2021/12/27 のログ
タマモ > そこは、夢現の領域、そう己が呼ぶ場所。
作り出した、その領域は、波長の合う相手を、そこへと呼び出すもの。
どんな波長なのか?…まぁ、色々とあるが、遊び甲斐のある性癖を持つ相手、と言っておこう。
そもそも、そうして楽しむ為に、作り出した場所なのだから、そんなものだ。

そこは、相手次第で変わる景色。
相手の記憶から、それを引き出すもの。
そして、それは、己の手の内にあるものとなる。
夢であるも、夢か現実か、それを理解出来ないまま楽しむ。
それが、これを作り出した理由だ。
だからこそ、言ってしまえば…そんな相手が居なければ、作っただけ、無駄となる。
そればかりは、運が左右されるのだから、仕方無い。

「………欠点は、その間、ここには何も無い、と言う事じゃのぅ」

ぽつりと、そんな言葉を零す、一人の少女。
その呟きの通り、今はまだ、ここの景色を生み出す相手が居ない。
その為、何も無い空間となっているのだ。
よいせ、と何もない場所に、椅子があるかのように腰掛けて。
のんびりと、この領域に引き込まれる相手を、待つのだった。

ご案内:「夢現の領域(過激描写注意)」にネロテアさんが現れました。
ネロテア > いつの間にか見も知らぬ場所に立っていることに気づいて周囲を見回す。視界に入る光景はどこか見覚えのあるような、それでいて知らない場所のような形容しがたい景色で、ここがどこなのか、どうやってここへ来たのか、記憶を辿ろうとしても周りの光景同様に確たるものを見つけられず。

「……あら、ここは…?」

手掛かりを探すように巡らせる視線が、自分以外にもう一人少女がいるのに見つけて彼女なら何かを知っているだろうかとゆっくりとした歩調で彼女に歩み寄って

タマモ > ぴくん、耳が揺れる。
己の張った領域に、何者かが、引き込まれる、その感覚を感じ取ったからだ。
自然と浮かぶ笑みと共に、ゆっくりと、その場から腰を上げた。
変わる風景は、己の知るものか、知らないものか。
それは、その引き込んだ相手を見れば、理解出来るだろう。
なぜならば、それを生み出している元が、その相手なのだから。

「ふむ…」

向ける視線の先、そこに浮かぶのが、招かれた相手。
その容姿から、一瞬、ミレー族の少女か…そう思ったのだが。
己の直感が、僅かな違和感から、それは違うと判断する。
…もっとも、種族が何だから、なんてものは、これからを考えれば、関係ないか。

「ここは…それを知るのは、お主じゃろう?
何せ、妾も、ここがどこか、なんて分からんしのぅ?」

なぜ、知るのが相手の少女なのか?
その言葉の意味を、少女が詳しく知る事はないだろう。
この風景は、少女の記憶から引き出したもの。
まぁ、正しくは、それを映し出したもの、なのだから。
近付く少女へと、そう返せば。

「それで…ここは、どこだと思う?」

続く言葉は、少女への問い掛け。
その言葉と共に、記憶を手繰り、引き出した答え。
それが、この夢の中の現実となって、この領域に存在するのだ。
少女の、心の奥底で求める事に、関わりそうな場所。
または、深く関わる場所で、そうした事をされたいと願う、その場所。
次の瞬間には、周囲が歪み、現実と同じ場所、住まう者達が居るならば、その者達まで。
少女が知る、そのままの形で、その場となるのだ。

しかも、少女自身には、その変化が違和感とならないままに。

ネロテア > 視線の先にいたのは、狐の耳と九本の尾を備えた少女。彼女の持つ気配は今の妙な状況に相応しく。
こちらが問いを発する前に彼女が口を開く。けれど、それは今知りたかった答えではなく混乱に拍車をかけるようなもので、こちらの怪訝な表情を察したのかさらに彼女が言葉を紡ぐ。

「え……ここは…」

問いかけの言葉に、朧気だった記憶が俄かに像を結び始めてそれに呼応するように周りの形式も徐々に明確な輪郭を形作り始める。

そこは、バフートの奴隷市場の一角。性奴隷やその調教を行うための器具類を扱う露店の立ち並ぶ通り。今まで自分と彼女しかいないと思っていたはずが、それぞれの目的のために行きかう身分も人種もバラバラの雑踏の中にいて。

「たしか…私は、何か退屈しのぎになるようなことでもないかと……」

辿る記憶が自然と口からこぼれて、そのたびに情景が実体感を増していく。実物そのままの奴隷市の中で彼女を向かい合う。

タマモ > 問い掛けの後、己の視線は、真っ直ぐに少女へと向けられていた。
それは、己の問いの答えに、何か期待を抱いているような、そんな雰囲気を感じたかもしれない。
だが、そうして感じた感覚も、ゆっくりと、霧散してゆくだろう。

言葉によって、少女の心の奥底の願い、その関係した場所を引き摺り出し。
それを、この場所での、現実として塗り替える。

それを感じ取れば、周囲を、改めて確認する。
己の瞳に映る、その場所、それが何か気付けば。
その表情に、楽し気な笑みが、浮かび上がる。

その後の、少女からの言葉。
その言葉で、確かな確証を得れば。
…後は、思うがままに、楽しむだけ。
困惑、戸惑い、それを浮かべる少女へと、今度は、こちらから近付いていき…

ご案内:「夢現の領域(過激描写注意)」からタマモさんが去りました。
ご案内:「夢現の領域(過激描写注意)」からネロテアさんが去りました。
ご案内:「貧民地区/簡素な部屋(過激描写注意)」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 「んん……」

寝台の上で身を起こし、暖炉に残っていた火に薪を追加しながら一日が始まる。
といっても何もすることが無い程にはこの場には何も無く、寝台の上で二度寝をするか、部屋の外に出るかしかない状況。
簡素なローブの身を纏った彼女は着のみ着以外の荷物の類を何も持っていないし、薪に火が燃え移るまでぼんやりと眺めている状況。
時々に小さく身震いしながら、部屋の中に熱が回り始めるのをじっと待ち。

「……さて、と…」

火が回り始める暖炉に翳していた両手にも十分な熱が回ってから、やっと立ち上がる。
この部屋に訪れる何者かを迎え入れるか、それとも彼女が部屋の外に出て行くか――

ご案内:「貧民地区/簡素な部屋(過激描写注意)」からレフェーリアさんが去りました。