2020/07/24 のログ
ご案内:「夢現の一刻(過激描写注意)」にジーゴさんが現れました。
ジーゴ > 夢…かな?
平民街の裏路地を歩いているはずだった少年はどこか
非現実的な空間に迷い込んだ。
このふわふわした感じは、寝入る寸前の感じと似ている。
だから、今この空間は自分の夢の中だろう、と思い込んで。

夢にも色々な種類があるけれど、夢の中でこれが夢だってわかる夢のことをなんて言ったっけ…
夢の中で起きた先も夢だった、みたいなやつもあるよね。
内心は夢について考えながら、
見知らぬ周囲を少し歩いてみることにした。

タマモ > 「………おや、掛かったようじゃのぅ。
これはこれは、珍しい事よ」

確かな気配を感じ、少女はぽつりと呟く。
その視線は、どこか、真っ直ぐに見詰めているようで。

この空間に引き寄せられた何者かは、どうやら歩き回っているようだ。
まぁ、こんな場所にいきなり出されれば、戸惑い留まるか、場所を確かめる為に動くかのどちらかだろうが。

しばらく、その何者か、一人の少年は歩いていれば、ゆっくりと景色が歪み始める。
それは、少年の記憶に強く残る、そんな場所へと変わってゆくだろう。
それは、今現在居る場所なのか、過去居た場所なのか。
決定付けるのは、少年の意識次第だ。

ジーゴ > よくわからない場所を歩いていたはずなのに。
気がつくと、全く違う場所にいた。
確かに夢は、いきなり場面が変わったりすることはよくあるから、そのこと自体は気にしていないけれど。

「最悪だ…」
彼が今見えている景色は、平民街の奴隷市場。
檻ごしの景色。
今まで一番長く過ごした、今はいないはずのその場所にまた戻ってしまっているようだ。
夢だとは思うけれど…それにしても悪夢……本当に夢…?
夢にしては、なんか変だ。
風、匂い、音。すべてがリアルすぎる。


「やめて!出して!!」
平民街の奴隷市場。檻が幾つも並べられた屋外。
そのうちの一つ。まだ小柄な彼でも入るのがやっとのサイズの小さめの檻に入れられていて。
拘束された手足。身動きするのもままならない。
それでも、帰るはずがないその場所に知らないうちに戻っているショックからパニックになって、
声を上げて、檻の中で暴れている。

タマモ > 目を閉じ、意識を伸ばす。
この空間に引き摺り込まれた、哀れな少年。
その少年によって、この空間に作り上げられるのは、少年の記憶深くに根付く、最も強い場所の記憶。
それを感じれば、おかしそうに、その唇を大きくつり上げ歪ませる。

「ふふ…そうかそうか、なるほどのぅ。
………誘われしは、哀れな奴隷か」

ゆらり、佇んでいた少女が、その身を揺らしながら歩き始める。
その先は、少年自身が作り出した、小さな小さな檻と言う少年の空間だ。

かつて、少年が居た場所、奴隷市場。
騒ぎ暴れる、そんな少年に向けられるのは、きっと、その時と同じ反応を見せる周りの商人や客達の冷たい視線だろう。

ただ、そこに違いが一つあるとすれば。
場違いな着物姿をした、狐を模した耳と、複数の尻尾を持つ少女が、楽しげにそれを見詰めている事か。

ジーゴ > 「やめ…」
両方の腕は手首に巻かれた枷でまとめられているし
足は檻から伸びた鎖が足首に止められている。
暴れても、その小さな檻から出ることは叶わないし、
なによりも枷が食い込む皮膚が痛い。
鎖が檻とぶつかって派手な音を立てると
周囲の商人や客の視線を集めてしまう。
一番嫌なのは、自分の飼い主である奴隷商に暴れているのが見つかること。
不興を買うと鞭か食事抜きか、とにかくひどいことが起こるのは明白。

「おちつけ…おちつけ…」
自分に言い聞かせるように呟いて。
徐々にパニックの波を落ち着かせていく。

ようやく、パニックからの叫び声も暴れる音もしなくなった檻の中。
少年は元から小さい体を折りたたむようにして、小さく丸まって、座っている。
周囲の目はもう彼に派集中していないはずなのに。
見知らぬ少女がこちらを見てるのが気に障った。

「じろじろ見てんじゃねーよ」
相手に向かってむいた獣の牙。
狼の瞳孔が目立つ瞳を相手を睨み付けて。
狐の耳とたくさんの尻尾。
自分と少し似ているようだけれど、相手はミレー族では無いのかもしれない。

タマモ > あの檻の中での光景が、最も少年に強く意識として残る場所らしい。
そこであった出来事も、少年が強く意識していれば、此の空間の中、己へと流れ込んでくる。

大人しくなった少年、それを感じれば、なるほど、と納得する。
が、それはそれで、なかなかに面白い。
この最悪の過去から、続く悪路を体験させてやると言うのも愉しそうだ。

少しすれば、大人しくなった少年がこちらに気付く。
睨み付け、発する言葉に、更に歩みを進め近付いて。
檻の前まで来れば…その睨み付ける瞳を、真っ直ぐに見詰め返す。
愉しそうな笑顔のままであるも、その視線に、獣としての強烈な威圧感を乗せて。

ジーゴ > 相手に啖呵を切るべきではないと気がついたのは
既に手遅れになってからだった。
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い

「来ないでっ」
悲鳴のような声が市場に響く。
相手が檻に近づくと、強烈な威圧感に恐怖が臨界点を超える。獣としての格の違いだろう。
震えて打ち鳴らされる奥歯。
手足を拘束されたままでもぞもぞと
檻の反対側まで体を寄せてできるだけ相手から距離を取ろうとするも、動けない。
相手から目をそらすことができない。
怖いのに、なんで……

恐怖に見開かれた獣の目。
上にピンと伸びた狼の耳。
その全てが相手の一挙手一投足に集中する。
逃げなきゃなのに、逃げられない。

『うるさいぞ、ガキ』
もっとひどいことに、今の飼い主である奴隷商に
さっきの叫び声が届いたらしい。
鞭打ちか、公開調教か、ご飯抜きか。
とにかくこのままではまずいことになるから、直ぐに黙らないといけないのに。悲鳴が口からあふれ出る。

タマモ > ぱっと見は、少女に見詰められた少年が急に怯え出した、そんな感じなのだろう。
己の視線を受け、そんな姿を見せる少年に、変わらぬ笑みを見せ続ける。
それは、周囲から見ては認識出来ないだろうが、少年にはしっかと感じ取れる事だろう。
怯える自分を見て、明らかに愉しんでいる、と。

と、横から聞こえる声に、意識が僅かに少年から逸れる。
その声に、少年が何を考えているのか…強い意識は、簡単に流れ込んで来るのだ。
己に怯えながらも、それを押し留めねばならぬ状況。
少年からすれば、堪ったものではないだろう。

「………この奴隷は、商品じゃろう?
気が向けば、妾が引き取ってやるやもしれんが、どうする?」

少年の反応を愉しむように、少女は奴隷商へと声を掛ける。
少年が考えていた、これから起こる事が、その会話が成立した時、どの程度と思えるのか。

意外な引き取り手になるかもしれぬ、少女と言う存在。
そう掛けた声に、どちらもどんな反応を見せてくれるのか。
少女は、愉しみながら見詰めていた。

ジーゴ > 口からこれ以上悲鳴がこぼれ落ちないように。
枷で不自由な両手で口を押さえる。
視線をこちらから外すことはできなくて、
ただガタガタと震えるばかりだ。

『もちろん。商品だからお金さえ払ってもらえれば問題ないとも。でもそいつ、そんなに質のいい奴隷じゃないから、まずは一晩くらいお試しで買うのがオススメだな。こいつじゃお嬢ちゃんを満足させられるかわからんからな』
話しかけられた奴隷商は軽快に答えた。
買われた先でも逃げるなどの問題行動が多い奴隷だ。
直ぐに買い取りを決めるのはオススメしない、と奴隷商が言うレベル。

「やめて…売らないで」
奴隷は奴隷商に懇願する。
狐の少女が何者なのかはわからないけれど。
愉しむようなその目が、あふれ出る威圧感が
とにかく怖くて、この人に買われるくらいなら
ここにずっといた方が何倍もマシだ。

『ガキ、黙れ』
奴隷商が手にした鞭をしならせて、奴隷に口を閉じるように告げる。
そうなってしまえばもう、一言も発することは許されないし。呼吸さえ密やかに行わないといけない。
少女の反応を盗み見るようにしながらも、音を立てないように、
奴隷商の機嫌をこれ以上損ねないように気配を殺す。

タマモ > 少年の必死な様子は、ただただ、己を愉しませるだけだが。
まぁ、それを少年が知ったところで、それを止める事は難しいものだろう。
実際、奴隷商の言葉で、その思いは簡単に断ち切られている。
己の元になんて、売られたくないだろう。
しかし、そんな思いを裏切るように、こう言うのだ。

「そう言うと思っておった、が、その噂は聞いておる。
妾は、そうした相手を屈服させるのが趣味でのぅ?
ついでに、ここで少し愉しませて貰おうか。
ほれ、これでどうじゃ?」

そう言って、いつのまにか手にしていた袋、それを奴隷商へと投げ寄越す。
その中身は、少年の檻に付いた値札、それを軽く上回るゴルドだ。
そのゴルドで、買い取りついでに、ここの施設を使い、その様子を見せ付けてやろうとしているのは、見て分かるだろう。

別に、少女からすれば、金なんて払わなくても、強奪するのは簡単な事だ。
そもそも、この空間では己の自由なのだから。
だが、わざわざそうして見せるのは、追い詰められるさまを、しっかりと少年に感じさせる為。

それを裏付けるように、少女の視線は、一寸だけ逸れていたが、それからはずっと少年に向けられているのだった。

ジーゴ > 「やめてえええええええ」
手で口を覆っていても、最早、無意味だった。
絶叫が口を突いて出る。
愉しませるってだれがなにを…

『ああ、もちろん…』
予想を上回る硬貨が入った袋を受けとった奴隷商は
戸惑ったように言って。
驚いたままではあるが、相手のために器具などを準備する。

痛みを与えるための道具
鞭打つときに奴隷を拘束するための台、鞭一揃いや肌を挟めるクリップ、細長い針など。
恥辱を与えるための道具。
肛虐のためのものや、痺れる魔法が流れ出る魔道具、快楽を増強させるクスリなど、とにかく多種多様。
屋外のため、大がかりな装置はないが、奴隷を調教するための道具はかなりの量がそろっていて。

『出ろ』
鍵が開けられて、檻の扉が開く。
普段であれば、脱走を試みる少年は少女に見つめられて固まったまま。
奴隷商に引きずり出されるように檻から出されたものの
足は震えて、檻の外の地面に座り込んだまま。
足首から伸びた鎖が、奴隷商から少女に渡される。

「やめ…」
漏らす言葉は恐怖から既に枯れ。
絶望からカタカタと全身を震わせて。
既に、頬を涙が幾筋も伝う。
夢の世界の出来事でも、少年には現実のこととして捉えられていて。

タマモ > 少年には見えるだろう、絶叫を発した時、少女の笑みが深まった事に。
それが、少年の絶叫に対して、どんな答えとして見せたのか。
…それは、少年の想像に任せよう。

「ふふ…」

奴隷商の承諾に、ただ笑みを浮かべる少女。
次々と準備される道具を視線の端に、開かれる檻を見遣る。
その奥に居る、怯え切った少年。
座り込む少年を引き摺る為か、足首から伸びる鎖を手渡されれば、それを受け取る。

「さぁ、立つが良い。
己の足で、これから、愉しませてくれる場所へ向かうのじゃ」

鎖を握りながら、少年へと、そう声を掛ける。
少年が現実と捉えようと、今は夢。
己の言葉は、まるで自ら自然と向かうかのような、静かな強制力となって少年を誘導する。
それは、鎖を引かなければ連れ歩けない、そんな抵抗なんて一切見せられず。
むしろ、少年から先立って歩み向かうとなるだろう。

ジーゴ > あの鞭で叩かれたら背中が裂ける…
あのクスリを飲まされたら、感覚がおかしくなる…
色々な考えが頭を巡っていたはずなのに。
繰り返される恐怖から思考は徐々に平易なものになる。
これ以上考えたら、心が壊れるから。
奴隷が往々にして、物事を深く考えないのはある意味自分を守るための術であって。

相手の声に促されるように、おずおずと立ちあがり。
気がついたときには奴隷市場にいた当時の服装になっていて、
靴はなく、素足で市場の石畳の上を歩く。
奴隷市場の中でも少し開けたスペース。
奴隷を見世物にするためのスペースまでたどり着いた。
既にそこには様々な道具が並べられていて、奴隷の主人を待っていて。

奴隷は見世物にされるためのスペースにたどり着くと
動物のように四つん這いになった。
奴隷商に何度もさせられている姿勢だから、
こうしないと、よりひどい目に合わせられると学習している結果。お強請りの言葉も続く。
「ごしゅじんさま。オレを調教していい奴隷にしてください」
意に反する言葉に、溢れた涙が、石畳を濡らす。

タマモ > 散々味わってきたのだろう、並ぶ道具、それを見る度に、それによって何が起こるかの強い意志が流れてくる。
そして、それから心を守る術を行う様子も見て取れた。
なるほど、そうなる事に、より恐怖を感じるだろうと判断しながら。

「ちゃんと、言う事を聞けるようじゃぞ?
なかなかに、素直な奴隷ではないか。
………これも、教えた事か?ん?」

言葉通りに動き、目的の場所へと辿り着く少年。
その背後から、あえて少年にも聞かせるように、側に居るだろう奴隷商へと言葉を掛ける。
まぁ、別に奴隷商の答えはどうでも良いが。
己が興味あるのは、その際の、少年の反応だ。

「して、いい奴隷と言うのは、どんな奴隷じゃろうか?
それで、どんな調教を受けたいかのぅ?
どんな調教を、受けたくないのかのぅ?」

更に、今度は見下す四つん這いの少年へと向けた言葉。
その答えを素直に答えるも、偽りを答えるも、関係ない。
どうせ、強い意識が込められれば、自然と流れ込んで来るのだから。

ジーゴ > 『そいつは自分が敵わないと思った相手には従順だからな。さてはお嬢ちゃんなかなかのやり手だな』
奴隷商は、さっき奴隷を買った少女のことを一般的な少女だと思っているから、軽口を叩くように言って。

「いい奴隷は、ちゃんとご主人様の言うことをきいて、ご奉仕する奴隷です…ご主人様を気持ちよくしたり、体をつかっていただいたりします」
いい奴隷については、普段から言い聞かされているから直ぐに言葉が出るけれど
どんな調教を受けたいかなんて、今まで聞かれたことが無かったからしばらく押し黙る。

「いたいのはいやだ…」
痛みを想像して、緊張する獣耳。
たっぷり考えた割に、当たり前のことになってしまった。
痛いのがよい奴隷は少数派だろう。
鞭打たれて、背中が痛いのは嫌だし
後孔をいじくりまわされるのも嫌いだ。
クスリを使われて、何をされても気持ちよくなるのも
嫌だし、ずっとご飯をもらえないのも嫌だ。
性的なご奉仕をずっとするのも嫌いだし、
ずっと檻に閉じ込められるのも嫌だ。
嫌な記憶があふれ出して、はらりはらりと零れる涙の量が増える。

タマモ > 「ほほぅ…なるほどのぅ?」

奴隷商の言葉に、くすくす笑いながら、軽く返す。
実際に相手の言葉は的を得ているが、それは認識していない。
それをいちいち説明する気なんて、さらさらないのだ。

「そうかそうか、いい奴隷は、そう言ったものなのじゃな?
ならば…」

少年の、いい奴隷についての言葉には、興味なさ気に聞いているも。
その後の、己の問い掛けに対する答えに、向けていた瞳が細められる。

「鞭を打ち、尻穴を弄り、気持ちよくさせてやろう。
他は面倒そうじゃ、それは勘弁してやろうか」

にやりと意地の悪い笑みを浮かべ、さらりとそう返した。
そう、今の問い掛けは、少年が嫌がる事を知りたかったから。
そして、それをあえて行う為だ。
もっとも、鞭と尻孔はそのまま出来ても、薬を使うのは程度が低い。
代わりに己の力を流し込み、もっと深いところまで堕としてやろうと考えているのだから、性質が悪いだろう。
食事に関しては、飢え死にされても困る。
奉仕を続けると言うのも、己を触れさせる気がない。
再び檻に戻すのは意味がない、他をしないのはそんな理由だ。

言葉を伝えた後、その手は鞭へと伸び、それを手に取る。
軽く振ってみれば、すぱぁんっ!と、少年の目の前の床へと、強烈な一撃を叩き込んだ。
その一撃は、見て明らかに、そこらの者が扱う鞭捌きと違う。
かなり扱い慣れた、それであった。
もちろん、それは脅しの意味も込めた訳だが。

ジーゴ > 拒否権なんて元々ないから。
相手の不興を買わないように
急いで服を脱ごうとするも、震える手でボタンは思うように取れない。
しばらく時間がかかってしまってシャツを脱ぐと
ズボンと下着は一緒に脱いでしまう。
脱いだズボンは片足から繋がって相手が握る鎖にひっかかっているけれど
自分が脱げる範囲の衣服は全部取り払って。

「ごしゅじんさま、オレに鞭打って、おしりの穴を自由におつかいください」
再度四つん這いになって、頭をできるだけ肩と肩の間に隠すようにして、獣の耳を守る。

「ッ!…」
まだ自分の背には痛みは走っていないのに。
床が鞭打たれただけで、恐怖から息を呑んだ。
既に緊張から体は汗ばんで。
膝と肘がガクガクと震える。
舌を噛まないようにちゃんと、奥歯に力を込めてから
目をつぶった。

タマモ > 愉しむ前に、少年は準備を整える為、服を脱ぎに掛かる。
あれだけ怯えさせているのだ、その手が上手く動かず、脱ぐだけで時間が掛かるもので。
せっかくなので、その間に力を流し、痛みも快楽として受け止めるように弄っておいた。
後は己はのんびりとそれを待つが、さて、周囲はどう見ているものか。
とりあえず、脱ぎ終わったのを確認すれば、再び伝える言葉に耳を傾ける。

一度、床に鞭を走らせれば、明らかな少年の恐怖感と言うのを感じ取る。
己にとっては、そうした負の感情と言うのは甘美なもの。
頭を伏せてしまっている為、視覚的なものは意味はない。
ならば、さっそくと、鞭を振るう。

「ほれ、ゆくぞ?
しっかりと、受け取るが良い」

ひゅんっ、と風切る音を立て、鞭が少年へと襲い掛かる。
ぴしぃっ!と鋭い音と共に、その鞭は少年の尻肉を打った。
その鞭打ちは、痛みを与えるよりも、素肌に痺れと疼きを与えるもの。
肌に浮かぶ赤い線、そこから起こるのは、痛みではなく、強烈な快楽。
何も伝えずの行為だ、相当に戸惑うものだろうが。
そんな余裕を与える間も与えず、ぱぁんっ!と反対側の尻肉へと、二発目が打ち込まれる。

ジーゴ > 「ひゃぁッ」
鞭が空を切る音。
初撃の衝撃で肘の力が抜けて、尻だけを高く上げる格好になった。
肌がはじけるような痛みを想像していたのに。
体に走る感覚は全く別のもの。
疼くような感覚と打たれた後に走る強烈な快感。
痛みからではなく、快感から体を動かしそうになってしまうのを、必死で堪える。

「やめ…」
止めて欲しいと願う声はどこか甘さが混じる。
反対側の尻肉でも鞭を受ける頃には
恐怖から縮み上がっていた少年の性器が少しずつ頭をもたげて。
直ぐにでも自分の性器に手をのばしたくなるが
拘束された両手ではそれは叶わないし
相手からの鞭を受けるための姿勢を崩すわけには行かず
その場で尻を高く上げたままの姿勢を保つ。
内股が快感を押し殺すようにすり合わされて。

タマモ > 的確に、尻肉を打つ鞭の衝撃。
それを受けた少年からあがる声は、どう聞いても痛みによるものではなく。
それを聞いた己以外の周囲からは、不思議に思う声が囁かれるか。
鞭打たれ、いきなり感じている少年。
それは、二度目となれば、一部は少なからず確信へと変わる事だろう。

「………何じゃ?聞こえんのぅ?」

まぁ、制止の言葉が出たところで、止める気は無い。
ぱんっ、ぴしぃっ、すぱぁんっ!と、強弱を付け、もう数度打ち込んでやろう。
同じ場所へと被らぬようにして、少年の尻肉は何本もの赤い線が引かれて。
その度に、少年は尻肉から、膨れ上がる快楽を受け続ける事となるだろう。

と、快楽のせいだろう、尻を突き上げるものの、その内股は擦り合わされ始めていた。
それを見れば、すっと片足が上がり、どっ、と赤く染まっている尻を踏み付ける。
それは、上げた少年の腰を落とし、頭を擡げ始めた肉棒を床へと押し潰すようにさせる為だ。

そうして、床と下腹部に板挟みにされた肉棒。
更に腰が落ちた事で、鞭の衝撃から逃げる事も出来なくなっている状況を作り出し。
容赦なく、鞭は振り下ろされてゆく。

尻肉から衝撃が走る度に、挟まれた肉棒にも刺激が走る。
そんな二重の快楽で、少年を攻め立てるのだ。

ジーゴ > 『おいおい、とんだ淫乱だな』
目の前で繰り広げられる痴態に奴隷商が思わず声を漏らす。


「やぁッ…やッ…」
鞭打たれる度に、漏れる嬌声。
無意識に尻は左右に揺れるようにして、鞭を誘う。
赤い線が生み出す、快楽に思考はふやけて
息も絶え絶え。

「やああああッ」
尻を踏まれるとその刺激も快感となって、少年を襲う。
勃ちあがり始めた性器が地面と下腹部に挟まれて
より強く快感が性器に伝わり始める。
さらに鞭打たれると、体全体が快感に震えて。

「やめ!イ…イっちゃう。
ご主人様に鞭打ちされて、イっちゃう変態な奴隷をおゆるしください」
元々は誰かに教えられた言葉だが、自分の意思で言って。
相手の赦しを待つことはできずに、
ガチガチに固くなった性器から白濁が放たれる。
腰を中心に一度強く痙攣すると
精を放った快感に放心し、荒い呼吸を整えようとする。
その合間にも振り下ろされる鞭に甘い悲鳴が口から漏れ、躯が跳ねる。

タマモ > 「ふふ…聞き分けのない牡が、快楽に堕ちてゆく。
面白い催し物じゃ、もっと人を集めてきたらどうじゃ?
よい見世物となるじゃろうて、のぅ?」

呟きを漏らす奴隷商、視線は少年に向けたまま、そんな言葉を奴隷商へと掛ける少女。
その間も、もちろん、その手が止まる事はなく。

そうした中、強烈な快楽についに射精をしてしまう少年。
それは、うつ伏せになった状態であろうと、その腰の震え具合で少女には手に取るように分かる。

「おやおや、イッてしまったようじゃのぅ…
良い良い、妾が許す。
もっとイッてイッて、イキまくって良いぞ?」

達し、床の腰付近に白い染みが広がってくるのが見えれば、再び足が上げられ、どっ、と踏み躙る。
地面と少年の下腹部で肉棒を磨り潰すように、躊躇無い刺激で攻め立て続けて。
しかも、その踏み躙る足から力を流し、少年の睾丸に、その精力を普段より異常な程に膨れ上がらせてしまう。
出しても出しても、強制的に精を生み出させ、尽きる事を無くさせるように。
そうして、徹底的に射精の快楽に酔い痴れさせるつもりだ。

しかし、それだけでは終わらない。
視線の遣り取りで、奴隷商から張型を受け取って。
それを、足を退けた後、解してもいない尻穴へと宛がう。

「そう言えば、尻も自由に扱えと言っておったな?
ほれ、これをくれてやるぞ?」

愉しげに、そう少年へと伝えれば。
ずぬぅっ、と一息で、張型を深々と捻じ込む。
何かが止まれば、代わりの何かが快楽を与える。
代わる代わるの快楽で身悶える、そんな少年で、たっぷりと愉しんでゆく。

タマモ > 【本日は、これにて中断致します】
ご案内:「夢現の一刻(過激描写注意)」からタマモさんが去りました。
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