2021/01/20 のログ
ご案内:「淫らな宴」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「とある路地裏(過激描写注意)」にシルフィエッタさんが現れました。
シルフィエッタ > 王都のどこか、少なくとも目抜き通りではない路地裏に少女は居た。
その身に毛皮で出来た大きめの外套のみを纏い、唯一露出した両手に看板を携えて。
少女に課せられた役目は、所属する娼館――マニアックな遊びを主体とした社交場の宣伝だ。
縄や鞭など朝飯前、もっと濃厚でアブノーマルな行為をも手頃な値段で楽しめるという触れ込みだ。
実際、今も少女の体には今夜の催しで遊ぶための仕込みが施されている。尻穴に嵌められたプラグがそうだ。
教会で聖別された宝石を埋め込み、魔物を避ける効力を持った代物が、少女の尻穴を塞いでいる。
そして、出口を塞がれた腸の中には、湿った所で繁殖する触手型の魔物が一匹仕込まれていた。
――苗床調教、とでも言うべきか。触手型の魔物は、少女の腸壁に無数の卵を産み付け、出産を強いる。
その様子を個人で楽しむか、或いは集団の見世物として公開し、欲望の籠もった金に変えるのだ。

「ふ、ぐっ――ぅぅううっ……くひっ、ぃぃいっ――ぁ、ぐっ♡」

看板を杖にしながら、よろよろと蹲る。腹の中で魔物が暴れて、腸をこねくり回しているのだ。
外套の中、下腹部に浮かんだシルエットが腸を遡上しながら蠢く。それこそ、口から出そうな勢いで。
事実として、このまま何もせずに居たならば、少女の胃へ、喉へと遡り、魔物は口から外へと出ていく。
そうならないように、と娼館の主から渡されたのは、ぶよぶよとした白濁色のカプセルだ。
中身は、精液と聖水の混ざったもの。嚥下すれば、胃の中が浄化されて魔物の足止めになるらしい。
精液が混ざっているのは、娼館のいらぬ遊び心だ。陵辱者が見て、飲ませてみたくなるものにしているとか。
ともあれ、躊躇する暇はない。カプセルを一つ、口に含むと噛み潰して嚥下する。
ゲル状で青臭い欲望の残滓は、すこぶる不味かった。

シルフィエッタ > 時が経ち、夜が近づいてきたならば、少女は店に戻ることになる。
冒険者よりも稼ぎがよく、しかしその分苛烈な仕事をこなすために――。

ご案内:「とある路地裏(過激描写注意)」からシルフィエッタさんが去りました。