2019/11/17 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート某奴隷商会地下(過激描写注意)」にナータさんが現れました。
■ナータ > 『ふぅ、ふふぅ……』『んふぅ、ん、ふ……』『んぅ、んぅぅぅ…』
(暗闇の室内のあちこちから、くぐもった吐息が漏れ聞こえる。耳をすませば、或いは気配を察するのに長ける者ならその数が20ほどもあることが分かるかもしれない)
(此処は―――奴隷市場の某商会、その地下。『保管室』とも称される場所であった。この場を統べる女―――店主であり、奴隷商であり、調教師でもある―――の命によって、配下の者達は一斉に『狩り』を行った。王国の至る所で、幼い少女から若い娘迄が攫われた。奴隷市場は一種の治外法権でもある。『無事』その都市に辿り着いてしまえば、『入手経路』が問われることはなかった)
「ふ、ふ、ん、ふ、ふぅ……」
(そしてその中に、ナータ、と言う名の少女の姿もあった。日雇いの仕事を終え、貞淑に帰る途中、少女は攫われた。手慣れた動きで口元を塞がれ、瞬く間に意識を失って)
(ナータをはじめとする『素材』達は、両腕を頭上に掲げ手首を一纏めにし、膝を折り畳まれたまま脚にロープを掛けられ、天井から吊るされていた。身に着けていたものは一様に剥がされ、目隠しと口枷を嵌められて。聴覚だけは唯一自由にされていたが、周囲から届くのはくぐもった声のみであった)
(少女の頭の中はぼんやりとしていた。今自分の置かれている状況も判別できぬまま、けれど恐怖などは感じない。嗅がされた薬の残滓、そして室内に甘ったるい香りのする焚かれた麻薬の香によって、ふわふわと浮くような心地さえあった)
(『狩り」を終えた女店主、そして配下達は地上で算段をしているだろう。既にその顔や体つきは入念にチェックを行われ、各々誰が担当するか、どんな奴隷にするか、などの段取りが組まれている)
(少女達が自力で逃げおおせることはないだろう。商会の誰かに裏切り者が出ない限り、そして、誰か侵入者でも来ない限り)
ご案内:「奴隷市場都市バフート某奴隷商会地下(過激描写注意)」にルークス・ルナエさんが現れました。
■ルークス・ルナエ > ──傭兵という仕事柄、耳は早い。〝人間〟には使えぬ情報網も有る。
決して表沙汰には出来ぬ術で少女達が集められたと、噂には聞いていた。
助けようと思ったのではない。一人か二人、身の回りの世話の為に買っても良いかと気まぐれを起こしたのだ。
この商品はまだ調教を終えていない──と制止する声もあったやも知れない。
だがそれは些事だ。長く楽しめる方が良いと、彼らの言葉を受け流し、鉄靴の足音は保管室に入る。
灯りもつけぬままに室内を見渡し、二十人ほどの少女が吊された退廃の一室には上機嫌の微笑を浮かべて。
……それから、一人の少女に目をつけた。
「ほう」
短いその声に滲む、奇遇を愉しむ余裕。
目隠しと口枷を剥ぎ取り、少女の赤毛を掴んで頭を上向きにして、その顔を覗き込み。
「とうとう売り物にまで墜ちたか。……いや、案外に長く保ったのか。
いずれにせよ、お前の〝人〟としての命脈は終わりだ。これからは禽獣の如く飼われるのだろうよ。
……或いは、それを愉しみにでもしていたか?」
ただ一つ働いているであろう聴覚へと、愉悦の笑声を交えながら声を吹き込む。
■ナータ > (そしてこの場に立ち入れるもう一つの立場、それは『客』。勿論一見のそれは体よくあしらわれるだろうが、既に馴染みであったなら。未だ手付かずの『素材』は決して商品とは言えないのかもしれないが、それでもよい、と調教済みのそれらに負けぬ対価を払えば、買い取ることも可能だろう。実際に、何処からか情報を聞きつけた者がそうしたのだから)
「ふ、ふぅ、ふっ、ん、ふ……」
(悲しみの気配の薄いくぐもった声はどれくらい響き続けたか、そして、そこに混じって床を打つ硬い足音に気付けた者はいただろうか。少なくとも少女―――ナータはその音が自分の傍で止まるまで、気付いた様子はなかった)
「くっ、ふっ……ぁ……?ふっ、くっ……」
(気を遣う様子もなくやや乱暴に剥ぎ取られる目隠しと口枷。そして髪を掴まれ、上向きにさせられた。少し苦しそうな呼吸を重ね、緩い動きで向けた眼差しは、ドロリ、としていた)
「わた……し……は、い……」
(耳の傍で向けられた、残酷な宣告。けれど少女にはどこか遠く、他人事のように聞こえた。若しかしたら、その意味を然程理解していなかったのかもしれない。薬物に浸された脳は、魔の幸福から半ば強引に目覚めさせられることを拒否するかのように)
(そして少女は決して拒否せず、肯定の返事を返した。『人』としての自分が終わるということにか、『飼われる』ということにか。
そして少女は、ほんの僅かではあるが、けれど確かに、そんな言葉を向ける相手に、笑むような表情を見せた)
■ルークス・ルナエ > 弄んだ相手の全てを覚えている訳ではない──が、この少女は記憶に新しく、また鮮明でもあった。
人として生きるには過度に過ぎる被虐の性。時代が違えば良い。今の時代には必ずや、滅びに向かうだろうと。
半ば確信してはいた。奴隷商に囚われて、という形になるとまでの予想はしていなかったが。
だが──
「──似合うな、お前には」
裸体のままに縛られて、吊された。そういう姿が、この少女には良く似合うと思った。
膝と手首を起点とする拘束は、身体のあらゆる箇所を曝け出す。
身を守ることも隠すことも出来ない、人としての尊厳を一切認めぬ、玩具の為の形。
調教を施す前でありながら、女の目には、それは良く仕上がった雌奴隷のように見えた。
「決めた、お前を買おう」
その言葉と共に──手が少女の下腹部へと這う。
覆うものも無く、麻薬の熱に浮かされた体の芯、秘所へと無遠慮に進む、人差し指と中指と。
二つ束ねた指先は少女の入り口に触れたなら、浅く指先を浸す程度にそこを馴染ませようとする。
久しく出会えずにいた少女が何処までこの国の退廃に毒されたか、それを知ろうとするかのように。
■ナータ > (以前の遭遇で、少女の内面迄見抜いていたのかもしれない。それが齎す結果を予期していたのかもしれない。この日、このような形で、このような場で再会するかまでは分からぬが。少女はこうして囚われなくとも、似た未来が待っていたのかもしれないけれど)
「あり……がと、ござい、ます……」
(少女はやや甘ったるい口調で、そんな言葉に返事を向けた。自分が動けぬことくらいは分かっているようで、同時に、身に何も纏っていないことも。若しかしたら相手は揶揄や侮蔑を含んでいたのかもしれないが、それを判断する思考は今蕩けている。顔も、胸も、股間も、菊座までも剥き出しにしたまま吊るされながら、前回感じさせた少女の魂の望み―――生きた玩具、淫楽の為の『物』―――に近づいているのだから)
「あ、ぁっ、あ、ひっ、んぁっ……あ、ぁっ……はぁ、い、はあ、いっ……!」
(何の迷いもなく伸ばされる手は少女の股間に。二本の指が少女の秘所に触れると、自由のない身はビク、と一度跳ねて。逃れる様子はない。とはいえ今はまだ、自分から求めることもない。それでも、少女は首を何度も縦に振り、泣き笑うような表情を向けていた)
(少女を攫った者達は少女の本質に気付いていたか定かではない。そしてこの契約の言葉によって高値で売れる性玩具を失ったことに、気付くはずもなかった)
■ルークス・ルナエ > 触れた指は暫くの間、入り口を柔く押し広げるだけの動きを続けていた。
とうに心は蕩けているのかも知れない。けれども、合わせて体までも溶け墜ちるまで執拗に、指先で入り口の肉を押し広げる。
そうして幾分か緩みを指先に覚えてようやく、二つの指は内側へと忍び入る。
長い指が付け根まで押し込まれて、また少しずつ引き抜かれて、緩やかな抽挿が始まって。
心地よい声が上がり始める。知らず口元に笑みを浮かべながらも──
「……少し音色が小さいな」
少女の耳元で、少しばかり冷えた声を作って囁く。
「もう少し良い音を奏でてみせろ。……周りの連中にも、扉の外までも聞こえるように。
此処は暗い。目で楽しむには限度があるのでな」
赤毛の髪を掴んでいた手が開かれ、少女の頬を滑り、首を伝い──肉付きの薄い胸へと触れた。
体温や心音を暫しの間、掌で味わい。それから不意打ちのように、その手は、ぎゅうっと少女の胸を掴む。
些かの傷みを与える程度の、けれども傷は残さぬように。声を上げるだけの力はあるかと、試すように。
■ナータ > 「んっ、ぁっ、ん、ふっ、ふあ、んっ……」
(指は探るように、掘り起こすように、秘所を押し広げ。焦らすように、執拗にそこを撫でていた。身動きも、身動ぎもできぬ少女。けれどそれがより少女の興奮を高める。呼吸は指の動きに合わせ浅く早く変わっていった)
「くっ、あっ……あ、ふあっ、あ、あ、あああっ!」
(そしてじっくりと下拵えを終えたそこに、指が挿し入れられる。奥まで突き入れられ、ゆっくりと引き抜かれ。少女は口を大きく開き、パクパクと開閉させながら、その身を震わせていた)
「はっ……いっ……ん、あ……気持ちいい、気持ちいい、ですっ……あ、ひあ、ぐちゅぐちゅに、されてっ、気持ちいい、です―――ひっ、あうううっ!」
(促され、少女は大きく喘ぎ、快楽を叫ぶ。薄い胸に当てた掌には早い鼓動を伝え、火照った体温を伝えて。そしてその先、胸を掴まれて尚、苦痛と快感の入り混じった嬌声を響かせる。まるで周囲の『素材』達に、『幸福な未来』を伝えるかのように)
■ルークス・ルナエ > 「そうだ、その声だ。……お前は良い子だな。いや──」
情愛を示す。だがそれは決して、恋人や伴侶に向けるような無私の愛ではない。
一方的に愛玩しながら押しつける、所有物へ対する執着じみた愛情だ。
だから続く言葉は、人としての価値を見いだすものではなく、
「良い玩具に育った……偉いぞ、ナータ」
名も、覚えている。覚えているのだと示しながら、動かす指に、また別の指を添える。
初めは薬指。緩やかな往復に合わせて添えた指はそう苦労も無く、少女を穿つのだろう。
ついで、小指──此処へ来れば体格差もある。やや息苦しさを感じるのかも知れない。
けれどもその程度のことで、玩具への扱いは変わらない。この程度ならば壊れないだろう。そう信じているから。
人差し指から小指まで、併せて四本──指は少女の狭道へ押し込まれ、肉壁を指の腹でこそげるように撫でまわす。
そして、胸を手慰みに痛めつけたもう片手は──ぱちん、と指を鳴らした。
そうなれば少女は、或いは奇妙な浮遊感を覚えるやも知れない。
少女を吊す縄の一部が切断されたのだ。
腕や脚の拘束の形は変えぬまま、それを天井から吊す部分だけが切られて。だが、少女は落下しない。
あたかも縄がいまだそこに有るかのように浮遊を続け──
「……では、〝持ち出す〟とするか」
浮遊感に加えて、僅かの加速。暗闇の中、少女の身体は指愛撫に晒されながら流れ始める。
女が歩くのに合わせ、まるで風船が糸に引かれるように。
そうなれば、行き先など決まっている。閉ざされた扉の向こう──恐らくは少女を誘拐した者達が居るだろう、そこにだ。
……扉は、女が触れずとも、その意を汲んだように開く。
■ナータ > 「はい、はぁ、い、良い子、です、良い子に、なります、ぅ……」
(褒めるような言葉に、甘えた声で返事を向ける。破滅願望と同時に、甘え甘やかされることを望む少女にとって、それは何よりの甘美であった。例えそれが「人」に向けられるものでなかったとしても。故に)
「ぁ、ぁぁ、あ、ぁっ、あーーーっ……」
(自分の名と、玩具、と呼ばれたことで自分の存在が固定する。魂に刻まれる。ナータと言う名の玩具だと、改めて。少女は達した。決して激しく大きくはなかった。静かに、けれど深く。身を震わせながら)
「かっ、は、うっ……んぁ、ひう、あ、あっ……ふあ、ぁ……」
(そのまだ未熟な秘所に、指がもう一本。更に、もう一本。痛々しげに見える其処は、けれど裂けることもなく指を飲み込んで。指を動かされると、達した後というのに新たな快感に声を上げ始めて)
「ふ……あ……?ひう、ん、んぅ……」
(胸を掴んだ指が鳴らされると、少女を吊るしていた縄は切れたというのに少女は落ちない。まるで相手の指で、手で、腕で支えられているかのように浮いたまま、少女自身自分の重みも感じていなかった)
(浮遊感を維持したまま、相手が動くとそれにつられて少女も動いていく。浮いたまま「持ち運ばれる」、奇妙な、初めての、「自由」を喪失した悦びに、何とも言えぬ声を零した)
(そして相手は、扉に向けて進み、それがひとりでに開く。先般宣告したように、少女を「買った」のだから、それに異を唱える者はいないだろう。保管庫に赴けば淫気に中てられた素材たちが一層吐息を零しているだろうが)
■ルークス・ルナエ > 扉を出て、階段を上った。商会の建物の──地上階、と呼べば良いだろうか。
人が活動する為の灯りがあり、〝素材〟を守る為の警備の者もいるだろう。
或いは気まぐれな〝客〟が無体を働かないか、扉の近くで見守るような者も。
その中を女は、少女を運びながら進んで。
「……ここだな」
暖炉のある応接間。柔らかな絨毯の敷かれた、恐らくは商談の為の空間であろう。
そこでようやく、少女を地に下ろした。
……その姿勢は吊されていた時とは異なる。折りたたまれたままの膝を絨毯に着き、上体をべったりと伏せた、土下座にも似た姿。
尻だけが浮かされた格好は、いつぞやに少女が自慰を披露した時の形に似ている。
違うのは、それが自分の意志で無いことと、自分の意志でやめられないこと。
「ミレー族の奴隷に憧れた、と言っていたな。衆前で嬲られ、自我も何もかも簒奪され……」
柔らかく広がった肉洞の入り口に触れる──親指。先に侵入した四本が広がり、隙間を作る。
その隙間に親指の切っ先が。やがて最も張り出した箇所、第二関節が少女の秘口を押し広げていく。
それさえも耐えたのなら、後は手首まで飲み込むことは容易だろう。
拳が一つまるごと、少女の胎の中に収まって──これでようやく半分だ。
「〝ただイキ狂う存在にされたい〟……だったな」
指などとは比較にもならない質量と体積の、拳の抽挿が始まる。
関節の節が粘膜をごりごりと擦り上げながら、最奥までを押し上げ、粘膜ごと引きずり出すように抜け出して。
体格差を思えば相当の圧迫だろうに、だが女は更に──もう一つ、これまで触れられていなかった穴にも手を出す。
少女自身の蜜で濡らしたもう片手。菊座に宛がう指は三本、愉しみを抑えきれぬように一息に捩じ込まれた。
■ナータ > (商会の者達は二人を―――一人と一体を、ただ見つめることしか出来なかった。女店主でさえ、客の行動を咎めることはなかった。少女の価値など未調教ならばわからない。ならば買い手が付いたことで良しとすべき、と判断したのだろう)
(悠々と、と言った風情で進む客は、当たり前のように応接間へと赴き、少女を床に降ろした。少女はそのままうつ伏せで突っ伏す。脚は兎も角、腕は手首を纏められながら動かせそうなものなのに、真っすぐ伸ばしたまま。動かさないのか動かせないのか……兎も角、少女は尻を突き上げるように向けたまま動かなかった。四本の指を挿入されたままで)
「は、い……あの人達みたいに、あの子達みたいに……ひ、ぐっ、あ、ぐっ、ぎ、あ、あ、あ、あ……」
(返事の最中、息が詰まる。とうとうその秘所に五本目の、最も太い指が挿入されかかって。幸か不幸か、少女の秘所は裂け怪我をすることはなかった。圧迫感と鈍痛に似た感覚に、呼吸すら辛そうであったが、徐々に慣れていくかもしれない)
「ぐっ、あ、がっ、はっ……ひ、ぎっ、あ、ぐっ、あ……イキ……狂……ひっ、ふあ、ひっ、ぎぃ、いいいいっっ!」
(それで終わりではない。拳ごと呑み込まされ、それを出し入れされる。目を見開き、舌を突き出し、苦し気な呼吸と共に途切れ途切れに返事を返して)
(そのまま、少女の蜜でぬめりを帯びた片手の指が、菊座にねじ込まれる。ギチギチと食いちぎらんばかりにその指を締め付けながら尚、腰の辺りはビク、ビク、と痙攣して見せた)
「ひっ、は……お願、ありま、す……頭の、中、まで、グチャグチャ、に、なりた、ですっ!ひぐっ、自分が誰か、も、わからな、ひっ……イキ狂う、見て、愉しむ……物、になりた、ひっ……」
(苦しげな声のまま、それでも願う言葉を向ける。それは以前会った時よりよし破滅的な望み。自我も、思考も、理性も知性も、記憶すらも融かされ壊され、所有者に狂った様を愉しんでもらう「物」になりたいと)
■ルークス・ルナエ > 愛らしいばかりだった嬌声に、悲鳴の如き濁りが混ざった時、女は笑みを深めた。
〝この玩具〟は完全に壊さない方が楽しいとは知っている。が、嗜虐の本性は隠せない。
拳の抽挿速度を次第に早めながら、突き込みの距離を伸ばしながら──それは拳が子宮口を押し込み、臓腑ごと揺さ振ることを意味する。
時折は手首をひねり、少女の体内を余すところなく指の節で掻き回して、心地よい声を引き出さんとする。
手を締め付ける感触には目を細め、喉奥から「んん……」と唸るような音を発して。
俯せた少女の膣内を、巨大に過ぎるもので攪拌しながら──
「──ふむ。その願いは良い、が……主人の顔まで忘れられては困るな。
それでは玩具としては二流だ。一晩二晩使ったら、飽きて投げ出す程度のガラクタだ。
なぁ、ナータ? 問うぞ、お前は誰の〝物〟だ……?」
菊座へ押し込まれた指は、鈎のように曲げられて。深く、浅く、波のように往復を繰り返す。
肉輪の締め付けを内側から押し広げて、少女が望む通り〝グチャグチャになる〟程の快楽を、と──
やはり、小指、親指──やがては腸内をみっちりと満たすように、拳が押し込まれて行くだろう。
二穴フィストの責め苦は、生娘に施せばそれこそ拷問の如き傷みを与え、女としての機能すら奪うだろうに、
破滅願望とさえ言える願いを口にした少女へは、肉体の破壊を伴わなかった。
或いはそれも、女の用いる魔術が為やも知れない。
二つの肉筒をごりごりと押し広げられる暴力的愛撫が少女に与えるのは、火花が散り焼け付くような強烈な快楽。
それでいて、腹の中で手がどう動いているか分かってしまう程の鋭敏な感覚。
「──正しく分かっているのなら、褒美をくれてやる」
後孔の中で手が開かれ──指が腸壁へと食い込む。
肉壁越しにかかる指の圧。それは膣道の奥、子宮を壁越しに圧迫しながら固定する。
そして膣内では、拳から一本だけ。中指だけが立てられて、狭隘な奥の口を幾度も突き上げるのだ。
子宮口をこじ開け、本当の最奥まで我が指で触れんが為に。女は、少女の身体を弄ぶ。
■ナータ > 「がっ、あっ……ひっ、ぎうっ……あ、あ、あ、あっ!ひう、ひあ、ぐっ、あっ!」
(躊躇いなく突き動かされる拳。その動きは早められていく。時折少女の体内からグジュ、と音が漏れる。快感と圧迫感と体内から広げられる感覚と、苦痛。様々な感覚が入り混じり、それでも声を上げ、陸に上がった魚のように痙攣し、舌を出し、半ば白目にすらなって反応を向けて)
「顔、忘れな、ひっ……!ガラクタ、じゃ、な、ひっ、良い子、に、しまっ、ひぐううっ!」
(向けられる言葉。確認するかのように。お前はそうではないな、と。飽きられて棄てられるガラクタ、ゴミ。自分はそうではないと必死にアピールしようとするも、体は動かず、声―――獣が唸るような可愛らしくないそれ―――でしかできない。このままでは捨てられる、と蕩けた頭でも思案しているか)
「あ、あ、あっ、あっ、痛いの、消え、てぇっ、苦しいの、と、気持ちいいのに、なってぇっ!お腹っ、お腹の中、ぐちゃぐちゃにっ、掻き混ぜられて、ますっ、ひ、あ、あ、あ!」
(それは少女の「慣れ」なのか、はたまた「所有者」となった存在の力なのか。内側から裂くような、同時に鈍痛を伴うような痛みは薄れていき、それでも、内側から圧迫される感覚は残る。痛みの代わりに強さを増すのは、快感。未熟さを残す尻を突き出したまま、二つの孔を目いっぱいにまで広げられ、中の粘膜を掻き回されながら、どの指がどこを刺激しているのかすら明確に認識されていた)
「ルナエ様っ、ルナエ様ですっ、ナータ、はっ、ルナエ様の玩具になりたい、ですっ、ルナエ様の人形になりたい、ですっ、ルナエ様のこと以外何も、わからなく、なってぇっ、気持ちいいのを、見てもらってぇ、褒めてもらってぇっ、頭の中、おバカさんに、されたい、ですっ!あ、あ、あ、気持ちいいの、気持ちいいからぁっ!」
(腸内の指を広げられ、膣の手は最奥まで満たされて。子宮の中を探るように指を蠢かされながら、少女は魂の奥底からのそれのように叫んだ。「所有者」と「快楽」以外分からない白痴となり、淫肉となることを望んで)
■ルークス・ルナエ > 自分の身に何が起こっているのか。嬌声に交えて少女が語る。それが面白くてならない。
自分は無用の玩具ではないことを示さんと、言葉でも体でも媚びる様が愛らしくてならない。
そう思えば両手の動きは一層強く激しい物となって、ぐじゅ、ぶじゅっ、と粘ついた水音を立てる程に。
「晒し者にされていたミレーの娘……か。もはやそんなもの、羨むまでもあるまい?
ナータ、お前の方が余程に惨めな奴隷の有様だ。周りの目も知らず、人の尊厳も知らず、広げられ掻き回され──
ミレーの娘はそんな境遇を望んでいなかったろう。が、お前は望んでこうされている。
……だからな、ナータ。もうお前は、お前の夢見ていた娘達より──」
ぐ、と腸内の手が力を込める。腸壁越しに捕らえた子宮の位置を確かめ、固定する為に。
そして膣内の、中指を立てた手は、子宮口をついにこじ開けて奥へ、先へと入り込む。
子を孕む為にある臓器の中を、女の指が蠢いて口を広げ──くく、と笑声を聞くだろう。
それは予兆だ。
子宮内に留まった指先が帯びる膨大な魔力は、もはや戦場で用いる規模にまで膨れ上がり。
だがそこに込められた力は破壊ではなく──少女の身体を頑強に、容易に壊れぬように作り替える為のもの。
傷を受けても、一夜の後には言えるように。自分以外の誰かに、自分の知らぬ所で砕かれぬように。
魔族が好む所有印──淫紋という形でその魔力は、少女の子宮へと刻まれるだろう。
「──余程淫らで、愛しい雌犬だ」
放たれる、魔力の波。それはもはや液体のように物理的な質量をすら伴って、少女の胎へと流れ込む。
焼け付くように熱く、神経を直接に焦がし狂わせる人外の激感。
そして、それを〝耐えてしまえる〟ように改竄される身体と──ナータという少女そのもののまま、触れられぬ心。
破滅的なまでの快楽にて子宮の底までを犯しながら、女は〝玩具〟へと愛しげな目を向けていた。
■ナータ > 「ひっ、ぃっ、あ、ひぐっ、あ、あ、あっ!」
(みっちり、と広げ切った二孔の拳が動くたびに、皴の伸び切った菊座から、陰唇まで広がった秘所から体液が飛沫いて。言葉はおろか、息も絶え絶えと言った様子で刺激を、快感を、圧迫感を受け止めて)
「あの人、た、ち、よりっ、ひっ、あ、あ、あ!ぐじゅぐじゅに、されてぇっ!いっぱい、気持ちよく、てぇっ!」
(自覚がない、と言えばそうなのだろう。少女の妄想、原点となった奴隷たちの姿。客観的に見れば、少女の方がよほど酷な扱いを受けている。それを深く認識させるためかのように、より淫惨な行為が行われる。押し広げた腸内の指が少女の子宮を固定する。その中に、指を突き入れられる。本来子を為すための場所を、別の用途に作り替えるために)
「んぁああっぁああぁぁあぁあああん、ぁぁあぁんぁぁぁああーーーっ!」
(壊れたような叫びが応接室に響く。少女にできたのは、顔をくしゃくしゃの泣き笑いにして、喘ぎ鳴くことだけ。少女の肉体が一つの性器になったかのような、細胞の一つ一つが性器になったかのような、暴れ尽くし、焼き焦がし尽くす快楽。本来であれば少女の望むとおり、脳細胞まで焼き尽くされ、肉人形、肉玩具へと堕ちることが出来たろうが、けれど)
「きもちぃ……よぉ、きもちい、ですぅ……」
(数分にも及ぶ連続した、津波のように押し寄せ続けた後の絶頂の後で、少女は言葉を発していた。幼子のように甘え蕩けながらも、意思も知性も持った、それを。「所有者」はもっと少女で愉しむからこそ、その脳内を、魂を壊すことなく)
■ルークス・ルナエ > やがて。ずるうっ……と、両手が少女の体内から引き抜かれる。
愛液と腸液と、二種の体液に濡れた手を、女は迷いもせず少女の口元へ運び、押しつけた。
「清めろ」
と、短い言葉の命令。絶頂直後の呆けた頭でも伝わるように──伝わらずともその唇を布の代わりに用いるのだろうが。
そうして両の手がある程度に清められたなら、ようやく商会の者を呼びつけるのだ。
買った、と宣言した以上、その契約は遂行する。十分な代価を女は差し出すことだろう。
それ以上の手続きは求めない。書類だの所有権だの、そういう面倒ごとは人間の領分だ。
人の世界に馴染んだとは言え魔族。超常の力で我欲を叶える者。
女は、早く新しい〝玩具〟を持ち帰って、遊びの続きをしたいのだ。
「帰るぞ、ナータ。……芸の覚えが良ければ、褒美に首輪をくれてやる」
人の街の中に構えた館へ。少女は誘われるのだろう。
門を閉ざす閂も、柱に繋ぐ鎖も無い。だが、留まる限りは望むばかりの快楽と愛を注がれる場所へ──。
■ナータ > 「ふは、ふ、く、ふぅ……」
(強すぎるほどの絶頂の後、長い吐息を吐きながら両手を引き抜かれる。筋肉が切れてもおかしくないほど広げられた孔は、まるで何もなかったかのように収縮していく。それも力のなせる業か)
「ふあ……ひ、ん、ふ、んむ、ふ……」
(そして押し付けられた、自らの体液で濡れた両手を、溢れた唾液塗れの口で、舌で清めた。ひとしきり舐め切り、代わりに少女の唾液に塗れた手が離されると、所有者は女店主の元に赴き、改めて代金を渡す。しようと思えば商館ごと焼き払えるだろうが、そうしたところで得る者などない。寧ろ、更に利用できる場所、揉める必要もない、とばかりに)
「は、い、ルナエ、様……」
(全てを終えると、少女は同じ姿勢のまま抱えられ、商館を後にする。少女の脳内や魂はきっと壊されないのだろう。そして、館の外に出され今まで通りの生活を送ることを命じられる時もあるのかもしれない。少女の欲望を、業を、より深くするために―――)
ご案内:「奴隷市場都市バフート某奴隷商会地下(過激描写注意)」からルークス・ルナエさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート某奴隷商会地下(過激描写注意)」からナータさんが去りました。