2020/11/06 のログ
■リア > (月灯りが差し込み、草原を輝かせる広場でのこと。
その頭上を一人の少年が飛んでいた。
まるで、巨大な蝙蝠かのような大きな翼を生やして飛行していた少年は、良い獲物を探していた。)
「はぁ、そろそろ魔力を補充しないとなぁ…。」
(体の中で感じていたそこを付きそうな魔力。
彼はインキュバスと言う種族である為、定期的に女性から精気を吸い取らねば生きていけない。
そのため、何とかして丁度良い相手を探そうと散策していた。
すると、下の方に人影が見え、マークした。)
「ん、あの人…。決めた今日はあの人にしよう。」
(そのまま、気付かれぬままに遠くの方で着地し、いつも通りの貴族風の恰好になる。
そのまま、女性へと近づく。)
「こんばんは。こんな夜に一人で、何をしているんですか?」
(傍から見ればただの貴族の子供。
目元を隠すかのような長い前髪をしており、まるで少女ともいるような綺麗な肌をしていた。)
■リーシャ > 「…………えっ」
切り株に腰掛けた少女の口から気の抜けた様な声が漏れた。
この様な場所に、自分以外の者が居る等とは考えもしなかったから。
振り返った視線がやや下がる。声を掛けてきたその人影が想像以上に小柄だったからだ。
「こ、こんばんは。森を出る途中で、少し休憩をしていたの。
ええと……ぼく、一人?こんな時間に森を歩いてたら危ないわ」
声を掛けてきた少年とも少女ともとれるその子供へと笑顔を見せて案じる様に言葉を掛ける。
辺りを見回すが、他に人の気配は無い。少女は「んん……」と漏らした後、
「もしかして……迷子、なのかな?良かったら、お姉ちゃんが街まで送ってあげましょうか?」
切り株から立ち上がると少年の前で目線を合わせる様に屈み、首を傾げて見せた。
■リア > 「え?本当に?ありがとう...。」
(声を掛け返してくれた女性の返事を聞いて嬉しそうに笑った。
その笑みからは可愛らしさが伝わるように見える。)
「えへへ...嬉しいよ...。
だってお姉さんが優しいから...。
僕の良い栄養になってくれそうだ...。」
(優しく幼く笑い返事を返す少年。
相手を褒めるような事を言おうとした瞬間、目を隠していた髪が乱れる。
髪の奥底から出てきた瞳はまるで純正のルビーの様な瞳である。
目が合うとそこから眩しくも目を痛めない光を放つ。
その光を浴びれば、少女の体は力を入れることが出来なくなるが、果たして...)
■リーシャ > 「ふふっ。うん、私も街に戻る所だったから」
少年が返した愛らしい笑みを見て、少女の笑顔が綻ぶ。
自分より幼い少年とはいえ、独りでないという自覚が安堵に繋がったのだろう。
が……少年が続けた言葉はそんな少女の安堵を崩すものとなる。
「じゃあ、もっと暗くなっちゃう前に一緒に帰…………え?
うん?栄……養?キミ、お腹空いてるの?…………っ!?」
少年の前髪が乱れ、その髪に隠れていた瞳と少女の碧い瞳の視線が交差する。
少年の瞳が妖しく輝いたその瞬間、少女はその場に、草原の上にぺたんと尻餅をついてしまう。
「あ、あれ……っ。あはは、ご、ごめんなさい。
お姉ちゃん、なんだか……腰が抜けちゃったみたい。恥ずかしいな」
突然の身体の変化に目を丸め、少年を見上げて照れ隠しの様な笑顔を浮かべるが――
(あ、あれ……?あれ……っ?なに、これ……手足に力が、入ら、ない……)
その場にぺたんと座り込んだまま、少女は立ち上がる事が出来なくなってしまっていた。
それが、少年の瞳が起こしたものだとも未だ気づかぬまま、狼狽えた様に周囲を見渡している。
(首は、動く……喋れるし、腰も回せる……手足だけ、痺れたみたいになってる……?)
力をいれようとするも、少女の手足は一切、ぴくりとも動かない。
その場に座り尽くしたまま眉尻を下げて、少年を心配させまいと繕いながらも焦燥する。
■リア > 「…フッ、アッハハ!良かった、最近女性の精気を吸ってなかったから、もうダメかと思ったけど、平気みたい?」
(片目が見える様になると雰囲気も変わる。
先ほどまでの幼くて可愛らしい雰囲気は無く、正しく魔族を示しているような雰囲気を醸し出す姿となっていた。)
「お姉さん、ダメだよぉ?知らない子供に優しく話しかけたらさ…?
恐ろしい魔族かもしれないしさ…例えば、僕みたいなインキュバスだったりね?」
(腰からは槍の様に尖った悪魔の尻尾に背中から大きな蝙蝠のような翼が生えた。
ニヤリと意味深に笑えば、目の前の女性を挟むように紫色をした球体が現れる。
そこから、タコのような触手が現れては手足に絡みつき、体を拘束して宙に浮かばせる。)
「いやぁ、それにしても…運がいいや。
こんなにも肉付きが良くて、すごくエッチそうな体をしたお姉さんと出会えるなんて♪」
(ゆっくりと近づけば、そのまま女性の乳に手を掛けようとした。
柔らかさを確かめる様に小さな手で掴んでは揉み、重さを測る様に下乳から持ち上げてタプタプと弄ぶ)
■リーシャ > 「え……?な、なに……?精気って、え……?」
少年の雰囲気が、あどけないものから禍々しい魔の者へと変貌する。
その変わり様と理解の届かない言葉に混乱していた少女だったが、
「インキュ、バス……?ま、まさか、貴方……っ」
少年の身体から生え伸びる槍の様な尻尾、そして大きな蝙蝠を思わせる翼。
それ等を見れば、漸く少年の正体が魔族であるという事に気付く。
思えばおかしな話なのだ。斯様な少年が独りで夜の森林を歩く事など、まず有り得ない。
「ま、魔族……っ!ぃ、嫌……っ、私をどうする…………え?あ……っ!?」
今すぐその場から逃げ出したい。が、四肢に力が入らず逃走は叶わなかった。
と、顔を引き攣らせて狼狽える少女を挟む様に紫色の球体が宙空に出現し
その中から――まるで蛸の脚の様な、グロテスクな触手が生え伸びて
瞬く間に少女の両手両足に絡みついて拘束し、身体を宙に浮かせてしまう。
「な、なに……なに、これ……気持ち悪い……っ
は、離して……離し……ぁ、いや……っ、やめ……っっ」
ウジュルジュルと肌に絡みつく触手の悍ましい感触に震え上がる少女。
そんな少女の狼狽える様子をよそに、少年の手が無造作に伸びて
少女の豊満な胸をその小さな手で鷲掴み、衣服の上から感触を確かめるかの様な手付きで揉まれる。
少女のたわわな果実は少年の手には収まりきらぬ程の大きさで、しっとりと重く、
衣服の上からでもその柔らかさを十分に味わえる程だろう。
「お、お願い、やめて……私、何も悪いことなんて、してないのに……嫌、嫌……嫌ぁ……っ!」
静まり返った暗い森に、少女の悲痛が叫びが響き渡った――
ご案内:「郊外の森林」からリアさんが去りました。
ご案内:「郊外の森林」からリーシャさんが去りました。