2018/01/05 のログ
ご案内:「市街地(過激描写注意)」にレイン・レジネスさんが現れました。
レイン・レジネス > 奇妙な光景に人目が集まっている。

……とは言っても、この国にありがちな残酷絵図や快楽絵巻ではない。
何と言うべきか――奇妙という表現がもっともしっくり来るところか。

まず、〝車輪のついた板〟を想像して欲しい。
人間一人を乗せられる、ベッドくらいの面積の、それなりに分厚く頑丈な板。
木製の車輪が四つ付いていて、馬に引かせれば良く走るだろう。

その板にマットが敷かれて、シーツが敷かれ、その上に女性が乗っている。
見目は良い方――と言うより、顔の造形だけを言うなら結構な美人だ。
だがそれも、伸びるに任せた前髪に目が隠されていて、はっきりと見ることは難しかろう。
シェンヤン風の丈の大きな着物を一枚、帯で体に巻きつけた美人である。

その美人の胸元から、数本の――これもまた何と言うべきか――海生生物の脚のようなものが伸びている。
女性自身の腕より太く力強いそれは、石畳を器用に付かんで、彼女の体を板ごと運んで行く。
人間が歩く速度より少し遅いくらいではあるが、この遅々たる歩みを彼女は気にしていない。

「楽ちんだー……ふっふっふ。疲れたらこのまま寝ればいいし、私って最高……」

衆目をむやみに集めることも気にせず、彼女は横になったまま街を行く。

レイン・レジネス > ずるずると奇怪な音を立てて、彼女が横たわる板は街を行く。
動力源たる数本の触手は、時折はそのうちの一本が行軍の任を離れ、道の脇の雪に顔をうずめる。
ぐちゃぐちゃと雪中をかき回し、引き抜かれた触手の先端には、季節はずれの花が一つ。

「……レアもの見つけたぁ」

と、彼女は嬉しそうに笑みを見せた。
花を手で仰ぎ、薬品にそうするように匂いを嗅ぐ。

「少々の酩酊、気分の高揚、感覚はやや鈍磨、眠気は霧散……」

赤い舌の上に花を乗せ、ずるりと口中へ引きずり込む。
雪中から取り出したばかりの花が食道を滑り落ち、胃に入って行くのを感じながら――

「うーん、デリシャス」

前髪の向こうの目は、幾分かトリップ気味で焦点が合わない。

レイン・レジネス > きわめてナチュラルな成分によってハイになった彼女は、両手を板の上に着く。
腕立て伏せの要領で体を起こそうとするも、その工程にさえ十数秒を費やす。
そしてとうとう立ち上がった彼女は、やけにハンサムな表情でこう呟くのだ。

「自分の両足で立つのは二十九時間ぶりか……」

怠惰である。
イリーガルな花でテンションがあがっていなければ、まだ数時間は立とうとしなかっただろう。
眠気の消えた目で周囲を見渡せば、自分に向いている視線に気づく。
もちろんそれがポジティブな意味のあるものだとは思っていないが、彼女自身は割りとポジティブだ。

「そこの見物人さん達にかわいい子は……」

寝覚めの目の保養を探し、前髪の下で瞳をきょろきょろと動かす。
動作の怠惰ぶりとは裏腹に、眼球の動作は敏捷だ。

ご案内:「市街地(過激描写注意)」にシチューさんが現れました。
シチュー > お金持ちでも、お金持ちでもなくもないような。
石壁は綺麗でも、煙突が綺麗でも、掃除が進んでいないような。そんな区画を急ぎ足で歩くミレー族のメイドは、屋敷への帰路の途中だった。

「お使いすっかり遅くなっちゃったよー。早くお屋敷戻らなきゃ……!」

このあたりは何度もお使いで通った場所。屋敷へ続く道のうち、最も時間を短縮できてお気に入りの通りを吐く息も白く弾ませて歩いていれば。何やら人のざわめきと、何よりも奇っ怪な音。木車があまりスムーズに回っていないかすれ音と、ぐちゅ、と生々しい濡れた肉じみた音がする。不審そうに小首かしげるも、角を曲がった先で。ばったり。まったく何の心の準備もないまま、板のみこしの上で身体を起こし、胸元からのべた触手を石畳に這わせた彼女の、前髪の奥、きょろきょろと動く視線とぱっちりかっちりと目があった。

「……はっ、……は……、……、……」

どう挨拶したものか、むしろどう息を継いだらいいのか。
ハンサムな表情に細身の身体、ゆったりとした着物と触手。そんな要素の絵の具をかきまぜたような怪しい美女の前で驚いて立ちすくみ。凝り固まって目を丸め。中途半端に開いた口からひゅうひゅう息を鳴らす。

レイン・レジネス > ――さて、唐突であるが。
人が悪事を働かないのは何故かと問うと、いくつかの要因があるように思う。
たとえば良心、たとえば社会的なリスク、たとえば単純に自分の危険。
こういう要素が、悪事によって得られるメリットより大きい場合、下手なことはしないものだろうが。

しかし目の前にいるのは、どうみてもミレー族である。

「……社会的なリスク、解決」

見る限り子供だ。しかも首輪着き。
どこかの奴隷だろうか。最悪の場合があっても、少々の金銭で方は付く筈だ。

「……自己リスク、解決」

そして良心と、彼女に特有の怠惰の問題だが。
元より善人ではない。ミレー族への非道を誹る口は持たない。
そしてそしてたった今は、摂取したばかりの新鮮な植物により珍しく活動的になっている。

つまり、ブレーキになるものは何もない。

「お嬢ちゃん、どうしたの?」

と問いかけながら、腰を軽く曲げ、ミレーの少女の顔を覗き込む。

「具合でも悪い? ちょっと瞳孔見るよ?」

無闇にきりっとした表情を作り、さも相手の体調を憂うような顔をしながら。
腹の底では〝確か近くに人通りの少ない路地があったなー〟などと考えているのである。

シチュー > マグメール内での人格ピラミッドの下のほうに位置するミレー族はその証たる耳やら尻尾やらを所持している。耳の先の毛は細く長く、そしてほんのりとだけ降る雪のひとひらが尻尾に触れると体温に解ける。人間の子供がなりきりセットで遊んでいるわけではない故に、そしてミレー族が奴隷として扱われている故に、彼女のほうには、メイドへ悪事を企むのはもちろん、働いても何らデメリットは無いのだった。

魔導機が内部でプログラムされた魔法言語のハイとイイエをチャート式で解決するような彼女の心算をよそに、見てはいけない人を見てしまったという思いと、その黒髪の奥の見ているだけでぞわりと背中のねじが震えるよな瞳から発せられる魅力の引力とのせめぎ合いに耳をふたつ大きく左右に垂らして、尻尾がぴんと頭頂部あたりで硬直している。

「ご、……こ、こんばん、……ごめんなさい、
おねえさん……、あっ、ああの……、僕……胸から触手が生えてる女の人を見るの初めてで……。……あ、あ、はい……っ」

細い腰が優雅に前屈したかと思えば、間近に見える彼女の瞳。
ただ街角で遭遇して、体調の悪い自分を心配してくれる優しい、それでいてどこか凛としたおねえさん。まるでそう錯覚させる声音と態度にようやく唇の色が戻れば、姿を見て驚いた事を謝ろうか、それとも夜に出会った挨拶をしようか、いや、やっぱり驚いた事のほうが非礼だろうと迷いつつ言葉を出してぺこりと謝り。言い訳じみた事を告げると、睫毛を緊張させたまま、その場に大人しくしている。瞳孔は驚きの色を示しているが、相手の美貌への興味をも示しているようで。同時に、戦士のような闘争心は伺えず、従順そうな様子。

レイン・レジネス > 「……そりゃあまぁ、普通に生きてたら見ないだろうね」

おそらく、奇妙なことが多いこの国の住人だとしても、胸から触手を生やしてそれで移動する女なぞ見た者の方が少なかろう。道理であると彼女自身内心で思い、こくこくと頷く。
が、両の足で一度立ってしまえばそれも不要であるからか。あるいは指摘され、異形ぶりを改めて実感したからか。何にせよ彼女の触手は、体内へずるりと吸収されて行く。
そうしながらも彼女は思う。僕っ子だ。無垢に見える。至極ラッキー。

「んー……まだ混乱してるね、君。少し落ち着きなさい。
 ミレーの子がそんな状態だと、悪い人に狙われるよ」

主に私のような――という補足は声に出さない。

それから彼女は、右手の人差し指を少女へ向ける。
と、その指先からしゅるりと、石畳を這うのに使っていたよりは随分と細く滑らかな触手が一本伸びる。
先端は緩やかにふくらみ、小さな穴が開いている。その穴からは透明の液体がじんわりと滲み出しており――

「飲む? ちょっと落ち着けるお薬。……ここは人が多い、離れた方がいい」

などといいながら、それを少女の口元に近づける。
実際のところ、そんな都合の良い薬品ではない。主成分は酒、そこに一種の麻薬のようなものを混ぜたもの。
理性を幾分か鈍らせたり気を大きくさせたり、つまりは〝一夜の過ち〟を引き起こし易くする為の代物。
初対面の相手に一服盛ろうとするあたり、この女、悪事を働くのに躊躇いが無い。

シチュー > 「あっ、ぁ、……その、おねえさんが悪い人だって事じゃないけど、じゃないけど……」

髪とは別に豊かに伸びる触手を驚くが、それを指摘する事で彼女の気を損ねるような気持ちになった。自分の耳や尻尾の形が少し違うだけなのに、と急に気がさして慌てるものの、するりと第三の第四の、と続く彼女の腕触手が吸収されていくとどこか安堵を覚える顔つきになる。
なるものの、頭はまだ混乱して、焼き付いた光景の消化にたいして回転もよくない脳裏がぷすぷすと煙を浮かべているみたいだ。

「はぁ……。うん……、ありがと、おねえさん……。
ちょっと、びっくりして……」

獣耳の自分にも、耳さわりの良い声で落ち着かせてくれる。相手が意図的にか、隠した補足を知らないままに。もういちど彼女のほうを見る。日焼けのない白雪の肌、繊細そうな手足。ゆったりとした襟元からは色香が漂う気がして。そんな女の人の姿となると強張った肩が緩んで。先の驚きように照れた風に頬に赤みが浮かんだ。

「わー!すごいや、おねえさん……。指からお薬、出せるんだ?
うん、いただきます。……んふふー。なんだかおいしいよー。
……ん……ふぅ……。
えっと……、僕なんだか頭がぼうってなってきた……。うん……そうだね、おねえさん……。」

相手の指先、細いなめらかな触手は、かたつむりの頭みたいで。
先のインパクトとは違う触手に今度は小さな歓声をあげた。
落ち着ける薬、という台詞を疑いなく信用すれば透明な液体を尖らせた唇につつみ。ちゅぅちゅぅとそれを吸い上げていく。アルコールに慣れない身体がすぐに火照って、ふにゃりと表情と頬がゆるみ。もう少し欲しい、とばかりに鼻先を指に寄せて。
やがて口を離せば熱っぽい呼気を吐く。目尻を下げた表情で不安げに相手を見るも、視線は酔ったようにやや泳いで。一服盛られるまま、こくん。ここから離れようと誘う彼女に頷いた。頷いた勢い、足元が軽くふらつき。

レイン・レジネス > 無垢とは罪深いものであるなぁと、淫毒を盛りながら思う女。
自分の情欲が故の悪行は全て、眼前の少女の責へと転化されている。
だってしかたがないじゃないかわいいんだもの。きっとこの女はそんな風に弁明するだろう。
子猫がミルクを飲むように、自らの意思で指へ吸い付き液体を啜る少女を前に、女は表情を変えぬよう務める。幸いにして普段から働かせていない表情筋は、内心とは裏腹に、きりりと固まったところから大きく形を変えなかった。

「それじゃあ……おいで」

十分に薬液は浸透しただろうと見た彼女は、少女のか細い両肩に手をやる。
女自身も痩躯だが、それ以上に未成熟な体をそっと傾け、先ほどまで自分が横たわっていた板車に乗せようとするだろう。
そして彼女には珍しく、自分の手足でその車を引いて、眼をつけていた路地の方へと向かう。
その歩みは性急で、見咎める者の出る前に少女を浚ってしまおうという企てのようだ。

「……ちょっとこれから、お嬢ちゃんの服とか脱がせたりするけどいいよね?
 具合が悪いんだから、ちゃんと治療しないと……」

医術など学んだことは無いが、医者のような口ぶり。
やがてたどり着くのは、入り組んだ路地裏の奥、風も人の目も通らない物影。
彼女はそこへ来て、再び少女へ顔を――いや体を寄せるように近づき囁く。

「ねえ、君……気持ちいいこと、好き?」

直裁な問い。欲望はもう隠していない。しかし生まれ持った顔立ちだけが、彼女を下種に落とさぬ唯一の伝手であった。

シチュー > 彼女の指を吸い付く顔は、小さな子供が甘い果実をすする時そのものの表情で。
ふと相手が全く変わらないままの顔つきをしている事に気づけば、表情筋を固めている彼女へと「ありがと」と「おいしいよ」と混ざった笑顔すら、浮かぶ。その笑顔も赤くなっていく。薬の成分とその麻薬的な薬効が身体をめぐって、視界が気持ちよく揺れてくる。

「ふぁ……うん……、おねえさん……」

細い彼女の手が自分の肩に触れると、布地ごしになんだか気分がよくて。
ほのかな感触が伝う双肩がかすかにぴくついた。再び夢見心地の頷きを返せば、板車の上に収まり。横座りで運ばれていく。彼女の細い肩を見つめて、板の上で揺られると
自分がどうしてこの道を通ったのかあやふやになっていく。
路地裏の深部へ近づき、遠ざかる人の気配や濃くなる夜の気配が逆に心地よかった。

「ふぅ……ふぅ……。うん……、おねえさん、どうもありがとう……。
服……脱がせていいから……、僕を治療……して……」

毅然とした口調は、妖艶で浮世離れした相手の雰囲気に説得力を上乗せして。
相手が優れた、頼れる医者のように感じる。先よりややうつろな目と、うっすら汗ばんできた頬。身を包むメイド服のエプロンやワンピースはチャックや結び目を解けばすぐに弛む構造だとばかりに、そっと自分の身につける布地に指をあてて。熱っぽく言葉を浮かせる。

「うん……すきだよ……。おねえさん……。
はぁ……はぁ……、身体、からだ、熱いよう……。
おねえさん……、おねえさん……。
おねえさんと気持ちいいこと……したいよ……」

徐々に息が上がって、浅い乳房が切なげに上下するまま、呼気を震わせていく。潤む目つきが相手の整った顔立ちを見上げる。

レイン・レジネス > 怠惰な性の女であるが、こと快楽に関しては別だ。獲物を絡めとり嬲る為の労力を惜しまない。
その為に用意した数十の媚毒の一つに犯されて、幼い少女の雌が花開くのを見るのは何と心地良いものか。

「……熱があるね、きっと病気だ。楽にして、体を私に預けて……」

少女の衣服を一つずつ、丁寧に剥ぎ取って行く。慎重に、じらすように、少しずつ。
やがて曝け出される幼げな裸体と、薬毒に濡れた瞳を前にすればもう止められない。
着物を自分の体へ巻きつける帯を解き、下着を身に着けない身体を露にして、少女を布地で包むように抱きしめた。
両腕で閉じ込めた少女の身体――その柔肌をなでさする無数の感触。
女の素肌から這い出した幾本もの触手が、少女の腕や大腿、胸や腹にゆるく巻きついて、先ほど飲ませた液体と同様のものを染み出させながらぬるぬると身体を擦り立てる。
人の手によるものとは赴きが違うが、異形の愛撫は少女の性感帯を幾つも同時に目覚めさせようという貪欲なもの。

「気持ちいいことって、どんなこと……?」

きゅうっ……と、なだらかな乳房の先端に絡みつく微細な触手。
それはまるで、細い何本もの舌に取り囲まれ、八方から舐られるような奇妙な快感を生む。
吸い上げるように、締め付けるように、たとえ未成熟な身体だとしてもそれだけで喘ぎ鳴けるように。女は執拗なまでにそこを責め嬲りながら言うだろう。

「お嬢ちゃんは――いや、いつまでもお嬢ちゃん呼びって変か……。
 君、名前は? 気持ちいいこと好きな君は、だぁれ……?」

額が触れるほどに近づけば、前髪のカーテンも意味を成さない。
普段は眠たげに細められている黒い瞳が、今は夜天の月の如く爛々と見開かれている。

シチュー > 彼女の媚毒に犯されていく。薬だけではなく、彼女そのものへと溺れていく雌となったミレー族は、尻尾の先をくりくりと曲げて獣耳を時折、ふぁさっと大きく揺らした。
そして肌を赤く染めていく。小さな白い歯が開いた唇の隙間から。

「はぁ……ふぅ、……んぅ……。風邪……ひいちゃったかな……。
うん……、おねえさん……。
――あっ……わっ……!おねえさんの身体……きれい……!
ぁ……ぁ……。おねえさんのいいにおい……」

熱がある、と言われると薬の効き目がそうさせるのだろうか。それとも甘い囁きにも似た声がそうさせるのか。手足が重くて、ひどく頬が赤く張る気がする。寒さから身を守ってくれていたはずの衣服が暑苦しくて、一度にはぎとってほしいのに。身体を撫でるように衣服が解かれていくと切なそうに甘く鼻を鳴らして背を軽く左右によじった。
相手の眼下で桜色に染まった裸身が露わに。甘く膨らみかけた乳房、先端は薄桃色。同じ色のぷくんと幼気に膨らむ割れ肉、爪先ほど小さな肉芽。
帯か解かれて白いほっそりとした相手の裸を目にすると声を上擦らせ、腕に収まるままに小鼻を揺らしてその黒髪の匂いに憩う。

「あ……!ぁ……っ、ぁあああ……、っ……!
はぁぁ……、はああぁぁ……っ、おねえ……さんっ……、
お手ていっぱい……、おねえさんと一緒にくっついて……、はっ、はっ、……気持ちいいの……」

全身を甘くこすりたてる触手。なまめかしくあたたかな感触が、自分と相手の距離を密着させてくる。身体中を先の液まみれにぬめらせながら、優しい触手の濡れた感触に覆われて、唇を震わせた。こぼれだすのは、なんとも甘い鳴き声。うずうず、その心地よさに身じろぎをして愉悦に顔を輝かせる。知らず、自分からも彼女や触手へと身体をすりよせていき。

「にゃ……ぁっ!僕のむねの……さき……、っ、さきがっ、はっ、はあああああぁ……っ!
おねえさんに……おねえさんといっぱいのお手てに……、僕のお口も……むねも……おまたも……、からだじゅう……、いっぱい犯してもらうこと……っ!
ぁ……っ、ふぁあっ……っ!」

身体中の自分も知らない性感帯が目覚めを覚えるところで、弱い先端を微細な触手が囲んで舐められると大きく背中が弾み、ふしだらな声がふるえた。つぅうんっ!苦しげに、けれど気持ちよさそうに尖った先端をみだらに揺らしながら、相手の問いに答えながら甘くお強請りをし。股座には、染み出す液体とは別に温かなミレー族の雌汁の熱が触手や相手の身に触れる。

「おねえさん……きもちいい……。僕は……はぁぁ……、
シチューだよ……。きれいなおねえさんは……だれなの……?」

夜天の月に魅了されてしまったミレー族のメイド奴隷は、とろけるように自分の名前を告げて。快楽に上ずる声のまま、じっと前髪のカーテンの奥を濡れた目で見詰める。