2018/05/06 のログ
■ブレイド > 別の横道…男と女が交わるシルエット。
近づいてもいいことはない。ダシに使われるくらいか。
ゆっくりと歩きながら
この通りがどういうところか理解しつつ。
ずっと暮らしていたから目が曇っていたのかもしれない。
この街はこういうところということだ。
貧民街の裏側というかなんというか。
反吐が出ると言いたいところだが…
■ブレイド > 長居するべき場所…ではないだろう。
好奇心はあるもののそれこそ殺されてはかなわない。
横道から目をそらし歩き出す。
ため息一つ。
住めば都とは言うが…
その裏側を見た気分というか、実際見たのだろう。
視線を感じつつ歩いていく。
ご案内:「貧民地区・路地裏(過激描写注意)」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 地下クラブ(過激描写注意)」にクロエさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 地下クラブ(過激描写注意)」にルヴィエラさんが現れました。
■クロエ > 「そんな、こと、な――ぃ、ひ、ぃぁ、ぁあぁっ♪ふ、ぐぅっ、ちがっ、こんな、感じて、なん、かっ……♪」
ただ突き付けられる事実。現実。それは首筋に突き付けられたナイフのよう。
最早信念が少女の中で形骸化しつつあることを見抜かれてしまったなら、覚悟も張子の虎に等しい。
みしみしと心が軋むような音が、聞こえる様な気がする。錯覚ではないのだろう、実際に、少女は限界だった。
罅割れ、砕け、汚され、踏み躙られ――少女という存在は、貴族の魔の手を前にすれば風前の灯火なのだと、実感させられる。
口づけの後、少女を誘惑するような男の言葉に、少女は唇をかみ切ってしまいながらも、抗えない。
「うぁっ、ぅ、ぁぁっ――そんな、こと……でも、でもぉっ――い、やぁ、ぁ、ぁあっ……うぐ、ぅうううっ!
そんな、ことっ……ひゃめ、や、だっ、選びたく何か、だめ、やめっ――うぁ、ぁぁあぁあっ!?」
闇が少しずつ迫ってくる。体を包み、指先までを覆い隠し、少しずつ肌から中へ。
侵食はそれだけにとどまらず、心を握りしめられるような感覚と共に、背筋が寒気を帯びた。
怖い、怖い、怖いこわいコワイ怖いこわいコワイ怖いこわいコワイ怖いこわいコワイ――。
自分がより変えられてしまう絶望。同時に生じる甘い快楽。頭の中は処理できない情報で溢れかえっている。
陰核は固く勃起し、乳首は黒い闇布を押し上げ、秘所は媚びる様に肉棒に吸い付き、尻穴は責め苦を望んで蠢いて。
そんな、既に調教され切った体が心と意思を弱くして、ぎりぎりと少しずつ真綿で首を締める様に責め立てるのだ。
ごりゅ、と子宮を押し上げる肉の杭。突き上げ、抉り、目の前が真っ白に染まる様な悦楽が体を駆け抜ける。
全身を針が差すような感覚。少女の中に作られていた魔力の道を、泥濘が強引に押し広げて流れ込む悍ましさ。
目を見開き、腰を跳ね上げ、強烈な快楽と吐き気に身を震わせ、それでもなお改造は終わらない。
ついに始まった、人間という種族を踏みにじられる瞬間。全身が痛くて熱くて気持ちよい。理性を保っているのが不思議な状態。
その中で、少女はただひたすら、頭を左右に振りながら、涙をこぼす。染み込む魔力をどうにもできない状態で、必死に。
少女の心だけは、意識だけは、人たる頃のままで終われるように――それが、少女に出来る、唯一にして最後の、貧弱すぎる抵抗だった。
■ルヴィエラ > 「なら、何故此処に居る?
抗う事も無く、ただ自分の「今」を傍観し、足掻こうともしない。
何よりも今、キミは望んだ筈だ――此処で終わりたくは無い、と。
騎士としての信念よりも、崇高なる精神よりも、ただ、自分が助かりたいと望んだのだ。」
(心を、掌で包み込みながら、ゆっくりと締め上げて行くよう。
己が差し伸べた手は間違い無く悪魔の誘惑で、堕落の道を歩む物だ
けれど――嗚呼、けれど、人間としての尊厳すら奪われると言う点に関しては
己が何も手を出さず、彼女を見守っていた所で、きっと何も変わらない
選択肢は、限られているのだ。 目の前に掲げられた二つの「最悪」のどちらを選ぶか
――どちらを、望むか。)
「――だがね、キミの其の望みは決して糾弾される物では無い。
騎士である前に、キミは一人の人間だ。 人間ならば擁いて当然の権利であり望みであり、欲なのだから。
だから…私はせめてキミに、歩むべき道を与えてあげよう。」
(ただ――それには代償が必要だ、決して小さくは無い、代償が。
跳ね上がる身体を、全身を覆う闇が押さえつける様にして自由を奪い
尻孔を覆っていた箇所が、蠢く孔をずぼりと抉じ開けて、腸壁すらも蹂躙し始める
肌だけでは無い、内側からも魔力が雪崩れ込み、人間でしかなかった其の魔力回路を浸食しては、徐々に、闇の祝福を齎し
元々、彼女が抱いていた属性を、闇へ、暗黒へと塗り替えて行きながら、どちゅっ…どちゅっ…と何度も腰を叩きつけ、既に淫魔の物と化した子宮を先んじて弄び、抉り抜いて。)
―――……ほうら、クロエ…いま、身体と子宮が、繫がった。
(――其れは、人間の身体の中では、「異物」であった淫魔の子宮が
ばちりと、魔力的な接続が、繫がってしまった其の瞬間
彼女の中で、余りにも当然の様に――馴染んで、仕舞う感覚を。
子宮から全身へ、どくどくと黒い魔力が巡り始め、其れに伴って淫魔の身体に必要な
人間では灼き切れて、到底受けとめ切れぬ快楽を享受するに耐え得る快楽神経が
全身に、成長し、強靭に張り巡らされて、人間で在った頃よりも余程其れを「渇望」し始めるまでに。
そして――僅かな、間。 全身を覆い尽くす闇が、少女の其の頭部をも、顔をも覆い尽くして
最早全身を、其の泥濘へと包み込み、染め上げてしまうなら
――人としての身体が、消え去ってしまうのは、時間の問題、か)。
■クロエ > 「ち、がっ――そんな、のっ、だって、剣も、握れな――ひぐぅっ!?
や、ぁ、ぁ、ぁあぁ、うぁ、ぁあぁぁあっ――ひゃめ、やめ、でっ、いぎぅうっ!?
も、きもちいいの、や、だぁあっ、やめっ、ボクの体、変えないで、いや、いやぁああっ――!」
最早自分が何をしゃべっているかもわからない。ただ、目の前の男に拒絶をするばかり。
子供が駄々をこねるのと同じなのだろうか、そんな、無駄な足掻きが最後に出来る唯一だった。
二つある最悪の中から、その内の一つを選ばされるという地獄。少女の心が潰れそうな程に軋む。
「そ、そんなのどうでもいい、からっ、嫌なの、だから、う、ぁ、ぁあっ――!?
そう、じゃな――ひ、ぐぅうっ♪違う、違う違う違う違うぅううっ――そんなんじゃ、や、ぁあっ♪
ボクは、そんなの望んで、なん、か、ぁ、ぁ、ぁあぁあぁあああぁっ――ひぎ、ぃ、や、ぁあぁあっ♪」
自分の体が、末端から徐々に変質していく。人間ではないものへ。
股座以外すべてを覆う黒い布地が、いつの間にか尻穴すらも犯して、腸奥を抉りながら変質を促す。
体の外だけではなく内側からも変化していく感覚。熱が飽和して、脳味噌が爆ぜてしまいそうな程で。
男の肉棒が子宮を何度も抉りぬくと、既に淫魔の物にされていた子宮は、換気を謳うかのように疼いて。
「へ、ひっ――ぃぁ、ぁ、ぁあぁああっ……♪」
断末魔の筈の喘ぎが、蕩ける喘ぎに変わる。同時に、完全に子宮が馴染んでリンクする感覚。
魔力回路にはどろどろとしていたはずの黒い魔力が流れ、徐々に馴染んでさらさらした流れに変わる。
快楽神経が末端まで一気に張り巡らされて、そして目の前が真っ白に染まって。
恐怖が徐々に快楽に塗りつぶされて、少女の中の全てが淫蕩の属性を得ると、瞬間の隙を狙って顔すら闇に覆われて。
「むごぉおおっ!?ふ、むぅうっ、んぉ、ぉぉぉぉおおおっ♪」
尻穴と同じ様に、きっと喉奥も抉られて、攻め立てられてしまう事だろ。
そして頭も、顔も、体も、中も、その全てが淫魔の物に変質させられてしまうのを味わいながら、少女の理性が蕩けていく。
ぱきん、と何かが割れたような音がした気がして、少女の中で取り返しのつかない大切な物が、完全に砕け散った。
■ルヴィエラ > そう、君の言い分としては其れが真っ当な物なのかも知れない。
だが、そうだね、強いて言うなら此れは…時間切れ、と言うモノなのだよ。
(もう遅い、何もかもが。 闇が其の身体へ浸食する程、熱塊が子宮を抉り抜く程
もう、人間で在った頃には戻れない、完全な変質を遂げて、生まれ変わる。
脳髄すら快楽に蕩かし、恐怖すらも飲み込まれて嬌声へと変わり果てる頃に
どこが、では無い。 最早、其の全てを闇に飲まれ、淫魔と成り果てた少女が
余りにも淫蕩な、二度目の産声を響かせる事と為るだろう。)
―――クロエ…さぁ、私に堕ちなさい。 新たなキミを――祝福して上げよう。
(そして、きっと此れが、トドメ。
人間で在った彼女の欠片を、跡形も無く奪い去るだろう仕上げ。
黒き人形と化した其の身体を、ゆっくりと腕の中へ抱き上げては
己が腰の上で、踊るように跳ね上げて子宮を蹂躙し、後孔も、咽頭も
何もかもを埋め尽くして犯し尽くす其の果てに。
――熱塊から、強烈に爆ぜ上がる灼熱の精が。 濃縮された魔力其の物が。
子宮へ、腸内へ、咽頭へ、同時に濁流めいて注ぎ込まれ、其の身体を
そして少女の意識を、圧倒的で絶対的な、快楽と言う「幸福」へと引きずり込んで
――徐々に、肌を覆う黒き闇は、吸い込まれる様にして消え失せて行くだろう)。
■クロエ > 「時間切れ、なんて、そんにゃ、ぁ、ぁあぁああっ――やら、ぁ、ぅううっ♪」
悲鳴にも似た拒絶を叫び、少女は闇に沈む。全身を侵食した闇が、やがて新しい少女の存在を作り出す。
淫魔としての、魔族としての、人間の片鱗全てを失った肉体へ。黒い繭の中身は、色や見た目は変わらないのに、気配が違う異質な物へ。
脳髄も、脳細胞の一部すら闇によって浸食と改造と生成を経て、新しく、クロエという存在が生まれ変わる――。
「ひぎっ、ぃ、ぁ、ぁあぁああぁあっ――んぃ、ぁ、ぉぉぉおぉおぉっ♪」
強烈すぎる絶頂。人間であったならきっと味わえなかった快楽。
闇が浸透したが故に声も出せるようになり、体も自由に動くようになって。
抱き上げられた腕の中、多量の闇をその身に受けて、魔力の塊とも言える迸りが爆ぜて。
黒い人形とも言えるはずの少女が、がくがくびくびくと震えながら、少女の変質は終わる。
ぐらり、と傾ぐ体。その表情は法悦の喜びに満ちており、吐息は甘く、瞳は潤みを帯びていて。
「は、うぁ、ぁ、ぁあ――はぁ……♪」
黒い闇が一点すら残らず少女の中に入り込む。その瞬間こそ"淫魔"クロエの誕生だった。
■ルヴィエラ > (言い訳も、許される時は過ぎてしまったのだ。
断末魔の叫びは其れ即ち人間としての終わりを意味している
腕の中で、産声を上げた新たなる少女を、そっと慈しむ様に背を撫ぜては
闇に染め上げられ、淫魔として生まれ変わった少女の、最初の快楽を
己が熱塊にて、己が精にて齎しながら――絶頂へと、導いてしまえ。
最早、人間で在った頃に受け止める快楽とは、意味が異なる。
快楽を糧とし、精を力とする其の身体が、淫魔として如何振舞うべきかを教え込み
堕落の、僕と変えて行く。)
―――ごきげんよう、クロエ、新たなキミ。
私の力を分け与えられし、小さな眷属。 ……この堕落を選んだならば、其の証として。
さぁ、孕みなさい、サキュバスとして。
(絶頂を、其の身へ受け止める度に、身体の奥から力が湧き上がってくる筈だ。
剣に頼る事など無い、純粋で暴力的な闇の力が、ぱちぱちと電流めいて弾けて行く。
精を受け止める子宮が、人間の身体では持て余していただろう其の器官が
まるで解き放たれたみたいに、どくり、どくりと鮮烈に蠢いて歓喜しては
――程なくして、其れは始まるだろう。 其の身体を造り替えた、創造主たる己へと屈する様に
其の卵巣を、ぐぷりと、蠢かせ始めるのが)。
■クロエ > こうして、少女の人間としての生は終わった。
同時に生まれ落ちた淫魔は、初めての快楽を"父親"から味わう。
ごりゅ、と子宮を抉られる快楽を、中を精液で灼かれる快楽を。
絶頂に導かれながら、快楽が自分の力として変換され、満たされる悦楽を味わう。
快楽を受け入れ、追い求める事が正しいものだと、刷り込まれるようにして学びながら。
「ふひゃっ、ぅ、ぁ、ぁあっ、は、ひっ、ルヴィエラ。様ぁっ――んふ、ぅ、ぁあっ♪
生意気な雌でごめんなさいっ、クロエは、クロエはっ、淫らなマゾ雌サキュバスですっ――んふぅっ♪
孕み、ますぅっ、ルヴィエラ様の、子種でっ――クロエは母親になりますぅううっ♪ひぁ、ぁ、ぁあぁあっ♪」
一度頽れた心は、そう簡単に戻る事はない。
結果、人間としてのクロエは鳴りを潜め、新たに主導権を得るのは淫魔のクロエだ。
性に奔放で、快楽に従順で、それでいて快楽を得る為なら演義や魔術による自身の操作、改造すらやってのける存在。
自身を生まれ変わらせてくれた偉大な"父親"を愛し、敬愛する"娘"たる存在。それが今の少女だった。
人間の体であれば快楽だけで発狂していたはずの精液が、中を駆け巡り、満たしてな多くを目指す。
卵巣もすぐに機能を発揮し、くぷん、と純粋な魔の因子を抱えた卵を生み出して、精液の海に捧げる。
少しの後、下腹部に刻まれた淫紋がじんわりと瞬き、少女が懐妊したことを伝える。男の思惑を確かに果たそうとするように。
■ルヴィエラ > (――最早、人間としての理念や理想に縛られる必要は無い
騎士道を進み続けるが故に、其の心を苛んでいた苦しみからの解放
淫魔と成り果てたが故に、だが、淫魔と成り果てたからこそ
少女は今、何よりも自由を掴み取ったのだ――其れが、例え真の望みでなかったとしても。
従順さを示し、最早必死に心だけでも抗おうとしていた頃の姿は無く
其の下胎へと、己が精を孕んだ証が浮かび上がるまでは、直ぐ。
其の瞬間ですらも快楽と絶頂に灼かれ、淫魔としての幸福に溺れるなら
きっと、其れを見守る、父たる淫魔は――穏やかに、笑んでいた事だろう。)
――…良く出来たね、クロエ。
キミは、人の殻を破り、新たな可能性の灯火となった。
――さぁ、新たな道を歩み始める其の前に。 先ずは、愛でさせておくれ、私の可愛い娘。
(――なおも、ゆったりと腰を揺らしては、攪拌するみたいに子宮を穿つ。
今の少女は、スポンジの様な物だ。 注がれる魔力を貪欲に吸収し、自らの糧とする。
ならば、今しがた孕んでしまった命も、喰らい尽くす果てに吸収しては
より、淫魔としての力を強めて行く糧と変えてしまうやも知れぬけれど。
ふと、己へ、敬愛に等しい従順な瞳を向ける少女へ、口付けを落とす。
其の唇を奪い、甘く、少なくとも人間の倫理では、父親が娘へ向ける其れでは無い
雌を貪り愛でる為の其れを、長く、長く、重ねては
其の後頭部に掌を添え、柔く、褒める様に撫ぜてやり。)
―――……もし、確りと孕む事が出来たなら。
其の時は、また迎えに来よう。 だが、クロエ、其の前にひとつだけ、私からの宿題だ。
其れまでに…、……この場に居る、御前を縛り付けていた貴族や男達に。
御前の力で…、……復讐、してみなさい。
(――其れは、征伐でも、討伐でも無い。
騎士としてではなく、一人の女として、其れを、為せば良い。
方法は任せると、付け足す様に囁き掛ければ、くすりと、悪戯っぽく笑みを向けよう
それが、淫魔としての、最初のステップだと。 諭す様に)。
■クロエ > よく考えてみれば、とても簡単なことだった。気に入らなければ殺せばいいし、邪魔をするなら除けばいい。
騎士道――正々堂々なんて、この世界では成り立たない。ならば意味のないものだ。捨ててしまえば清々する。
淫魔として生まれ変わる事が、こんなにも心地よく、素晴らしいものだったなんて――どうして今まで拒んでいたのか理解が出来ない。
全く、人間だった頃の自分が如何に愚かで、あきらめが悪くて、そして何より、雄を蔑ろにする生意気な雌だったかが良く分かる。
孕んだ印を刻まれた少女は、その様子を心底嬉しそうに眺め、父親たる男に甘えるべく身を寄せた。
「は、ひゅっ、ぅんっ♪ボク、いっぱいルヴィエラ様に迷惑をかけてしまって、ごめんなさい♪
うん、凄く素敵な気分――あはぁっ、ルヴィエラ様……ううん、パパの方が良いかな?
なんだか敬語だと他人行儀な気がして寂しいから、許して、ね?それ、じゃ、その、ボクを、犯してっ♪」
くりゅ、こりゅ、と中を攪拌する肉棒。その甘さに酔いながら、少女は貪欲に魔力を吸う。
元々騎士としての才能に溢れていた少女が、その全てを淫魔としての才能に挿げ替える。
その結果、少女は孕んだ我が子すら己の糧にしてしまい、苛烈な力の片鱗を見せた。
(ごめんね――だけど、次は生んであげるから、今はお母さんに力を貸してね?)
下腹部を緩く撫でると、くす、と微笑む。その表情に罪悪感は一切ない。
口づけに応じれば、少女もまた、父親に向けるものではない――否、向けてはいけない雌の表情で貪る。
響くリップノイズを味わいながら、男の精液の残りをしっかりと子宮の飲み込む。もう一度孕めたかは、定かではない。
そうして、淫魔としての熱を、力を満たした少女は、男に撫でられる事を喜びと感じながら。
「ん、ごめんね。パパとの赤ちゃん、食べちゃったかも――でもでも、次はちゃんと、ちゃんと生むよ?
……ん、宿題かぁ。そっか、うん。分かった――えへへ、人間のクロエが、雌豚みたいに扱われるの、もうちょっと見てたかったんだけどなぁ。
色んな人に犯されて鳴いて、穴という穴を拡げられて喘いで、食事も睡眠も粗相も管理されて――ふふ、良いなぁ、気持ちよさそう。
人間のクロエが凄く羨ましくなっちゃうけど、うん――パパが言うなら、ちゃんと復讐はするよ♪すこぉしずつ、餌にしちゃおうかなって」
にやりと、同じく悪戯っぽい笑みを見せながら語るのは、自分の中のもう一人――人間だった頃のクロエを嬲りたいという欲望。
そこから導き出すのは、貴族の男達に従うふりをして、人だった頃のクロエを攻めさせながら、淫魔の力で徐々に精力を刈り取るという復讐だった。
自分がやりたいことをしながら、最後には腹上死してもらう――復讐としては穏やかかもしれないが、"相手を道具として見る"というなら意趣返しか。
虐められたくて虐めたい。そんな性癖を新たに得た少女は、閨での態度も一方的な受けから、攻め受けを楽しむ淫らな雌に変質しつつあった。