2020/09/09 のログ
■レ=ディポ > 口を塞がれ、呼吸さえも自発できない生き物。それが喉から放つのは、もはや『声』でなく『音』だ。
放屁音や放尿音、苛烈な自慰行為による膣鳴り、それらと同レベルの雑音である。
はたして、これほど極限状態に置かれた獲物に『知性』が欠片でも残っているかも定かでないが。
――そんなものは『糞袋』には不要なものである。ただ、糞尿を生産するだけの機能が残っていれば十分なのだから。
そして、その機能のテスト、最終工程に至る。
2度の触手貫通を受け入れたシルフィエッタの消化器官が、その時以上の質量を中に宿し、限界を迎える。
ダムの関門、少女の儚い菊門が抵抗力を失い、ぐっぱりと花開けば――。
そこから濁流となって垂れ流されるは、おぞましい茶色と薄黄色のミックスペースト。
消化されきったもの、消化されきらなかったものがないまぜとなって、触手群の海にボトボトと落ちていく。
胆液とバナナの発酵臭が混ざり、常人が嗅げば一生バナナを口に出来なくなるような臭気が触手壺に満たされる。
一度開いた肛門は二度と閉じることなく、断続的に放屁音を混じらせながら、非現実的な量の糞便を産み落としていく。
何百本もの触手達が壺の底に群がり、食糧を貪り食うが、さすがにこの量は瞬時には消化しきれない。
汚濁が触手の分泌液に混ざって空間全体に満ちていき、シルフィエッタの白肌をも染めていくだろう。
自らが作り出した、どうしようもない汚れの臭い、味、温度。それらを乙女の脳髄に無理矢理にでも刻み込むように。
……………。
そして、その後。
レ=ディポは一度シルフィエッタを『決壊』させただけでは済まさず、さらにバナナペーストを無慈悲に注入し続けた。
結局この日、シルフィエッタは計50kgものバナナをその腹に満たされた……もとい、『通された』ことになる。
木箱の中のバナナが尽きれば、ガバガバに開き切った『糞生成器』の管を再び触手で貫通し、しばし休眠状態に入る。
同様に、翌日も、翌々日もシルフィエッタの苦難は続く。
翌日は肉料理屋の残飯を同様に、翌々日は……よくわからないが消化可能なナニカを、その腹に流し込まれ。
シルフィエッタがレ=ディポの中に放出した排泄物は、普段の暮らしにおける何日分だろうか? それとも何ヶ月分?
そこまでシルフィエッタの作る味を堪能して、ようやくレ=ディポは『飽きる』。
次にシルフィエッタが正気を取り戻した時には、失踪時の着衣のまま、王都の路地裏に倒れ込んでいることとなる。
着衣はおぞましい汚物の臭いと、青臭いヘドロのような臭いが染み付いてしまっているだろう。
……しかし、なんで自分がここにいるのか、なぜ数日日付が飛んでいるのかすらも思い出せはしないはずだ。
記憶を奪う毒液をレ=ディポが注入したからだ。触手壺で味わったおぞましい体験の詳細を『思い出しづらくなる』効果がある。
あくまで思い出しにくくなるだけである。なんかの拍子に鮮明に思い出してしまうかもしれないし……。
……そしてなにより、シルフィエッタの体――乳腺、尿道、そして内臓――に覚え込まされた改造の記憶は、きっと拭い去れまい。
■シルフィエッタ > その後、少女はただひたすらに糞袋としての役割をこなすことになった。
バナナを、肉を、残飯を、それから、よくわからない何かを糞に変えた。
その全てをしっかりと消化できる内臓に作り変えられ、少女はただ垂れ流す。
無尽蔵かとも思える排泄は、数日の後にようやく終わる。飽きたのだろう。
それまでに吐き出した量は、少女にとっての数カ月分にもなるだろう。
なにせ、流し込まれたものをそのままに出し続けるのだ。
それだけをしても太らなかったのは、絶頂や母乳の生成による熱量消費の賜物か。
いずれにせよ、少女はとある路地裏に捨てられて、目を覚ます。
醜悪な臭いの服を纏って、数日の記憶が吹き飛んだ状態で。
なにか恐ろしく酷い目にあっていた気がするのだが、思い出すことは出来ない。
その寸前の記憶もショックで失っており、結局邂逅した何かの痕跡も思い出せなくなっていた。
ともあれ、この状況で風呂に入らずにいられる少女ではない。気を取り直して、少女は足早にその場を去った。
だが、少女の体は、かの魔物による陵辱を忘れることはない。いつかは必ず、思い出す。
食事の嚥下ですら愉悦を覚えることも、乳液を生むだけで切なくなる胸元も。
今まで以上に長くなった排泄の周期も、その際に得られる快楽も。その全てが、手掛かりだ。
そうして少女は、更なる改造を受けた体をそのままに、日常へと戻る。
いつか思い出した時、正気で居られるかはわからない。その時、少女は――。
ご案内:「王都マグメール平民地区(過激描写注意)」からレ=ディポさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール平民地区(過激描写注意)」からシルフィエッタさんが去りました。