2020/11/09 のログ
ご案内:「◆奴隷市場バフ―ト スラム(過激描写注意)」にアウロラさんが現れました。
アウロラ > (奴隷市場バフ―ト。そこは奴隷産業を主産業とする悪徳の街である。その中でも特に多いのが性奴隷である。どちらかというと割合はやはり個人、もしくは店や組織所属の奴隷が多いようであるが中には街に従属する公共の奴隷、というものもいるらしい。
話には聞いたことがあるものの実際に姿を見たことがないな・・・とふと思い、酒場での情報を頼りにその公共の奴隷がいる、と言われる場所に足を運んでみた。

そのたどり着いた先に広がっていた光景はといえば凄まじい、の一言に尽きる。壁には様々な下品な落書きが描かれて、ふわりと漂う匂いは濃厚な男と女のそれが入り混じった性臭。地面には精液と愛液。それに尿さえもおそらく混ざっているだろう。様々な体液がちらばって、道の中心に倒れるのは首輪を嵌められ穴という穴から精液をだらだらと漏らすあれが噂の街に従属している、とされる性奴隷の姿のそれであろう。肌にも壁に描かれた下品な落書きに負けず劣らず下劣な落書きがされており、それらを囲うのは屋外であるというのに当然のようにギンギンに勃起した肉棒を外に晒し、がははと豪快に笑いながら雑談に興じる男達。 噂によると性奴隷を一日買ったり、娼婦を買うよりもよほど格安で抱ける、とか。一応地面にいくつかの小銭が転がっているあたり、あれが恐らく料金なのであろう。
――スラム。まさしくここはそう呼んで良い程退廃した空間のように思えた。)

これは・・・なんというか、想像、以上の・・・。

(正直、もう少し理性的な光景が出てくる、と思っていたのだけれど実際に広がっていたのはその想像を遥かに超える性という本能をむき出しにした結果の風景。どんな場所なんだろう、そんな興味本位で足を運んだそこであるけれど、思わず一歩後ずさりをしてしまう程に。)

ご案内:「◆奴隷市場バフ―ト スラム(過激描写注意)」にイスラさんが現れました。
イスラ > 「 どうしたんだい?立ち止まって。この先に行く訳ではないのかい?
…ふむ。もし、何も知らずに迷い込んだだけ、だというのなら。正直深入りはお薦めしないけど――」

そんな彼女に、背後から。細めの声が届くだろうか。
同じ道を後から歩いて来たらしいその声の主は。数名の、男女入り交じった若者達の内一人。

此処がどういう所なのかを。明らかに、知った上で訪れたのであろう、色欲を瞳に浮かべた青年達や。
そういった彼等に、奴隷と等しく貪られる事を期待する娘や…
彼等、彼女等の中で。唯一、どっち着かずに辺りを見回していた、中性的な人影が。
何の気なしに見止めた前方の彼女に、意識が向いたのだろう。

――格好の獲物を見付けた。そんな風に色めき立つ数名を、一旦手で制するようにして。彼女の方へ。

アウロラ > ――ぴっ!?

(かの中性的な声が響いたのならば女は驚いたように肩を跳ね上げて素っ頓狂な声を。ぎぎぎ・・・という擬音が似合いそうな程にゆっくりとそちらへ振り向けば女の目に入ったのはにやにやと先客の彼らに負けず劣らず下劣な笑みを浮かべた男達。そして、どきどきと期待に胸を弾ませているように見える娘。ひとつ統一していえるのは誰も彼もがその目に色欲という獣欲をはっきりと宿していることだろう。放っておけばこのままここに混ざり始めてもおかしくはない様子の彼ら・彼女らを制するのは一人の人影。男とも女とも人目でははっきりと口に出来ない程に中性的なその声と影。)

いえ、あのその・・・ちょっと噂を聞いて、興味本位で・・・。

(見られたことが少し恥ずかしいのか、指を摺合せ罰が悪そうに。

けれど・・・格好の獲物を見つけた。そう言うかのようにギラリと獣のような視線を向ける数名の視線に気づけばどくん、と心臓を跳ねさせて身体を強張らせる。その感情は果たして恐怖かはたまた興奮という高ぶりか。)

イスラ > 「 そぅ。なら、最低限――うっかり迷い込んでしまっただお登りさんだとか。
…嫌がる所を無理矢理に連れて来られた、可哀想な奴隷候補でもない訳だ。…良かったじゃないか。」

(始めは。跳ね上がるかのような彼女の奇声に、思わず肩を跳ねさせたものの。
落ち着いて聞いてみれば、どうやら…知った上で、此処に来たのだという。

…何もかもが最悪の、奴隷市場都市。その中に於いてすら、とりわけ最悪と言っても良いだろう、この界隈に。
どういう所なのかを理解して、敢えて足を踏み入れる女。
言葉の最後の一文だけは。彼女へではない、傍らで手薬煉を引く青年達への声だった。
背後の彼等が、二言三言と、肩を突き合わせて密やかに相談し始める。それを尻目に。
にっこりと微笑んでみせれば、彼女の方へ。一歩、二歩。

「 キミが、此処の事を。より、理解したいというのなら。…そうだね、手を貸すのも吝かじゃない。
宜しければ――お嬢様。是非ともボクに、その役割を任せて貰えないかな…?」

(同道していた青年達の興味が。新鮮な獲物へと集中する事を察し。傍に居た娘達は、軽く抗議の声を上げるのだが。
…彼女等も彼女等で。遊び慣れているのだろう。それも、いけない遊び、危険な火遊びに。
性器も剥き出しな、界隈の男達に声を掛け。一人二人の娘が、路地裏に消えていく。
その姿を見送って…どう?、と。彼女へ小首を傾げてみせるか。

アウロラ > ――・・・。

(少年の言葉はとても耳障りが良い。目の前に広がる光景は、匂いは、音は、それはそれは大変凄惨で下品で淫猥な様だというのに彼の音は澄み渡っていてまるで物語に出てくる王子様のようだ。
だから、だろうか。彼が差し出す手に手を重ねるのが不思議と不安や恐怖というものを薄れさせ、彼なら私に良いことを教えてくれるのかも。楽しい事を教えてくれるのかも。刺激的な未来を教えてくれるかも。そんな期待を感じさせた。だから、だろう。その手を重ねるのに恐怖というものはなく。ただぼうっと彼の顔と手を見つめながら、ゆっくりとその手を重ね・・・)

エスコートを、お願いできますか・・・?王子様?

(彼の芝居がかった誘い文句に乗っかるようにこちらも少しばかり演技を重ねまるで物語のように。その先に待つ未来は凄惨で、卑猥なものかもしれないけれど今この瞬間だけは別の、ただ綺麗な未来を感じさせた。

――・・・正直、えっちな事は好きだ。気持ちいいことは楽しいし、嫌いじゃない。けれど、このような場所に自分から歩を進めるのには勇気が必要だったけれど・・・不思議と、彼の手ならば、彼が手を引いてくれるならば不安は薄く。)

イスラ > 娘らの消えた路地裏からは。直ぐに…聞こえ始めるだろう。
くぐもった声、甘やかな喘ぎ。湿った肌がぶつかり合い、潤んだ肉の掻き回される音。
そうなる事が分かっていたというように。始まってしまえば一顧だにせず…
否。本当はちゃんと意識している。その上で、素知らぬフリを決め込んでいるのだ。
間近で始まった背徳の情事に対し。平気の平左、そんな態度を見せる周囲と比して。彼女が、どんな顔をしてくれるのかを見たいから。

「 王子様?…ぁっは、良いね。それならボクは――今夜の所はお望み通り。物語の王子様のように…キミに夢を見せてあげる。
もっとも、こんな場所だ。夢見の内容は……解っているだろう?」

男。女。どっち着かずの身の上で。実に男性めいた呼び方をされたのは久々だった。
お陰で、思わず声を上げ笑ってしまった後。すぃと手に手を取る形で歩み出す。
先程、彼女が一旦踏み留まってしまった。頽廃と淫靡とに満ち溢れるスラムの奥へ。

…三人程の青年達も、それなりに距離を置きながら後を付いてくる。
彼等についても知らんぷりを決め込みながら、勝手知ったるかのような足取りは、やがて――

「 …お、や。先客も居るようだけれど。…大丈夫?」

奥まった、壁に囲まれた街の片隅。形ばかり宿屋のような、簡素な建物に入ったなら。
其処では今正に、スラムの男達によって。一人の少女が散々犯され、犯され尽くし…力尽きたかのように倒れ伏していた。
どこから連れ去られて来たのだろう、襤褸布と化して、少女に絡み付いた衣服の残骸は。華美さ瀟洒さを僅かに残し、まるで――
良い所のお嬢様が。お姫様、が。辿る末路を見せ付ける様。