2019/06/01 のログ
ブラッドドレス > やがて闘技場に入ってきたのは、背の低いミレーの少年。
肌に色艶はなく、髪もボサボサ。奴隷の身分であることは想像にかたくない。
手足は恐怖に震えて足取りもおぼつかない。きっと戦闘経験に乏しいせいだろう。
そんな彼にとって非殺傷ルールの闘技場は実戦経験を積むよい場所となるはずだ。
……ここがアケローンでなかったならば、あるいは。

そんな彼もアリーナの中央で対戦相手と向き合えば、意を決したように敵を見据え、木の棒と盾を構える。
対する筋肉質の男は、ひ弱な挑戦者を嘲るようにニマニマと見下ろし、構えもとらない。
……やがて、試合開始のゴングが鳴る。

「よっしゃあ! 坊主、かかってこいやァァ!」

いきなり叫び声を上げ、己の盾と棍棒を撃ち合わせる筋肉質の男。見え透いた威嚇である。
対するミレーの少年のほうは、怖気づいたように前進を震わせ、膝を折りかける。武器すら取り落としそうになるが、耐える。
威嚇に気圧されてしまったからだろうか? 否、それもあるかもしれないが、それだけではない。
……彼の着込んだ革鎧はブラッドドレス。それがゴングと共に仮死状態を解き、活動を開始したのだ。

(……この仕事、めんどい。すぐにイカせず、焦らしながら戦わせろ、だなんて)

小指大の弾力ある触手を鎧の裏地から何千本も生やし、ミレー少年の全身を淡くくすぐる。
戸惑いと恐怖で立ちすくむ少年の痙攣を味わいながら、ブラッドドレスはどこにあるとも知れぬ脳の中でひとりごちていた。

(まぁ、いい。新鮮なニンゲンの汁、まいにちいっぱいススれるから。ミレーの汁は、ちょっと飲み飽きたけど)

ふてぶてしい思考を巡らせながらも、ブラッドドレスは容赦なくミレー少年の若い肢体を攻め立てる。
陰嚢を揉み、尻の谷間に無数の舌を這わせ、乳首を捏ね上げ。未だ勃起しきらぬ陰茎の包皮を剥き、ポロリと露出させる。
少年は言葉にならない悲鳴を上げて対戦相手に背を見せるが、触手服からも観衆からも逃れることは叶わない。
……陵辱劇はまだ始まったばかり。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場(過激描写注意)」からブラッドドレスさんが去りました。