2017/10/29 のログ
ご案内:「貧民地区 裏路地(過激描写注意)」にクロエさんが現れました。
ご案内:「貧民地区 裏路地(過激描写注意)」にアルテミアさんが現れました。
ご案内:「貧民地区 裏路地(過激描写注意)」からアルテミアさんが去りました。
■クロエ > 王都の貧民地区。静まり返った暗い路地を、一つの影が歩み進む。
その速度は緩慢で、時折よろめき、ふらついて、おぼつかないものだ。
影の主たる少女は、朱の差した頬に潤んだ瞳、そして洗い呼吸を隠せずにいる。
「く、ふぁ……は、ぅっ……ボク、どうしてっ……」
ここ数日、体の奥底を炙る様な熱が、絶えず少女を焦らしている。
夜は幾度もの自慰を行いながら全く満足できず、寝不足のまま昼間を迎えて。
熱っぽさと倦怠感は風邪に似た様な症状だが、ずくずくと疼く子宮が、絶えず蜜に濡れた太腿が、その真相を告げていた。
「……今日、も、見張り、終わらせな、きゃっ……」
理性を保っていることすら、辛い。
そんな状況で、少女は先へ、先へと進む。
求める物は町の平穏――と、今の少女は胸を張って言えない。
先日埋め込まれた暗示――肉便器として堕ちる事を是とする呪いが、心に絡みついて棘を刺すのだ。
焦れる心、火照る体、崩れ行くある理性。凌辱者が訪れた時、少女は剣を取れるのだろうか。
■クロエ > 今一度、路地を曲がる。
その先は袋小路。道は後ろにしかなく、暗がりが広がるばかり。
一瞥して異常なしを確認すると、振り向かんとして崩れ落ちる。
両手で腹部を抑えると、多量の汗を滴らせながら、強すぎる疼きに歯を食いしばった。
「くひっ、ぃ、ぁ、ぁあっ、うる、さ、いぃっ……ボク、はっ、ボクはぁっ……」
脳裏に響くのは、複数の男女を模したかのような声。
『便器として雄に媚びろ』『雌なら雌らしく肉穴を差し出せ』『肉便器としてのお前以外に価値はない』
そんな、悪夢のフラッシュバックの様な幻聴を振り払うように、少女は声を絞り出す。
しかし、疼きは強くなる一方で、少女の股下には汗と蜜で小さな水溜りが出来、周囲には濃密な雌の匂いが散っていく。
ご案内:「貧民地区 裏路地(過激描写注意)」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > なんとも不快な臭いのする貧民地区の一画。
一人の少女が、音も無く歩く。すれ違う人に一瞥もくれず。ただただ奥へ奥へ。
「……ふ、ん。深酒しすぎたわね」
ある程度人気のないところで、少女はそう呟き、壁に寄りかかる。
なれた手つきで懐から細巻きを取り出し、一服。
そのままどこか遠い目をして空を見る。
「……?」
瞬間。少女の耳が何かを捉えた、気がした。
人の声。しかも、苦しそう。あるいは聞き違いかもしれないけれど。
路地裏で変死体発見、なんて貧民地区じゃあ珍しくないんだけど。
実際そうなってしまうかもしれない誰か、を見捨てるのは、気分が悪かった。
「……こっちかしら」
少女は舌打ちしながら、音のする方へと走る。
音もなく、闇の中を疾駆する。
■クロエ > 立ち上がろうとしても、もはや膝に力が入らない。
焼ける様に熱く、少女の中で熟れる子宮。理性を削る程にむず痒く疼く腸壁。
胸も魔力を乳液に変換しながら薄いなりに張って、陰核も固く勃ってしまって。
「……まけ、な、ぃ……ぼ、くはぁ……」
譫言の様に繰り返しながら、しかし徐々に追いつめられる。
聞こえてくる声に、頭の中を直接犯されているような不快感。
徐々に思考を埋め尽くされていく錯覚がして、凌辱を、強姦を望む気持ちが強くなって。
これ以上堪えていれば、その内発狂してしまいそうな程の情欲に、少女は身も心も飲まれつつある。
周囲に満ちる匂いも、徐々に半淫魔の魔力を帯びて、周囲の雄を誘引するものへと変わる。
嗜虐欲を促し、暴力性と征服欲を強めるような、そんな麻薬めいた空気が、路地裏に蟠った。
■セイン=ディバン > 身体強化の呪文にプラスして、重力軽減の呪文で体重を軽くする。
そのまま一気に、路地裏の中を跳躍、跳躍。
ほどなくして、路地裏に充満する何かの気配を感じる少女。
「……え、何これ。淫魔でもいるの?」
それは少女も何度か感じたことのあるような気配。
淫魔、それに類する種族が醸し出すフェロモンのようなもの。
この気配が何かの元凶か、と思い。更に速度を出せば。
「……っとと!! いた!
ねぇ、そこのアナタ!! 大丈夫!?」
視界に飛び込んできた人の姿。遠さと暗さで良く判らないけど。
若い騎士、あるいは軽戦士に見える。なにやら体調は良くなさそうだ。
少女はとりあえず、その人影に近づき……。
「って、しまっ……!!」
瞬間、脳がくらり、と揺れた。空間に満ちる魔力。まさしく淫魔のそれに近いそれが。
少女の身体を蝕む、発情の呪いと反応し、相乗効果をもたらしていく。
すぐさま、少女の身体も火照り始め。思考に靄がかかる。
ふらふら。ゆらゆら。まるで誘われるがまま、相手の側へと。
■クロエ > 既に自身の魔力をコントロールすることが出来ず、周囲には淫魔の結界にも似た空間が作り出されている。
後天的に植え付けられた因子による半淫魔化故、その強度は本来であれば本職の比ではない程に弱い。
しかし、少女自身の鋼の精神が抑圧を是とすることで、強烈な発情すら抑え込み、心の奥底に封じてしまう。
それが爆ぜる瞬間だけは、上位の淫魔でも作り出せない様な淫獄を作り出してしまう――それこそ、今の様に。
それを本能で自覚している少女は、かけられる声に一瞬だけ顔色を青くしながら。
「き、ちゃ、だめ……大丈夫、だか、らっ――」
気配がより近づく。もはや手遅れだと悟る。先の声は女の子だった。かわいい子だろうか。
このままだと犯してしまう。あるいは犯されてしまう。気持ちいいだろうか。壊れるほどに。
思考が徐々に、性欲を肯定する向きに流れていく。それは、少女の精神が刻まれた暗示と洗脳に屈した証拠。
こちらにやってくる速度が変わり、どこか誘われるような風情に変わると、捕えてしまったことを理解して。
明確な対象を見つけたからか、周囲に拡散していた淫魔の魔力は、全てやってきた彼女へと注がれていく。
強烈な性衝動を植え付け、強制的な発情状態へと導き、嗜虐の欲求と悦楽を求める様に囁きを注ぐ。
その全てが、中心にして元凶たる少女を犯し、嬲り、堕とす為に、凝縮されて、路地を埋め尽くす。
■セイン=ディバン > こうしてこの場にて出会ったのは、どういう類の不幸か。
あるいは、少女以外の人間であったなら。この淫気に中てられる前に、離れたりすることもできたのだろうが。
「くっ……はぁ……!!」
もはや完全に捕らえられた少女。周囲の気配が、空間から自身へと移っていくのが判る。
頭の中は溶岩のようにグラグラと煮立ち。目の前の相手を犯す。もしくは、犯されることしか考えられない。
ゆっくりだった足取りは、次第に速くなり。いよいよ、触れ合えるほどの距離へと。
「はっ……ぁぁ……。
大丈夫、って感じじゃあ。ないわよ……?
あぁ、あなた……凛々しい格好だけど、可愛らしい女の子……。
たまらない……!!」
獲物を見つけた吸血鬼は、こんな風に振舞うのだろうか。
そんな芝居がかった言葉と動作で、少女は相手へと覆いかぶさろうとしていく。
直前で、少女はもどかしげに着衣を脱ぐ。路地裏だなんてことは気にしない。
下着を身に着けない裸身が現れれば、相手の目には映ることだろう。
ささやかではあるが膨らんだ乳房の先端は硬く尖り。女性器からは蜜が溢れ出ている。そして……。
凶悪なサイズの、グロテスクな男性器が。醜悪に勃起している。
そう、目の前に現れた人物が、フタナリであり。まさに今犯そうと。襲い掛かろうとしているという事実が。