
もしくは曖昧な場所にて、メイラは空いた時間でも死闘に身を置いていた。

月明りだけの場所 見回り兵も薄い空間
銀閃 剣花 鉄撃 光 眼 音 それらが物語るのは殺し合いの場所。

メイラの頬や黒い衣に血が斜めに飛沫の線を描きながら、半端にいろいろ扱う以上
達人級などという剣士ぶったりはしない。
振り下ろしてくるそれに合わせて、愛刀がブロードソードに亀裂を入れるぶつかり合い
先の先なんて高尚ぶいたこともない 刃砕きで剣先を回転させ、へし折った先
反す刀を両手に構え、袈裟に振り落としながらその切っ先は真横を剥く。

赤い臓器 白い腸 零れる命 折れる膝

誰ともわからない者を片手で振るった横一文字が、首と体を別れさせる。
ごふぅ とギザ歯の歯列からは、白い吐息が熱く吐き出されながら
躯達を前に懐のハンケチで刃を鍔元から切っ先まで拭う。

 

ご案内:「王都マグメール 富裕地区と平民地区の狭間(過激描写注意)」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。