2020/09/08 のログ
レ=ディポ > 葉を用いてヒトを擬態する能力と、それを行えるだけの知能を有する謎の生命体、レ=ディポ。
こうして一度丸呑みしてしまえば、シルフィエッタの姿と声を擬態することだって可能だ。
――だが、レ=ディポは常々思考する。こうもおぞましい鳴き声、自分が演じるのは屈辱だな、と。
己の体内で快感にのたうち絶叫を上げる『獲物』の情けない様に、レ=ディポはこころの端で呆れていた。
どうしてこうも、心身ともに脆弱な生き物がこの星にて幅を効かせているのか、と。
――そういう思考の帰着点はいつも同じだ。結局この生物は我々にとって餌でしかないのだ、と。

度を超えた拡張と快感により閉まらなくなったアナルと尿道口。
そこから垂れ流されるシルフィエッタの『味わい』を浴びて、数百の舌が歓喜のわななきを見せる。
十分に消化されたものも未消化に近いものも一緒くたに、ぐじゅぐじゅと生々しい音とともに吸収していく。
ごぎゅ、もぎゅ。空間全体がくぐもった水音を立てる。捕食袋が獲物を甘く噛むように蠢き、体全体に圧をかけてくる。
そうやってしばし、レ=ディポは口中の獲物を舌で転がし続けた。飴玉のように。

あれほど激しい責めを内臓に加えたのに、獲物はまだ意識を保っている。
内心で感心したレ=ディポは、この餌袋に可能性を感じたのか、そう間をおかずに次の責めに移り始めた。
ずぷり。先程と同じようにまた膀胱と尻穴に触手が刺さり、内臓への遡上を始める。
――だが、今度は別の箇所への挿入も追加されている。両方の乳首、その先端に小指大の触手が突き刺さったのだ。
さすがにいきなり乳腺への侵入は叶わないだろう、慎ましやかな乳房を押しつぶして敏感な突端を愛撫するのみ。
だが、ぐにぐに、ぐりぐりとドリルのように押し付けられ続ける触手の柔軟な先端は、いずれ――。
……もしかすると、不可侵の細孔すらも開通してしまうかもしれない。

シルフィエッタ > 少女があげられるのは、およそ人間でなくても吐き出せるような、雌の喘ぎだけだ。
言語を生み出すはずの脳味噌は、快楽の処理だけで手一杯。油断したなら、忽ちに焼けてしまいそうなほど。
ぐぶ、ぐぎゅ。中に入っていた異物が無くなったからか、緩んだ穴に空気を感じる。
少女の姿も声も、この魔物には捧げてしまった。或いは少女の心すら、献上しつつある。
逆らえない。勝てない。再び現れたら、服を脱いで穴の中に飛び込むしかない。
そんな、隷従の感覚が少女の中で絶対のものとして固まっていく。真に、この魔物の餌となる様に。

「へひっ、ぉ、ぉぉおおっ――あはぁっ、ん、はぁっ……♡」

ここまでの責めは、未体験のものではあったが、これで壊れるように作られては居ない。
この程度で壊れては、玩具として役に立たないのだ。故に、少女の理性と肉体が自己修復を始める。
垂れ流していただけの肉穴が、拡張性を持ちながらもしっかりと締まりを取り戻す。
蕩けた声だけを漏らしていた少女の口が、僅かに意志のある言葉を取り戻す。
しかし、そんな少女の変化など、意味をなさぬと言わんばかりに再び触手が殺到する。

「――んぎっ、ぅ、ぁひっ――くりゅひっ――ぃ、ぎゅっ♡おっぱい、おく、おくぅううっ♡
 ひゃめ、やら、あ、あぁあっ、おっぱい、こわれりゅぅ♡みりゅく、しゅわれてっ♡」

次の責めは、膀胱と尻穴だけではなく、乳房の中にすら触手が入り込む。
最初は愛撫を試みて、ついで切っ先を抉じ開けて。やがて、乳腺に触手を歓迎してしまう。
かつて一度、スライムによって犯されたそこは、乳液が無尽蔵に湧き出す泉だ。
どれだけ乳液を吸い出そうが、乳腺を作り変えようが、すべての自由は魔物にある。
なにせ、この娘は玩具。どれだけ遊んで壊そうが、そのために生きる雌なのだから。

レ=ディポ > ――つぷんっ!
本来異物を受け入れないであろう女体の孔が、触手の弾力とヌメリに負け、その口をひらく感触。
関門を突破すれば、あとは道に沿って奥に至ることは容易。ずにゅ、ずにゅ、と乳房の中から水音が鳴る。

そんな風にシルフィエッタの乳をも開発し始めたレ=ディポだったが、さすがに乳液が溢れ始めたのは予想外だったようで。
舌を兼ねる触手群に甘く滋養に富んだ液体が吹きかかると、戸惑うように一瞬その動きを止め、やがて歓喜にざわめき始めた。
乳腺を掘れば掘るほど分泌が増していくことを学んだレ=ディポは、まるでかき混ぜるように乳房の中で頭をぐねらせた。
乳管を拡張し、乳腺葉を刺激して否応なく活性化させていく。女性ホルモンを過剰分泌させ、本能を呼び覚ましていく。
そうして開発が進めば、今度は細い触手を勢いよく抜き放つ。
――にゅぷん! と乳房を震わせ、小指の太さの触手が抜ける。どれだけの母乳が溢れるか、観察するように触手が鎌首をもたげる。
迸りが落ち着いたなら、また勢いよく乳腺に触手が突き刺さる。ひとしきりかき混ぜた後、また抜き放つ……。
徐々に徐々に、突き刺す触手の径を太くしながら、執拗かつ単調に乳腺を穿孔し続ける。

そうしている間にも、再び極太触手はアナルから内臓を通り、食道から口腔に溢れ、顎を目いっぱいに拡げさせ――。
胃液を纏いながら再び口から飛び出してくる。だが、今度はそこで止まらず、さらに1mほど遡る。
関節のない腕のような極太触手が、シルフィエッタの頭上に鎌首をもたげてグシグシと髪を撫でてくる。

同時に、シルフィエッタを包囲していた他の細い触手群が一斉に彼女の手足に群がる。
バンザイの姿勢に手足を引き伸ばすと、彼女の口から生えた極太触手を無理やり握らせてくる。
足のほうもガニ股にさせられて尻穴に刺さる触手を挟ませられ、固定させられてしまう。
――そうして、極太触手は獲物を完全に串刺しにしたまま、その動きを止めてしまった。

シルフィエッタは分かるだろうか?
この捕食生物は、シルフィエッタ自身でこの極太触手を動かせと諭しているのだ。
自分の手足の力で、自身の内臓を責めろと――オナニーをしろと。ニンゲンの弱さと浅ましさを証明しろと。
もしシルフィエッタがそのとおりに動くなら、乳腺を小突く触手にも力が籠もり、全身への愛撫も再開するだろう。

シルフィエッタ > 胸元の触手が乳腺を犯し始めると、魔物の為に生産される乳液の源にたどり着く。
少女の魔力と栄養の一部を用いて作り出される乳液は、魔物を育むために最適な液体。
それが、乳の奥から入選を刺激すればする程に、とめどなく溢れるのである。

「ふにっ、ぃ、ぃぃっ♡胸っ、触手が、あ、あぁあっ♡ひゃめ、お、ぉぉおっ♡
 そこっ、入れるあにゃじゃ、ない、のにっ――んぶっ、ん、ぐぅぅうぅうっ♡
 おひっ、ぉ、ぉぉおっ――げぶっ、ぇ、ぉぇ、ぁ――ぇぉぉぉぉおおおっ♡」

ついで少女は再びの串刺し。上を向かされ、口から触手がずるりとはみ出る。
胸元は少しずつ乳腺すら拡張されながら、尻穴も尿道も限界まで拡げられて。
しかし少女を嬲る触手は尚も悪辣に蠢いて、少女の姿勢を無理矢理に変える。
両腕をバンザイのように伸ばし、口からはみ出す触手の切っ先を握らせる。
左右の足も大きく開かされたガニ股の状態で固定され、尻を縦に動かす以外の抑え込む。
同時に、他の触手の動きが止まる。その意図に、少女は残念ながら気づいてしまう。
これまでも、何度か相手にした言葉を発しない魔物達。その経験から、察してしまう。
自慰をしろ。自ら触手を動かして、満たされた内臓から性感帯以外の意味を失わせろと。
胸の奥。触手との距離も大分近いだろう心臓は、興奮や酸欠を感じて全身に血を送る。
ばくばくという早鐘のような鼓動。その中で、ぐ、と腕に力を込めると。

「んおっ、ぉぉぉぉおおっ――おごっ、ぉぉおぉおおっ♡」

思い切り上に引き上げると、ずるずると消化管全体を擦り上げられる感覚がする。
ついで、逆に押し込もうとすると、緩やかに触手が抜け出ていく感覚がする。
その繰り返しは、緩慢ながらも、少女には確かな愉悦を与える。
だが、自分自身を壊せるほどの動きはできない。生存本能のリミッター故だ。
指示には従うが、どうしても物足りない。そんな刺激を、魔物にも与えることになる。

シルフィエッタ > 【続きます】
ご案内:「王都マグメール 平民地区(過激描写注意)」からシルフィエッタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区(過激描写注意)」からレ=ディポさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール平民地区(過激描写注意)」にレ=ディポさんが現れました。
レ=ディポ > 【継続待ちです】
ご案内:「王都マグメール平民地区(過激描写注意)」にシルフィエッタさんが現れました。
レ=ディポ > 【これまでのあらすじ】
丸呑み触手生物『レ=ディポ』に呑み込まれてしまったシルフィエッタ。
尻穴から口まで極太触手を貫通! さらに尿道や乳腺などありとあらゆる孔をただいま開発中…

――――

取り巻き触手によって無理やり串刺し極太触手を掴まされ、自らの力による出し入れを強要されるシルフィエッタ。
分泌液により内臓全体が拡張され性感帯に変じつつあるが、それでも10m近い体内の触手を動かすには多大な苦痛が伴う。
うまく内臓オナニーを演じられたら他の性感帯にも刺激を与え、『ご褒美』とする用意がレ=ディポにはあったが…。
……それでも、極太触手を口からアナルから出し入れするシルフィエッタの動きは、あまりにぎこちないものだった。
仕方あるまい。『理性』などという余計なモノが残っているかぎり、ニンゲンは自身を完全に壊しにかかることはできないのだ。

――だが、「仕方ない」で済ますほどの温情を異形生物レ=ディポは有していない。

膀胱には数mの細触手を満たしたまま、グチュグチュと蠢かせ続ける。乳腺を穿っていた触手は一旦離れる。
ガバガバに開いてしまった乳腺からミルクが溢れても、流れてくる白濁を舐め取りはしても乳首への刺激はお預けにして。

しゅぱあぁぁぁぁんッ!

今まで捕食袋を満たしていたくぐもった水音を裂いて、甲高い破裂音が響く。シルフィエッタの頭上と足元から同時に。
乳腺を責めていた強靭な細触手が、ムチめいた弾力と力で、串刺し触手を掴まされている手の甲・足の甲を打ち据えたのだ。
痛みを感じやすい部位に、べっとりと纏わりつくような苦痛が走るだろう。
自らの領土である捕食袋の中において、触手ムチの狙いは極めて正確で、しかも攻撃の予兆はほとんどない。
シルフィエッタが自らの力で貫通触手を上下させないかぎり、何発でも何十発でも触手ムチは放たれるだろう。

丸呑みにした状態である。レ=ディポの触手遣いによっていくらでもシルフィエッタを『壊す』ことができる。
だが、この悪辣な異形生物は、あくまでも彼女自身の力で彼女自身を『壊す』ことにこだわっているようだ。

シルフィエッタ > 思い切り引き上げて、思い切り押し込む。その度に、内臓が裏返りそうな刺激を受ける。
とは言え、少女の細腕は10m近い触手を十全に動かせるほどの長さも力もない。
ぐい、と思い切り引っ張っても、動かせるのは長く見積もって1m程度だった。

「もごっ、ぉ、おぉぉおおっ――♡おぼっ、んぉおおおおっ♡」

日常生活ではまずありえない、異形の交わり。口から尻穴までを一本の管にした異常な自慰。
しかし、そもそも人体の構造上大きな動きは出来ないというのに、魔物はそれを良しとしない。
満たされる膀胱。拡げられる消化管。乳腺も触手の魔の手に囚われ、乳液を差し出すだけだ。
そんな中、響く粘着質な音に風切る鋭い音が混ざり、小気味よい打音が生じる。

「んぉぉぉおおおっ♡おごっ、お、ぶっ――もごぉぉおっ♡」

足先を、手先を、ほっそりとした触手が的確に打擲する。
それは、徐々に手の甲、足の甲から爪先にズレて、より苦痛を与えるように蠢いて。
全方位から放たれる予測不可能な鞭打ちは、手足の指先に与えられる拷問じみた責め苦だった。
魔物が満足する速度になるまで、止むことのない打音。その結果、手指の先は真っ赤に熱を持つ。
腕や足を触手で固められていなければ、きっと崩れ落ちていただろう。
そんな痛みにすら、少女は股座をはしたなく濡らしていた。

その内、懸命に腕や足を動かして、先よりも更に長く、どうにか1.5m程の可動域を作り出す。
膝を曲げてがに股近くしゃがみこんでは、立ち上がってを繰り返す淫らなスクワット。
全身を汗に塗れさせながら行う、自慰と奉仕がないまぜになった行為は少女の正気をじりじりと削った。

レ=ディポ > 予兆なく、リズムもなく、そして容赦もなくシルフィエッタの手足を鞭打つ触手袋。
その苦痛から逃れようとあがけば、自然とその手足に握った極太触手を上下させてしまうことになる。
シルフィエッタの肛門から口までを切れ目なく貫通した触手を動かせば、内臓全体を同時に摩擦することにもなる。
ニンゲンが通常の暮らしを送っていたのでは決して経験できない、内臓全体で行うオナニー。

――徐々にそのストロークを増していくのを見て、レ=ディポもご満悦だ。
もっとも、この異形の植物モンスターが何を考えてるかなんて誰にもわからないだろうけれど。

シルフィエッタが無様なスクワットを始めても、しばらくはその動きを強要するよう鞭打ちを続けていた触手生物。
だが彼女の雰囲気から正気の残滓が十分消え去ったことを感じれば、おしおきも止めて。
アメとムチ、従順となった彼女に再び快感の『ご褒美』をお見舞いする。

ふたたび、乳房に向けて触手が頭を垂れてくる。だがそれは先程乳腺を穿った触手とは少し違う。
まるで箒のように、無数の極細繊毛が頭から生えた触手。それで乳首を2,3回さわさわと撫でて、乳の味を確かめると。
――ぞわ! と繊毛を花のように開き、すぐさまそれを乳首に殺到させた。
開通済みの乳腺も含め、彼女の乳首周辺に存在するあらゆる乳管に1本ずつ、極細触手が潜り込み始めた。

極細といっても1本がサクランボの柄くらいの太さを持っている。常人であればこれを受け入れることはできまい。
だが、レ=ディポは容赦しない。この獲物には『開発される素質』があることを見抜いているのだから。
乳房の形が変わるほどに奥へ奥へと乳管を割り開き、奥の乳腺葉まで到達すれば、そこをぐじゅぐじゅとかき回す。
栄養豊富な母乳の分泌を強制させるとともに、そこを完全な性感帯へと作り変えるため。

シルフィエッタ > 魔物の気分によって、気まぐれに振るわれる触手鞭。一度打音が鳴る度に、くぐもった悲鳴が漏れる。
必死になって体を上下に動かして、意識がぷつぷつと飛びそうな苛烈すぎる自慰に耽る。
嚥下の時とは異なり、内から開かれた食道。ずるりと触手が蠢く度、愉悦と酸素が供給される。
窒息しない。否、出来ないと言うべきか。ただ、少女は体を動かし、無様な上下運動を続ける。
そうして、少女は触手を扱く淫具になった。ぐぼ、ごぼ。忘我の奉仕は、防衛本能の成れの果てだった。

「おげっ、も、ごっ――ぉ、ほっ♡んぉぉぉおおおっ――おごっ、うぇっ、あえぇぇええっ♡」

再び乳頭に振れる触手。それは、先の細身の触手とは異なり、無数の切っ先を持っている。
それらのすべてが少女の乳首にまとわりつき、乳管を探り当て、穴をこじ開ける形で突き刺さる。
つぷつぷつぷ。少女の乳管は、既にスライムによって開通されており、触手で拡げ、均された。
その結果が、1mmよりも若干細い程度の触手による、乳腺陵辱を可能にする。
甘くとろりとした乳液を潤滑油にして、うっすら膨らみかけの乳房に無数の葉脈じみた後を浮かべて。
両胸の奥――心臓を挟むように左右に存在する乳腺葉にまで入り込むと、そこすら性感帯に作り変えられていく。
それこそ、若干残念な大きさの双つの膨らみを絞れば、揉めば、それだけで甘い愉悦に浸れるように。

レ=ディポ > まるで不出来なからくり人形のように、ぎこちない動きで手足だけを上下させる獲物。
生命を永らえさせるための消化器官をも性感帯に作り変え、全身、外も内もくまなく用いて自慰行為を行う生き物。
無様、あまりに無様である。その様を眺めているのが心無い(ように見える)植物モンスター1匹だけというのは救いといえようか。

手に力を込めて引っ張り上げれば、口の端から吐瀉物が漏れる。
足に力を込めて引き下げれば、広がりきった菊門から大便と腸液が溢れる。
だがいずれの漏出物も、触手袋の中に一瞬だけ酷い臭いを満たしはするが、すぐにかき消える。
シルフィエッタの体から排出された一切の老廃物は、すぐさまレ=ディポの消化液によって消化されてしまうためだ。

――そして、この行為は。触手による全内臓の貫通行為は。シルフィエッタという獲物に施す『下ごしらえ』に過ぎない。
内臓を拡げて、性感帯に書き換えて。そうした上で、しっかりとこの肉袋を『使い切る』のがレ=ディポの捕食行為なのだ。

シルフィエッタが無様なポールダンススクワットを演じ始めて、30分も経過した頃。
唐突にびくんっ!と貫通触手に震えが走り、力が籠もると。
彼女の両手を極太触手に縛り付けていた細触手群も離れ、戒めを解く。
そして、先程と同じように、凄まじい速度で肛門から極太触手が抜き放たれていく。
何十往復もこすられ続けた大腸、小腸、十二指腸、胃、食道。そこから急速に圧が抜けていく感触は1度目とは違ったものかもしれない。

そして、解放された口腔に向けて、新たな極太触手が接近してくる。
先程まで貫通していた触手と同程度の太さだが、その先端には唇めいた孔が空いている。筒状の触手なのだ。
それがシルフィエッタの顔に触れると、頬や鼻、耳、唇へと情熱的なキスをお見舞いしてくる。まるで舐るように。
しばらくはそれ以上の陵辱をしてくる気配はない。激しい責めの間のインターバルとでも言うかのように。
シルフィエッタの手足も解放され、膀胱や乳房への愛撫も止まっている。
触手の海を泳いで袋の口まで達するのは困難だろうが、抵抗は可能だ。その気力は残っているだろうか?

シルフィエッタ > 魔物の中、ただ上下に蠢き、籠もった喘ぎを漏らし続けるだけの雌。それが今の少女だった。
極太の肉触手を動かす度、胃液と粘液の混ざったものが、急速生成された糞便と腸液が零れ出る。
どちらの穴も、本来の用途からかけ離れた肉穴と化し、魔物に養分を与える以外のすべてを奪われる。
ぞぶぞぶ、ぐぶぐぶ。肉と肉が擦れ合う音。その悍ましさすら、今の少女には快かった。

そうこうしている内に、魔物による"下ごしらえ"が完了する。それまでおよそ30分。
少女の体感ではもはや一日二日は経っていそうなものだが、実際はその程度らしい。
であれば、このまま数日を過ごしたら、どこまで壊れてしまうのだろうか。
僅かな理性が思い浮かべるのは、絶望的な、破滅的な未来に他ならない。

「おっ、おぉぉおおっ、おぼっ、おもぉぉおおっ♡――おぉぉっぉおおおおおっ――♡」

触手が全て離れていく。同時に尻穴を犯す極太触手も、一気に引き抜かれる。
ずるずるずるっ。性的に磨き抜かれた粘膜全てで、愉悦の刺激が爆発する。
爪先がピンと伸び、未だ触れられもしない秘所からは特濃の白濁蜜を塊で零して。
尿道からは僅かな隙間を辿るように潮を吹き上げて、その上の陰核はがちがちに勃起させて。
両の乳首からは、隙間から漏れた乳液がいくつかのアーチを描いて、足元へと落ちていく。
尋常じゃない法悦。その最中、抜けた触手の代わりに、別の何かが降りてくる。
唇じみた切っ先が、少女の顔に幾重もの接吻の雨を降らす。それを見上げる視線は、どろりと溶けていた。
それでも、責めが止めば、思考に余裕が生じて、僅かな正気を取り戻す。それでも、抵抗は出来なかった。
この魔物には絶対に勝てない。そう、先の責めで思い知らされてしまったから。気力はなく、心も折れていた。

レ=ディポ > 獲物はすっかり生気を失い、抵抗の意志をなくした――『肉袋』としての自覚を得たように見える。
その様をどこか褒めそやすように、筒状の極太触手はねっとりとしたキスを少女の顔に繰り返す。
よく周囲を見れば、他にも筒状触手が太いモノ細いモノ様々に湧き出しており、シルフィエッタの周囲でくねくねと踊っている。
緩みきった獲物のあらゆる孔から溢れてくる肉汁……汗、唾液、潮、尿、腸液、本気汁を味わっているようだ。
……だが、顔に執拗に纏わりつくキス攻撃も数分で終わる。
最後にひとつ、唇同士を密着させるようにディープキスを仕掛けてくると、そのままさらに力が籠もっていき。
唇を、歯を、舌をこじあけて、腕ほどの太さの触手がまたも体内へとねじ込まれていく。
今度は尻からではなく口からとなるが、さすがに3回目ともなれば慣れたものだろうか?

……………

ところで。
レ=ディポの有する捕食袋は現在、この生物が超常の力で作成した『異空間』に存在している。
シルフィエッタは遭遇当初は地面の穴に落ちたように見えたが、その実、まったく別の空間に移動していたのである。
『葉』の部分だけを現実世界の地面から覗かせているのは、体すべてを異空間にはしまいきれない為だ。

――異空間と現実世界を繋ぐ紐の役割をもつ『葉』の部分が、裏路地を滑るように動く。
慣れた道をゆくように、いくつもの曲がり角を迷いなく過ぎると、音もなくそこで静止した。

……そこは、王都平民地区の商店街、とある果物屋の裏手。
店舗の壁に沿うように、いくつもの木箱が積まれている。
何本もの釘でフタがされているが、レ=ディポは触手を巧みに操り、いともたやすく開封してしまう。
木箱の中にはバナナがぎっしりと詰められている。ほとんどは未熟で、残暑の熱気により追熟を施しているようだ。
レ=ディポは数本の触手でバナナを無造作に十数本取り出すと、触手にトグロを巻かせ、握りつぶしてしまう。
すさまじい力で皮ごと淡黄色のペーストにしてしまうと、それを『葉』の下へと放り込み、また次のバナナを手に取り…。

……………。

場面を袋の中に戻して。
口腔にねじ込まれた筒状触手は、シルフィエッタの喉に入り、胃に到達する直前の辺りでその動きを止めた。
……まもなく、その触手の元々太い径がさらに一回り太くなっていく。中を何かが通り抜けているのだ。
そして、その波が食道から胃の辺りまで降りてきた次の瞬間、どぽん、となにかが腹に落ちる感触を感じるだろう。
やや遅れて、シルフィエッタの周囲の空間にも、青臭くも香ばしい香気が漂い始める。

おわかりだろうか? 外の触手が作ったバナナペーストを強制的に嚥下させられているのだ。
だがそのペースは、普段のように咀嚼して食べる時とは明らかに違う。
5秒に1本程度の量のバナナが、間断なく胃の中に落とし込まれ……否、詰め込まれていっているのだ。
すり潰されたバナナであれば消化はいいだろうが、それでもきっと胃酸での消化なんて追いつかないペース。
やがて胃が満たされてしまってもペーストの注入は容赦なく続く。
2度にわたる貫通拡張によって拡がった消化器官に、ムリュムリュと重たい質量が満ちていく感触を覚えるだろう。

――当然、これだけの量の食物を腹に満たされれば、次に訪れる顛末についても想像に難くないだろう。
その時を待ち望むように、口を持った触手群がシルフィエッタの脚の間に殺到し始める。

シルフィエッタ > 魔物のキスを受け入れる少女は、隷従と屈服を示す様に舌を突き出す。
にゅちゅ、くちゅ。唾液を捧げるように触手を舐め、汎ゆる体液を捧げて。
尿道だけは今なお塞がれているからか、少女は下腹部に球体染みた影を少し浮かべて。
ちゅぷ、ちゅむ。少しの間だけ響くリップノイズ。それから、再び触手が動く。

「んちゅ、んむっ――ぷふぁ――ぁ、んむっ♡んぉ、ぉげっ、お、ぉぉおおおぅ――♡」

ずりゅずりゅ、と口の中に入り込んだ触手が、今度は上から食道を抉じ開け、中に入り込む。
今度の挿入は、そこから尻まで貫通せず、ピタリと胃の腑に狙いを定めるように止まった。
かの魔物が、本格的に少女を餌袋として使い始めるのだろう。そんな直感が脳裏によぎる。
そしてその予想は、裏切られることなく当たる。何かが触手の中を通して、胃に落ち始めたのだ。
とぷ、とぷ。どぽん。流し込まれる何かは、みっちりと練り固められたずっしりと重い何か。
仄かに香る匂いは、バナナだろうか。この舌に甘みを感じられないのが残念だ。
若干ずれた思考は、逃避のため。その間も、とぽん、どぽん、と腹の中が満たされていく。
その内に胃の腑が膨れて、はち切れんばかりになって――しかしそれでも、触手は止まらない。

「んぇっ、げっ、ぼ――♡おぇ、げぶっ――ぇ、げっ♡」

限界を迎えた胃が、中身を吐き出すべく蠢く。しかし、それは叶えられない。
胃の入口は触手に塞がれ、一方通行の入り口と化しているのだ。嘔吐の自由すら、少女にはない。
むしろ、限界を超えて流し込まれたペーストは、胃を拡張しながら強引に消化液を分泌させる。
同時に、より奥の腸でペーストを受け止めようと、未消化のどろどろを積極的に送り始める。
どぼどぼどろどろ。少女の腹は臨月の妊婦を彷彿とさせるほどに膨れ、ときおり震えるように蠢く。
更に、奥から押し込まれた空気が、内臓の臭いとバナナの香りが混ざった放屁となって、尻穴から零れ出る。
ぶびっ、ぶぷっ、ぶすぅっ――。糞便製造機の役目を押し付けられた少女は、束の間、肉の楽器に成り果てる。

レ=ディポ > 規格外の異物を口腔からねじ込まれれば、ニンゲンは誰でも嘔吐反射をしてしまう。
当然、レ=ディポの強靭な触手は吐き戻しを許さない。みっちりと食道を埋めてしまい、唾液の嚥下すらもできない。
さらにそんなシルフィエッタの無様さを追い打ちするように、新たな筒状触手が2本現れ、彼女の鼻の孔へと潜り込む。
小指の太さの管が鼻腔から咽喉へとすんなり抜け、極太触手の横をかすめて、気道へと入る。
声帯を舐めるような位置に先端を止めると、そこから断続的に息を吐き出し、獲物の肺に流し込んでいく。
生命維持に足る最低限の酸素を供給するとともに、覚醒作用のある毒素も摂取させ、獲物の意識を鮮明に保とうとする。

そんな感じで、人間フォアグラ+鼻フックといった趣の無様な体勢で触手生物と一体化した肉袋……否、『糞袋』。
入り口から食糧を流し込み、出口から糞を垂れ流すだけの生体器官。
機械めいて淡々と、バナナのペーストを作っては内臓へと詰めていく作業を続ければ、じきにその袋は膨れていく。
もはやその腹のなかに収まっているバナナペーストは20kgにも至ろうか?
それらがすべて、フル稼働する消化器官の中で消化され、バナナでないものに変わりつつある。
一部はガスとなって、より一層獲物の腹を膨らませ、苦痛と快楽のミクスチュアをもたらすだろう。

――そのガスが放屁となって、下品な音とともに放出される。
少女には似合わない、あまりにも下劣な破裂音は、狭い触手袋の中を行き交い、シルフィエッタの耳朶にねっとりと残響するだろう。
当然、この放屁も前兆に過ぎないし、腸内ガス程度ではこれだけの触手を養うに足る栄養にもなりはしない。
その奥にて着々と蟠りを増している『本流』、それがダムを決壊させる瞬間を見据えて、触手達はざわめきを増し続ける。

そして、とどめとばかりに。乳腺に刺さった無数の繊毛触手、膀胱を埋め尽くした長大な触手がこれまでになく激しく動き始めた。
何十本もの乳腺をことごとく埋め尽くした触手は、ちゅうちゅうと音を立てて乳房の中を吸いたて始める。
膀胱に入り込んだ触手はその太さを一気に2倍ほどに膨らませ、尿道と膀胱を限界以上に拡張しようと試みる。
あらゆる快楽、女性ホルモンの放出と『大量排便』の感覚を紐付かせ、『糞袋』として完成させようとする仕打ち。

なおかつ、そこまで苛烈な責めを施しながら、女性にとっての最大の性感帯……陰核と膣に対してはほとんど刺激を行っていない。
そして現状、シルフィエッタの手足は自由である。さすがに各所に刺さった触手を抜くことはかなわないが。
であれば、その手足の伸びる先はどこになるだろうか?

シルフィエッタ > 少女の体は嘔吐反射で脈打ちながら、しかし一滴すら吐き戻せない。
触手によって食道を隙間なくみっちりと埋め尽くされて、同化してしまったかの様に。
そんな少女の鼻の穴にすら、細身の触手が伸びてずぶりと入り込む。
両の穴を触手によって押し広げられ、ぐいと引き上げられれば、豚にも似た浅ましい顔へと変えられて。
しゅこー、しゅこー、と定期的に吹き込まれる空気と覚醒ガスの混合物。そのせいで、意識を落とせない。

こうして、少女は人間ではなく、魔物の餌袋――糞を生み出すだけの肉塊へと変えられた。
流し込まれ続けるペーストは、腹をみちみちと拡げながら奥へと流れ込んでいく。
パンパンに膨れた、妊婦めいた腹。その全てが、赤子などという可愛らしいものではなく、醜悪な糞に満ちている。
その内、自分の体重の半分くらいが圧縮されて詰め込まれて、消化されるのを待つことになる。
そして、急激な消化によって生み出されたガスが、少女の肉穴を無様な肉楽器に変え、幾度も鳴らす。
ぶび、ぶぶぅううっ。可憐な見た目からは想像もできない、甘ったるさと饐えた臭いの混ざった放屁。
醜悪なそれを零しても、魔物にとっては何の特もない。強いて言えば、羞恥で蜜が増える程度。
その内、腹の中身が下り始めると、気が狂いそうなほどの便意がこみ上げ、強烈な腹痛に変わる。
ぎゅ、ぐ、ぐぐぅううっ。鳴動する腹の音は、魔物にとって餌が零れ出る合図だ。

「むごぉおおおっ、おっ、おぉぉおおっ♡おぶっ、え、ぉ、ぉおおっ♡」

そして二度目のとどめが始まった。それは、少女の人間性を殺すためのもの。
一度目で抵抗の意思を削ぎ、二度目で糞袋になることを受け入れさせる。その二段階目だ。
乳腺を目一杯に吸われれば、それに応じるように少女の魔力が根こそぎ乳液に変わる。
同時に、少女の尿道はみぢみぢと限界以上に拡げられ、人差し指すら入りそうな穴に変わる。
それでも、括約筋は千切れることなく、少女の締りは失われない。玩具の耐久力は上々だ。
脳味噌には暴風雨の如き快楽と便意の怒涛が吹き荒れ、最早人としての思考はかなわない。
ただ本能が欲するのは、より強い快楽。その手は自然と陰核に伸び、右手の指が性感帯の集合体を摘み潰す。
同時に左手は秘所に入り込み、発情に発情を重ねて降りきった子宮口を指先で挟み、ぐりゅ、と摘む。
子宮と陰核。重要な器官を嬲り、性感帯の集合部を苛烈に虐める自慰は、更に快楽を上乗せして。
ただ、足先だけが何の役割も与えられず、絶頂に合わせてピンと伸びては、汗を滴り落としていた。

レ=ディポ > 喉を埋め尽くされて無限に嘔吐反射を続ける、獲物の苦悶。
中途半端な酸欠と暴力的な快感でパンク寸前、なのに機能停止できない脳髄の過熱。
滋養溢れる果物のペーストを満杯に詰められ、フル稼働で糞を作り続ける内臓の蠢き。
腸内に満ちるガスを留めおけず、断続的にはしたない放屁を繰り返す壊れかけのアナル。
正気を破壊され、ただ快楽に逃れるために自らの女性器をかきむしる両手の蠕動。

――もはや、レ=ディポの捕食袋の中は地獄絵図と化していた。
おどろおどろしい音楽を奏でるのは、醜く膨らみきった少女の女体。
いま針でこれを突いたら、大量の糞便を撒き散らして破裂し絶命するのだろうか? それはニンゲンに許される死に方なのだろうか?
――少なくともこのレ=ディポには『獲物を死なさない』という行動原則が働いているため、そのようなことにはならないが。
それがシルフィエッタにとって幸運なのか不運なのかは知ったことではない。

腹を膨らませ、嘔吐感と腹痛に苛まれながら、無様な自慰行為を始める獲物。
自らの手指で陰核を擦り上げ、子宮口を扱けば、濃密な雌の煮汁が触手壺の中にも溢れ出す。
口を生やした触手群は前菜とばかりに、垂れ流される雌汁へと群がり、じゅ、ぢゅっ、と空間を震わせながら吸い立てる。
汗も、鼻水も、涎も、胃液も、母乳も、シルフィエッタが分泌する液体でレ=ディポに味わわれていないものはない。
――だが、それらすべてはあくまで『前菜』だ。大量のメインディッシュが、ひく付く菊門のすぐ向こうで熱を放っている。

レ=ディポはシルフィエッタのオナニーを油断なく観察しつつ、ペーストの注入速度を調節する。
そして、獲物がおまんこでオーガズムを迎えるその瞬間、『最後のとどめ』をさしにかかる。
乳腺では数十本の触手が一斉に先端を膨らませ、母乳生成器官を拡張。その構造自体を改造にかかり、女性ホルモンを垂れ流させる。
膀胱に打ち込まれていた数mもの触手は一気呵成に抜き放たれ、放尿の数倍の速度で尿道を駆け抜けていく。
そして胃の中では、バナナペーストを流し込んでいた注入口から新たな触手が現れ、胃の中を蹂躙。
胃と十二指腸を隔てる関門……幽門に突き刺さり、その下にある消化物を押しやりながら全力で拡張する。
新たな性感帯の創造――今後シルフィエッタが行う食事行為がすべて自慰行為に成り果てるような、人格否定の処断行為。
――その無慈悲な改造が、逃れ得ぬ『大量垂れ流し脱糞』と紐付けられれば、もはや魂までもニンゲンではいられぬだろう。

シルフィエッタ > 人間としての尊厳を踏みにじられ、獣であることすらも否定される。
魔物の餌袋になるとは、ただ飯を餌たる糞便に変える以外の全てを捨てることだ。
少女は、苛烈な責めの果てにそうなることを許容した。魔物に絶対の服従を誓った。
限界まで膨れた腹。無様に弄り回された顔。放屁を垂れ流す肉穴。白濁汁を垂らす秘部。
つい先程まで可憐な少女だった筈の、さもしい肉塊。それが、成れの果てだった。

「もごっ、もっ、ぉ、ぉぉぉおおっ――♡おぶっ、おごっ♡おぉぉおぉおおっ♡
 おぇっ、ぉ、ぉぉぉおおっ――おぶっ、もぼぉぉぉぉおっ――お、おぉぉぉおっ♡」

少女は何かを訴えていた。それは、人間として終わることを理解した上での叫びか。
或いは許しを請う言葉かもしれないが、それら全てはくぐもった音にしかならなかった。
腹の中身が降りる。ぐるぐると、煮えたぎったマグマの様な多量すぎる糞便だ。
それは、少女の人間性と同義なのかも知れない。それを吐き出した時、少女は終わるのだ。
全て終わった後、魔物の玩具として再び復活し、人間性も全て元に戻る。だとしても。
だとしても、この瞬間の絶望は変わることなく、少女に強烈な愉悦とストレスを与える。
触手がなければ、恐怖ではをカチカチと鳴らしていただろう。怯えていただろう。
それでもなお、手指は狂ったように自慰に耽っていて、その齟齬に悶絶していただろう。
しかし、そんな知性的な、人間的な、尊厳の欠片が残った末路など、この魔物は許さなかった。

「もぶっ、も、ぉぉぉぉぉおっ――おごっ、お、ぉぉぉぉっ♡おぅぅっ、おお、ぇえっ、♡」

いやいやと頭が微かに左右に揺れる。しかし、魔物は止まらない。
どろりと注がれつづけるペーストが、その勢いを失う。最後通牒だ。
手指は的確に性感帯を責め、陰核に爪を立て、子宮口をこりこりと揺さぶり続ける。
高まる快楽。爪先がピンと伸びる回数が増えて、絶頂の予兆をあからさまに示す。
次の絶頂で終わってしまう。それが、予感から確信に変わった。それでも、指は動く。
ごりゅ、中のペーストを押し込まれた。結腸が開いて、褐色の泥濘が顔を出す。
尿道の触手を抜かれた。一瞬の後、奥から黄色の液体が勢いよく駆け下りる。
胃の中を掻き回す触手が、臓腑全てを性感帯に作り変えた。その試しに、胃を抉った。
そして、少女が子宮口を指先で押しつぶすのが重なった。全てが、運悪く同時に起きて。

「――――おぎょぉぉぉぉぉぉおおっ♡  お、ぼっ♡   んぉぉおおっぉおぉぉおぉおおっ♡」

絶頂した。その瞬間。少女の尻穴からは茶褐色の泥濘が滂沱のごとくに吐き出される。
びゅちびゅち、びちちち。聞き間違えようのない、粗相の音。太腿が、足が、べっとりと塗れる。
これまでは一瞬で消化しきれていた触手も、これだけ多量だとそれなりに時間がかかるのか。
立ち上る醜悪な臭いは、少女が正しく糞袋としての役目を果たしたことを示していた。
目一杯に開いた尻穴。その奥から歯磨き粉のチューブを押しつぶす感覚で、垂れ流される褐色。
ぼたぼたと足元に沼のように溜まっては、触手によって消化される。その繰り返しが起きる。
尿道からも小水を全力で吹き出して、脳髄が焼き切れそうな愉悦を更に増幅させて。
その全てが終わる頃には、少女はだらりと、口に入り込んだ触手に釣られただけのものになる。
その見た目は、だらりとぶら下がった袋だ。人間などではない、正真正銘の、糞袋だった。