2018/12/02 のログ
ご案内:「平民地区 歓楽街(過激描写注意)」にエリーゼさんが現れました。
■エリーゼ > 休みの一日も日が暮れてしまうと、中々気分が落ち込んでくる。
明日からまた仕事だ、と言うのは、世の誰しもが思う事なのだろう。
そしてここにも一人、翌日からの忙しさを想像してげんなりしているちびっこが一人。
「うぅ、明日からまたテストの問題を考えなきゃですよぉ。筆記は面倒だから作りたくないのにぃ」
夏と冬の二回ある、割と大きめの試験。その中で魔法学と魔法薬学のテストを作るのが明日からの仕事だ。
智恵を獲得するわけではなく、生徒達の知恵を測る為の仕事――それは、少女からすれば退屈に他ならない物で。
それ故か、少しばかりげんなりした状態で、ぽてぽてと歓楽街をうろついている。
家に帰れば後は寝るだけ。それでは気分が晴れない。出来れば明日の面倒を忘れたいから、何か楽しい事がしたい。
可愛い女の子の一人でもひっかけられればなぁ、などと妄念を抱きながらの散歩道だが――。
「……むぅ、そう簡単に行くわけないってやつですねー、うがー!」
こういう時に限って、行きつけのお店は臨時休業だったりする。
お陰で何もやる事が無く、寒空の下にぽつねんと一人。寂しいとはこのことか。
ご案内:「平民地区 歓楽街(過激描写注意)」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 依頼から帰ればもうすっかり日もくれて。
報酬も受け取りさて食事だと待ちに繰り出したはいいが…
ちょうどいい店もなく雑踏を抜けてしまえば寒風に拭き晒されるはめに。
まったく寒いのは嫌いだと言うのに。
「ん?」
肩をすくめて歩いていると、小さな影。
夜の歓楽街に似つかわしくない小さな姿…。
「エリーゼじゃんか、なにやってんだ?」
少しさみしげに見えたその姿に声をかけてみる。
■エリーゼ > 娼婦を買うかどうかとも考えた。しかし折角相手にするなら素人っぽい方が好みである。
――何せ自分の色に染め上げられるのだ。その愉悦は計り知れない。
或いは酒と飯に溺れるかとも考えた。だが、翌日苦しいのは避けたい。
ナンパをするにも声をかけて付いてきてくれるこの方がレアだ。
お陰で八方ふさがり――だったのだが、聞き覚えのある声が状況を切り開く。
「うや……その声は、ふふ、そうですよー、エリーゼちゃんなのですよ。
こんばんはーです、ブレイド。エリーゼちゃんはまぁ、お散歩中なのでして」
良い玩具――げふんげふん、友人を見つけた、と少女はにんまり笑みを浮かべた。
■ブレイド > 「そんなところで一人でよ。
もうさみぃんじゃねーのか?散歩ってならいいんだけどよ…
いい加減暗いし、気をつけろよ?」
挨拶を返してくる少女…エリーゼに手を振って歩み寄る。
周囲に人はあまりいないようにも見える。
近くの店に視線を送れば、休業の看板が見えた。なるほど、そういうことか。
「中身はともあれ、外見はかわいいんだからよ。
さらわれちまう…いや、アンタならそれでも楽しみそうか」
苦笑しつつ、みおろすエリーゼのアホ毛をちょいちょいといじって
■エリーゼ > 「んー、寒いし暗いし可愛い子がいないので、エリーゼちゃんは寂しい寂しいですよ。
――まぁ、相手が好みじゃない奴だったら、軽く一服盛ってやるですけどね?」
魔法薬学のエキスパートである少女だ。相手が好みでないなら、淫夢が見られる薬でも飲ませてベッドに寝かせてやることにする。
流石に命を奪うのは面倒事が付きまといそうだし、かといって交わるのも何となく癪だ。
ともあれ、目の前の彼は少女の導線やら意図やらを察してくれた様子で。
「中身はともあれ……?ふぅむ、これはブレイドに私の可愛さを教育する必要がありますねぇ?
まぁ、強引に犯されるのも試してみたい所ですが――ほら、性奴隷体験とか、お貴族様のペットなんてのもありですよねー?」
内容を問わず未知であれば飛びつく少女だ。官能小説だろうと便所の落書きだろうと興味深ければしっかり学ぶ。
みょんみょんと跳ねるアホ毛を弄られつつ、くすくすと笑う少女はなかなか理解しがたい存在だった事だろう。
何せ自分が酷い目に合おうが、それが未知なら構わない――若干ねじの外れた部分が見え隠れしているのだから。
■ブレイド > 「可愛い子って、ナンパかよ。
よくやるぜ…せんせーがよ。」
教師であることは前に聞いた。にわかに信じがたいが…
しかし、信じるに足る技術があるのは事実だ。
自分は学校に行ってないのでよくわからないのだが。
「そのあたりのどこに可愛い要素があるんだよ!
可愛さを教育するなら、まだなんかほかにあるだろ!」
何いってんだこいつと言わんばかりに、頭をポンポンと撫でる。
だが、このような性格なのは知っているし…
可愛らしいところも知らないわけではない。知らないわけではないが…。
■エリーゼ > 「先生だって性欲も食欲も睡眠欲もあるですよー、ブレイドだって同じー、です。
あ、その目、絶対信じてないですね。むぅ、エリーゼ先生は結構いい先生なんですよ?」
流石に生徒を相手にすることは極力避けているが、それでも教え子は何人かつまみ食い済み。
特に素敵だった子は、今でも自分の実験を手伝ってくれる"実験動物"扱いだ。
とは言え、一応生徒以外の方が気を使わなくていいから、行きずりの相手でもいないかと彷徨っていた次第。
「なんと、ブレイドは目の前にいる世界でも数本の指に入るほどに可愛らしいエリーゼちゃんの可愛さを理解できないと!?
これはいけません。いけませんよ、ブレイド!――ははぁ、それとも私の恥ずかしい姿しか可愛いと思えない変態さんなんです?」
撫でられながら、にやにやと意地悪い表情で繰り出す揶揄。
その内容は過日の夜の交わりの事。はしたなく粗相する自分の姿を想起させながら、悪びれもなく笑んでいた。
■ブレイド > 「いや、そりゃわかるけどさ…おおっぴらにナンパとか大丈夫なのかよ。
まぁ、わりぃ先生じゃねーってのは前も聞いたし、その辺は信じるけどよ…」
なかなか愉快な性格をした彼女だ。
気安さもあって、人好きのする性格なのはよく分かっている。
だが、淫蕩さだって知っているわけで、いい先生といざ言われるとちょっと抵抗がある。
「世界は言い過ぎ…じゃねぇのか?まぁかわいいとは思うけどさ…
って、そんなんじゃねぇよ!っていうか…性奴隷体験とか貴族のペットとか、カワイイ要素ねーだろ!」
かぁっと赤くなれば、くしゃくしゃと撫で回す。
交わった彼女の姿も想起してしまえば照れてしまうものだ。
そういう趣味も含めて、彼女のことは嫌いにはなれない。