2018/09/22 のログ
エシル・アルトワーズ > 「なっ――!?」

疲労か動揺か、反応が遅れる。
瞬きひとつ、姿は眼前へ。

目を見開き、反射的に半歩下がる。
あからさまな敵意こそ感じられないが、あるいはそれすらも術中か。

「お前、何モンだよ・・・!?」

額を、背中を冷たい汗が伝う。
目の前にいる“何者”は間違いなく強敵だろう。
少なくとも、挑むなら先手を打たなければ間違いなく狩られる。

――全身に、魔力を回す。
三秒、それだけあれば――

タマモ > 「まぁ、そんなものじゃろう、お主等ではな?」

焦りを見せる相手に、涼しげな表情を浮かべる少女。
仕方のない事だ、相手は所詮ヒトなのだから。
言葉を掛けながら、半歩下がれば、己も半歩進む。

「妾が何者かなんぞ、そんなに難しく考える事はない。
少なくとも、人間側ではないと…分かっておるんじゃろう?
だからと言って、魔族側と判断するのは愚直と言うもの。
関係ない、第三戦力との考え方もある…ほれ、考えるだけ無駄じゃ…のぅ?」

くすくすと笑いながら、適当に言葉で遊んでやる。
と、不意に、その瞳が細められた。
普段の少女とは違う、今の己には、魔力の流れを見通す瞳があるのだ。
くんっと右手の指が相手へと向けられ…その爪が目にも留まらぬ勢いで、鋭い刃となって少女を襲う。
避ける事が出来なければ、その左肩を刺し貫く事だろう。
…一応は、急所は避けてやるが。
それは、言葉にする事もしない、相手への警告だ。

エシル・アルトワーズ > 「――!」

視界を掠める、白。
咄嗟に身を捩れば浅く裂ける布と皮膚。
途中で霧散した魔力が静電気のように辺りに弾け掻き消える。
直感を以って直撃を避けるのがやっと。予測や反応などでは到底捌き切ることなど出来やしないだろう。

軌道から、威力からこれは牽制であり、警告だろうと察する。
流石に挑発と捉えるほど愚昧ではないつもりだ。

「・・・・・。ハァ、参った。歯が立たねーよ」

一瞬の沈黙。破るのは自身の溜息。
両手を挙げ、言葉と手振りで降参を示す。
万全の状態ですら渡り合えるかどうか怪しい相手に、今の自分で敵うはずがない。
煮られるのも焼かれるのもご免だが、とりあえず今は時間を稼ぎたい。

タマモ > 「おや、見事」

掠めるつもりはなく、貫くつもりだった一撃。
伸ばした爪を戻しながら、寸ででそれを避ける相手に、ぽつりと呟いた。

「ふむ、そうか…敗北を認めたんじゃな?
どうやら、今ここにはお主しか居らんらしい、ゆえにな…」

両手を上げ、降参を伝える相手。
潔いその姿に、一つ頷き…

「今回の玩具は、お主に決定じゃ。
動くと、その体まで裂いてしまうやもしれんぞ?」

続ける言葉と共に、再びその手が動く。
突きによる点でなく、今度は線の動きとなって相手を伸びる爪が襲う。
それは幾重もの刃となり、身に付けた衣類を、装備を切り裂き、細切れにするつもりだ。
その向けた言葉の通り、下手に動けば肌を裂いたりもするだろうか?
その言葉に動かなければ、狙った通りの結果を得られるが…さて。

エシル・アルトワーズ > 「ケッ、結局そうなると思ったよ・・・っ」

言葉の通り、身動ぎせずにいれば小間切れにされる衣服。
ベルトを断ち切られた胸当てが乾いた音を響かせる。

一瞬で裸にひん剥かれて呆れたように吐き捨てる。
しかし身体は正直に、羞恥に顔を紅く染める。
少年のようにふくらみの気配もない上体と
少女のような丸みを帯びた下体とがアンバランスに混ざった、歪な姿。
思わず目を伏せ、歯を食いしばる。

「服まで木っ端にしやがって、帰るとき真っ裸じゃねーかよ」

この場において何の意味もない悪態を、苦し紛れに言い放ち。

タマモ > 「ふふ…命あっての物種じゃろうに、殺められる方が良いか?
妾としては、どちらでも構わんのじゃがのぅ?」

笑みを浮かべたまま、呆れるも、羞恥に頬を染める相手を見遣る。
良く見れば、なるほど、そこで始めて相手が少女である事に気付いた…のだが…

「おやおや…なんじゃ、男子かと思えば女子じゃったのか。
………いや…それも、少々違うか。
まぁ良い、それはそれで、楽しみようもあろう」

相手の言葉なんぞ聞く耳は持たぬ、そんな感じに言いたい事を少女へと掛ける。
が、直感か、また何か別の物を感じてしまう。
とは言え、結局はやろうとした事に変わりは無い、気にしない事にする。
するりと伸びる手が、少女の首筋へと触れ、つぅっと指を這わすようになぞった。

エシル・アルトワーズ > 「ハ、男狩りだったのか。運がなか――っ」

首をなぞる感覚に言葉が途切れ、息を呑む。
感じたのは首切る恐怖か、それとも快感か。

少年のよう、と言われればやはりプライドが傷つくものでその目つきが険しいものに変わる。
が、直後聞こえた呟きに嫌な予感が鎌首をもたげるのを薄らと感じていた。

「流石に殺られるつもりはねーよ。つか殺されてももう死ねねーし。
全く不本意だが、死ねる自由もないからな」

ハン、と不満げに鼻を鳴らしながら。手は律儀に頭の横から動かすこともなく。

タマモ > 「………男子も女子もない、妾が行うはただの狩りじゃ」

耳元に唇を寄せ、吐息を掛けながら囁く。
首筋を這う指先は、そのまま鎖骨へ、乳房へと移り、緩やかな刺激を与え続けて。
まぁ、性別を間違えられる事を、喜ぶ者も居まい。
分かってはいても、別に険しい視線にも気にする風でも無かった。

「ほほぅ…それは、死をも恐れぬ姿勢でも、妾に示しておるつもりか?
そうかそうか、お主…死ぬ事以上に恐ろしい事を知らんと見える」

少女の様子に、すぅっと瞳が更に細められる。
乳房まで這う指先が、今度は円を描くように中央へと…
言葉の終わりに合わせ、ぎちり、と乳首へと到達し、爪先を挟むように抓り上げた。
もう少し力を込めると、乳首の肌を裂き貫いてしまうくらいに。

エシル・アルトワーズ > 「ん、・・・は、・・・ふ・・・ぅ」

耳への刺激、肌を徐々に降下する刺激が零れ出る吐息に熱をこめる。
甘く弱い快感が徐々に体の熱を熾す。
直後、声の質が変わる。
からかうような声が冷たく、まるで感情を映さない。

「死ぬより怖いこと・・・ぎ、あぁっ!」

知らないわけないだろうが、と続けようとした矢先。
爪が食い込み、乱暴に抓り捻られる淡い桜色が痛々しく引き伸ばされる。それはともすれば皮膚を裂き千切りかねないほどであり、
呻くような悲鳴でとどめるのも精一杯の様子だ。

タマモ > 「死も与えられぬ苦痛と快楽、余程知りたいらしい。
掛かっておるのは、呪いじゃろう?感じからして、生死を弄るようなものか…
…妾とて、それは可能なのじゃ。
もっとも…妾が出来るのは、死なないようにする事、じゃがのぅ?」

少女の反応に、ぬらり、と耳の中に舌を差し入れ、くちゅくちゅと水音を聞かせながら唾液を塗り込む。
それは、ヒトのものとは違い、捻られ細まれ伸びて、少女の耳の中まで犯してゆく。

そんな刺激を与える行為とは真逆に、乳首を摘み上げる爪先は、離される事はない。
ぎち、ぎち、ぎち、と抓る角度を変え、何度も乳首に激痛を与えていった。

刺激と苦痛、それらを与えながら、少女へと掛ける言葉。
その言葉の意味、その深い部分まで気付いてしまえば…少女はどう思うだろうか?
死ねなくする、つまり、本来ならば死して終わる事が、死を与えられない事で延々と続けられるのだと。

ご案内:「タナール砦」からタマモさんが去りました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」からエシル・アルトワーズさんが去りました。