2018/05/05 のログ
■クロエ > 言葉による抵抗は無為に終わり、撫でられる背筋に甘い痺れが漂う。
男の腕の中、突き放したいのに動かない体。むしろ体は火種を入れられた炉の様に熱を帯びるばかりで。
少女を狙っていた幾人かが男を見て諦め、或いは少女の末路を思い描いて下卑た笑みを浮かべて。
少女の持ち主たる貴族も浚われる姿を一瞥すると、精々頑張れとでも言う様な嘲笑を向けるのみだった。
やがて部屋の中、目の前の男が問う言葉に、少女は唇を噛みながら。
「……少しばかり油断しただけ。この場で剣を執って、刺し殺せないのが残念だよ。
――折れて、なんかいない……そう、ボクはまだ、負けてなんか――」
言葉のトーンが落ちるのは、自分に言い聞かせているかのよう。
眼前、纏っていたローブが落ちると、忘れようにも忘れられない、不倶戴天の敵が姿を現す。
自分が今の部分に身をやつした原因を、この体に植え付けた張本人がそこにいた。
「な、ぁっ――貴方に愛でられたくなんか……ん、ぐぅっ!?」
寝台の上、押し倒されて、服を剥がれる。肺の様に崩れ落ちたメイド服は、僅かに床に積もるばかりだ。
無防備の下腹部には、男が刻んだ淫紋の他に、貴族達が刻んだ奴隷の刻印、そして、"凌辱希望のマゾ奴隷"という文字が赤い塗料で書かれている。
深層心理に刻まれた暗示で認識できない文字列は、主たる貴族が少女を使う相手に対して贈る注文の様なものだった。
彼の言葉が聞こえると、意思とは裏腹に足が開いて、自然と膝を腕で抱え込み、股座を強調する様に示してしまう。
それは、日頃行われている調教による反射と男の命令を履行するように命じる刻印の相乗効果。
行われる口づけも、舌を噛んでやりたいと思いながら、しかし実際は喜んで受け入れ、舌を絡めてしまう。
どうしても、逆らえない。逆らおうとしても、実行できない。それほどまでに堕とされた体は、着実に奴隷へと進んでいる。
腹部に押し当てられる、男の肉棒――その滾りに感じるのは強烈な嫌悪と、同じくらいに溜まった期待だった。
■ルヴィエラ > (負けていない、と。 今もって尚言葉にする姿に、笑みながらに双眸を細める。
衣服を剥がれる前から、其の身を守り、威を示す剣をも携えず
奴隷としての所有者たる貴族に、従順である事を強いられる其の立場で
本当に、尚も折れて居ないのならば、其れは賞賛すべき事ではある、が。)
「……だが、此の儘ではキミの運命は何も変わらない。
一度嵌り込んだ奈落の底からは、ただ言葉を持つだけでは這い上がれない。」
(其れが現実であると、そう示すかの様に呟きながら、口付けを。
そして、片腕を少女の腰裏へ回し、軽く腰を浮かせる様にして擁けば
熱塊を膣孔へと押し当て、浅く亀頭を抉らせて、慣らす様に、焦らす様に往復させ。
――同時に。
不意に、寝台へと這い上がる黒い影が、少女の身体へと忍び寄り。
其の身体を、粘体の魔法生物の如くに捕えて、肌を這い、包み込んで
首から上だけを残して、繋がり合う結合部の孔だけを残して、飲み込んでしまう、か。)
「―――だから、私はキミに新しい選択肢を与えに来た。
――此の儘で更なる、最早希望など擁けぬほどの奈落へと堕ちて行くか。
それとも、潰えそうな信念を今一度掴む為に――「今までを手放す」か。」
(――さて、どちらが良い、と。
其れは、何時かの夜と同じ。 彼女が、其の子宮を淫魔の其れに創り替えられた時と同じ。
肌を、そして身体を包み込んだ影は、其の肌を、まるで愛撫の様にちりちりと刺激する。
流動し、這い回る感触は其の儘愛撫となり、指先、足先すらをも覆って、まるでスーツのようで。
腰を、ゆっくりと押し進めれば、膣肉を割り開き、粘膜を削ぎ落とし
襞を目一杯に引き伸ばさせながら、熱塊が其の胎を串刺しに貫いて行く。
スポットを圧迫し、強烈に摩擦しては、後僅かで子宮孔へと到達せんと言う所で腰を止め
――まるで、少女へと恭順を示させるかに。 自ら、子宮を下ろして――喰らい付けと、言葉無く命じる、か。)
■クロエ > 敗北していないと嘯きながら、その身分と待遇は完全に奴隷のもの。
であれば、堕ちきれずにもがき続けている心は、ただ苦しみを長引かせているだけなのかもしれない。
そう思うと、ぐらりと眩暈がするような気がして、少女は必死にその考えを否定する。
ちがう、ちがう、そうじゃない、まだぼくはまけてなんか――。
「んう、ん、ぅっ……ぷふぁっ――そんな、言葉なんかで、ボクが、折れると、でも?」
震える声で、しかし平成に努めながら、少女は男への言葉を返す。
恐怖と期待と焦燥とが入り混じって、感情はどろどろとした絵の具の様に煮詰まって。
自分というキャンパスをべったりと塗りつぶそうとしているのが予感として伝わってくる。
肉穴に押し当てられる肉棒は、しかし焦らすように擦るだけではいってこようとはしない。
もどかしい。狂おしいほどに子宮が疼いて、目の前のそれが欲しくてたまらない。
認めたくない感情が、しかし認めざるを得ない程に肥大している。矛盾に陥り、歯噛みする。
――刹那、少女の体に黒い泥濘のような影が絡みついた。
まとわりついて広がって、少女の首から下を、股座以外すべて覆い隠す。
それはさながら、ボディスーツの様に乳首を、陰核を、股座のあいた三つの肉穴を誇示し、それ以外を撫でまわす。
チリチリと痺れる感覚が全身を覆い、どれほど身じろぎをしても脱げない服を着せられてしまったかのようで。
「にゃに、こ、れっ――ひぐっ、や、だっ、いや、ぁ、ぁあっ♪ひゃ、ら、やなのっ、人間で、居たい、のぉっ!
ボクの事、変えないでっ……落ちたくないけど、人間で居たいからぁっ――どっち、も、や、ぁ、ぁあっ――♪」
人間で居たいが、これ以上堕落して壊れたくはない。どうして、自分がこんな目に合わないといけないのか。
世界を呪いたくなって、恨みたくなって、しかし少女は騎士でありたいから、それを表に出すことは出来ない。
人とは少女がその身の全てをとして守るべきものだったか――そう問われれば、以前のようには頷けない。
しかし、そうでありたいと思うから、首を横にも触れない。自縄自縛とはこのことだ。
男の肉棒が、ゆっくりと少女の股座を割り、奥へと入り込む。それは、淫魔の子宮には致命的な串刺しだ。
奥までを一気に抉ると、そのまま内壁を擦り上げながら、子宮口の少し前まで、滾りが迫る。
覚悟しても来ない衝撃。同時、彼の無言の命令に、体が勝手に反応してしまう。
きゅぅぅ、と疼きながら、子宮が彼の肉棒に吸い付いて、鈴口にキスをして。
「ち、がっ――ぼく、そんにゃのっ、ちがうのぉっ!や、ひぁ、ぁ、ぁあっ――」
悲鳴のような喘ぎと共に、少女は一瞬だけ強く、強く願ってしまう。
堕ちたくない――と。それは、少女の本当の願いとは真逆のものを選ぶ言葉。
"今までを手放す"という言葉を受け入れてしまう、取り返しのつかない致命的な一瞬が、過去に変わる。
■ルヴィエラ > 「折れるか、と? 其れは不思議な事を言うね。
キミはもう、とっくに――折れているだろうに。」
(――嘲笑では無い、侮蔑でもない、ただ、淡々と事実だけを突きつけてやるか、に。
其の身に携えた信念の言葉は、最早其の実、自分への言い訳にしか使われていないのだ、と。
負けていないと訴えた所で、ならば其の言葉だけで、この奈落から這い上がれるのか、と。
其れは今、ゆっくりと其の身体を飲み込んで行く黒い影の様に、心をも侵食する黒。
熱塊を拒み、嫌悪して、けれど、其れを求めて歓喜して、待ち望んでいる時点で
負けていない、何て言葉は、既に信念ですらないのだと、そう囁いては。
口付けを解き、其の耳元へと唇を寄せて、直に脳裏へと言葉を流し込もう。)
「―――人間でありたい、と言う望みと。 騎士でありたいと言う望み。
其のどちらをも抱えている限り…キミは、此処から這い上がる事は出来ない。
だが、其の二つを自ら手放せば――「誰かを護る」と言う願いだけは、再びキミの手に戻るかも知れない。
二つを抱えて絶望に自分を沈め、堕ちて、何も出来ずにこの世界から消えるか。
それとも、闇に身を沈めてでも、この奈落から這い上がる事を望むか。
――選べば良い。」
(信念を抱えたまま壊れて行くならば、それが彼女の選択ならば、其れも良いだろう。
だが、其処に果たして、どれだけの価値が在るだろうか。
僅かな逡巡と抵抗と、其れまで自分が信じてきた物を思い描きながら
自らの望みを、何よりも今、もっとも強く願う事を少女が脳裏へと思い浮かべたなら
――本当の願い、何てモノは、最早無意味だ。
熱塊の先端へと吸い付いた子宮孔を、ゆっくりと腰を回して捏ねてやれば
擦り寄ってきた子宮を、少女の心が、本当の願いを「現在の願い」で塗り潰した其の瞬間
強烈に突き上げて、抉って、叩き付ける腰と共に、容赦無く拉げさせて押し潰し
最早後戻りなど出来ない事を示すかに、子宮孔をぐぽりと貫いて奥を蹂躙する。
同時に、其の全身を覆いつくしていた黒の影が、肌の至る所に、ぷつりと、微かな、細く鋭い針で刺す様な刺激を齎せば
其の瞬間、少女の魔力回路へと。 闇に彩られた魔力が直に、どろどろと流れ込んで
強烈な快楽と、刺激と、人間としての本能が、危機感が発する、強烈な背徳感を沸き上がらせれば
――其れは最早、呪いや、改造と言った程度では無い。 「創り変える」其れ。
子宮を創り変えたときとは比較にならない、少女の全てを蹂躙せんとする魔力が
――クロエと名付けられた人間の身体を、犯し始めた)。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 地下クラブ(過激描写注意)」からクロエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 地下クラブ(過激描写注意)」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「貧民地区・路地裏(過激描写注意)」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 月光浴…月明かりに照らされながらのいわゆる散歩。
そういえば、このあたりの路地はあまり歩いたことはなかったっけ。
昼に少し通った程度の道。
少しばかり気が向いたので足をそちらに向けてみる。
「ん…?」
妙だ。
貧民地区の路地裏というのは、血の臭いや吐瀉物の臭い、ドブ泥の臭いなどがするものだが…
このあたりはやけにキレイなのだ。
なんというか…むしろ、香が焚かれているような匂い。
ゴミや人もあまり転がっていない。露天もないのにこの有様は
少し異常だ。
■ブレイド > 昼にはわからなかったが、夜に来るとその異常さがよくわかる。
何かがある。そう思わせるような雰囲気。
転がっている人間はいないが、何故か視線を感じるような、嫌な感じ。
そう思いながら歩いていけば
少し遠目に、ボロ家にはいっていく人影を目撃する。
少し身なりの良い…いや、あの顔は少し前に依頼で見た貴族だか商人だか…
こんなところになんでいるのか?
怪しくはあるが、べつに身辺調査依頼などを受けているわけでもない。
だが、なぜ…。
この通りが他の…貧民地区としては異常な区画だということはわかった。
■ブレイド > よくよく嗅いで見れば、この通りに薄く広がる匂いは
少し前にフトコロと潜入した劇場付きの酒場…あの個室で見つけた植物のものとにている。
確か発情を促すものだとか、体の力を失わせるものだとか。
薬にして使うようなものだったと思うが、香にしても作用があるのだろうか?
通りに漏れ出ている分ではまだ効果はないが…
その匂いがするということは、どこかで使っているということだろう。
あの植物が自生して、誰かがいたずらに燃やしてるとかそういうことでもない限りは。
視線というか、気配も気になる。
人はいるのだろうが、誰も建物から出てきたり、通りに出ているものはいないのに。
監視というか、警戒している感じがする。
先の金持ちも、建物にはいったまま出てくる気配はない。
看板もなく、そう大きくもない小さなボロ家だ。そこに泊まるというのならいざしらず…
富裕地区にすむような人間が、あのような場所で寝泊まりできるとは到底思えない。
■ブレイド > 引き返すか?
いや、通るだけならば何も問題はないだろう。
通るだけならば。
ここいらの建物に『なにかある』のは明らかだが、かかわらなければいいだけの話。
まさかとは思うが…噂で少し聞いたあれだろうか?
普通の娼館や奴隷市場では扱えないような…違法な薬を使ったサービスや何かを提供しているという
いわゆる裏の店。
表立ってできない奴隷遊びを貴族が行ってる場所があるとも聞く。
そういう一角なのだろうか?このあたりは。
それこそ覗いてみなければわからないが…明らかに異質で、人を寄せ付けない空気というものがある。
好奇心は猫を殺すと言うが……なにもない風を装って足を踏み出す。
■ブレイド > 奥へと踏み入ってみれば、また空気が変わってくる。
音がしない。
自分の足音以外はまったくの静寂。
生活音も何も聴こえないほどに。
自分の憶測が正しければだが、そうならば納得の行く理由も思い浮かぶ。
なにかサービスをするにしても、音が外に漏れては直ぐにバレてしまう。
だから、地下室や消音の魔法やら…何らかの方法で音を消しているのだろう。
そんななか、この通りから更にそれる横道で、微かに音がした。
「…なんだ?」
物陰から覗き込むように横道の様子を見てみる。
うすぐらい道にぼうっと浮かぶのは…白い肌、もう一人いるようだが、そちらはよく見えない。
目を凝らせば、白い肌の方は女性だとわかる。裸で、片足を上げ…音を聞くに、犬のように放尿しているのだろう。
この道は更に先に行けば、少しは人通りの多い区画に出る。
なるほど、そういうことか…。
■ブレイド > この通りはあくまで『受付』なのだ。
だから、この通りでの奴隷や女遊びはしていないのだろう。
チンピラやごろつき、家なしどもがたむろしないように目も光らせている。
店で女や道具やなにかしら…いや、店というよりもサロン…
『紳士の社交場』というやつに立ち寄り
こういった横道から屋外プレイにいくといった仕組みだ。
放置プレイや、今のような飼犬のように奴隷をしつける調教など
室内でも同じようなことが起こっているのだろう。
「っ……」
一瞬背筋がゾクリとした。
横道を覗いたからか?だが、見られるのもまたプレイの一貫なのだろうか。
まだ、こちらに手を出してくるような様子はない。
■ブレイド > こういった横道にそれれば、そういう痕跡や
それこそ、『おたのしみ』の最中の姿も散見できるだろう。
臭いがここまでこないのも、客の受け入れ口としての管理が行き届いているのだろう。
魔法だかなんだかしらないが、そのようにしているのだ。
お忍びで遊びに来る者が多いから、さすがに人の流れまでは規制できないだろうが
このあたりを知っている人間にとっては『暗黙の了解』というものがあるのだろう。
それを知らない自分がたまたま通りがかった。
安易に建物にはいったり覗いたり、この通りにとどまらなければ穏便に抜けられるだろう。
■ブレイド > 憶測だらけではあるが、状況がそう言っている。
もしかしたら、暗殺者ギルドや盗賊ギルドのようなものなのかもしれないが
ああいうものはもっと紛れるような形をとるだろう。
こういう闇を隠れ蓑にしている可能性もあるが。
横道をチラチラとしつつ路地を歩く。
ふと気になったのはときおり見かける木箱。
大人が入れるくらいの大きさのものが横道の脇においてある。
普通の路地裏ならばよく見かけるのだが…表がここまできちんと管理が行き届いているような場所だと少し気になる。
箱がおいてある場所はプレイに使ったりしないのだろうか?それとも、その一環で置いてあるのか?
■ブレイド > 近づいて調べたい気もするが…
なんとなく嫌な予感がする。
尻尾がビリビリすると言うか…背筋がゾワッと泡立つと言うか。
思い至るのは、サロンで出た廃棄物かなにかか。
薬物の某かだったり、壊れた器具だったり
………
壊れた奴隷…も含まれるのだろうか?
想像がそこまで及ぶと、さすがに飛躍し過ぎだろうが…ありえないとも言い切れない。
みてしまえば、今感じる視線に殺気がこもるのは明白だ。
我慢しよう。