2019/11/02 のログ
ゼナ > 見ないでという懇願に応えるどころか、むしろ拡がりっぱなしの排泄孔に視線の高さを合わせるかの様にしゃがみ込む長駆は、スレンダーな女の体つき。
相手が女である以上、卵塊を産む間に幾度もの後孔絶頂を繰り返し、下肢の弛緩したこの状況で襲われ犯されるという危険性こそ消えた物の、排泄と変わらぬ姿をまじまじと同性に見つめられるというのは余計に戦士娘の羞恥を強める結果となっていた。
そんなゼナの気持ちを知ってか知らずか、蓮っ葉な口調の独り言で淡々と現状認識を進めていく彼女に、ますます気恥ずかしさが募っていく。

「な、長いことやってるって何がですかっ!? い、いいから少しあっち向いててくださいっ!」

何らかの術式でも働いているのか、吐き出す紫煙を自らの周囲に漂わせる彼女の問いが理解出来ず、ともかくこの恥ずかしい姿を見るのを止めて欲しいという懇願を繰り返す。
出来る事ならすぐさま立ち上がり、片足に絡みつかせたショーツは履き直せぬまでも、ワンピース型のスケイルメイルの裾をおろして体液まみれの恥部と拡がりっぱなしの後孔を隠すくらいはしたい所。
しかし、未だ後孔絶頂の余韻も色濃く生まれたての子鹿の様に震える下肢では、下手に立ち上がろうとしてもその場に突っ伏し、余計に恥ずかしい様を晒すくらいのことしか出来そうもなく、結果、ゼナはしゃがみこんだ格好のまま背に回した両手を広げてどうにかこうにか恥部を覆い隠そうとする微妙な姿で居続けることしか出来ずにいた。

ラヲ > 「いやぁ?もう偉い時間気持ちよくなってんのかなって思ってさ」
恥ずかしさに、何とか隠そうとしている姿を残酷にも遠目から楽し気に眺めている女。
紫煙の煙の先まで卵が転がると、僅かに動き出し、そのまましぼんで枯れ果てていく。

「因みに何で態々煙草臭くなってんのかって話かっていうと、ソレがさ、アタシの近くに来られても困るワケ」
「まぁ、蜂を飼ってるからアンタと違ってケツに入ってくるって事はねぇだろうけど、あたしもそれに混じって
体液まみれになれっつったら御免だからね、蜜にまみれろっつったらまぁ考えるけどさ」
「蜜にまみれろって話なら今お楽しみしてるその触手でも引っこ抜いてアタシがもう一発ぶち込んでやるけど、まぁアタシの股間に突っ込むモノはねぇのだけどね、アハハハハハ」
そう、全く笑っていない表情で笑い声をかけた後。
だがいい加減言われると、一旦後ろを向き、転がってくる卵を娼婦のかかとが高い靴を使い
問答無用で踏みつぶしていく。靴の裏を見ながら気持ち悪そうに潰れた粘液を見ながら
身体は後ろにしていてもたまに相手の女性の方に目線を向けていた。

紫煙を周囲に纏っていても、女の身体からは果物のような甘い香りを纏っている。
香水の類に、もしかしたら感じるかもしれない。

「まぁ、それにしてもケダモノの始末だっつーなら、遅ればせながらそりゃご苦労さんね。」

ゼナ > ひと気のない屋外とは言えモンスターの卵を強制的に産卵させられ、しかもそれによって幾度もの後孔絶頂を強要されて火照った身体。
今は両手で覆って申し訳程度に隠してはいるものの、腸壁が捲くり上がる程に拡がった後孔は未だ物欲しげにヒクついて、同様のリズムで収縮を繰り返す秘所もまたねっとりと糸引くほどの愛液を垂れ流してしまっている。
そんな姿を出会ったばかりの同性に至近距離から観察される羞恥は、叶う事なら今すぐに逃げ出したくなる様な代物。
にもかかわらず、対する女の方はどこまでもマイペースで、その温度差の激しさにゼナはどうしていいのか分からなくなってしまう。
場違いな笑い声を響かせるその表情が、その実まるで愉しげでないというのもまたゼナの困惑を強めていた。
それでも、ビクッ、ビクンッと不随意に跳ね動く豊尻をじぃっと見つめていた双眸が不意に立ち上がって背を向けてくれたのならば、いくらかの安堵を覚えて小さく溜息を零す事は出来た。

腹腔内で生き延びた触手が産み付けた卵のほとんどは排泄する事が出来ただろうが、それでも王都で治療してもらうまでは定期的に先と同様の産卵を強要される事になるだろう。
王都まで理性が持つかは怪しい物の、それでも出来るだけ馬を飛ばしてどうにかするしかない。
弛緩しきった下肢に力が戻るのを待つ間、未だ消えぬ羞恥を忘れるためにもそんな思考に意識を向けていたゼナは、不意にぶちゅりと卵を踏み潰した靴音に一瞬ビクリと肩を跳ねさせ

「――――ちょ、な、なんでまた見てるんですかっ、ちゃんとあっち向いててくださいっ!」

肩越しに振り返った所で、背を向けながらもこちらにちらりと視線を向けた彼女に気付き、真っ赤な顔で改めて咎めの言葉を飛ばす事となった。
そうして改めて革ベルトに取り付けられたポーチから不浄布にて恥部をさっと清め、多少ふらつきつつも立ち上がってショーツを履き直し、捲りあげていたスケイルメイルの裾を戻しつつ

「………ありがとうございます。本来ならこんな自体には陥らずに、もっとスマートに仕事を済ませるんですけどねっ」

少なくとも、ゼナの現状をまともに把握してくれているらしい彼女の労いに、一応は感謝の言葉を返しておく。とは言え、どこか馬鹿にしているような彼女の言葉と、排泄にも似た産卵姿を見られたという羞恥心から、その口調はどうしても刺々しい物になってしまっていたけれど。

ラヲ > ある程度落ち着いたらしいので、煙草を一本、吸殻をさっと放ると、立て続けに2本目を吸い始める。
「アレ?怒ってるのかい?…ちょっと後ろを向くのが遅すぎた??」
刺々しい口調にちょっと意外そうな顔をさせながら、スリットから見える生足に止めてある小瓶を出している。
「気分を害したなら謝るけど、アタシ大体こんなだよ。まぁ今日初めて会ったんだし知らなくて当然だけど」
「こんな夜中までご苦労してたってのにこりゃ悪かったね。アタシは楽しかったけど」
「ってこういうのが余計だっつー話だよね?駆虫薬いる?気休めになるかもしれないから」
「専門の奴が取り除く必要が無いって程じゃないと思うけど、ある程度ケツの中の親玉の動きは鈍ると思うよ」

そういって無色透明の小瓶を差し出しながら、周りをぐるりと眺めた。
このモンスターに対して聞くかは分からないが、少なくとも自分が対峙してきたモンスターには効いていたので
一応で、と差し出したまま穏やかに目を細めて笑いかける。

「つーかアンタ、アシとかある?アタシこんな森の中徒歩で帰るのもめんどくせーと思ってるんだけど」
「それともこんなだだっ広い森で無粋な遊女は後ろに乗せたくない?」

ココで言うアシとは移動手段という事にもなる。
それにしても、仮に気になるなら、女の姿はココではえらく不自然だった

ゼナ > 「怒るに決まってるでしょう! こ、こんな姿……っ、……ま、まぁ、この姿を見られてしまったのは不可抗力で仕方のない事と言えたかも知れませんけど、そ、それをあんなふうにまじまじと観察されたら誰だって怒りますっ!」

そんなゼナの反論を聞いているのかいないのか、なおもマイペースに言葉を紡ぐ彼女に少しばかり頭が痛くなる。『気分を害したなら謝る』という言葉を素直に受け取るならば、害意などは無いのだろうとは思えるけれど、彼女自身も認めている通り、続く言葉には誠意も何も感じられないのが困ってしまう。
その結果としてゼナにとって眼前の彼女の第一印象は最悪で、なんとも胡散臭い相手と言うイメージが根付いてしまっていた。
今のゼナにとっては彼女の勧めてくれた薬は何よりもありがたい物ではあったけれど

「――――結構ですっ。お言葉だけはいただいておきます」

ぷいっ。
年齢の割りには比較的落ち着いていると言われる事の多い戦士娘には珍しい子供っぽい所作が、彼女の差し出す小瓶に謝絶を返した。流石に毒とまでは言わぬにしても、胡散臭い彼女の差し出すアイテムがまともな物とは到底思えなかったから。

「…………………………………」

そんなゼナへと更に向ける言葉もまた、やはりマイペースな代物。
ただでさえ眼力の強い蒼目が、眉根を潜めて形作るジト目にて彼女を見やった。
彼女の長駆を包むのは一言で言って遊女風の衣装。それが東方風の物なのか、王国風の物なのか、はたまた見知らぬ異国風の物なのかは分からぬ物の、その露出の高さは少なくとも旅に向いた物ではない。
そんな格好で街道を外れてこの草むらに分け入った事も驚きなら、馬車どころか馬の一頭さえ連れていないという事実にも驚かされた。
その飄々とした雰囲気からただの街人だとは思わなかったが、やはり常人とは違う何かがあるのだろう。

「――――そうですね、正直に言えばあまり気は進みません、けど……」

ここでばっさりと断らぬ辺りが戦士娘のお人好し気質を表している。
今の彼女に対する印象は、信用のおけぬ胡散臭い相手というかなり悪い物になってはいるものの、それでも悪意を向けられた訳ではなく、おそらく一応は善意なのだろうと思える薬の提供の申し出もしてもらったのだ。
だったら近くの村なり街なりへの相乗り程度は許してもいいのではないだろうか……そんな逡巡が、戦士娘の揺れる蒼瞳の中には見て取れるだろう。

ラヲ > 「あーーー、こりゃ残念」

すっかり不審がられてしまった。あっという間に薬をしまい込むと、流石にちょっと残念そうに苦笑いで下を向く。
「仕事だと自分を隠す事が多いから、一旦仕事から外れるとどうもね…人に気を遣うのがめんどくせーと思っちゃって」

此処はホントに申し訳なさそうに頬をかいているが、街までのアシに良い返事を貰うと
それは速攻で消え去り、パッと明るい顔で彼女の方を向いた。

「やったぜ!!!!!!!!!!!!!ありがとう!!!!」
其処は帝国風の遊女の恰好もあってか少し跳ねるように喜ぶと、女性らしさが見える。
「っさ、帰ろう。乗って帰ろう。大丈夫、後ろで突然バカでかい蛸になるとかそういう事はねーから!!」
「ありがとう!!、煙草要る?!」

この女、数秒前まで会って一番に反省の色を見せていたのである。今は相手の女性の真意も介さないでいて
無邪気な物であった。

ゼナ > 「……………」

それまではふてぶてしいと言えるほどの言動を繰り返していた彼女の浮かべた苦笑いは、続いて頬を掻いた所作と共に本心のにじむ物に思えた。
改めて、彼女に悪意などが無かった事は分かって、こちらも少しばかり申し訳なさを覚えてしまう。その結果として、ばっさりと断る事が出来ずに微妙に濁す事となった提案への返答が

「――――へぁっ!? や、あ、あのっ、ちが、そ、そうではなくて……あっ、えっ、えぇぇえっ!?」

ポジティブシンキングな彼女にとっては快い許可の返答に思えたらしい。
あまりの喜び様に、今更違うとも言い出せなくなったお人好しの戦士娘は、結局彼女の勢いに押し切られてしまって小さく溜息を零しつつも相乗りを受け入れてしまうのだった。

「はぁ……分かりました。分かりましたよ。ここから数時間進んだところに村がありますし、ひとまずそこまではお連れします。ただ、その……」

げんなりとした表情が語尾を濁らせつつ気まずげに蒼瞳を彷徨わせる。じわじわと頬の赤みを取り戻していく小麦の顔がちらっと下方に向けた視線で捕らえる卵塊。
雄の性欲を喚起する甘ったるい香りを放つそれらに対してなんとも言えぬ表情を浮かべつつ

「こ…これをこのままにしておくわけには行きませんし、燃やしてしまいますので少しだけ待っていて下さい」

言うが早いかてきぱきと焚き付けを集め、街道脇にて待たせていた軍馬の背からランタン用のオイルを取り出し、卑猥なぬめりに包まれた大粒の卵塊を炎の力で浄化していく。

ラヲ > 「いいよいいよっ!!!其処まで行けばアタシもアシがあるから!!!」
女はブワっと遊女の服を派手にはためかせると黒い液体になり、それが弾けると本当の姿に変わる。
背は更に高く180cm近くなり、僅かな杏色のグラデーションを持つ白い髪。
彼女ほどの装甲は無いが、皮膚の露出は少ない黒い、しっかりとした装備をした姿に変わった。

「娼婦の服がヒラヒラしてっと邪魔になるだろ?この恰好で後ろに乗せてくれ、セクシーな方が良いなら」
「また戻すけども」

姿を変える為に飛び散った最初黒かった液体は今は僅かに黄金色をしている、ソレは蜜だった。
そして濁る言葉と映る目線、其処に合わせると卵塊を示していて

「っぁーーーーー、そうだな。このままだと翌朝にはある程度心地のいい巣穴ぐらいは作っちまいそーだ」
そして戦士である彼女の手際を、ポケットに手を突っ込んだまま眺めている。片手が出れば手にはあの扇子が
あり、弱い風を起こしながら控えめに扇いでいた。

「何度も言うようだけど、お勤めごくろーさんでしたっ」

ゼナ > 「―――――っ!?」

元気よく言い放った彼女の声音と共に、スライムの如く弾けた服が着衣だけでなく彼女の姿までもを変じた事にゼナの蒼瞳が丸くなった。
幾度か瞬き、随分と印象の変わった姿を見つめていたゼナだったが、程なく色々と諦めた風情で再び小さく溜息を零し

「いいえ、構いません。お好きなようにしてください。ただ、馬に乗ってる時………変な事はしないでくださいね……?」

少しばかりジトっとした目で本来なら同性相手に念押しする必要のない言葉を掛けてしまうのは、やはり第一印象の悪さ故なのだろう。
思った程には傍若無人でもないし、それなりに相手の話を聞く事も出来る人のようではあるけれど、それでも何か仕出かしそうな雰囲気があるのだ。
お腹の中の卵といい、奇妙な同行者といい、仕事を終えた気楽な帰り道のはずが随分と妙な事になってしまったなぁ…と、意外に良く燃えてあっさりと灰と化していく卵塊の照り返しを受けつつ考える。
彼女の労いに簡単なお礼の言葉を返し

「――――はぁ……」

王都までの数日間、後何度触手生物の産卵発作に悩まされる事になるのか。
それを考え憂鬱になるものの、とりあえずは彼女を無事に近くの村まで送り届ける所からとなるだろう。せめてそれまでは、出来る事なら村にいる間は先程の発作めいた排泄欲の暴走が起こらぬ事を祈るしかあるまい。
今一度「はぅ……」と小さく溜息を零したゼナは、竜鱗の脚甲を鐙に掛け、むっちりとした脚線を華麗に持ち上げ馬背に跨る。その所作に一拍遅れて翻ったマントをふわりと背に戻しながら片手を差し出し

「いいですか、くれぐれも変な事はしないでくださいね。絶対ですよ? 絶対ですからねっ?」

ネタの前フリかなにかの如く、何度も何度も念押ししながら彼女を己の背後へと引き上げる。
そこから始まる数時間の奇妙な同行の最中、彼女が言われた通り大人しくしていたかどうかは分からぬ物の、お人好しの戦士娘は結局村に着くまでは彼女と行動を共にし続けるのだった―――。

ラヲ > 「しないしない…落馬とか普通にあぶねーからさ、大人しく後ろにいるよっ」

嬉しそうにしながら、触手のケダモノが中で動きのに合わせて声が漏れるのを聞くと、
ちょっと真剣な表情になる。

「ほら、中のソレも何とかしねーといけないから、変な心配しないで早いとこ行くとしよう」
彼女が馬に跨るのに合わせて、女はふわりと回転する挙動で脚もかけずに跳躍だけで馬に跨ると
彼女の背中に少しだけくっついた。そして念を押されると
「……………」
少し黙った後に

「………ソイツは道化師業界でいう【フリ】って奴……………?」
何かそんなのをネタにしている道化師のトリオを、街の劇場で見たのを思い出した。

とはいえ二人とも道化師でも何でもないので、女は後ろでのんべんだらりとしながら
村の方まで運んでもらうのだった。

ご案内:「喜びヶ原 街道沿い(過激描写注意)」からゼナさんが去りました。
ご案内:「喜びヶ原 街道沿い(過激描写注意)」からラヲさんが去りました。