2020/04/07 のログ
ご案内:「アケローン闘技場(過激描写注意)」にセレーネさんが現れました。
■セレーネ > 「全く…どうしてこんな事になったのかしらね…?」
ハイブラゼールに並ぶダイラスの華型、アケローン闘技場。決起盛んな腕自慢や冒険者あるいは戦いの結果による賭博を楽しむ者が集うその建物は今のセレーネにとって無縁な場所である、はずだった。
しかし今、女はそのフィールドにしかも参加者として立っている。否立たされている。
切欠はとある貴族へ冒険者ギルドへの出資を依頼しに挨拶に向かった事だった。かつて自らも冒険者として活動していたと言うその者は女の現役時代の事も知っており、今でもどれだけの活躍が出来るか知りたいと言い出した。
初めは丁重にお断りしたつもりであったが、もし納得するだけの実力を見せてくれた金銭的、物資的支援を行うと丸め込まれ、そこからはあれよあれよと言う間に話が進んでしまった。
「しかし…スポンサーの意図とは言えこれはどうなのかしらね……?」
苦笑いして見るのは自らが付けている衣装。
大会前に渡されたそれは自らが普段から着用しているシェンヤンのドレスより更に露出度が高い、もはや半裸と言っていいほどのもので。
周りの参加者を見る限り女性選手はほぼ全員が似たような露出度の服を装着しているようだ。
「これは……ちょっときな臭いわよね…」
大会に潜んだ悪意を密かに感じながら、女は控室で自らの出番を待つ。
■セレーネ > どれくらい時間が立っただろうか…やがて女は一点の疑問が頭に沸く。
先程から選手が呼ばれ、出て行くのに対し、戦いを終え戻ってくる選手が一人もいない。
こちらの反対側にもある選手出入口から退場しているのだろうか?はたまた自分の知らぬ間に闘技場はリニューアルされ専用出口が設置されたのだろうか?
また、会場の声が全く聞こえないのも不自然だ。控室入口に立つ係員に聞いて見たところ、試合前に瞑想を行う選手の集中崩さない為、との事だったが人によっては観客の声で気を昂ぶらせたい者もいるだろう。確信的な答えは持てないまま、積み重なる小さな疑いは女を更に疑心に陥らせて行って。
ご案内:「アケローン闘技場(過激描写注意)」にセレーネさんが現れました。
ご案内:「アケローン闘技場(過激描写注意)」にセレーネさんが現れました。
ご案内:「アケローン闘技場(過激描写注意)」からセレーネさんが去りました。
ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」にリシェさんが現れました。
■リシェ > (何でも。近い内に、とあるお屋敷で。お花見、という催しが、行われるらしい。
とあるお屋敷で、シェンヤンよりもずっと、ずっと遠くの国の、花。
それを眺める、愛でる、序でに皆で盛り上がる…そんな催しが。
周囲の人達が、そんな事を、噂していて。
そういえば。以前、この城の中庭で。牡丹や芙蓉、帝国から運ばれた花々を。
深い親友と、一緒に眺めた夜は。とても楽しかったな…などと。ぼんやり、思う。)
「………………っは、ぅ…ひぁ゛……!!
く…ふ、っぅ゛あ…ぁ、も……もぉ、っ…ゃ…ぁ゛ぁっ…」
(少しだけ、心を過去に飛ばす事すら。続けられなかった。
直ぐに現在へ、現実へ、引き戻される…度を超した、際限なく続く、拷問じみた快楽で。
花見の噂も含めた、世間話。当たり前のような、会話をしながら、室内に居る者達は。
それも等しく、当たり前の事のように、少女を繰り返し、入れ替わり、使い続けている。
何度も、何度も、貫かれて、注ぎ込まれて、イかされて……終わりが無い。まだ見えない。)