2018/06/15 のログ
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にレイン・レジネスさんが現れました。
レイン・レジネス > 【待ち合わせに待機します】
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にエインセルさんが現れました。
エインセル > 「へひっ、あひっ――は、ふぁ……♡」

強烈すぎる虚脱感は、大量射精の代償か。
全身の力を根こそぎ持っていかれた様な錯覚と、心地よい放心状態が続く。
その中で、子宮にはまり込んだ肉棒が抜けると、ごぶん、と精液があふれ出る様子が目の前に見えた。
ベッドの上を、少女の上を、等しく濡らして汚す白濁は、少女の中で煮詰められた腸濃厚などろどろで。
垂れる、と言うよりは落ちる、と言うのが正しい表現かもしれないそれを眺めながら。

「ん、ぅ……すっごく、疲れたんだけど――ん、まだ元気だね、レインは」

苦笑いを浮かべながら、それでいて少女もまた中断を求める気はない。
そもこの生活は、三大欲に彩られていて、際限のない底なし沼。それが理性を歪ませる。
彼女とのこの生活は、少女自身を酷く堕落させるものな気もするが――心地よくもあるから困る。
呼吸が整い始めた彼女は、少女に対してにんまりと笑みを浮かべながら、次の手を考え始めている。
その様子を眺めながら、嘆息しつつも受け入れてしまうあたり、少女もまた淫猥なのかもしれない

「ん、破裂しなかったから、大丈夫――ん、それ、絶対薬じゃないというか、前のあれだよね」

真顔で呟きつつも、彼女がはめた手袋を見る。手で触れない為の防備――それは以前使われた薬液を、使うことを示唆している。
今度はあの、彼女の拳――男よりは小さくも十二分に大きなあれを、中に突っ込まれてしまうのだ。そう思うと、背筋が震える。
甘美な恐怖とはこのことか。拡げられる快楽は、苦しいのに気持ちいい。そして何より、体は戻せるという前置きが箍を外させる。
故に少女は、先と同じ、尻を着き上げて胸をベッドに押し付けるような体制を取ると。

「――ん、元には戻せるから、好きなだけ広げれば、いいんじゃない、かな?」

期待と不安でないまぜの心を、羞恥に染まった紅い頬を、そのどちらもを隠すように、そっけなく誘いに乗ってみる。

レイン・レジネス > 手袋をはめた手を、指一本一本動作を確かめるように動かす様は、節足動物が藻掻くのに似ている。
痩躯の彼女に相応しく、その指もまた細長い。そして五指は意思のまま十全と動作している。
精をたんまりと注がれて膨れ上がった腹は、胎内の触手が精液を飲み干して居るからか、なるべく外へ零さぬままに腹の厚みを戻して行く。
そして掲げた手――手袋を濡らす薬液。
薬瓶の中身をたんまりと手袋の表面に拭い取ったが為、手袋は独特の、油のような光沢に満ちている。

「薬みたいなものだよ、多分? ……ほら、さ、要は痛みが気にならなきゃいいんだし。
 痛くっても、それよりずっと気持ちいいんだったら問題ないさ。きっと」

少女の疑わしげな言葉を、そよ風の如くに流しながら、尻を掲げた少女の背後に陣取る。

「素直でよろしい。エインセルはかわいいね、うんうん」

快楽を自らせびるかの姿勢を取った少女へ、素直な賞賛と辱めの意図とが混ざった言葉を吐きながら、指先をすぼめた。
中指の先に、人差し指と薬指を揃えるようにして、後孔へ押し当てた。
薬液と、少女自身の腸液と、流れ落ちた白濁や愛液や、種々の粘度の異なる潤滑剤が、その指を奥へと導くだろう。
始めは指三本。薬指の第一関節を超えた辺りで小指が加わり、四本の指が付け根まで届けば次は親指。
それらの指は狭隘な空間を押し広げる為に、鳥のくちばしを模すように束ねれてはいるが――

「……ここまで教えたのは、全部、私なんだよね。ふふ……なんだか嬉しいな」

押し込まれる指先。押し込まれる指全体。親指の付け根、節くれ立って盛り上がった、拳の最大直径の箇所。
そこへ至ってもレインは、手の力を緩めようとしなかった。
むしろ脚で脚を絡め取り、左手で少女の腰を捕らえ、身体が前へ逃げないようにと押さえ込む。
指が、手が押し進む度、守るべきものの無い腸粘膜には、感度を過敏化させる薬液がすり込まれて行く。
それでも彼女が受け入れ続けるのなら――
レインの手は少女の腸に潜り、スライムによって清められた肉筒を、ずるずると遡って行くだろう。

エインセル > 分厚い皮の手袋は、軋む様な音を立てる。それはさながら、少女を犯す虫の様な蠢きを見せた。
彼女の手指は細く、しなやかで、しかしそれは、がっちりと分厚い革に覆われて、薬液を湛えている。
油のような、粘液染みた光沢を見せるそれが、以前は少女の中に注ぎ込まれて、腸壁を蕩かせたのだろう。

「まぁ、ね。薬なのは分かるけど、効果は治癒じゃないよね――それは全く解決になってない様な。
 だけど、うん――君の好きにするといいよ、レイン。私は、君の物だって契約をしたのだから」

こうして彼女への従属を誓うと、少女の心がじんと甘い痛痒を帯びる。
案外こうして、誰かの物にされるというのを望んでいたのかもしれない。
だからこうして素直になって、彼女の前に肉穴を晒している。
すっかり縦割れにされてしまった肉穴を、しかしこれ以上に広げて貰わんとするために。

「ん、もちろん。エインセルは、ちゃんとかわいい女の子だよ?」

指がかかる。まずは人差し指と薬指と中指の三本が、ぐりと少女の中を抉る。
油のような液体が少女の腸壁にたっぷりと塗布されて、ずるずると粘膜を疼く肉壁に変えていく。
やがて四本目――ぎちりと肉穴をが悲鳴を上げるが、彼女はなおも手を動かす。ついで親指。ぎちり、ぎちり。

「んぃっ、ひ、ぅ、ぁ、ぁああっ――は、ぎっ、ぃいぃいいっ♡♡♡はい、りゅっ、おくっ、おくに、きひゃ――んおぉぉぉおおおっ♡♡♡」

最大径を超えると、肉穴に手首が思い切り飲み込まれていく。ねっとりとした粘膜は、彼女の掌を咥えこみ、ぬりゅぬりゅと締め付ける。
腰が逃げない様にと抑え込まれて、なおも奥へ奥へ。肉穴を掘削された少女は、強烈すぎる圧迫感に舌を突き出しながら、獣染みた咆哮を零す。
その間に、彼女の手首だけでなく、腕までもを見込みながら、結局結腸の近くまで――腕の中ほどまでを飲み込んで、ひくひくと震えることになる。

レイン・レジネス > ずず、ず――と拳が沈んで行き、腕までが沈んで行った。
尋常ならば有り得ざる光景。小柄な少女の身体の中に、人間の腕が沈み込んでいるなどとは。
しかもその少女は、苦痛に苦しんでいるのではない。絶命寸前の叫びを上げているのではない。
声に混ざる劣情、粘膜全体が腕へと返す反応――彼女は悦んでいるのだ。

「かわいい女の子で――酷いマゾヒスティックな女の子、だよね……!」

腕が、一気に引かれる。
腸壁をぞりゅぞりゅと擦り立て、歪みを覚えた肉孔を捲れさせながら、レインの手は親指を見せるまで引き抜かれた。
その手に追加される瓶の内容物。再び押し込まれる手は、道中の腸壁に薬液をすり込みながら奥までを這い上がる。
その工程を幾度か繰り返し瓶の中身が無くなれば、次に始まるのは、腕全てを肉棒に見立てた抽送。
手首から肘までの長距離ピストンは、少女の腸壁を異常な体積で拡張しながら、腸液の飛沫をベッドにまき散らしている。

「契約だから、対価だからって言うけどさ……それだけでここまで出来ないよ?
 こんな風に泣かされて叫ばされて、それでも腰を突き上げるなんてことはっ、さぁ……!」

そして――左手。瓶をベッドに投げ捨てて空いた手は、秘所へとあてがわれた。
こちらにも同様に、すぼめられた中指が触れ、それが沈み始める。
薬指、人差し指、小指――後ろ程に解されていない穴は、親指を飲み込めるか否か。
だがそれが叶わなかったとしてもレインは聞き分けよく諦めるなどしない。執拗に指を往復させながら、後ろの穴を腕で穿ち続ける。
少女の腸内では、右手はもはや拳ではなく、無造作に開かれている。
往復する度にランダムに角度の変わる指先や指の節が、腸壁をごりごりと削り回し、薬液を粘膜へより深く浸透させる。
その課程で、とある一転を擦り立てられた時、少女はまたひときわ大きな火を脳内に見るだろう。
子宮の裏。
腸と膣の間の壁を押し歪めて、壁越しに子宮を揺さぶる一点に右手が行き着き、そして左手は膣道を暴こうとしている。
レインは両手で、少女の二つの穴のいずれをも制服しようとしているのだ。

エインセル > 「おぅっ、お、ぉおおおっ――おお゛お゛――♡♡♡お、にゃ、がっ……くる、ひっ♡♡♡」

飲み込んだ拳は、予想以上の大質量だった。限界までの見た腸壁が、薬で鋭敏になっているが故に分かってしまう。
少女の腸壁は、そこまで分厚くないにもかかわらず、しかし強い弾力を示しながら、彼女の腕を締め付けた。
脳裏で赤い光がちらちらと瞬く――生命の危険すら感じる快楽に、しかし少女は甘く吠えた。狼のしっぽが揺れる。

「んぎっ、ぃ、ぐっ――ふぎぃいいっ♡♡♡おひ、りっ、めくれ、りゅぅうっ♡♡♡んぉっ、お、ほっ、おぅううっ♡♡♡
 し、きゅっ、ぶたれてるのっ、ごちゅ、ごちゅってっ――ひぎ、ぅ、ぅぅううぅうっ♡♡♡」

激しいピストンと共に、二度目の薬液付与が確かに行われて。
たっぷりと吸収した腸粘膜は、陰核と同程度かそれ以上に敏感な性感帯に生まれ変わる。
一月される度に致命的な快楽が駆け抜けて、頭の中が真っ白に染まり、音すら消える。
ばちゅん、ばちゅん、と彼女の肘までを咥えこむ異形の交わりは、正しく少女の限界を示していた。

「おひっ、りっ、ごわれ、りゅっ――しにゅ、しんら――おごぉおっ♡♡♡んぎっ、んぃっ、ぃ、ぃぃいいっ♡♡♡
 んぎっ、ひぅ、ぅううっ♡♡♡だってっ、これ、こわいのに、ぎもち、ぃ、ぎぅううっ――へひっ、ぃ、ぁ、ぁあぁあっ♡♡♡」

汗が溢れ零れ、脳味噌が千切れそうな程の刺激が走る。
もう片方の手が前の穴へ。肉穴は指をしっとりと締め付けて、絡みついた。
薬指、中指、小指も飲み込むが、しかしそれ以上は、少女の矮躯には厳しかった。
もし少女に妊娠と出産の経験があったなら、彼女の腕を飲み込めたかもしれない。
しかし今の少女には、拳を二つ飲み込むだけのスペースが物理的に存在していない。
彼女の左手を蜜に濡らし、右手を腸液に濡らして、爆ぜ散る火花を脳裏に感じて、少女はがくがくと震え続ける。
やがて一瞬の意識の空白の最中、ずむん、と少女の中にもう一つ衝撃が走る。
それは、秘所が拳を飲み込まんとしているが故。スペースが無いなら、元ある者を押し上げて、こじ開ければいい。
子宮を押し上げられながらなお、子宮口すらぐりぐりと抉られて。少女の中が完全に制覇される瞬間は、もうすぐそこまで迫っていた。

レイン・レジネス > みしみしと、ぎしぎしと、ベッドを軋ませ人体を軋ませ、人外の交わりは続く。
いや――人と腕の交わりだ。いかに鍛えたとて素質の無いものならば果たせないだろう、腕を用いての高速ピストン。
それに少女は吠え狂いながらも耐え、快楽を見いだして啼いていた。
後孔の肉筒、レインの手が届く範囲は全て、二度の薬液塗布を経て鋭敏なる性感帯へ改造される。
陰核と同等かそれ以上の感度、だが表面積は比較にもならないほど広い――その広大な面積を一度に腕で削がれているのだ。
もはやそれは拷問。快楽を通り越して苦しみとさえ成り果てる筈の、過度の快感である。

だのに少女は嬌声を上げている。
痛みはあるのかも知れない。だがそれすら快楽へと変えているのだろう。
女の細腕とは言え、成人の腕を一本肘まで呑み込んで、未だ筋肉が断裂することもなく締め付けをを返す排泄器官。
いかなる魔獣であれ怪物であれ、そして人であろうが、この穴に触れれば犯すことの他を考えることはできるまい。
それだけの身体を独占している――己に酔わぬ筈もなかった。

「エインセル、まだだよ、まだ駄目、もう少し……あともう少しだから。
 もう少しで全部、君を私のものにしてあげられるからね……!」

少女の身体が逃げぬよう、手の代わりに触手で脚を捕らえた。
別の触手は尻たぶを左右に押し広げ、また別な触手は腕を背に組ませ、別な触手は顔を上げさせて。
身体を貫く快感の嵐を、何処へ逃がす手段さえも与えぬようにして、レインは左手を進める。
性奴としての経験はあるとしても、こうまで過剰な陵辱に晒されたことはないという少女の身体――
その聖域たる子宮口を中指が押し上げながら、手が、小さな秘割れをこじ開けねじ込まれていく。
狭い胎内で子宮を押しやるが、それは腸壁側へ子宮を押しつけるような形となった。すると腸を抉り続ける腕が、より密に子宮へ接触することになる。
子宮口を左手の指、子宮全体は壁越しに右手。二重三重の責め苦に上がる声と水音は、邸内の従者が扉前にて盗み聞く程となり――

ず、ぐっ。

やがて、その時が来るだろう。
レインの左手を〝受け入れさせられた〟膣内。手は拳を作るが、その拳からは中指だけが突き出ており、子宮口を突き回していた。
次第にその指は子宮口を押し広げ、その奥への侵入を始める。
つぷ――と沈む指は、一本で良かった。
直後、その指先から伸びた触手が内側から子宮を捕らえ、膣道を下るように外へと引きずり始めたのだ。

「……エインセルの一番大事なところに、印をつけてあげる。嬉しいでしょ?」

〝印〟――所有欲を満たす為の、物理的な何かであろうが。
それを施す為にレインは、少女の膣内を暴き、人為的に子宮脱をさせようとしていた。

エインセル > 限界まで引き延ばされた筋肉は、しかし柔軟に彼女の右腕を受け入れる。極上の肉穴とはまさにこのことだろう。
きつきつとした締め付けは決して失うことなく、しかし丁寧に解せば腕すら受け入れられる穴。
そして、どれだけ無茶な使用をしても、少女の意識が正常であれば時の魔術で戻ってしまう耐久性すらある。
セーフティーがあるからこそ、少女は破壊されるという破滅的な快楽にのめり込む事が出来る。
息が苦しくなることも、腹が限界まで膨れる事も、全てが心地よくて辛い。辛いからこそ脳味噌が蕩けるほどに気持ち良い。
快楽としての量も質も、もはや人間が一人で感じられる領域を超えており、それはさながら拷問だった。

彼女の腕は細くても、しかし少女はそれよりも矮躯なのだ。にも拘らず受け入れ、受け止め、飲み込んでいる。
更には滑りが良くなる様にと粘液染みた腸液すら吐き出して、潤滑を増して熱い粘膜を絡みつけて。
高速のピストンで少女の言葉は音に変わり、意味をなさない羅列に変わって。

「おぅっ、お、ぉぉおぉおおっ、おぉおおっ――お、ごぉおっ♡♡♡あひっ、ぃ、ぁ、ぁ、ぁあぁあっ――♡♡♡
 はげ、ひっ、わたし、しんじゃ――へぶっ、んぎぃぃいっ、いぁ、ぁ、ぉおおぉお゛お゛う゛っ♡♡♡」

触手で両足を縛り取られて、腕すらも後ろ手に。尻肉は左右に割り拡げられ、限界まで開いた尻穴の淵を見せつける。
色素沈着の薄い桜色がこれでもかと左右に伸びて、皺をも引き伸ばされてつるりとした円形の穴に変わる様を晒しながら、前の穴にも手が入る。
ゆっくりとゆっくりと、しかし彼女の手が着実に子宮へと近づいて。腕が入っている分押し出された子宮は、指で容易に届く距離。
くりゅ、ぐりゅ、と子宮口を弄ばれ、少女の音がさらに高鳴り、余裕のない獣染みた嬌声が部屋を満たして。
普段ならば足を止めずに仕事しているはずの、この館の従者たちが聞き耳を立てるほどの激しい情交の真っただ中で。

「お、ぎゅっ――――――    ♡♡♡」

最早音にもならなかった。声なき悲鳴と共に、神聖な子造りの穴をこじ開けられる。
入り込む指。それはくにゅりと中で折れ曲がると、内壁をひっかけながらずるずると外へ。
ただでさえ奥から押し出されそうな子宮が、さらに引き出されるという悍ましい行為。しかしそれすら、快楽にはじけ飛ぶ。
そして彼女の言葉通りに、ず、ずず、ずずず、と引っ張られて、ついに子宮口が顔を出した。ぷにりとした弾力のある、健康的な赤色の。
つやつやした粘膜は程よく蜜に濡れており、指を抜けば子宮口を僅かにくぽんと緩ませながら、股座にだらりとぶら下がった。
一度子宮脱を経験すると、癖になってしまうという話も聞く。だがそんなことよりも、彼女の刻まれる"印"が恐ろしくて、嬉しかった。

レイン・レジネス > 人間の身体がどのような構造をしているかなど知っている。ミレー属が、普通の人間とどう違うかも。
だが、これまで幾つもの人体に触れ、或いは抱いて、或いは切り開いて得たどんな知識より、少女の身体は神秘的だった。
こうも溺れてしまいたくなる、壊しがいのある身体があろうものか。
レインはまだ、少女の〝時の魔術〟の全容を知らない。もし知っていたのなら、両腕さえ尻穴に押し込んでいたかもしれない。
平凡な女体であれば取り返しがつかぬほどの責め苦こそ、彼女が真に与えたいと願うものであった。

引きずり出され、脚の間に垂れ下がる子宮。赤く丸い小さな器官。
本来ならばここに有るべきでは無い、適切な治療を施すべき状態なのだが――
自分ならば治せると知っている。だからこそレインは無茶をする。

しゅる――外部へはみ出した子宮へ、根元を縛って膨らませるように巻き付く触手。
そしてまた別の触手は一冊の文献を開いてレインの手元へ運び、そしてレインは左手で、外部へ弾き出された子宮口へと触れた。

「〝これ〟はもう私のものだ。そうだよね? ……だったら印をつけないと。
 君がこれから先、どんな交尾をしたとしても、私を忘れることが無いように……」

つ――と、鋭い刺激。
細長い針を備えた触手が、エインセルの子宮に浅く針を刺していた。
つ、たつ、たつ、針は手際良く、浅くだが幾度も繰り返し、子宮に突き刺さっては引き抜かれる。
壁を貫通こそしないが、その針は子宮の表面に、鮮やかに輝く刺青のようなものを残していた。
これは魔術だ。
行為の魔王や淫魔なら息をするようにやってのける淫紋の生成を、さして魔術に長けぬレインは手作業で構築している。
手作業だからこそ時間はかかり、だからこそ、子宮に淫文を刻まれる工程は長く続く。
レジネスの家の紋章を象った、禍々しい華にも似た文様が完成するまでの間、時間はどれほど掛かっただろう。
その間、腸内に押し込まれたままの右腕は動きを止め、その圧倒的な質量を感じさせつつも、体内からエインセルを拘束していた。
やがて――体外へ引きずり出されたままの子宮には、魔力光により輝く紋章が刻まれることとなる。

「ふっふふふ……はい、できた。それじゃあ、エインセル、教えてあげる」

子宮を押さえ込む触手の拘束が解かれ、子宮は体内へと押し戻される。
その間、淫紋は確かに存在してはいたが、決して効果は発現していなかった。
だが――レインが意味深く笑いながら、右腕の往復を再び始めた瞬間、淫紋はかぁっと熱を持ち、子宮に強烈な餓えを覚えさせた。

「淫紋の起動の鍵をね……結腸の近くに設定したんだ。
 ここには、男の性器くらいじゃ簡単には届かないし、届いてもうまく突き回したりできない。触れて、魔力を流して、起こしてやらなきゃ……。
 だから、分かる? 私の手か触手くらいなんだよ、ここを自由に愛撫できるのは」

普通の人間の手段では触れられることも無いだろう箇所に仕込んだキー。
そして発動するのは、強制的な発情、何らかの体液を注がれることを期待しての子宮の餓え。
もしエインセルが望むなら、淫紋を発動させた状態の彼女の子宮は、注がれた精を一匹たりと残さず食い尽くすだろう。
卵子との結合を果たす遙か以前に、快楽器官として作動する子宮壁が精を啜り、快楽の糧として消費してしまうからだ。
彼女にはそれができる――というより、それができるように設計された。
男でないレインの独占欲だ。〝他の誰かにこの子が孕まされるのはいやだ〟と――そんな単純な欲が故の堅壁であった。