2021/05/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 森林地帯 吐息の森」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > いつだって、隠れ潜む者達は隠れ潜みやすい場所にいる
都の中で暗躍し、街中で堂々と盗人の為の宿を構えるような、搔い潜る真似をする者はまだ性質が悪い
だからこそ、あの山脈やこの吐息の森のような、隠れやすいからと入り込む者達は、探すのにうってつけだった。
隠れられるのに、隠れられない
太った木々は登ることが許された者は少なく、霧に身を任せるしかない
猿や虫、爪が発達した猫人や豹のような身軽で、駆け上れる者
それ以外はこの木々の間を縫って走り回り、ただ白に隠れるしかできない
向こう側の太った木々のシルエットまで見える
しかし向こう側のさらに向こう 指す光や外側の光景
それは霞んだ白で遮られている
木々が吐き出す濃い白い吐息は、中に入り込んだ者が、運が良くない限り
此処から出ることを許さない ここはいつだって “栄養” を望んでいる。
「ヴァカ共の乗り物討伐なんて、笑えませんわね。 厄介ですこと。」
霧の中、二本の脚で突き進むメイラ含むグループ
それぞれで別れたグループは、盗賊でも魔物でもない 二足歩行に発達した爬虫類
乗り物としては早く賢い上に、牙と爪を持つ 肉食の大爪蜥蜴共の駆除へと乗り出していた。
逃げ出し、雄雌が出会い、子供を産んで、野生で育つ
それをされるくらいなら、肉に変えた方がマシと言えた。
周りは現実的に状況を捉え、槍や弩などを持ち、間合いの外から掛かってくる者を殺すつもりでいる。
誰だってあの大きな顎や手指の黒い爪に捕らわれるつもりはない。
ご案内:「王都マグメール 森林地帯 吐息の森」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 霧がかかるまま、日光すら遮った曇り空のような薄暗い視界の中
入り込んだ途中までの空間で、声が鳴る
『◆◆◆』 『◆◆◆』
まるで擦り合わせたような独特な声
森の中を響くそれは、駆除するべき二足歩行の肉が、メイラ達に対し仲間同士で連携している声だろうか
それとも別のグループが見つかった声だろうか?
メイラやベテラン以外は ビクッ と、どちらが肉になるかわからない状況へと踏み出したこの一歩
その脚が一瞬止まりかける 身に着けた装備の下で、汗という湿度が増す
男も女も、山賊とは違う オークゴブリンとも違う どちらが肉になるか
それだけしかない空間は、単純な野生の殺し合い。
だから変な希望も抱けない 現実の殺し合いに眼を向けるしかない。
メイラを含む変態や狂人は、罠をかける 連携をとることはできるそれらに恐れる意識は薄い
しかし向かってくる際は真っ直ぐに突撃してくるか 飛び掛かるか
それだけしかできないのならば、あの向こうの太い肥えた樹木から覗き込むようにした一匹がうかがえた。
一匹を森の奥へと浚うだけで充分と言いたげにしている。
故に数匹が纏めて掛かってくる行為は、生存率を上げ、死亡率を分散させるそれ
真っ直ぐにこちらへと長い尾を水平に構え、突撃してくる。
「突撃してくるだけなら、槍で足りますのに。」
一般的な冒険者の獲物は槍が一番いいとされている
間合いもあり、突撃してくるだけの馬鹿なら、事足りるからだ。
だからこそ、こうして連携を取ろうとしてくる蜥蜴に長剣を背から抜き。
「弩 構えですわ。」
自身も弩を持ち、矢が詰まったそれを三匹の一匹へ。
「撃ちなさい。」
そして放たれたそれが、突き刺さり、怯ませる。
一匹が当たりどころが浅く、構わず来たのに対して振るうのは、右手に持つ段平。
「シ ィ ィ ッ !」
ギザ歯を噛みしめ、なるべく水平に尾を引くようにした袈裟斬り 逆袈裟斬りの左右への振り込み。
首を、胴体を その厚みのある刃が食い込み、千切る様にして周囲の太い木々へと叩きつけるようにして壊していく。
肉と骨の詰まった硬い革袋が、盛大に音を鳴らす
人間や鎧では得られない手応えと、音。 たまらない。
ご案内:「王都マグメール 森林地帯 吐息の森」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「連れ込み宿の一室(過激描写注意)」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 斜めに差し込む朝の光をカーテンで遮り作った薄暗がりの中、ギッ、ギシッ、ギシィッとリズミカルに軋むクイーンサイズの寝台と、その上で一人の娘を組み伏せて激しく腰を振る猫一匹。
獲物を狙う猛獣にも似て立てた尻尾をくねらせながら振る腰は、豊満で形良い尻肉の丸みの半ばと、むっちりとした太腿を、今にも弾けんばかりに張り詰めた黒皮ローライズのホットパンツからぷりんっと露出させている。
滲む汗にて妖しい艶を帯びた褐色の背筋を覆うレースアップのビスチェもまた、ホットパンツ同様にエナメル質の皮光沢を見せるボンテージ。
「はッ♥ はッ♥ んぁ、はっ♥ はぉ♥ おっ♥ お、ほっ♥ そろそろイくでぇ♥ 7発目ぇ…んっ、ふ、おっ、おぉ♥ こ、今回も中にぃ、……ん、ぃっ♥ おまんこの、中、にぃ♥ 生ハメ、中出し、ぶち撒けるでぇえ…っ♥♥ おっ♥ おっ♥ おお゛っ♥ んほおぉおぉおぉおお~~…ッッ♥♥♥」
ぱんぱんぱんぱんっとラストスパートの激しさで餅つきめいて突き抉る女体の耳朶にベージュの唇を寄せて一方的に告げれば、"じっぱぁ"によって合わせを半ばまで広げたホットパンツの上部より突き出す怒張をどすんっと彼女の最奥にまで突き込んで、宣言の通りであるならこれが7度目となる、その癖一番搾りと言われた方が納得できるだろう特濃ザーメンを炸裂させた。
ぶぼりゅんっ、ぼりゅりゅうっ、どぴゅどぷっ、ぼぶぶっ♥
射精というより排泄とでも言うべき重く粘つく汚音を伴う大量射精が、錬金膜をはじめとした避妊具を用いる事のない無責任中出しの白濁で娘の胎内を穢し尽くす。
■キルシュナ > 「お、ほ……♥ んひへぇぇえ…♥♥ 散々中出しキめたまんこにさらにどぴゅるんは、なんや風呂ん中でおしっこしとるみたいな気持ち良さがあるよねぇ……♥」
はー…っ♥ はー…っ♥ と未だ硬く膨れ上がったままの絶倫ちんぽを彼女の中に埋めたまま、射精の余韻に浸る猫。
手慰みに娘の頬を撫でる手付きは優しく淫靡で、時折、ちゅっ、ちむっと触れさせるキスもまたピロートークめいて淡い物。
いつもの様に通りで見かけた見目麗しい娘を催淫術にて拉致って来たのか、既に肌を重ねた事のある知人に対し軽薄な誘いを掛けてベッドに連れ込んだのか、夜更けより始めた行為は軽い睡眠を伴う小休止も挟んで続けられ、今は日の出どころか酔っぱらい共も起き出すお昼前。
じっくりと時間をかけた前戯から始まったプレイで変態猫の相手となった娘が至った絶頂回数は、少なく見積もっても10は下るまい。
ベッドメイクも完璧で、清潔を絵に描いた様だったクイーンベッドも、今や二人が噴き散らした体液でぐちょんぐちょん。
純白のシーツに放射状に延び滲むのは、娘の噴いた潮なのか、それとも粗相の跡なのか。
そんな淫猥極まる光景も、このエロ猫にとっては特筆するような物ではなく日常の一コマに過ぎない。いつもと異なるのはここから先。
「んっふ♥ もぉ足もガクガクで全身に力入らんよぉなっとるやろし、そろそろえぇよね♥ ………そいやっ♥」
汗で額に張り付いた前髪を労うかのように撫で除けて近付けた褐色の美貌が、きらんっと金の双眸を瞬かせた。
お得意の淫術が相手に付与するのは、自分とエロ猫がセックスしまくりの恋人同士であるという捏造記憶の解除か、もしくは変態猫とのこうした行為に何ら忌避感を抱かなくなっている相手への『気付いたら見知らぬエロ猫に滅茶苦茶レイプされていた』という認識改変の術式か。
どちらにせよ、それまではラブいちゃ和姦セックスだった物が、合意など得ぬまま強引に行われたレイプ紛いの強制セックスに変わるのだから、相手の反応はそれはそれは激しい物となるはずだ。
ご案内:「連れ込み宿の一室(過激描写注意)」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「ゴールドパーク邸(過激描写注意)」にアリアドネーさんが現れました。
■アリアドネー > 富裕地区の成金屋敷と名高いゴールドパーク邸、その成金趣味にふさわしい調度品に飾られた廊下を金髪の少女が上機嫌に歩いている。
その後ろを褐色の肌の少女が一糸まとわぬ姿で後ろの孔から生える長い尻尾を床に引きずって四つん這いで着いていく。
しかし、少しずつ遅れてしまうのは、その尻尾の先に10kgほどの鉄アレイが括り付けられているから。
股間から淫液を垂らしながら必死に着いていくペットはくぅんと甘えた声を上げて主の気を引くも、当の主は気にする素振りも見せずウキウキと自室へと向かう。
途中、父親のペット――少女を産んだ女――がメイドにリードを引かれて庭で排泄させられている姿が窓の外に見えると窓を開けて手を振って呼びかける。
「今日玩具が届くの。
到着したらすぐにアリアの部屋に持ってきてねー!」
その声にメイドは承知いたしましたと恭しく頭を下げる。
散歩中の母親が悲しげな視線を向けるもそちらには一瞥もくれることなく笑顔を浮かべ廊下を歩いていく。
■アリアドネー > そして、自室へと到着するとベッドへと腰掛け、遅れて入ってきた褐色のペットの前に脚を差し出し、舐めて癒やさせる。
「ねえ、チョコ。
今日は何が届くんだっけ?」
削ぃて今日到着する玩具は何だったか……闘技場で目を着けた奴隷剣士だったか、冒険者ギルドに手配させた勇者だったか、それともいつも利用している奴隷商が適当にさらってきた町娘だったか……。
ペットが知らないのは当然ながら、少女のほうも把握していなかった。
何せ楽しければ細かいことはどうでもいいのだ。
ペットが丁寧に脚を舐め癒やす間、自慢の部屋の中を見回す。
部屋の中央には今腰掛けているキングサイズのプリンセスベッド。
部屋の中で一番目立つのはガラスケースに入れられた南国の食人植物、もちろん禁制品だ。
その上には籠に入れられた小人がいつもどおり不安そうな表情を浮かべている。
豪華な装飾が施されたタンスには様々な責め具が収められており、御用商人が気を利かせて新しい器具を収めているだろう。
それを使うのも楽しみの一つだ。
その他にもホルマリン漬けの目玉や薬指に指輪が付いたままの左手、北方の麻薬草等悪趣味なものが所狭しと並べられている。
色々玩具も増えてきたからそろそろ整理しなければいけないかも知れない。
「そろそろかしら?
ねえ、チョコ。今日はどんな子かしら?
どんな声で鳴いてくれるか楽しみね!」
ペットの顎を足先で持ち上げ、媚びた表情を浮かべるペットへと笑顔を向ける。
その時、丁寧なノック音がドアから響き――。
「入って!」
ワクワクを隠しきれない少女が瞬時に声を張り上げた。
ご案内:「ゴールドパーク邸(過激描写注意)」にシルフィエッタさんが現れました。
■シルフィエッタ > 罠に嵌められ、冤罪により奴隷落ちした少女は、しかしその罪状から買い取る者が居なかった。
貴族殺し――単なる人殺しだけでなく、己よりも身分が上の存在を殺めたという重犯罪である。
しかし、裁判の結果、告げられた刑罰は、禁固刑や極刑ではなく、一週間の奉仕活動と奴隷身分への降格。
どの様な意図が働いたのかは不明だが、獄中での生活や死を与えられなかったのは幸運だったのかもしれない。
――そんなある日、曰く付きの少女を買い取りたいと言う稀有な申し出があった。
元冒険者の経歴に惹かれたのか、それともそれなりに整った見目が購入の決め手だったのか。
何れにせよ、少女は奴隷商人の店先で暮らす存在からまだ見ぬ購入主の所有物になった。
納品までの数日、髪を整えられ、質の良い食事を与えられ、商品としての品質を高める日々を送る。
女中を二人付けられて、監視を受けながらの作業だ。それなりの額面になったのだろう。
納品当日。少女は体を隠す大きめの外套と後ろ手に嵌めた手枷のみを与えられ、邸宅へとやってきた。
馬車を降りれば、眼前に見えるのは豪奢な屋敷。確か、一代で伸し上がった資産家だったか。
裏稼業の頃にかき集めた情報が、脳裏をよぎる。だがそれも、これからの生活には関係ない。
整えられた庭を左右に見ながら、石畳を進んで軒下へ。途中、庭で飼われる女が見えた。
同じ様な目に合うとしたら、内心穏やかではない。己を縛る偽りの罪が悔しく思えた。
「そ、そんなに押さなくても歩けるってば……!」
それから、少女は屋敷のメイドによって外套を剥ぎ取られ、贅沢の粋を尽くされた廊下を歩かされていた。
メイドからすれば、奴隷になど触れたくないのだろう。左右の手枷をつなぐ鎖を握り、ぐいぐいと押されながら。
やがて、メイドと少女は、邸宅の一角――少女の主になるだろう存在が住まう部屋の前にやってくる。
メイドが、ノックと共に中へ呼びかける。『お嬢様』と言うからには、買い主は女性なのだろう。
次いで、中からは入室を促す声がかかる。眼前のメイドが扉を開け、少女を中へと思い切り押し込んで。
「わっととっ!?」
少女は自然とつんのめり、彼女の前に崩れ落ちる。傍から見れば、奴隷が跪いた様にも見えるだろう。
その横では、メイドが『玩具をお連れしました』と彼女に述べた後、恭しく頭を垂れていた。
■アリアドネー > 部屋の主の声に応えメイドが開いた扉から少女がひとり転がり込んでくる。
見た目は若い、おそらくは年下だろう。
跪いた少女を見下ろす主の瞳は好奇心にキラキラと光っていた。
見た目はいいとこのお嬢様、悪意も邪気も感じさせない満面の笑顔は育ちの良さを感じさせる。
もっとも……この部屋の中の主以外のすべてが異様であったが。
跪いた少女の目の前には同じく全裸の褐色の肌の娘。
尻穴から長い尻尾を生やした娘は高貴さを感じさせる凛々しい顔つきながらも、主の足指を一本一本丁寧によだれを垂らして舐めている。
異様な植物が収められたガラスケースにこびりつく赤はなにかの血だろうか。
そして、人体の一部や拷問器具と言った悪趣味な調度品……。
そんな部屋に長居するのが嫌なのだろう、少女を押し込んだメイドは一礼しさっさと部屋から出ていく。
「いらっしゃい!
ねえ、貴方名前は?
どこから来たの?
奴隷かしら?冒険者かしら?
あ、アリアはアリアドネーって言うのよ、よろしくね!
こっちはペットのチョコ、元お姫様よ!」
満面の笑顔を浮かべる主が矢継ぎ早に質問を投げつける様子はまるで新しい友人の登場に喜ぶ少女のように見えることだろう。
■シルフィエッタ > 顔を上げれば、そこに居たのは無邪気な笑顔を浮かべる少女だった。
綺羅びやかな金髪、可憐な相貌、纏う服も美麗で、正しく良い所のお嬢様だ。
だが、冒険者時代に育んだ直感故か、彼女の屈託のない笑顔に、身の危険を感じる。
無論、奴隷という身分である以上、彼女を怒らせる訳にもいかず、態度には出さないが。
「えぇ、と、ボクは、シルフィエッタ。元冒険者の奴隷、です。
どこから……奴隷商人の所から、だと答えにならないでしょうか?
アリアドネーお嬢様とチョコ様ですね、畏まりました、よろしくお願いします」
かつて身につけた礼法で、彼女の前に跪き、答えを返して一礼する。
同時に、普段からの癖で彼女やその周囲を観察し、理解しようとしてしまう。
元お姫様をペットのように扱う――その様な不遜を平気で行える胆力。
ペットとして扱われた元お姫様が、自尊心の欠片もなく主の足指をなめる様子。
その尻穴から伸びる尻尾は、あからさまな淫具だ。恐らく、心を折られてしまったのだろう。
このままこの場にいるのは拙い。そう理解しながらも、身分が身分故に逃げられない。
そこまでを一瞬で理解してしまった少女は平静を帯びながら、しかしその心臓はバクバクと鳴っていた。
■アリアドネー > 「そう。じゃあ、貴方は今日からシロね!」
奴隷と言う割には丁寧な挨拶を返せる様子に確かな教養と生まれの良さを感じさせる。
だが、わざわざ名前を聞いておきながら主が口にしたのはまるで犬猫に付けるような名前。
「ねえ、シロ。
それは何?オシャレね、可愛いわ!」
奴隷少女の姿を頭の上から足の先までまじまじと眺め、そして、その下腹部に刻まれた刻印を指差して笑う。
そして、白い下着が見えるのも構わず右足を上げて、それに釣られて顔を寄せてくるペットの頬を撫でてタンスのほうへと顔を向けさせる。
その仕草に主の意図を悟ったペットは四つん這いでタンスのほうへと向かっていく。
尻尾の先に取り付けられた鉄アレイがごりごりと音を立てて引きずられていき、いかにも重そうだ。
「ねえ、シロ。
貴方元冒険者って言ったけど、どうして奴隷になったの?
やっぱり奴隷のほうが楽しいのかしら?
多いわよね、元冒険者の奴隷って。」
ペットの唾液でべとべとに濡れた右足を奴隷少女のほうへと差し出し、その柔らかそうな頬でよだれを拭うよう撫でながら尋ねる。
■シルフィエッタ > 「し、シロ、でございますか……はい、承知致しました」
己の名を問いながらも、そうは呼ばぬと主は言う。もやりとするが、腹に収める。
この場で彼女の不興を買うのは非常によろしくない。そう、理性が警鐘を鳴らしている。
下腹部の紋様について問われても、屈辱を思い出して揺れる心を深呼吸で鎮めた後に。
「これは、冒険者の仕事をしていた時に刻まれたもの、です。
魔物の雌や玩具を示すものなので、アリアドネーお嬢様には似合わないものかと」
どうせ調べれば分かってしまうなら、正直に答えてしまうべき。
そう判断して、腹の刻印の意味を告げる。魂にすら刻まれた、隷従の証明であることを。
途中、金属が床を擦る重苦しい音に意識が向いてしまうのを感じつつ、頬に押し付けられる足先を受け入れて。
「……ボクは、貴族殺しの冤罪で、冒険者身分を剥奪されました。
ですが、アリアドネーお嬢様を手に掛けようとかは思っておりません。
――奴隷は、どうなのでしょうか。なってから間もないので、お答えしかねます」
正直言えば楽しくないが、そう告げることは今を否定することに繋がる。
それ故、成り立てであることを理由に答えをはぐらかし、代わりに頬を彼女の足に擦りつけて、拭う。
ペットたる少女の唾液は、魔物や醜男の体液に比べれば、全く気にならない。平然と頬を貸してみせよう。
■アリアドネー > 「あら、人間より魔物とか獣のほうが好きなのね。
じゃあ、シロのつがいになる子も見繕わなきゃ。
どんな子が好きなの?」
従順に頬を擦り付けてくる新しい玩具へのご褒美とばかりに手を叩いて笑顔を浮かべる。
主には奴隷少女の屈辱など感じ取れない。
ただ、そんな紋様を付けるほど魔物の雄が好きなのだと判断した。
「あら、そうなの?
それくらいで奴隷になっちゃうのね、不思議だわ。
前にチェルシーで遊んだ時はそんなことなかったのに。」
奴隷少女の奴隷に堕ちた経緯を聞いて目を丸くする。
冤罪との言葉は信じているのかいないのか……そもそも興味がないのか。
ただ、その言葉は暗に――。
そして、ペットが重そうに咥えて持ってきたのは大きなアタッシュケース。
主と奴隷少女の目の前で、カチリと音を立て蓋を開けると中には大小様々な器具が綺麗に収められていた。
知識がなければ何に使うかわからないようなモノがいくつも並ぶ中、男性器を模した玩具もあるあたり、女を責める為のモノなのだろう。
そして、蓋の裏側にはペット用の餌皿が二つ。
「あら、こんなのあったの?
きっとシロの為に用意してくれていたのね。」
自室の中から出てきたにも関わらず見覚えのないアタッシュケースは、今日届く奴隷少女の為に事前に用意されていたものなのだろう。
とりあえず餌皿を取り出し、それを奴隷少女の前へと置く。
「とりあえずこれが今日からシロのご飯のお皿とトイレね。
どっちでも好きに使えばいいと思うわ。
使ったらちゃんと自分で綺麗にするのよ?」
言い聞かせるような口調、優しい笑顔、それは新しいペットに対するもので、最初が肝心と飼い主の義務を果たすいい子ムーヴ。
――そのペットが人間でなければ、だが。
■シルフィエッタ > 「それは、あの、えぇ、と……いえ、その、魔物じゃない方が、好き、です!」
ゴブリン、オーク、アルラウネ、スライム、ローパー――犯された魔物の数も様々だ。
だが、それよりも意思疎通が可能な相手の方が望ましい。そう考えての懇願である。
彼女に飼われて、魔物の番として添い遂げる。そんな末路は願い下げだ。
だが、彼女はそれを良しとしてくれるだろうか。不安が内心に募る。
「ちぇる……?そ、そうですね、不思議だと、思います」
表向きは冷静を取り繕っているが、内では動揺が収まらない。
今も、正しく答えていられるようで、彼女の言葉をただ追従するだけの返事だ。
思考がうまく回らない。焦りや恐怖が少女のいつも通りを崩しているからか。
やがて、金属を擦る音が近づいてくる。持ってきたのは、その細腕には重そうなアタッシュケース。
中に収められているものの内、理解出来たのは男性の逸物を象ったディルドと皿。
その内の一枚が、目の前に置かれる。彼女の名付けに相応しい、白色の餌皿だ。
「これがご飯のお皿と……あ、あの、これに、その、トイレもするんですか?
使ったら、自分で……洗って綺麗にする、ということで、よろしいでしょうか?」
困惑。正にその二文字に尽きる。食事と排泄で使うものが同じ、と言うのは初めてだ。
奴隷商人ですらその二つは別にしていたが――努めて冷静に、問うてみる。
■アリアドネー > 「そうなの?でも、一応準備させておくわ。
だって、シロが魔物と遊んでる姿も見てみたいし!」
奴隷少女が必死に拒絶しようとしているのを理解した上で満面の笑顔で告げる。
少しでも弱みを見せれば相手の気持ちなど関係なく楽しいと思えるほうを選ぶのはこの主のいつもの悪癖。
しかも、それを指摘も修正も出来る相手は少なくともこの屋敷の中にはいないのだから、たちが悪い。
「あ、大丈夫よ。
ご飯とトイレは別のお皿使っていいから。
でも、その二枚しかないから大切に使うのよ?
なくしたら一緒のお皿になっちゃうからね?」
奴隷少女の勘違いに手を口元に当てて、ころころと可笑しそうに笑う。
皿なんて勿論何枚でも用意することは出来る。
でも、これは躾けだから厳しくしなければならないのだ。
実際――。
「ほら、チョコ。
先輩としてお手本見せてあげて?」
主に声を掛けてもらうとペットは嬉しそうにくぅんと鳴き部屋の隅へと向かう。
そこには奴隷少女に与えられた皿と同じデザインの茶色い皿が一枚。
ペットはそれの上に跨ると躊躇なく下半身から力を抜き、ちょろろろと餌皿の中に放尿を始める。
「チョコは今うんちは我慢させてるからおしっこだけね。
ああやってこぼさないようにするのよ?」
主と奴隷少女が見守る中、放尿を終えたペットはこぼさないよう器用に餌皿を口で咥えて持ち上げ、四つん這いで部屋の外へと出ていく。
ごりごりと鉄アレイを引きずる音が廊下を少しずつ遠ざかっていく。
「じゃあ、シロもやってみて?」
ベッドの上から降りて床にぺたんと座り、アタッシュケースの中身を物色しながら子供のように無邪気な笑顔を奴隷少女へと向ける。
■シルフィエッタ > 「っ……わかりました、お嬢様のお心のままに」
恐らく彼女は、こちらの思いなど考えては居ないのだろう。
無邪気な、満面の笑顔で告げる様子は、我儘に育った子供にほかならない。
そして、今や彼女を諌める者も居ないのだろう。彼女の言葉一つで、諌めた者の首が飛ぶ。
それが比喩ではなく、物理的に。そんな未来すら、彼女の様子からは容易く想像出来た。
「……承知致しました。大切に使います」
不承不承だが、歯向かえば損をする。彼女の機嫌を損ねない一手。その思索だけで精一杯だ。
目の前では、きっと凛々しくも可憐なお姫様だっただろう彼女が、茶色の皿に跨っている。
それから、躊躇のない放尿。最早日常の一部と言わんばかりの慣れきった所作である。
放尿を終えると、口で皿を咥えて、部屋の外へと出ていく。それを呆然と見送って。
次いで、同じ様にやってみろと笑顔が向けられる。ぞくん。背筋を冷たい何かが駆け抜けた。
「……それでは、その、はい。お言葉に甘えさせて頂きます……ん、くっ――ぅ、んっ……」
同じ様に、目の前に置かれた皿を跨ぐ。両腕は後ろ手に戒められているから、前には回せない。
当然皿も動かせないから、少女自身がどうにか体を合わせる形で動かし、どうにか狙いを定めて。
下腹部に力を込めると、先の奴隷と同じ様に濃いめの小水が白い皿へと溜まっていく。
緊張故か、いつもより若干量の多いそれは、更に並々と注がれて、八割程を満たしてしまって。
それでも排泄の解放感は快く、羞恥を味わいながらも、ふるふる、と僅かに身震いすらしてしまいつつ。
「――こう、でしょうか。あの、手枷を外して頂いても、良いでしょうか?
口で運ぶと、その、零してしまいそうで、お嬢様のお部屋を汚してしまいますので」
アタッシュケースの中を漁る彼女に、恐る恐る許可を求める。
駄目だと言われて、口で運べと指示されたら同じことが出来るだろうか。
否、きっと零してしまう。その確信がある。粗相を回避するべく、乞うてみる
■アリアドネー > 「ふふ、いっぱい出るのね。
我慢してた?」
奴隷少女が餌皿の上に跨って用を足す姿をにこにこと無邪気な笑顔で見守り、ちゃんと出来たねと頭を撫でる。
拘束された両手が痛々しく見えるものの、ちゃんと躾けが出来るまでは外しちゃ駄目と言われてるから仕方がない。
「駄目よ、ちゃんと出来るようにならないと。
最初はチョコだっていっぱい失敗したんだから。」
弱音を吐く奴隷少女の鼻先につんと指先を押し当てる。
そして、長さ30cmほどの捻じくれたドリルのような器具を取り出し、それを愉しそうに奴隷少女の目の前に見せつける。
持ち手に取り付けられた取っ手を回すと本物のドリルのようにぐるぐると回る。
「これ初めて見るけど気持ちよさそうね。どう?」
奴隷少女へと向ける満面の笑顔、それは粗相をすればこれでお仕置きするぞ、と。
■シルフィエッタ > 「それは……はい、我慢、してました。ありがとうございます」
褒められる。優しく撫でられる。その手付きは、確かに愛するものに向けるもの。
――恋慕などではなく、飼い猫等に向けるものではあるが、確かに愛でる心は持ち合わせているらしい。
次いで、零さぬようにという建前で告げた願いは却下される。それには少し悩んでから。
「せ、せめて、チョコ様と同じ様に、四つん這いで運ばせてください。
そうでないと、蹲って持ち上げただけで溢れてしまいますから――ひぃうっ!?」
後ろ手で繋がれている以上、少女が移動するのは四つん這いではなく二足歩行だ。
肩の関節を外せば腕を前に持ってくることは出来なくもないが、繋がれたままでは戻せない。
このままだと、口で咥えようとした時点で皿が斜めになって溢れてしまう。それだけは避けたい。
だが、彼女は少女の都合など考えず、むしろ禍々しいドリルのような器具を見せつけてくる。
ぎゅりぎゅり。駆動音のノイズが惨たらしさを演出する。切っ先の材質次第では――。
「わ、わかりました、は、運びますので、お許しを……!」
そう告げてはみるものの、どう咥えたら良いものか。
思案の末、少女は両膝を揃えて皿の脇に座り、頭を垂れて皿の縁を噛むことにした。
歯に感じる硬質な感触。つるりとした表面は、少しでも意識をそらすと滑りそうになる。
下の歯をどうにか皿の縁に差し込んで、カタカタと震えながらゆっくりと持ち上げていく。
今にも零れそうな小水を、どうにか零さずに。鍛えられたバランス感覚で、時間をかけて立ち上がって。
足が、膝が、筋肉の酷使に悲鳴を上げる。それでもゆっくりと、少女は部屋の外を目指し、歩き始める。
よたよた。慎重に、饐えた臭いを気にしないように努めつつ、少しずつ扉に近づいていく。
――そうして、どうにか扉の前まで行くが、後ろ手に留められた手では扉を開けない。
また、彼女に話しかけようにも、皿を咥えていては言葉が出ず、落としそうにすらなる。
思考の末、少女は一度反転し、後ろ手のまま扉を開けて、体重をかけてゆっくり扉を開いてゆく。
無事に捨てられるまでもう少し。扉の向こうにメイドや先輩ペットの彼女が居なければきっと。
或いは彼女が何らかの無邪気な悪戯を仕掛けなければ。扉の隙間から、徐々に廊下が見えてくる。
失敗したら、きっと皿も割れてしまう筈。だから、失敗するわけにはいかなかった。
■アリアドネー > 「むー、どうしてそう我儘言うの?
アリアの言うこと聞けないの?」
奴隷少女の縋り付くような哀願に不機嫌そうに頬を膨らませてジト目を向ける。
せっかく優しくしてあげてるのに、やっぱり最初はもっと厳しく躾けないと駄目なのかしらとドリルの回転速度を上げる。
「そうそう、気をつけてね?
もし零しそうだったらおしっこ飲んで減らしてもいいからね?」
無様にも床に這いつくばって皿を咥える奴隷少女の姿を、ペットの芸を見守る飼い主のようにはらはらと見守る。
確かに両手を使えないと大変そうだ。
慣れないうちは助けてあげたほうがいいかなと思うものの、躾けの為に心を鬼にする。
そして、上手く持ち上げることが出来ると我が事のようにぱちぱちと拍手する。
「すごいすごい!
ちゃーんと出来たね!」
生まれたての子鹿のようによたよたとドアのほうへと向かっていく奴隷少女の背中を眺め、我が子を見守る母のように目元を拭う。
まあ、それはそれとして――。
「えいっ♥」
後ろ向きに何とかドアを開けようとする奴隷少女目掛け、ベッドの上に置いてあったぬいぐるみを投げつける。
反抗的なペットにはちゃんとお仕置きしないとね。
■シルフィエッタ > しまった。地雷を踏んだ。そう思った時には遅かった。
彼女が目の前で不満を見せたのに反応して、少女は慌てて運ぶ旨を告げる。
飲んで減らしても良い。そう言われても、自らの小便に口をつけるのは憚られる。
陵辱されて無理やり注がれるのとは違うのだ。自由意志で、口をつけたくはない。
それから、少女はどうにか扉の間近で、戸を開けて、あと一歩の所までやってきた。
だが、少女の努力を全て不意にする一撃が、彼女の手元から飛来する。
彼女がベッドの上に置かれていたぬいぐるみを、少女目掛けて投げたのだ。
それは綺麗な放物線を描き、少女が咥えている皿の縁を引っ掛け、胸元に当たる。
ぬいぐるみ自体は、柔らかな材質のもので当たっても痛くはない。問題は皿の方だ。
縁を思い切り下に引き下げられて、中身の小便が床とぬいぐるみにぶちまけられる。
それだけではなく、引っ掛けていた歯が外れて、皿は一瞬で下へと落ちていく。
手枷がなければ、少女は類稀な反射神経でどうにか落ちきる前にキャッチできただろう。
だが、今は右手を咄嗟に出そうとして、ぎちりと皮が食い込む痛みに表情を歪めるのみ。
右足を差し出してクッションにしようと試みるが間に合わず――。
「あ、あああぁああああっ!?」
ぱきゃん。床に落ちたトイレ皿は、渡されて初めての使用で無残に割れてしまう。
同時に、小便を零したことによるお仕置きも確定。思考が止まり、悲鳴しか挙げられなかった。
■アリアドネー > 「あ~ぁ、割れちゃった。」
奴隷少女が自尊心もかなぐり捨て無様な格好で何とか持ち上げた餌皿は無情にも床で真っ二つに割れてしまっていた。
主自身が邪魔をして引き起こした事態にも関わらず、如何にも残念そうな声でため息を吐く。
奴隷少女の足元には彼女自身の小水が散らばり、すっかり濡れてしまっている。
以前は毛足の長い絨毯を敷いていたが、ペットを飼うようになってからはフローリングにしてある為、掃除はそれほど手間ではないだろう。
「じゃあ、約束だからお仕置きしないとね。」
ドアの側で悲鳴を上げる奴隷少女の元へとドリルを手にゆっくりと歩み寄る。
そして、ドリルの先端を少女のおへそ、胸の先端、そして、割れ目の上端へと押し当てぐるぐると回す。
先端は柔らかな素材で肌を傷つけないが、ぐるぐると回るドリルの段差は激しく、それを孔に突っ込めばどんな刺激が与えられるか……。
「じゃあ、そこで跪いてお尻こっちに向けて?」
これから食事も排泄も同じ皿で行わなければならない奴隷少女へと、彼女自身が開けたドアの隙間から顔を外に出して這いつくばり、お尻を上げて此方に向けろ、と。
そんな命令を先程までと変わらぬ愛らしい笑顔で告げる。
■シルフィエッタ > 「ど、どうしてっ……う、うぅっ……」
成功まで後少しだった。その事実が、余計に少女の心を滅入らせる。
小便塗れになった床。そのすぐ近くで、少女はパニックになって何も出来ない。
ひっ、ひっ、と浅い呼吸を繰り返して、彼女が近づいてくるのを見ているのみで。
彼女が携えた柔らかなドリル。それでも、穴に入れてスイッチを入れたら、悶絶必死の淫具だ。
それをこれから、中に差し込まれる。逃げたいが、逃げれば余計に不愉快にさせてしまう。
結果、少女は逡巡の後、ドアの隙間から顔を外に出し、彼女に向けて尻を向ける。
僅かに小便で濡れた秘所ときゅっと窄まった薄褐色の尻穴。その二つを見せながら。
「お許しくださいっ、アリアドネーお嬢様、お慈悲を、お慈悲をぉっ……!」
懸命に、必死に、乞い願いながら、しかし彼女に向けられているのは尻だけ。
その表情も必死さも、一切伝わらない。それでも、謝り続けることしか出来なかった。
■アリアドネー > 「大丈夫よ、安心して?
アリアはペットにひどいことしないから。」
奴隷少女の震えるお尻を眺めながら優しい声音で囁く。
もっとも気高き南蛮の姫の現状を見れば、主の認識が現実とどれくらいずれているか一目瞭然だろう。
必死に慈悲を請う奴隷少女の目の前には廊下の壁。
そして、その前を何人ものメイドがチラ見しながら通り過ぎていく。
哀れな娘、そう思っても誰ひとり手を差し伸べることはない。
「気持ちよかったら教えてね?
あ、でも、気持ちよかったらお仕置きにならないかしら?」
ドアで遮られ見えない室内、奴隷少女の後ろの窄まりに柔らかくも硬い感触が押し当てられる。
それはゆっくりと回転を始め、窄まりを舐めるよう解す。
そして、押し当てる圧力が増し、先端が少しずつ埋まり込んでいく。
指2本ほどの太さの先端は奴隷少女の肛門を割り拡げ、そして、ドリル刃が刻まれた部分まで潜り込むと後は押し込まずとも回すだけで勝手に飲み込まれていく。
「へー、これ面白いわね。
押さなくても入るのね。」
取っ手を回すと回転するドリルがネジのように自然と中へと入り込んでいく様子を眺め、背後から愉しそうな声が聞こえる。
強い摩擦と共にドリルの段差が肛門を執拗に責め立てる。
根本に行くに従い太くなっていくドリルは奴隷少女の中を撹拌しながら少しずつ奥へ奥へと入り込んでいき、時折逆回転させると抜けていく。
■シルフィエッタ > 酷いことはしない。そう告げる彼女だが、先輩ペットの元お姫様が真実を告げている。
酷いことではないと認識できるまで壊される。今の彼女からは、そうとしか取れない。
助けを乞おうとしても、メイド達は一瞥しては通り過ぎていく。憐憫だけが透けて見える。
手を出せば巻き添えを食うのだから当然だ。少女は、彼女を楽しませる供物なのだ。
或いは、先輩ペットの元お姫様も、自分以外の生贄が増えたと喜んでいるのかもしれない。
「へひっ、は、ひっ、わかりまし――ひぅぅううううっ!?
んぇっ、ぉ、ぉぉおおおっ♡にゃに、これっ、おじ、りぃいいっ♡」
尻穴の中央に突き立った螺旋が、ぎゅいぎゅいと回転しながら奥へ入り込んでいく。
肉棒などとは違う、強引に拡げられて、中を掻き回される味わったことのない刺激。
だが、徹底的に性感帯へと作り変えられた尻穴は、少女に快楽以外を伝えない。
声音が一瞬で甘く蕩けて、尻が何度も跳ねる。その間にドリルは根本まで飲み込まれる。
メリメリと拡がっていく尻穴。最大直径までを一気に飲み込み、戯れの逆回転でズルリと抜けて。
幾度か繰り返されると、少女は股座からぼたぼたと粘ついた白濁の蜜を零し始める。
強い快楽によって発情した結果、吐き出される分泌液。同時に、濃い雌の匂いが拡がって。
「へひっ、ぅ、ぁ、ああっ――きもちいっ、ですっ、ありあどね、しゃま、あぁあっ♡
まってっ、おっひ、りっ、ひろがりゅっ、へんになりゅっ、ぁああぁ、ぉおおおっ♡」
何度も何度も、抜き差しを繰り返していると、尻穴も解れて緩み始める。
その奥から微かに漏れるのは、内臓特有の臭み。それから、腹に秘めた汚穢の臭い。
先輩ペットの彼女には禁じているそれは、少女の中にも詰まっているのだ。
撹拌して拡がれば、混ざった空気に臭いも漏れて、彼女の鼻にも届いてしまうかもしれない。
■アリアドネー > ドアの隙間から頭だけを出した奴隷少女が上げる無様な声。
通りすがりのメイドがその声に視線を向けるとそこにあるのは快楽に蕩ける雌の顔。
しかも、漏れ出る声から察するに責められているのは後ろの孔。
憐憫の色を帯びていたメイド達の瞳が侮蔑の色へと変わる。
何せここに連れてこられていきなり悦ぶような変態はそういないのだから。
「お尻好きなの?
こんなに敏感だったらうんちするだけで気持ちよくなっちゃうんじゃない?」
根本まで回し入れると取っ手を回しても持ち手が引っ掛かってそれ以上奥には入らない。
そのせいでごりごりとした回転の刺激が肛門を執拗に責め立てる。
気まぐれに回転方向を変えて抜き差ししていると漂ってくる奴隷少女の恥ずべき臭い。
回転するドリルが汚物を撹拌し、羞恥の臭いを強める。
「シロ、臭いわ。
もうすぐご飯だけど先にトイレするのかしら?」
排泄した皿で食事をする。
その行為は人としての尊厳を打ち砕くには十分だろう。
部屋の中から尋ねながら奴隷少女の胸の下に最後の一枚の餌皿を置き、ドリルの回転を止める。
■シルフィエッタ > 魔物に、陵辱者に、奴隷商人に、執拗に仕込まれた尻穴は、何より鋭敏な性器だ。
普通の娘なら陰核が、或いは膣や子宮が、性的愉悦を生む最高位に入るはず。
だが、少女の最高位は排泄の為の穴。摂取した栄養の成れの果てを生むだけの穴だ。
それ故、普通の娘ならば悶絶するだろうドリルでの掘削に喘いで、蕩けてしまえる。
メイド達の視線が変わった。憐憫から侮蔑へ。変態であるなら、長らく使われてくれと。
彼女の言う通り、少女の尻穴は排泄だけで快楽を味わえる最弱の肉穴だった。
「ふぎゅっ、ぅ、ぁ――は、ぐっ、ひゃめっ、おにゃ、かっ、あ、あぁあっ♡」
何度も撹拌されて奥まで刺激が伝わると、腸が蠢き、活動を始める。
きゅ、ぐぅぅ。中身を吐き出そうと、奥から汚穢が降りてくる音がする。
臭い。その詰りに耳まで真っ赤にしながら、しかし返事代わりにぷすぅ、と放屁が漏れて。
「し、したくない、ですっ――でも、でもぉっ、んぁ、あ、ぁあっ♡
ひゃ、やらっ、おにゃ、かっ、あ、あああっ、おトイレ、やら、あああっ♡」
出したくない。しかし体は、着実に、強制的に準備を整えていく。
結腸が見えていたなら、その奥から褐色の塊が顔を出したのが見えたかもしれない。
急激に込み上げる排泄欲求。表情がさぁっと青くなり、ふるふると体が震える。
回転の止まったドリルは、ただ栓の役割を持って物を堰き止めてしまう。
引き抜かれたら恐らく漏らしてしまう。そうしたらその後はきっと――。
悩んで、足掻いて、しかしそれしか手段は見つからなくて、か細い声で。
「おトイレっ、うんちっ、させてくださいぃっ……」
許しを請いながら、身を起こし、皿を跨ごうとする。
刹那、膝が眼前の扉を僅かに押して、滑りの良い扉がぎぃと開く。
メイド達がこちらを見る。その中で、少女はたった一枚の皿に尻を向けた。
彼女がドリルを引き抜けばもう――だが果たして、餌皿の中に収められるのだろうか。
■アリアドネー > 奴隷少女自身がドアを開くと今まで隠されていた身体が廊下へと晒される。
後ろの孔に玩具を咥え込み、ペット用の餌皿の上に跨る姿は人としての最低限のラインを超えてしまっているように見える。
そんな奴隷少女の無様な姿へと向けられるメイド達の視線。
遠くからはごりごりと音を立てて四つん這いで戻ってくる先輩ペットの姿も見える。
そして、排泄の許可をねだられた主は――。
「うん、好きにしたら?」
すでに奴隷少女の背後から離れ、それどころか背中を向けて食人植物のガラスケースの中に元が何かわからない肉片を投げ入れていた。
排泄したいのなら、自分でドリルをひりだすなり、後ろ手で引き抜くなり好きにすればいい、と。
もっとも回転させれば簡単に抜き差し出来るドリルは、普通に抜こうと思うとそのドリル刃が引っかかるせいで容易ではないだろう。
■シルフィエッタ > その時の少女の表情は、何より必死だった。
小便をした時と同じ様に、しかし少しだけ前に屈み込んで息む。
しかし、ドリルは吐き出せない。柔らかなドリル刃が粘膜に引っかかっているのだ。
懸命に奥歯を噛んで、メイド達と先輩ペットの前で難産のような姿を見せる。
むりゅ、みり。必死に息むとようやく一段目が抜けた。だがまだ、後数段。
ぐ、ぎゅぅ。腹が鳴る。排泄欲求が込み上げて、思考が切羽詰まってきて。
後ろ手でドリルの底面を持ち、息みながら引き抜く。これで一気に二、三段目が抜けて。
「へひっ、ぃ、ぉぉおおっ――ぬけ、りゅっ、あ、あ、あぁあああっ――♡」
もう少しで全て抜ける。そうしたら、トイレの皿に、皿に――。
あの皿に粗相をした後、食事を注がれるのだろうか。それに口をつけるのだろうか。
そんな想像が、今更になってよぎる。尊厳など欠片も感じられない行為。
だが、もうドリルは半ば抜け落ちている。今更戻すのは難しい。彼女は興味を失っている。
必死に願って、懸命に堪えて、その上で最後は見向きもされない。そんな扱いに涙が滲む。
しかし、腹の具合はそんな少女を待ってはくれず、体が排泄を求めて息み、最後の一段を吐き出して。
「ああ、ああぁあああっ――いや、いやあぁああああっ――♡」
むりゅ、むりゅむりゅ。茶褐色の健康的な一本の糞便が、白磁の皿に向けて吐き出されていく。
それはそのまま、皿に触れると底を汚しながら尻尾のように伸びて、中に折れては積もっていく。
内臓すら作り変えられた少女の汚穢は、普通の食事を最大効率で汚穢に変換する。
その結果、少女は普通の娘にして数日分のものを産み落とし、たっぷりと満たしてしまうことになる。
同時に少女は法悦の喘ぎを上げ、絶頂し、尻を突き出しながら崩れ落ちる。
残るのは、淵を咥えて運ぼうとすれば悲惨な目に合うだろうトイレ皿とドリルの淫具のみだった。
■アリアドネー > 本来ならばそれ相応の場所で、誰にも見られず行う人としての営み。
奴隷少女はそれを広く開けた場所で、明るい陽の下で、いくつもの視線に晒されながら行った。
奴隷と言えども一応は人だ。
だが、今奴隷少女へと向けられるメイド達の視線は到底同族へと向けられるようなものではなく、あえて言えば道端の犬の糞へと向けるようなもの。
今までもトイレの躾けで苦労した者や人としての尊厳を失うことに咽び泣いた者は多くいた。
だが、こんなアヘ顔晒して悦んで汚物を晒した者など……。
「終わった?じゃあ、もうすぐご飯だから片付けて?
ちゃんと全部綺麗にするのよ?」
血で汚れた手を拭きながら主が振り返る。
奴隷少女の作り変えられた身体のことなど知らない主はこんもりと餌皿に山盛りになった汚物を眺め、にっこりと笑顔を浮かべる。
「いっぱい出たのね、健康そうで何よりだわ。
玩具はまだまだいっぱいあるし、ご飯食べたらもっと遊びましょう。」
アタッシュケースの中には奴隷少女専用の玩具がまだまだ詰まっている。
全部一度は試してみないと。
戻ってきた先輩ペットは絶頂に崩れ落ちた後輩の頬をぺろりと舐める。
それは後輩を労ると同時に排泄させて貰えることへの羨望。
何せもう5日も排泄させてもらえていないのだから。
そして、先輩ペットは後輩の横をすり抜け主の元へと戻り、綺麗になった餌皿を見せる。
■シルフィエッタ > 最早少女を見る皆の視線は、同じ人を見るものではなかった。
浅ましくて下劣で取るに足らない物。それこそ、放り出した後のものを見るのと同じだ。
だが、この場で彼女の命令に逆らうのに比べれば、耐えられる。否、耐えねばならない。
強烈な羞恥を味わいながら、綺麗にするとの言葉に、身をよろよろと持ち上げて。
「わかり、ました……その、何処に持っていけば良いか、教えて下さい」
流石にこの皿を口に加えて運ぶのは、どんなに命令されても無理だ。
固形物だから、水平を保つ形で後ろ手に運ぶことにしよう。
その後はしっかりと、シミ一つ無くなるまで皿を洗って、そして――。
後ろ手で作業するのだから、普通にやるのとは倍以上の時間がかかりそうだ。
とは言え、やらなければ――その先は想像したくない。考えないことにした。
思案の果て、頬への温もりに気づく。それは、先輩ペットのお姫様の舌。
その腹部――明らかに懐妊ではないだろう、膨らみを眺めて、少しだけ申し訳ない思いを抱く。
彼女は、主に餌皿を見せに行った。ならば次は自分がさっさと掃除をしてこなければ。
意を決して、後ろ手に糞の入った餌皿を持ち、ゆっくり立ち上がると。
「それでは、シロは、出したものを捨てに行ってまいりますっ……!」
そう告げて、汚穢を捨てる場所に向かう。教えてもらえなかったら、メイドに問いながら。
無視されても、お嬢様の機嫌を損ねるよりは、という言葉を添えて、必死に、懸命に訴えつつ。
少女が餌皿の掃除を終えて戻ってくるのは、時計の長針が九十度ほど回った頃になるだろう。
■アリアドネー > 「メイドに聞いて。」
奴隷少女の問い掛けに雑に答え、ちゃんとやり遂げた先輩ペットの頭を撫で、頬を擽り、乳首を抓ってやる。
その表情は飼い主としての愛を感じさせる優しげなもの。
もっとも――今まで主が飼ったペットはこの褐色の姫だけではないだろう。
それはつまり、いくら可愛がっていてもあっさり捨てたり壊したり出来る無邪気さを同居させているということ。
奴隷少女も主のちょっとした気まぐれで運命が変わってしまってもおかしくはない。
奴隷少女の問いにメイド達は嫌悪感を露わにしながらも処理すべき場所を教える。
無視して適当な場所で処理されてしまったら仕事が増えて大変なのだ。
奴隷少女が仕事を終えて戻って来た時、主の姿は部屋の中になかった。
戻ってくるのが遅いのを怒ってとか、待ちきれずにと言った理由ではなく、単に父親に闘技場観戦を誘われたから。
コックがせっかく用意した食事も外食で済ませるからと無駄になってしまったが、この家では些細なこと。
部屋の中では1人残された先輩ペットが床にぺたんと座り込み、ぼーっと虚空を眺めている。
今後知ることになるが、このペットは主がいないといつもこんな感じで魂が抜けてしまっている。
そして、奴隷少女が洗ってきた餌皿にメイドが食事を盛る。
犬のような扱いながらも食事は柔らかな肉を使った極上の料理。
それは庶民が一生口に出来ないようなもので、この家でペットとして生きる際の生活水準の高さがわかる。
問題は、それを盛られた皿が先程排泄物を山盛りにした皿であることくらい。
食事を盛ったメイドは奴隷少女へと主の伝言を告げる。
「遊んであげられなくてごめんね。
お土産買ってくるから、それまで玩具で遊んでて。」
と。
それはつまり、アタッシュケースの中身を使って自慰していろと言う命令と同義。
そして、メイドが去れば悪趣味な部屋の中に残されるのは魂が抜けた先輩ペットと奴隷少女のみ。
虚無とも言える時間は主が戻ってくるまで続くことだろう。
果たして奴隷少女が虚無と快楽の中で先輩ペットのように主への感情以外のすべてを失うのか、それとも数日で飽きられて解放されるのか、気まぐれに壊されてしまうのか……それは運命の女神のサイコロの出目次第。
■シルフィエッタ > メイドに問うて、汚物を捨てて戻ってきた頃には、主たる彼女は居なくなっていた。
どうしたのかはわからないが、いつもどおりなのだろう。誰も気にした様子はない。
そして先輩ペットたる彼女は――呆けた表情で、虚空を見ていた。感情も生気もない。
それでいて、出されたものはしっかり食べるし、催せば自分でトイレをしては綺麗にする。
そうして主が帰ってくるまで、彼女は過ごしているのだろう。その末路に、背筋が冷たくなった。
差し出される食事は、何とも豪奢なものだった。皿のことは最早気にするまい。
とろりと煮込まれたスープ。柔らかな肉、栄養バランスも取れた素晴らしい食事。
その味と質に、汚穢を山盛りにした皿だということも忘れて一心不乱に食い尽くした。
後は――玩具で自慰をして遊んでいろ。ただそれだけがメイドの口から語られる。
命ぜられたなら、いつ帰ってくるか分からない主のために、はしたなく淫具を咥えるしか無い。
箱の中から淫具を引き出し、その上に跨り、腰を落として――。
それから少女がどの様な運命を辿ったかは、主と少女だけの知ることになる。
どう転んだにしろ、最低でも数日間は苛烈な陵辱を受けることになるのだろうけれど――。
ご案内:「ゴールドパーク邸(過激描写注意)」からアリアドネーさんが去りました。
ご案内:「ゴールドパーク邸(過激描写注意)」からシルフィエッタさんが去りました。