2019/08/19 のログ
ミュゼ > 【後日に継続】
ご案内:「セレネルの海 プレイ用ビーチ(過激描写注意)」からミュゼさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海 プレイ用ビーチ(過激描写注意)」からマヌエラさんが去りました。
ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」にレイン・レジネスさんが現れました。
レイン・レジネス >  今宵もまた王城は、未来を欲望で食い潰すような宴に沈んでいた。
 騎士の卵や貴族の娘や、将来的にこの国を支えることになるのだろう若い人材が集められ、
 彼女達は様々な手段――薬物や魔術、或いは魔物を用いる者もさえ――陵辱に晒されている。
 嬲る側もまた、女ばかり。
 いずこの公爵家の奥方だの、辺境伯の親族のご令嬢だのが、申し訳程度の仮面で顔を隠しては広い会場を歩き、
 気に入った娘を見つけては足を止めて、思い思いの手段で弄ぶのだ。

 至る所から雌の嬌声が聞こえる空間に、その女はいた。
 女としては高めの背丈、長い足を組んで椅子の上に悠々と座り――靴は、宴の贄とされた、とある娘の背に置かれて。
 片手には酒の小さなグラス。片手は手持ち無沙汰に、膝を小刻みに叩く。

「……壮観」

 しみじみと、一言。
 これだけ女性ばかりの環境だと、獲物を探すにも候補が多すぎる。
 靴の下から聞こえるうめき声はさほど気にせず、女はきょろきょろと周囲を見渡すばかり。

レイン・レジネス >  やがて宴も佳境に入った頃、女は遠くの方に、気になる少女を見かけた。
 容姿も美しかったが、その少女は特に――端的に言うなら、壊れていた。
 酷く痛めつけられ、辱められながら、それ以上の加虐を乞う姿。
 好事家にも、その光景が耐えられずに顔をしかめて、足早に立ち去ろうとする者がいる。

「……あの子がいいや」

 そういう相手を餌と定めて、女はようやく椅子を立つ。
 今宵はまた幾分か、楽しい夜となるのだろう。

ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」からレイン・レジネスさんが去りました。