2017/06/10 のログ
ご案内:「貧民地区 街路 (過激描写注意)」からクロエさんが去りました。
ご案内:「貧民地区 街路 (過激描写注意)」にシスティーナさんが現れました。
ご案内:「貧民地区 街路 (過激描写注意)」からシスティーナさんが去りました。
ご案内:「貧民地区 街路 (過激描写注意)」からアルテミアさんが去りました。
ご案内:「路上(過激描写注意)」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 山をどうにか越えていると、善意によって荷運びの馬車に乗せて貰える運びとなり。
ゾス村まで何気無い話をしながら辿り着くのも、そんなに掛からないだろうと、乗った時には思っていたが。
整備された路上、背後から見えたのは武装した集団。魔族との闘いの前線が存在している砦の方から来た兵士達か、
または村に攻め入ろうとしている魔族なのか。御者は申し訳なさそうに吐き捨てた。
――用心の為に逃げておきたいから、此処で降りてくれ、と。

「…………」

運び賃も何も身を隠せない建物も有りはしない路上で、彼女は飛ばした馬車の後方を見送り、一人取り残されている。
女性だからよほどの相手でなければ殺されはしないから、と。その代わりに何をされるのかは知っている。
願わくば兵士でありますようにと願い、背の高い叢に身を隠して集団が通り過ぎるのを待ち構え、
もしも見付かって、それも魔族であったならばと、何処かで期待も抱いていた。