2020/06/05 のログ
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にセレーネさんが現れました。
セレーネ > 【待ち合わせです】
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にルリアさんが現れました。
セレーネ > 戦場のど真ん中を一糸纏わぬ姿で歩く女へ向けられる視線は様々であった。
魔族達は例外なく好奇の目で裸体を見つめ、時折聞くに耐えない野次をこちらへ飛ばす。
人間側の兵は一部の彼女を知る冒険者達を除き、上位の魔族と人間がこの場で明らかに場違いな格好で現れた事に戸惑いを隠せずに様子で、彼女の素性を知るものはそれに加え現状への絶望を感じさせる表情を見せている。

「………」

そんな様々な感情が渦巻く中、その中心にいる女はただただ目を伏し、両腕で体を抱くようにして立ち、これから行われる事を想像していた。

ルリア > セレーネをここまで連れてきたのは、単に奴隷の裸をお披露目するためだけではない。
あえてゆっくりと見せつけるようにセレーネを引き回して両軍の視線を十分に集めた後、ルリアはいよいよ宣言をする。

「この子は年増奴隷のセレーネちゃん。
さっきまで人間の戦士だった女の子でーす。
今からセレーネちゃんには楽しいショーをしてもらいまぁす」

相変わらず緊張感に乏しいルリアの声。
しかし両陣営ともその発言に注目せざるを得ない。

「残った人間兵は、うん、まあまあいるわねぇ。
さて、それじゃああいつらの無事をかけてセレーネちゃんには拳闘をしてもらいまーす」

既に事切れた兵や戦場からの離脱に成功した兵も少なくないが、それでもかなりの人数がまだこの場に留まっている。
そんな彼らの無事を賭けて、ルリアが提案したのはある種の一騎打ちであった。
ただし拳闘という言葉から分かるように、武器の使用はしないつもりで。

「セレーネちゃんと戦ってもらう我が軍の代表はー、えーと、そこのお前でいいわぁ」

魔族の兵の顔ぶれを眺めた後、おざなりに指名されたのは全長1メートルそこそこの子鬼族であった。
角を持つ小人といった見た目の種族で、小柄な割に多少は力強いものの根本的に体格に劣る。
単純な格闘戦の適正は低いと言わざるを得ない。
それでも武装して数を頼みに立ち回り人間相手にも善戦するし、伝令や工作兵としても十分な仕事を見せる彼ら。
だが拳闘となれば、そんな長所も殆ど生きる事はないだろう。
巨漢のオーガやオーク兵、発達した筋肉を誇示するリザードマンや人狼。
様々な種族がいる中で、単純な膂力では確実に劣る子鬼族を指名したのは、魔力も枯渇し消耗した今のセレーネならこれでも勝てないだろうと踏んでの事だ。
どうやっても勝てない相手よりも、僅かでも希望を見せた方が面白い。

「ルールは、降参するか立ち上がれなくなったら負けでいいわよねぇ?
一応殺さない程度に気をつけなさいな。
まあ、死んじゃったらそれはそれで仕方ないけどぉ」

闘技場の試合でもないのでルールなど雑なものだ。
指名された子鬼族も最初は戸惑っていたが既にやる気のようで、武具を捨てて素手でセレーネの前に躍り出た。
後はセレーネの準備が出来れば、拳闘の開始である。
無論、彼女は今も全裸のまま。
それに服を与える素振りなど、ルリアは一切見せない。

セレーネ > 戸惑いを見せながらも軽快に躍り出た小鬼を見て、こちらもゆっくりと構えを取る。

万全の状態であれば歯牙にも掛けないレベルの敵であり、魔力さえ使えればタイマンの近接戦闘でも十分に相手が出来る敵だろう。

しかし、一切の魔力を失っている今発揮出来る力はせいぜい一般女性に毛が生えた程度の物だろう。現役を退いて鍛錬も少なくなった体は各所に肉が付き到底戦う人間のそれではない。

「アケローンの真似事でもしろっていうのかしら?懐かし懐かしいわね」 

ただそれでもここで戦いを拒めば大勢が無惨に殺される。故に戦いを拒むという選択肢は無かった。

「ッ……はああっっ!!」

拳を肩の高さまで構えた瞬間、地面を強く踏み込むと小さな子鬼の頭部を狙うミドルキックを放つ。不意打ち気味でも一気に決着をつけてしまおう、そんな医師の大技で。

ルリア > 「ふふふ、良い戦意ねぇ」

裸で試合に臨んでも意思の折れないセレーネ。
その姿を嬉しそうに観戦する。
小鬼の戦士は開幕のミドルキックを軽快に回避すると、セレーネの足元に突きの一撃を加えて即座の離脱を見せる。
こちらはセレーネとは逆に、長期戦の構えだ。
それは対戦の直前にルリアが指示した事であった。
勝算の高い戦法、という訳ではない。
全裸で蹴りや拳を突き出し、無様にじわじわと追い詰められていくセレーネを皆に見せるための方策。
しかし小鬼としても人間の間合いの中で殴り合って戦うよりは、小さな打撃を重ねていって徐々に追い込む方が性に合っているようだ。
回避や防御をされてもそれほど気にした様子もなく、コンパクトな打撃と一撃離脱戦法でセレーネを振り回していく小鬼。
それにセレーネが対応して裸体を躍らせる度、魔族の陣営から囃し立てるような歓声が挙がる。

「あらあらぁ、大人気ねぇセレーネちゃん。
でもそんな調子で勝てるかしらねぇ?」

ルリア自身も何か手出しをするでもなく完全に観戦モード。
戦いの行方は小鬼が多少押しても慎重にまた間合いを取るので、決着は中々つかない。

セレーネ > 「つっ………このっ、ぐうっ、……!」

足元を擦り抜けるように駆け回り、ガードヲ行いにくい脚へ着実にダメージを与え間合いを取る。明らかに勝負を長引かせる為の戦い方にフラストレーションを募らせる。

度々食らう攻撃は防具が無いゆえ多少のアザは作るものの、少々痛む程度で致命的なダメージにはなり得ない。
自ずと垂れる汗を拭いながら周りを見渡せば祈るような顔つきでこちらを見守る人間達と騒ぎ立てる魔族達双方とあいも変わらずニヤついた笑みを顔に貼り付けた魔族の首魁が視界に入る。

「ッ……うるさいわね、少し黙りなさいな」


そう吐き捨てると女は守りを固め、足を止めてゆっくりと子鬼の動きを見始める。機動力で劣るなら迫ってくる子鬼を迎撃する作戦を取ろうという考えで腕のリーチ差を利用して一歩子鬼を捕まえてしまおうと狙いを定める。

ルリア > 「なるほどねえ。
でも、そんなのんびりしていていいのかしらぁ?」

小回りの差でまともな戦いは無理と判断したのだろうか。
セレーネがカウンター戦法の構えを取るが、それに合わせて小鬼の戦士も攻撃の手を休めて暫しのにらみ合いとなった。
つまり、セレーネの裸をじっくりと鑑賞するにはうってつけの時間となる。

「んっふっふぅ。
汗に濡れたお肉もとーってもおいしそうねぇ。
ムダ毛の処理はちゃんとしてるー?
いつどこで裸を見られるか分からないんだから、女の子ならお手入れをちゃんとしておかないとねぇ」

戦闘が膠着すればこれ幸いとルリアが野次を飛ばし、魔族兵もそれに続く。
そして沸き立つ魔族陣営とは裏腹に、まだ負けてはいないが勝利が見えない戦いに人間側の生き残りは不安と絶望のどよめきが広がっていき。
あんな小鬼相手に良いように振り回されているセレーネの姿に、憎悪を向ける者すらも出てきていた。

セレーネ > 魔族達の下品な言葉や戦場全体を包む絶望感、不審感。それらはどうしようもないほど重く女の背中へと伸し掛かり、やがて焦燥感を隠しきれなくなっていく。


「ッ……!!これで終わりにッ…!!」

痺れを切らした女はガードを解いて一直線に駆け出す。
周囲を囲っているルリアや魔族達を巻き込む事も辞さない、半ば捨て身の突撃攻撃。
無理矢理長期戦から脱却するにはこうするしかないだろうという考えに女は至った。

「はあぁああっっ!!!」

大きく腕を振り全力で走りながらそのまま駆け抜けるように蹴りを繰り出して。

ルリア > これまで決着を急ぐ事のなかった小鬼であるが、セレーネの突撃に対してはこれまでとは動きを変えてきた。
格闘戦に慣れていないセレーネの攻撃とはいえ、この体格差では勢いも乗ったこの一撃を受ければただでは済まないだろう。
だがそれは逆に小鬼からも好機となる。
大振りな蹴りをステップで回避すると、そのまま懐に潜り込む。
そしてセレーネの腹部目掛け、脚力が十分に乗ったアッパーカットが突き刺さった。
ずぶり、と彼女の柔らかな肉に拳が埋もれていく。
そしてそれでは終わるはずもなく、体の芯に響く打撃として直撃の一撃となった。
確かな手応えと共に雄叫びを上げる小鬼の戦士。

「うーん、今のは痛そうねえ。
セレーネちゃん立てるかしらー?」

これは流石に決着であろう、と沸き立つ魔族陣営。
一方の人間側は、絶望感が漂う中で必死にセレーネに立ち上がってくれと声援を送っている。
彼らに出来る事はもうそれぐらいしか残されていなかった。

セレーネ > こちらの突進と子鬼の膂力、双方が乗った渾身のカウンター。それが無防備な女の腹部に深々と突き刺さる。 
それは鍛錬を積んだ人間であっても本来耐えるのが難しい、食らってはいけない部類の一撃、それが腹部が凹む程まともに受けてしまっては最早濁った呻きを口から吐き出す他ない。

「んお゛ぉぉっっ!、ごッ……んんぐっ!!」


反射的に背中を丸め、蹲った女。そこにトドメとばかりに追撃が放たれる。


「んぐぉぉぉっっ!!!ツ……あ、ああっ……ん………」

腹部から背中へ抜ける衝撃にビクン!と体を一度跳ねさせると、苦悶に歪む女の顔は脱力し、グルリと眼を剥いてそのまま地に倒れ伏す。
気を失い、うつ伏せになった女の股間部らはチョロチョロと熱気を纏った液体が流れ地面に小さな水溜りを形成し始めていた。

ルリア > 「あららぁ、これはもう駄目かしら?」

小鬼の反撃が直撃し、セレーネは倒れ伏すとそのまま尿失禁。
意識があるようには思えないその姿に、人間たちは恐慌を起こしかける。

「もうちょっと競ってくれると思ったけど、案外大したことなかったわねぇ」

判定するまでもなく戦闘不能となったセレーネ。
ルリアはそれにつかつかと歩み寄ると回復の魔術をかけて、傷はそのままにとりあえず意識を復帰させる。

「おはよう、気分はいかがかしらぁ?
アナタが小鬼に負けたせいで、あの人間たちは皆殺しって事になったんだけど。
あいつらの最期、よーく目に焼き付けておきましょうねぇ」

クスクスと嬉しそうに笑いながら、セレーネの頭を掴み人間たちの方を無理やり向かせる。
その視線の先には、諦めてへたり込む者や尚も逃げようと足掻く者。
中には武器を構え最期の抵抗をしようとする者もいるが、皆一様に魔族の包囲を受けて絶望を滲ませていた。

「だけどぉ、今の私とっても気分が良いからアナタの態度次第ではもう一度チャンスをあげてもいいって思ってるのよねぇ。
どうかしらぁ?」

本当に機嫌が良さそうに笑顔で語るルリア。
実際にセレーネの嘆願があれば、もう少し彼らに猶予を与えてあげていいと思っているが一度ついた決着をひっくり返すにはどうすればいいか。
足掻いて更なる無様を晒す事を期待して、セレーネに思わせぶりな視線を送る。

セレーネ > 白く染まっていた視界が突然鮮明になり、現を彷徨っていた思考が現実へ引き戻される。
そのままグイと髪を捕まれ頭をあげさせられれば視界にに映るのはパニックと化した戦場。その光景から決着の瞬間を覚えていずとも自らが敗北した事は明らかで。


「……いいわよ。私を煮るなり殺すなり好きにしなさいな……」

子鬼程度に好きにやられた挙げ句、無様を晒された事実、それは女の心に小さくない傷を与えていた。なんとかして他の人だけで助けられれば、その一心で女は再び見を捧げて。

ルリア > 「あらぁ?何か勘違いしてなぁい?
好きにするのは当たり前なんだから」

奴隷宣言をさせた以上、その身を好きにするのは当然の事。
それを好きにしろと言われたところで何も響くはずもなく。

「どういう態度でお願いしたらいいか、考えた方がいいと思うわよぉ?
ほら、急がないと壊滅しちゃうから」

人間を包囲する魔族達は号令があればすぐにでも殲滅を開始出来る状態だ。
勝利に湧く彼らなら、命令がなくとも誰かが先走ればそのまま殺戮が始まりそうな熱狂の中にあるのだが。
つまり、ルリアの言うように急がないといつ皆殺しになっても本当におかしくない状況である。

セレーネ > 「ぐぅ……っくぅ………」

躊躇の無いルリアの言動に言葉を詰まらせる。肉体的なダメージは回復させられたが精神のダメージは残ったままであり、彼女の言葉はそれを的確に抉り、傷口を深めていく。


「も、……申し訳ありませんルリア様……ッ。わ、私が皆様を楽しませるのでど、どうか…どうか見逃して上げてください……」

靴を舐める勢いで足元に縋り懇願するその姿には最早威厳やプライドは微塵感じられない。ただただこれが最善の行いと信じることでなんとか自尊心を保っていた。

ルリア > 「ふぅん。
まぁ、とりあえずは合格って事にしてあげるわぁ」

セレーネの嘆願を聞けば、とりあえずは攻撃の中止を命じる。
沸き立っていた魔族兵からは少なからず不満の感情をぶつけられるがルリアは気に留めない。

「さて、そういう訳でー、セレーネちゃんがまた皆を楽しませてくれるみたいだから注目ー」

ルリアの気まぐれに散々振り回され、しかしかろうじて命が繋がった人間たち。
注目と言われればそちらを見ない訳にはいかない。
自分たちの命運がそこにかかっているのだから。

「それじゃあ今からぁ、このセレーネちゃんには皆の前でうんちをしてもらいまーす」

しかし注目したその先で宣言された内容は、あまりにも酷いものであった。
戦場にあるまじき宣言に、敵どころか味方からも動揺が伝わってくるがルリアは気にせず続ける。

「制限時間内に出来たら生き残ってる人間は全員見逃してあげるわぁ。
ただし、出来なかったら改めて皆殺しか、まあ捕まえてもいいわね使い道は色々あるわぁ」

人間兵の行く末にはそれほど興味のなさそうなルリア。
魔族からも、勝手な決定に小さくない困惑が見て取れた。

「土下座脱糞もいいかもしれないけど、マンぐり返しで脱糞も面白いかもしれないわねぇ。
うん、自分の顔目掛けて脱糞出来たら成功って事にしてあげるわぁ」

名案とばかりに手を叩くが、あんまりな提案に味方の一部すら引いている。
喜んで囃し立てているものも中にはいるが、人間側はもっと複雑であろう。
しかし戦意を挫かれ、もはや生還さえ出来れば御の字という人間兵はすがるような視線を全裸のセレーネに送るのであった。
その視線には、小鬼なんかに負けたせいだという恨みも籠っていて。
セレーネに対しての同情は限りなく薄くなっていた。

セレーネ > 「なっ…!?、何言ってるのあな……」

咄嗟に出た言葉を飲み込むものの、その表情に驚きは隠しきれず、顔の筋肉を引き攣らせる。

先程失禁姿を晒したとは言え、自発的に排泄を晒せというのはまた次元の違う話。


「そ、そもそも…無理矢理出そうとしたって出るものじゃないでしょう?」

形だけ中腰になっては見るものの、肉体的な問題と精神的な抵抗から便が放り出される様子はなく、そのことをルリアに必死に唱えて。

ルリア > 「あらあらぁ?
聞こえなかったのかしら?
ただうんちするだけじゃなくて、自分の顔にしなさいって言ったわよねぇ?」

あまりにも酷い命令にも関わらず、何とかこなそうと中腰になったセレーネ。
しかしルリアはそれでは全く満足などせず。

「それとねえ、出るとか出ないじゃなくて、出すの。
本当に自分の立場分かってるのかしらぁ?
私に負けて、試合にも負けて、それでも情けをかけてもらってるって分かってる?」

中腰のセレーネに顔をぐいっと寄せると、丸出しの乳首を無造作に掴んでつねりあげる。

「アナタのする事はぁ、もっと媚びて、感謝して、喜んでうんちを顔面にひり出す事でしょう?
ちょーっと優しくしすぎたかしらぁ?」

声を張り上げたりはしていないものの、口調には静かに怒りを滲ませて。
こんなものは渋って当然ではあるが、躊躇しているセレーネを更に追い詰めていく。

セレーネ > 【16時はどうでしょうか?】
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」からセレーネさんが去りました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」からルリアさんが去りました。