2020/10/06 のログ
ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」にリシェさんが現れました。
■リシェ > 「っひ、っ、あ、ぁ…ぅ、ぅ……っぁ…」
(押し殺すような。啜り泣くような。細い、細い、嬌声が。もう長い事、紡がれ続けていた。
灯りの落とされた、薄暗い寝室の中。寝台の上、転がされた少女は、身動きすら侭成らずに。こうやって、喘ぐしかない。
それもその筈、その身体には、縄が打たれている。両手首を、背面で、縛められて。
足首は、長めのバーの両端に、足枷で繋がれている為に、閉じる事が出来ない。
俯せで、脚を拡げ、まるで尻だけを掲げさせられるような、体勢のまま…
喘がざるを得ないのは、その両脚の合間、性器を責める、太い張り型の為。
勝手に蠢く、そのせいで。もう、長い時間ずっと、ずっと、胎を掻き回されているから。
幾度も、幾度も、追い詰められて。…それでも。終わってくれない。許して、くれない。
少女をひたすら悶絶させる、その戯れを施す人物は…誰、なのか。
少なくとも、その人は。泣き濡れた瞳の、潤んで歪んだ視線の、その先で。見守っている筈で…。)
ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」にアンネリーゼさんが現れました。
■アンネリーゼ > 暗がりの中から彼女を眺める人影は、大小合わせて二つあった。
大きな一つは、どこか気障な雰囲気を纏い、華美な服を着飾った背の高い貴族。
王城の玩具たる彼女を寝台の上に縛り付ける様に、侍従の者に命じた張本人だ。
小さな一つは、濃い紫のドレスに糖蜜の様な金髪を垂らした令嬢らしき少女。
寝台の上で身動ぎする彼女を見る視線は、憐憫と退屈が混ざりあったもの。
『どうです、この雌猫は。中々素敵なインテリアでしょう?』
「――えぇ、大分可愛らしいじゃない。鳴き声も可憐でそそられるわ」
くすくす。下世話な問いに返す声は、どこか笑いを含んだもの。
対する貴族の男は、少女の答えを都合よく捉えて、更に連ねる。
『おお、気に入ってくださったなら何より。では、前々からお願いしていた件は――』
「善処しましょう。ただ、そうねぇ……私に捧げるなら、次からは手を付けずに寄越しなさい」
男に告げるやいなや少女は寝台に近寄り、彼女の股座に手を伸ばす。
そのまま、張り型の底部を掴み、潤滑を愛液に任せて無遠慮に引き抜いた。
「――という訳で、一晩お相手してくださるかしら?
少なくとも、こんな無機質な玩具より愛して差し上げますけれど」
如何かしらと微笑みながら、彼女の意志を、言葉を待つ。許諾するなら、このまま愛でる。
或いは、生憎と振られた時は、控えた貴族の男に遊ばせて、その様子を眺めるつもりで居た。
■リシェ > (今宵の「おきゃくさま」は、二人、であるらしい。
大小。男女。老若。何から何まで、正反対である…ように、見えて。その実、恐らくは、同質の存在。
見下ろしてくる、二人が交わす…何かの会話。正直、其処には。さしたる興味もなかった。というより、興味を抱く余裕など、無かった。
魔術でも掛かっているのだろう張り型に。責めに責められ、嬲られ続けて。何度達したのかも分からない。
どろどろに濡れきった、両腿から膝へ、そしてシーツへ。垂れて染み込む、蜜液の多さが。誰の目にも、少女の悶えと乱れを見せ付けて。
今はまだ、二つの影、そうとしか映らない、視覚の中。大きな方、男の方の影が、ゆらりと近付いて来たかと思えば…)
「…っひあぁ、ぁ、っっぅ!?っく…ぁ……は、っ、ぁ……!!」
(ぐり。何の加減もない、強引な腕力だった。伸ばされた手が、張り型を掴み、引き摺り抜く。
濡れた襞の、締め付けるように籠める力も。孔その物の狭さも。無理矢理にねじ伏せる、暴力と、快楽。
痛烈な摩擦感と、直後に訪れる、空虚な開放感と、に。それだけで、絶頂の数を、また一つ。付け足して。
突っ伏す少女は、舌を覗かせ、ぎゅ、と瞳を表情を歪め……溜まった涙が、溢れて、落ちる。
そうすれば、今度は嫌でも、見止める事が出来た。二つの、影であった者達の、姿。
酷薄に、そして同時に、獣欲を滲ませた笑みで、口元を歪めた、貴族の男。
もう一人は、少女、としか言えなくて。…それなのに。一瞬、ぞくりと、肌が粟立ちそうな程。
彼女にもまた、感じてしまう…ただ、ただ。見下ろす、見下す…かのような、気配。
快楽にぼやけた頭を、ゆるゆる、目覚めの直後のように揺らし。
喘ぎ過ぎて、少し掠れた声を。それでも…)
「……っ…ぅ…ふぁ………は…ぃ、わたし…わたし、は、その為……に、ぉ…ります、ので…」
(どこか、怖い。本能的な、怖気のような物が。背筋をざわつかせている。
それでも。彼女に問われた、否、命じられたなら。少女は頷いてみせる。…それしか、出来無いのだから。)
■アンネリーゼ > 引き抜かれた張り型からは、彼女の火照りの名残が伝い落ちる。
指先に、掌に、とろりと蜜が絡んだ。湿った光沢が、暗がりに煌めく。
闇をも見通す少女の眼は、張り型を抜き取った後の濡れそぼった粘膜を見る。
肉穴の奥――子宮まで見えないかしら、と覗き込み、粘膜の赤に頬を緩めて。
「感度は良好ね。不感症の子に快楽を教えるのも悪くはないけれど、鳴いてくれる方が好きよ。
随分と従順なのね。殊勝な心がけだわ。だけど……そういうお仕着せ染みたのは、退屈ね」
彼女の言葉から感じるのは、恐れと諦観。余りにもありふれた、つまらない感情だ。
日頃、王城を訪れる男女の捌け口として嬲られているのだろうから、無理はない。
だが、少女からするとそれでは駄目なのだ。理由は単純。新鮮味がない。面白くない。
故に少女は、彼女の顔をじぃと覗き込むと、真っ赤な瞳に淡い魔力を纏わせて。
「ねぇ、私は怒らないから、もっと貴女の心の底を見せてくれないかしら?
命じられて身を捧げるだけの雌は、飽きる程抱いてるの。そんなのは求めてないわ。
――でないと、私は貴女で楽しめないと分かった憤懣と無聊を手酷くぶつけてしまうわ」
彼女の顎に指を這わせ、ゆっくりと上体を抱き上げて、彼女の身を寝台から起こす。
その間も視線は逸らさず、彼女の心にゆっくりと瞳術の魔力を、催眠を染み込ませる。
内容は単純。彼女の思いを、願いを、少しだけ強引に、彼女の心から引きずり出すというもの。
それは、少女の享楽のためだけに彼女の思いを暴く、心を犯す陵辱と言えるのかもしれない。
「ふふ、それじゃ、もう一度問うわ。一晩、私の相手をしてくれるわよね?」
問いかけるとともに、少女の手指は彼女の下腹部へと伸びて、細い指が彼女の陰核に触れる。
先に張り型から得た彼女の蜜を塗り込むように撫で回して、それからこりこりと弾くように扱いて。
問の答えが返ってくるまでの手持ち無沙汰を慰める、手始めの軽いお遊びだ。
■リシェ > (太すぎる。そう、一言で言い表せてしまう、張り型の痕。
直ぐには、閉じてくれないのだろう。ぽかり、と開き、ひくつきを続けている、肉の襞。
当人の意思と関係無く、物欲しげにすら見えてしまうのだろう、その場所は。確かに…覗き込まれてしまったなら。奥の奥まで、剥き出しに。
彼女の視線を、知ってか知らずか、紅く熟れた粘膜は、とろとろと潤みを失う事が無く。)
「…む、ず…難しい事を……仰い、ます……わたしには、それしか……出来、ません…。
おきゃくさまの、一夜のお相手を。させて…いただくので…す、他に何を、お望みに……なるのですか…?」
(諦めている。それは、本当。
確かに、最近になって、やっと。王城の外に触れ、既知と呼べる人達が増え、変化を感じているものの。
それでも。本質的に、飼われているのは変わらない。性処理に使われる、それ以外の生き方など、知りもしない。
端から存在しないのだから、新しい物など、望むべくもなくて。
荒く息を紡ぎながら。頤を持ち上げられて、覗き込まれる瞳。彼女の瞳を、受け止めるのは。仄かな灯りと同質の、艶と発光とを帯びた瞳。
人ではなくとも、自分自身の力もまた、知る事なく生まれ育った少女は。
目に見えない何かの、侵食にも。それが、瞳だけでなく、もっと奥まで入り込んでくる事も。
気付けず、また、気付いたとしても、どうしようもなく…)
「………えぇ。…えぇ、えぇ。…致します、お相手を…どう、なさりたいのですか…?
痛め付けます…か?鳴かせて、鳴かせて…浅ましい、雌犬のように?…化け物の群にでも、放り込んでみます…?
っ、っん、っく…んっ…!は、ぁ…好き……になさると、良い…でしょう?
…変わりません、何も、変わらないのです、……そう……したのは。 あなたさま、達、です……!」
(彼女の背後で。身動ぐような、僅かな、気配の変化。
約束を交わしたから、だろうか、事の推移を見守っていた、男性貴族が。少しだけ、驚いた…らしい。
肉芽を捏ねられ、膝立ちになった身を、揺らしつつも。甘く蕩けた、少女の声に…いつもとは、違う物を感じたから、だろう。
快感に、快楽に、溺れつつも。その奥底に、確かに…どろどろとした、薄暗い、憎々しげな物を。滲ませる。
狂わされた、壊された、それを自覚して。受け容れた、諦めた、それもまた、解っていて。
けれども、自分をそうした者達と。そうなってしまった、自分自身への。無い筈のなかった、負の感情が。
少女自身が、自覚しきれる事のないまま。長年の殻を破るようにして……隙間から滲み出しつつあった。)
■アンネリーゼ > あれだけの太さの淫具を飲み込んで、長時間責められても僅かの傷すら見られない。
その程度は慣れている、ということだろうか。彼女がこれまでに受けてきた艱難辛苦が窺える。
瞳術の催眠を持ってなお、彼女が諦めと服従を吐露するのも、仕方ないことなのかもしれない。
飼い殺されて、ただ玩具にされ続けるだけの雌。これでは、心根を引き出しても楽しめない。
なればどうするか。手酷く痛めつけてみせようか。それこそ、肌が残らず赤く染まるまで。
――これ以上は無駄か、と視線を切ろうとした刹那、彼女の語調が変わり始める。
「ふふ、難しくなんかないわ。えぇ、そうよ。私達が、貴女をそうしたの。
虐げて、嬲って、その心をへし折って、地べたに、雄の竿に接吻させたの。
――あぁ、さっきのつまらない無機質な言葉よりも、よっぽど素敵よ、貴女」
彼女の心の奥で長らく押し殺していた泥の様な感情が、吹き上がる手応えを得る。
今はまだ、いつも食べている料理にちょっと変わった調味料を混ぜ込んだ程度のもの。
しかしこのまま、彼女の心の奥底を無遠慮に引きずり出してしまえば――悪趣味な愉悦だ。
ご褒美、と言わんばかりに、三本の指で彼女の陰核を剥き上げる。
次いで、人差し指と中指は陰核に添えたまま、親指を折り曲げ、良く手入れされた爪を立てる。
ヤスリで削った爪の切っ先を、そのまま陰核にゆっくりと食い込ませ、強めの痛みを与えながら。
「どれも素敵な提案だけれど、それなら、そうね。貴女は、私に仕返しできるならどうしたい?
貴女の心のままに、その憎しみをぶつけられるとしたら。どれだけ苛烈に苛め抜いてやりたい?
――ねぇ、教えてくれないかしら。王城で無様に媚びる雌猫が、どれだけの思いを秘めているのか」
彼女が思いのままに全てを吐露するなら、少女の上機嫌と貴族の恐れを買うだろう。
それは、ともすると彼女の今後をより劣悪なものに変えてしまうかもしれない。
しかし、少女は彼女の心のブレーキを壊した。殺していた思いを解き放った。
これからを思い、抵抗するもよし。全てぶち撒けてしまうもよし。それはどちらでも良い。
ただ少女は、彼女を楽しげに見つめながら、ただ雌の弱点たる性感帯を爪で抉るのみで。
「ほら、我慢せずに、全部吐き出してしまいなさい。恨みも憎しみも全て。
そう出来たらその時は――えぇ、貴女に、そのままそっくり全部してあげる」
彼女の憎しみの丈を全て、彼女自身に刻むと告げる。
なにせ、拷問染みた責め苦も、脳味噌が焦げるほどの愉悦も、魔物達の苗床という苛烈な運命も。
少女が望めば、すぐにその場に出せるのだ。或いは口を閉ざすなら、口を割らせるのも楽しみだ
■リシェ > (諦観、それ自体は、失われる事が無い。…というより。諦めと、そう呼ぶべきですら、ないのかもしれない。
何せ少女は、最初から、そればかり教わって。仕込まれて。生きてきた。
違う生き方、まともな生き方をしてきたのに、それ等を奪われてしまった…などという事すら。無かったのだから。
幾つか、挙げてみせた、女を女として扱わず、どこまでも貶めるような。扱いの例達。皆、幾度となく、少女自身の経てきた物。
…その他にも、論うなら、幾つでも、出て来る筈だった。
鞭打たれ悶絶する痛みや、家畜と番わされる恥辱や、宴席で慰み者にされる羞恥等。
場末の娼婦すら、軒並み体験した物は無かろう、まして本来王城の住人ならば…。それ等を、口にしてみせてから。)
「…嗚呼…自分が、地に伏しているとか、泥にまみれているとか…本当なら。普通の、人間扱いなら、有り得なかったのだなんて。
…おかしいでしょう?つい、最近まで。知らなかった…何も知らず、当たり前だと思って…
っふく、っひゃ、んんっ……!?ぁ゛…こんな痛みすら…もぅ、わたしは、…は……ぁ゛…気持ち良く、な…って、しまうの…っ…」
(きり。きり。肉芽に爪が食い込んでくる。紅く腫れた肉の珠、過敏な性感帯の塊に、苦痛を刻み込まれて…それでも。
少女は腰を揺らし、直ぐ下の花弁は、新たな蜜で濡れて、光る。
痛いのに。気持ち良い。そんな風に、歪んでしまっていると。当事者達を、憎んで当然。彼女の言葉を、嬌声で肯定しつつ…)
「あなたさま、に…?っひ、っぐ、っ……ぃ゛……っぃ、ぁ゛……!ぃた、っ…痛…っ、ぁ゛っ……
か…んが…っ…考えた事、無…っふ、っぁ゛…!っ、…っ、ぁ… ぁ、っ゛ ぁ……なた、は…ぁ゛………」
(かくん。顎が、頭が跳ね上がる。更に強く、血の滲む程、爪を立てられて。全身を駆け巡り、打ちのめすかのような、刺激…苦痛も。快感も。強すぎるのだろう。
悲鳴と嬌声とを、混じらせて、開きっぱなしの唇が、端から唾液を垂らし…………ふと。見開かれた瞳が、彼女の背後、落ち着かない様子の、貴族を捉える。
その瞬間。 にぃ と。 生まれてこの方、浮かべた事など、有る筈の無い笑みが。人外の証である、金の瞳を歪ませた。)
「……みな、皆…堕ちて。堕ちて、しまえ、っぃ…わたしと…一緒に…?ふ、ふ………っ…?
思い出し、ました…後ろの、お方…仰っていた、のです…
約束…ですか?っ、ふぁ、お気に召さず、取引……うまくぃ…い゛、かなかったら……
わたしのように。…わたしと一緒に。……っ、んっ、縛って、犯して……皆で犯して、犯し抜いて……壊して…!
言う事、聞かせ……る、つもりだった…そう、ですよ……?」
(彼女と、男との関係を。詳しく知る筈も無い。
だが、男の態度を見た事で。…下準備として、縛り上げられ、ベッドへ放られ、張り型をねじ込まれていた際に。男の侍従達が交わしていた会話。それを、思い出した。
苦痛と快楽、犯し狂わせ、それで女は全て思い通りになると。当たり前のように、考えていたのであろう、貴族の男の本性を。
もし、彼女が罰されるとすれば…という仮定を借りて、当人へと、明かしてやった。
目に見えて、動揺を深める男に対し、彼女が、どういう反応を見せるのかは。判らなかったが…
つまるところ。少女の、後ろ暗い願いは。彼女も、男も…それだけではない、王城という籠の中、誰も、彼も。…同じ所まで堕ちて来い、という。
際限を知らない底無し沼、それ自体が意思を以て、脚を掴み引きずり込もうとする…ような物だった。)