2018/03/31 のログ
■フトコロ・ニーレル > 「あ、そ、そうでした。自分が魔法を使わないものですからすっかり忘れていました」
恥ずかしそうに三つ編みを揺らす。
自分は格闘技で無手、マルティナさんは術士だから無手になれる。
ちょっとしたことだが共通点を見つけて嬉しく思う。
「あははは、いいじゃないですか、冒険女子会ってことにしておきましょう」
大きく伸びをしてカバンに手をかける。
マルティナさんとはまた会いたいなと思いふと思いつきを行動に移す。
「はい。ではごちそうさまでした。おいしかったです。服は……今度返してくださいね」
また今度、会う約束を物理的に残して2人は別れるのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区(過激描写注意)」からマルティナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区(過激描写注意)」からフトコロ・ニーレルさんが去りました。
ご案内:「◆平民地区(過激描写注意)」にフトコロ・ニーレルさんが現れました。
■フトコロ・ニーレル > 今日の依頼は魔術師から合成獣がきちんと機能するか実験したいのでしばらく預かっていてほしいという少し変わった依頼だった。
見た目は手のひらサイズでしろくてもっこもこ、つぶらな瞳に小さな嘴、もこもこに隠れて見難いが鳥のような足が生えており肩などに止まれる。鳴き声はぴゃー。
総評:かわいい。
エサはいらない。ただし、定期的に人肌に触れさせなければならない。注意するのはそれだけである。
合成獣の名前は『ラックイーター』人の幸運を食う獣。自分をフッた女に復讐するために作ったのだそうだ。
フトコロは死ぬ危険は絶対にないか、依頼料はいくらかなど全て聞いて納得して依頼を引き受けた。
「この子が幸運を食べる?いやいやまさかそんなむしろ幸運のお守りとか言われた方が説得力のありますよ」
街中でラックイーターを素手でなでなでしてやる。ぴゃーと可愛い声で鳴く愛いやつである。
預かり期間は明日の朝まで。まだ日が高いのであと24時間ほどある。余り見せびらかさない様にと釘を刺されていなかったら酒場にでもいって自慢するのだが残念である。
両手を自由にしたくて肩に止まらせるとほっぺにすりすり頭をこすりつけてくれる。とても癒される。
今日は人気のない所にピクニックとかでもいいかなと思いつつカバンから水筒を取り出し、一口飲む。
味はちょっと変ですかね?たぶん昨日のだからセーフだと思うんですけど……なんて考えつつ水筒のふたを閉める。
水筒をしまうため、体をひねり背負いカバンに無理やり水筒をいれようとする。
ブチッ
腰回りから嫌な音がする。足まわりもなんだか寒い。
下を見るとかわいらしいショーツが丸見えになっている。
「ふぎゃー!?」
早く上げようとしゃがみこむと背負いカバンの私物ポケットが水筒を出し入れしたせいで半開きになっていたらしい。
どさどさと極太のディルドやらスケルトンの骨(妙に綺麗)やら乳首を挟むための責め具やら男物の下着やらが大通りに散乱する。
「なー!?」
フトコロにとってとてもとてもとてーも長い1日が今始まろうとしていた。
ご案内:「◆平民地区(過激描写注意)」にスナさんが現れました。
■スナ > 老人の朝は早い(見た目は少年だけれど)。
日も昇らぬ内から郊外まで軽く散歩に出掛け、都に帰ったあとは朝市で新鮮な野菜を吟味してはその辺の公園で生食。
腹ごしらえも終え、今日の一日をどう過ごそうかと思案に暮れつつ大通りを歩いていたところだったが……。
「………む」
脚先に何かがあたり、ふと下を向くと。少年の足元には弧を描く巨大な棒が転がっていた。
さきほどフトコロが荷物から盛大にぶちまけた内容物のひとつ、極太ディルドだ。
「………ふぅむ? ふむふむ、これは……ふーむ……」
開いているのか閉じているのかも定かでない細目のまま、銀髪の少年はそれを拾い上げる。
男性器を模した卑猥な造形を恥ずかしがるでもなく、狼狽する少女を嘲笑うでもなく……いや、チラチラとそちらを見てはいるが。
少年は薄ら笑みを浮かべながら、何かを思案するような唸り声をあげつつ、まじまじと張り型を見つめている。
どこかわざとらしい仕草だ。
■フトコロ・ニーレル > 慌ててカバンの中に落ちたものをしまい込む。全て拾ったかと中身を確認すると最近もっぱら目の保養になっている極太ディルド君が無くなっていることに気が付く。
「ちょっ!そ、そこの少年っひ、拾ってくれてありがとうございます!一刻も早く今の事をわすれてくださぁい!?」
周りを探して、少年の足元に転がっているのを発見する。拾うなと言おうと思った矢先にはもう拾われておりどうしようもなくあたふたする。
フトコロは大事なことを忘れていた。まだズボンの腰回りが直っていないのだ。少年の方へ向かって走ろうとすればもちろんズボンが落ちてショーツが丸見えになるだろう。
それだけならまだよかったが、身体に不釣り合いなほど大きなカバンを背負っていたためにバランスを崩し背中から倒れてしまう。
反対に向けられた亀の如く身動きが取れなくなる。ブリッジ状態なので真っ白なショーツを見せつけるような形になる。
「あ、ちょっそれもこっちも見ないでくださいねっ。あ、あのそれはまだ使ったことないんです!つかったことないんですよ!」
赤くなりながら手足をバタバタさせ続ける。周りのギャラリーに説明するように割と大きな声である。
■スナ > 自分は足元に転がってきたディルドしか見てないが、目の前の少女は他にもアイテムをぶちまけ、咄嗟に拾っていた。
もしや、この手のジョークグッズ系アイテムを詰めに詰めてあのサイズの背嚢になってしまっているのか。
はたしてどういった趣味の少女なのか。
さすがのスナも、目の前で下品にすぎる痴態を見せつけてくる少女に、苦笑を隠しきれない。
口の端が目に見えて釣り上がり、「ククッ…」と喉を大きく鳴らしてしまう。
「少女よ、まずは落ち着け。俺なんぞの目よりも周囲の目を気にしたほうがええぞ。
荷物が重くて立ち上がれぬのなら、まずは落ち着いてその背嚢を肩から外せ。そしてゆっくり立ち上がれ。
ズボンにも気をつけてな……ククッ……かなりひどいことになっとるからの」
少年はなおも張り付いたような笑みのまま、落ち着き払った口調で、眼下でブリッジを演じるフトコロに語りかける。
未成熟な見た目に反し、かなり低い男声だ。これ以上無闇に周囲の耳目を集めないよう配慮した声量……もう遅いかもしれないが。
そして、直ぐ側の路地裏に繋がる小路のほうへ、悠々と歩みを進めていく。極太ディルドを持ったまま。
路地裏の入り口でスナはフトコロに向けて小さく手招きをする仕草を見せ、彼女が落ち着くのを待っている。
■フトコロ・ニーレル > 「はっ!?そうか!ありがとうございますっえっあれ、しょ、え?」
見た目と声のギャップに戸惑いながらゆっくりとまずはカバンを手放す。
カバンの中から紐を取り出すとベルト代わりにズボンにきつく巻いて置く。もちろんしっかりとカバンをしめるのも忘れない。
少年の含蓄のあるというか低い声故かすっと落ち着けた。
お礼を言おうと少年?を探すフトコロ。路地裏の入り口に見つけてカバンを背負い向かおうと足を向ける。
「あっそ、それっかえしてくださいっ」
黄色の長く太い三つ編みを揺らしながら全力でお気に入りのディルドを持った少年を追いかける。
運が悪くても肉体強化を施してある服のまじないは健在なのである。
とにかく頭に血が上っているというか落ち着いているものの冷静ではないというおかしな状況になりつつあった。
普段ならもっと怪しむのだろう。
■スナ > 路地裏に入っていく少年を追えば、そう深くない場所で追いつくだろう。もとより、逃げるつもりはなかった。
「ククッ……面白い女子じゃの。朝も早うから街中でずいぶんと過激な真似をしおる。
コレを返してほしいか? 返すとも、じゃが少し待っとくれ。これほどの立派な張り型、久々に見かけたんでの。
どうやって作ったか、彫りのコツじゃとか、そういうのを学びたいんじゃよ。少し貸しておくれ」
表通りの雑踏から離れた薄暗く狭い路地で、銀髪の少年は壁に背をもたれながら、なおも極太ディルドを手で弄んでいる。
雁首の谷を指でほじり、裏筋を4本の指でそわそわとなで上げ、指で作った輪っかで扱く仕草も見せたり。
その手の所作はゆったりと艶かしく愛玩するようで、見る人が見れば卑猥にも見えるだろう。
「お前さん、名はなんという? 俺はこの近所に住んでるスナと言う。
そして……お前さん、ズボンも壊れておるんじゃろ。そのまままた通りに出ても、恥ずかしい思いをするんじゃないか?
俺でよければ、直してやってもよいぞ。そのために人目につかないとこに誘い込んだんじゃよ」
左手で逸物をぐにぐにと弄りながら、スナと名乗る少年は親指でフトコロの腰部をくいと指差す。
そしてその手で、己の腰に下げた雑嚢をごそごそと弄りだすと、小さな革製の道具袋を取り出した。
片手で器用に開けば、鉄の縫い針、未染色のベージュ色の糸車が中に見える。裁縫道具だ。
■フトコロ・ニーレル > 全力疾走するつもりだったのですぐに少年に追いついてしまったのは少し拍子抜けしてしまう。
「返してほしいからここまで来たんですよ。もう……というかあなたいくつですか」
少年だと思っていたが、どうやら口調というか雰囲気というかそれが明らかに年上だということを物語っており、少しだけ態度を改める。
壊すつもりはないようなので無言で手の動作だけでどうぞと伝える。
触り方がなんだかいやらしいというか完全に愛撫そのものではないかと見ながら少し顔を赤くする。
自分がそれを試しに舐めた時も同じような場所に触れ、舐めたものだから思い出してしまう。
「私の名前はフトコロ。フトコロ・二―レルです。スナさんですね。えっいいんですか?あ、でも私あんまり持ち合わせがですね」
持ち合わせがないわけではないのだが少しでも安くなるならと癖で交渉に入ろうとしてしまう。
とりあえず、脱ぐにしても、脱がないにしても近寄る必要があるなと思い、スナさんの隣まで移動していく。
■スナ > 「フトコロ、な。よろしくの。
……ん、俺の歳か? さぁて……500は越えとるのは確かじゃが、正確なところは覚えとらん。ククッ」
相変わらず本心とは思えない薄ら笑みのまま、スナは冗談めかして年齢を問う質問に応える。
「……ふぅむ、持ち合わせとな。なるほど、フトコロは商売人だったんかの。それならその大荷物も納得じゃな。
じゃが俺は……まぁ、物作りの心得はあるが、少なくともお前さんほどは商売人ではない。ただの暇な閑居爺じゃよ。
お金は取らん。そのかわり応急処置じゃ、落ち着いたらきちんとした仕立て屋で繕い直すなり買い直すなりするとええ。
……というわけで、脱ぐとええ。着たままでは縫えん」
隣に近づいてきたフトコロの顔を軽く見上げ、なおもニコニコと微笑んだまま、脱衣を促す。
目を逸らす、距離を取る、といった配慮を見せるような様子はない。左手ではなおもディルドをせわしなく弄っている。
あられもない痴態を見せつけた女子がすぐ側まで近づいているのに、興奮の気配も見せない。一貫して平然としている。
■フトコロ・ニーレル > 「あははは、そうですかぁ……ふぅむ」
冗談とも本気とも取れる言動。どちらにしてもただの子どもではない事を察して、これからは大人の対応をしていこうと心に決める。
「この大きなカバンは私のじまんでもありますからね。応急処置でもありがたいです。ご忠告通り早めにプロにおまかせもしますよ。えぇっ!?……えっあ、そ、そうですよね。ぬ、ぬがなきゃですよね」
さっきは運がわるかっただけでいい出会いもするじゃないかと安心したのもつかの間。
直すなら脱がなきゃいけないのは当然なのだが、なぜだか恥ずかしい。
意を決して紐を外しズボンを脱いでいく。少し走ったせいか多少汗の匂いがこもっている。路地裏という外で修理のためとはいえズボンを脱ぐというのは勇気が必要であった。胸がとてもドキドキしている。
白のショーツが完全に露わになる。カバンの中に代えというかズボンという商品はあるものの商品には手を出さないと決めている以上使うわけにはいかない。
シャツを無理やり引っ張って体操すわりになってすっぽりと隠す。
これなら見えるわけがないと思っているのだが真正面から丸見えだったりするのだ。
■スナ > 目の前で年頃の女の子が、屋外というロケーションで、躊躇しつつも下半身の着衣を脱いでいく。
その様子を眺めるスナはやはり仏頂面を徹底しているが……さすがに少しばかり鼻息は荒くなる。
再び顕になる純白のショーツ、羞恥に頬を染めるフトコロの所作。上下に舐めるように眺め続けるスナの目は露骨に厭らしい。
差し出されたズボンを受け取ると、まずはそれを片手で拡げ、破れた箇所を検分する仕草を見せるが……。
「おお、そうじゃ、フトコロよ。その自慢のカバンに仕舞ってるのは……さっき道にぶち撒けたのは、売り物じゃろ?
なんでもいいから1つ、俺の目の前で使って見せておくれよ。『ぷれぜんてーしょん』、実演販売って奴じゃな。
フトコロの売り物じゃし、使い方はわかっておるんじゃろ?」
柔和な印象だったスナの笑みが一瞬、下品に釣り上がる。
「フトコロの『ぷれぜんてーしょん』が上手かったら、その道具、言い値で買ってやってもいいぞい。
この張り型でも……さっき『使ったこと無い』とか言っておったが、いま使ってみせるのならすぐ返そう。
どうじゃ? 商機じゃぞ?」
言いつつ、スナは左手でいじっていたディルドの柄のほうを相手に向け、座り込んだフトコロへと返すように差し出す。
他方で、受け取った脱ぎたてホカホカのズボンは、裁縫道具とともに握り込み、己の背後へと隠してしまった。
まるで、従わなければズボンは返さない、とでも言いたげな様子。
■フトコロ・ニーレル > シャツで下を隠しながら出来るまでゆっくり待とうと思っていたのだがスナから思わぬ提案が出てくる。
確かに大きな商機なのだが、人前でオナニーをしろと言うことだ。プレゼンテーションをしろ。もちろんできるができるのだが……
顔を赤くしながら激しく葛藤する。しかし、ここで引いたら商人の名が廃るとカバンから私物であった自慰グッズを並べていく。
「い、いいですか、一回だけですからね」
露出というのは前々から興味があったししてみたいとも思っていたがいざ目の前に観客がいるとなると興奮度と恐怖が全然違っている。
妄想と現実が違うというのが嫌と言うほどわかる。
「折角売るんです。あなたにも使えるものをご紹介しないといけないでしょう」
男女兼用で使える自分が持っているアイテムといえば……このローターであろう。
スイッチを入れてぶぅんと音がすることを確認すると赤い顔で営業スマイルを浮かべながらプレゼンを始める。
「今日ご紹介するのはこのローター。ただのローターじゃございません。秘密の機能がついておりまして人が発する魔力を事細かに感知して震え方がわかるしろものでございます」
ショーツをずらして、ローターをちゅぽん膣に入れ込む。すると先ほどまでとは違った強い音がフトコロの下腹部から聞こえてくる。
「き、聞こえるでしょうか。中のま、まりょくにはんにょっはんのぉ、し、してぇ……強い震えをうみだすのです。さ、さらにす、すごいのは実験のけっけっけっかぁ、ぜ、絶頂寸前は魔力がものすごい不安定になりますのでぇっ」
膣の中でどんどん音が強くなっていく。快感が高まれば高まるほど強い弱いの幅が非常に大きくなるのが特徴のようだ。
■スナ > 「うむうむ、1回でええ。俺も手持ちはそう多くはないからの。
それに俺自身が使えなくても別の女子に使うとか用途はいくらでも……ククッ、まぁ、商売人のお勧めに従うかの」
『商機』という言葉が効いたか。
躊躇の仕草を見せながらも、実演販売を始めようと路地裏に道具を並べていく少女に、スナは若干の驚きが籠もった笑い声を鳴らした。
そして、目の前で体育座りめいて座り込むフトコロに合わせて、スナもお尻を下ろした。裁縫は座ってするものだ。
「ほう、ローター。ひとりでに振動する自慰用の道具じゃな。
使用者の魔力を感知するとは自慰用にしてはなんとも妙なアイデアじゃの……ククッ」
商店街の喧騒遠く、静けさに包まれる裏路地に響く異様な振動音。
それが少女の無垢なショーツの奥へと吸い込まれ、籠もりながらも音量を増す変化に、スナは不可視の狐耳を頭頂でひくつかせた。
その視線は、目の前で開かれたフトコロの股間へと釘付けになっている。
にも関わらず、座り込んで膝の上にフトコロのズボンを拡げたスナの両手は、器用に裁縫袋から針を取り出し、糸を通し始めた。
「おう、おう。聞こえるぞい。めっちゃ強く震えとるな。ぶおおおおおお、ってな。
俺は耳がいいからのぅ、びちびちびちぃーっ、って水が弾かれるような音もよぅ聞こえる。大層濡れておるなぁ。
……ククッ、なかなか激しい道具じゃのう。俺なんかが使ったらすぐトコロテンかもしれんな。
魔力が不安定になったらどうなるんじゃ? 爆発するとかはやめておくれよ」
フトコロが息も絶え絶えに語る実況のセリフに、スナは楽しげに相槌を入れる。
その間にも、糸が通った針はフトコロの温もり残るズボンの腰部へと突き刺さり、破れた箇所を縫い合わせていく。
そして、フトコロの目の前で彼女と同様に開かれたスナの脚の間では、薄手の股引に覆われ、男性器が膨らんでいるのも見えるだろう。
しかし、そんな雄の猛りを全く感じさせず、まるで別の生物のように動き、裁縫道具を行使するスナの手。
自慰に耽る女子と、目の前で平然と裁縫を続ける少年。なんとも異様な光景である。
■フトコロ・ニーレル > ぶるぶると震え続けるローターの音、ぴちゃりぴちゃりと垂れる蜜の音が人気のない路地裏に響き渡る。
「ふ、ふあんていになるとっ、あっ、い、いきそうになりましたっなりましたので」
頭の中で考えていたプレゼンがあったのだが、それを実際に行おうと思うとそれは大変恥ずかしい事だということに今気が付く。
しかし、今更新しいプレゼンを思いつけるはずもなく立ち上がり、スナの耳元付近に自らの股を近寄らせる。
うぉうぉうぉうぉうぉうぉっ
振動が0と最大を交互に繰り返される音がする。魔力が不安定になると動きが不規則になるのだ。
「こ、このよほひっこれをつかうとっひっいぐっま、まだだめなのにっひっあっ」
腰をがくがくと震わせながら我慢の限界になってしまい絶頂してしまう。
真っ白だったショーツはクロッチ部分が不自然に色が濃くなってしまっている。
「は、はっ、あっ。こ、このよぉ、に……こ、これを使うとまるで人に震えのリモコンを渡したような感覚でオナニーをたのしめますぅ」
スナの方へ倒れ込まない様にした結果しりもち着いてしまう。その時ようやくスナの下半身を見て興奮していたんだなと少し安心できた。
■スナ > 老獪なるスナも、さすがに痴態にあえぐ少女の姿を前にして、内心で興奮しないわけではない。
愛用の半股引(ショートスパッツ)の内で、男性器は硬さを増し、先端からは青臭い香りの先走りも滲んでいる。
それでも、目の前で『商売』を続ける少女を見つめる顔はニコニコと妖しい笑顔のまま。
そして約束通りにズボンを修繕していく手捌きにもよどみはない。
物作りの道400年ならではのワザマエだ。裁縫歴自体はそれほど長くはないが。
「ん、どうしたどうした、もっとわかりやすく説明し……ぅおっと!」
目の前で、湿り始めた女物下着が突然立ち上がり、眼前に迫ってくる。
その光景にはさすがのスナも数瞬たじろぎ、針を操る手が止まる。
そして『イキそう』と語るフトコロの恥丘が眼前に大写しになれば、自然と五感はそちらに向けられてしまう。
快感にわななく骨盤、不安定な振動に弾ける愛液の音、広がっていく恥ずかしい染みと雌の匂い。
オンとオフを繰り返すような不自然な振動音に耳をくすぐられ、壊れているのではと一瞬不安にもなるが。
「く、クククッ、そんなに気持ちいいんかぇ! 動いたり止まったりするんが!
まぁそんな動き、人の指やチンポじゃ到底実現できんからのぅ、クセになりそうじゃな。ククッ!」
眼前に恥部を見せつけられても、あくまで今は『実演販売』中であり、自分は『裁縫』の依頼を請けている最中。
相手の性器にも己の性器にも触るような野暮なことはせずに、ただ見つめる。ついでに鼻もひくつかせ、フトコロの匂いを覚える。
やがて絶頂の波が去って元通りに座り込めば、思い出したようにスナの手は再び針と布を扱い始める。
ズボンの修繕ももうすぐ終わりそうだ。
「なるほど、なるほど、興味深い商品じゃな。ククッ……人の手に委ねる自慰というのはなかなか倒錯的じゃが。
この場合は勝手に震えたり止まったりするから、さしずめ神の手に委ねるといったところかねぇ。呆れたオナニーじゃの。
面白い『ぷれぜんてーしょん』じゃったぞ。ありがとの、フトコロ。それ、いくらかね?」
あくまでも客として、感想を述べ、褒めそやす言葉と価格を問う質問を放つスナ。
彼の股間では相変わらずペニスがいきり立ち、白い布地にフトコロと同様にシミを作っている。
生理反応だが、それが相手にとって称賛の印にも見えるのなら重畳……という気持ちもあったりなかったり。
少なくともスナにとって、可愛らしい女子の痴態を朝から拝めたのだ、それで十分。
■フトコロ・ニーレル > 余韻に浸る間もローターは地味に動いており、心地よい余韻をさらに気持ちいいものにしてくれていた。
そんな頭では正確な計算は難しいというもの。正確には自分の欲望とかもろもろ含んだ計算が難しくなる。原価がだいたい600ぐらいなのでと頭で考えていたものだから……
「600ゴルド……い、いえ650ゴルドぐらいでどうでしょう。ひぁっ」
ほぼほぼ原価を口に出してしまった。
ローターを引き抜こうとして情けない声をあげてしまう。
ローターが出たことで周りに充満する雌の匂いが強くなり、他の人に気が付かれないか心配になる。
「そ、それと……ズボンなおりましたか?」
ぐったりして足を閉じることも忘れてしまっている。
■スナ > 「うむうむ、そのくらいかの。頂くよ」
フトコロから放たれたのは、高価ではないが、庶民が趣味品の衝動買いに使うには若干躊躇するであろう額。
だがスナは二つ返事で応じ、雑嚢に入れた財布を漁り、その額の硬貨を取り出した。
「ああ、ズボンもしっかり直したぞ。女子の艶姿を見ながらじゃと手の動きも早まるってもんじゃよ。
まぁ先に言ったとおり、破れを丈夫な糸で目一杯縫い合わせただけの応急処置じゃが。
少なくとも見た目は悪いから、早めに服屋で直してもらえよ」
いいつつ、スナは袋から取り出した金貨をズボンの股間辺りに添えて包み、差し出す。さりげないセクハラだ。
そして、もう片方の手で、フトコロの恥部から抜かれたばかりのローターを半ばひったくるように受け取る。
「ふむふむ、持ってみるとなかなかこれは強い振動……ククッ、えげつない自慰道具じゃのう。
じゃが、震えもせん動きもせん張り型よりはずっと高級品で上等品。しかも使用済みときた……」
手にしたローターを手繰り、振動子をしばし不敵な笑みで見つめていたスナだったが。
唐突にその先端を、パクリ、と己の口に放り込んでしまう。まるで飴玉でも舐めるかのように。
付着していたフトコロの膣分泌液、濃厚な雌の味と匂いが、少年の口腔にふわりと広がる。
春の空気に触れて冷え始めてはいたし、同時に振動も襲い来るが、細かいことは気にしない。
「うむうむ、良い買い物じゃったぞ♪」
少女の味を堪能するように頬を膨らませ、唇から紐を垂らしながら、スナは甘い笑みを作り向ける。
■フトコロ・ニーレル > しっかりお金があってほっとしたことともっと吹っ掛ければよかったという後悔が入り混じる。
渡されたズボンの股間部分からしっかりとした重みを感じ、嬉しいようななんだか嫌なような複雑な表情になる。
「え、えぇ、ありがとうございます。服は是非そうさせてもらいます」
ズボンを一度はいてから、くねぐねと体を動かして汚れたショーツを抜き取る。
どんな所でも着替えが出来るように考えられた1つの生活の知恵である。
よくよく考えれば女の子の使用済みなのだもう少し吹っ掛けようかと思ったがすでに自分の手にはない。
なんとも手の早い人だ。
「他の使い方としては、それを入れた状態で性交すると2人の魔力に反応するのでより一層ランダムなうごきになりましゅっ!?何口に入れているんですかっちょっと!ねぇっぺっしてくださいっぺっ!せめて拭いて下さい!!!」
咄嗟に今手に握っていた布をスナに向かって思いっきり投擲する。
無論。蜜でぐっちょぐちょになったショーツである。
興奮状態であったが少年の笑顔でぴたりと止まる。
「くっくそう、顔がいいってずるいです。あれ、ショーツどこいきましたかこれ」
■スナ > 「ほう、器用なもんじゃの……ククッ」
返却したズボンを履いたあとで、その中で汚れたショーツを下ろしていく仕草には、ふん、と鼻息を鳴らす。
直前まで目の前でローターを突っ込んで痴態を演じていたわりに、妙なところで過敏に羞恥心を見せるものである。
てっきり濡れた下着も構わずに去っていくものと思っていただけに、少し面食らったり。女心は未だよくわからぬ。
「ほう、2人の魔力に反応。そいつは興味深いの……ふぶっ!?」
購入したローターを飴のように口中で転がしながら、さらなるセールストークに耳を傾けようとした矢先。
突然投げつけられたショーツを、スナは避けることもできず顔面で受けてしまう。投げられるなんて思いもしない。
再び面食らうが、鼻をくすぐる妙齢の雌の性臭と湿り気に、すぐに本能が恍惚としてしまう。
他方で、悪巧みの思考も働く。この少女、弄り甲斐の塊だ。
「……む、何かねこれは。いきなり顔に投げつけてくるとは。
名刺? 『オナニー用品専門卸売 フトコロ・ニーレル』? ほうほう、これはご丁寧にありがとうのぅ!
商談成立のあとに名刺交換とは礼儀正しい女子じゃ。せっかく良き仲になれそうなんじゃ、ありがたく頂戴しようかの」
ローターを吐き出しつつ顔からショーツを剥ぎ取ったスナは、その表面をまじまじと見つめつつ、妙なセリフを流暢に吐く。
まるでそれが『名刺』であるかのように。
「俺も一応はこの王都で職工と商売の真似事をしとる狐じゃからの。こちらの名刺も渡しとこうかの。
そらよっ!」
言うとスナは、その手にローターと名刺代わりのショーツを持ったまま、地を蹴り飛び上がる。その高さ3mに至ろうか。
宙返りを打ち、離れた地点に飛び降りようとする……と同時に、フトコロに向けて白い布地が勢いよく飛んでくる。
スナがさっきまで履いていたスパッツだ。いかなる手段によってか、宙返りと同時に脱ぎ去り、投げつけたのだ。
(実際は不可視化した狐のしっぽを使って脱いでいる)
……そして、スナはそのまま路地の奥へ奥へと逃げ去ろうとする。今度は本気で逃げる脚遣いだ。下半身すっぽんぽんのままで。
■フトコロ・ニーレル > 「へ!?え、名刺?だ、だれがオナニー道具専門ですか!もっといろんなもの扱ってますからね!」
少年の言動に困惑しながらも取り返そうと少年に近寄る。
近寄った瞬間にぽーんと跳びあがられて思わず上を向いてしまう。
ふわりと雄の匂いが香るスパッツに先ほど絶頂した体はきゅんっと反応してしまう。
「あ、ちょっと待ちなさい!」
治ったばかりの衣服に魔力を通し身体強化を発動してスナを追いかける。
ノーパン状態で追いかけてスースーしているがそんな事はどうでもいいのだ。
いや、どうでもよくないからこそスナを追う。
ショーツを取り戻すために商人の命でもあるカバンをそっと隠してから、雌の強い匂いをさせながら全力で追いかけるのであった。
■スナ > 元は野を駆ける狐であり、一時はシェンヤンに名を馳せた大妖であり、俗に堕ちた今も優れた幻術使いであるスナ。
迷路のごとき王都の路地裏を、自らの体術と幻術を駆使して逃げれば、まず捕まえることはできない。
それでもフトコロが己を追ってきている気配を感じれば、さすがにバツが悪くなったのか。
彼女が通りそうな箇所、折よく釘が出ている壁を見つけてそこに湿ったショーツを引っ掛け、置いていくことにした。
なぜわざわざ名刺(スパッツ)を脱いで投げつけたのか? 揶揄? 意趣返し? 等価交換? 単なるセクハラ?
スナは衝動的に己の一張羅を脱いでいたのだが、実は自分でもよく考えずその行為に及んでいた。
だが、こうして下半身を曝け出して街中を駆けていると、徐々にその衝動の根源が言語化されてくる。
「ククッ……ふふ……春だなぁ……! ああ、春だ!」
屋外にも関わらず、己の目の前で自慰に及んだフトコロという少女。道具の優秀さもあるが、大層気持ちよさそうだった。
そして己もまた、こうして股間を晒して駆けてみると、温みを帯びてきた空気の流れが脚の間に心地よい。
春の息吹がすぐそこまで来ているのだ。露出行為をしたくもなろうというものである。
「ああ、またあの子とこうして外でやってみたいのぅ……くく、ふふふっ……」
スナの顔に、子供めいた無垢な笑みが浮かぶ。その根は間違いなく変態であるが。
ご案内:「◆平民地区(過激描写注意)」からスナさんが去りました。
ご案内:「◆平民地区(過激描写注意)」からフトコロ・ニーレルさんが去りました。