2017/06/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区(過激描写注意)」にタマモさんが現れました。
タマモ > 王都マグメール、貧民地区にある裏路地。
人目に付き難い物影から、男の呻き声が聞こえる。
行き止まりとなった壁に声の主は背を預けるように、ぐったりと座り込んでいた。
一糸纏わぬ姿、地面は白く濁り、むせ返るような臭い。
何が起こったのか、見る者が見れば想像し難くないだろう。

「やはり、お主程度では気が晴れるに到らぬか…
まぁ、運が悪かったと思うて諦めるも肝心じゃ」

ゆらりゆらりと幾本もの尻尾を揺らし、そんな男を見遣る少女が吐き捨てるように言葉を紡ぐ。
実際に、運は悪かったのだと、そう思う。
今、少女は非常に不機嫌だったのだから。

先日、久々に会った初めの式に力試しをさせられた。
ここに来て、あの頃よりも経験を積み、力も付けた…そう思っていた。
それなのに、その思いはあっさりと打ち砕かれたのだ。
全力を出し切ったはずなのに、涼しい顔をして返り討ちにする姿。
あの頃と変わらない…理解はしていたのだが、納得が出来ない。

そんな状態のまま、気晴らしの散歩。
普段ならばチンピラ如き、見逃しはするのだが…今日はしなかった。
追い詰め、嬲り、そして今に到る。
募る苛立ちが抑えられぬまま、くるりと踵を返し、その場を後にして散歩を再開する。

タマモ > 人通りが少ない、裏路地を散歩の道に選んでいるのは、ぎりぎり繋ぎ止める理性が抑えているからだろう。
現に、今の少女の瞳は普段のものと違い、真紅に染まっている。
理性が人のものより、妖のものに傾き切っている事で起こる現象だ。
まぁ…それを見て気付く相手は、そう居ないかもしれないが。

そんな道を無意識に選んでいるのだから、先程のように出会う相手はほぼ限定される。
こんな路地を通ってしまった哀れな犠牲者。
または、それを食い者にする捕食者。
後者が被害にあったのが、今起こった事の唯一の救いかもしれない。

タマモ > ちなみに、普段は何か下らない事をしていれば、掛かってくる式達の声は沈黙を保っている。
それもその筈だ、そのどちらの式も、自分と同じく叩き伏せられているのだから。
主である少女の苛立ちは、何と無く理解しているのだろう。
それに、意識を他に向ける程の余裕が無いのもあった。
負ったダメージを回復する為に、各々体を休めている。

「いつか、必ずぎゃふんと言わせてやるのじゃ…」

むすっとした表情で呟きながら、げしっ、と壁を蹴る。
…そして、足を抑えて蹲る。
うん、考え無しに爪先で蹴って突き指した。
こうして、ますます苛立ちを募らせていく少女であった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区(過激描写注意)」にガリアさんが現れました。
ガリア > (――裏路地、治安の悪さからすれば、其処を通る者なんて大体一定層。
けれど、だからこそ、敢えて通る事に意味が在る場合も在る。 治安部隊なら特に、だ。
何時もと変わらぬ巡回、無論、荒事に巻き込まれる事も無い訳ではない。
けれど、ふと覗きこんだ路地の先、少々見慣れない光景が広がっているのを見ては
流石に怪訝な表情浮かべて、腰に手を当てた。)

――――……あー…、……生きてっかコレ。

(軽く見下ろす男の姿、見た目、負傷、と言う体でもないが故に
もしも息が在る様なら、取り合えず大丈夫だと放って置くだろう。
逆に息が無いのならば、如何しようもないなと矢張り放って置くだろう
今しがた自分が通ってきた道では誰にも会わなかった
ならば、この原因はこの先だろうかと、歩みを進めては

――消しもしない足音と気配が、背後から接近してくるのが、相手には知れるだろうか)

タマモ > 理性が薄れようと、その歯止めは利いているらしい。
男は精を出し尽くされているだけで、命は何とか取り留めている、そんな感じか。
放置しておいても、後から来た何者かが余計な事をしない限り、命を落とす事は無いだろう。
…まぁ、良くも悪くも放置される運命は変わらないらしいが。

気を取り直し、歩みを進めよう…そう思い、先に伸びる足がぴたりと止まる。
何かを感じ取っているか、ぴこぴこと耳が揺れる。
今、背後には先程の男しか居なかったはずだ。
それ以外の何者か…そんな感覚を、敏感に感じ取っていた。

「ほほぅ…?」

ただ、その気配は男を通り過ぎた。
その存在に気付かなかったのか、気付いたが放置したのか。
そこまでは、さすがに分からない。
どちらにせよ、男とは別の何者かが近付いている。
くすりと笑うと、再び踵を返し、来た道へと向き直った。

その瞳が、うっすらと鈍い輝きを放ち始める。

ガリア > (個人的な第一予想としては、余程手練の娼婦に骨抜きにされたか
或いは、潜んでいるサキュバスの類に運悪く引っ掛かったか、だ。
前者なら自業自得だが、後者であった場合は事と次第によって忠告が必要だ
別に殺している訳ではないから、其処まで強く言及する心算は無いにしても
此処が王都である以上、困った行動は控えて貰わなければ為らない

ひとつ、少々気に為る所が在るとすれば――現場に僅かに残った、人のモノとは少し異なる、臭い、か。
何れにしても、此の儘進み、彼の元凶が見付かるのなら理由は判る筈だ
路地を曲がり、ほぼ一本道を、ただ真っ直ぐに進めば。
程なくして、目の前へと待ち構えている影に出くわすんだろう
少々――最初の予測とは、外れていたけれど。)

―――……アー、成る程、そりゃ良くネェ臭いもする訳だ。
……さっき、向こうでぶっ倒れてた男をヤったの、御前か?

(相対して、一度歩みを止めた。 ――揺れる九本の尻尾。
本能的に「碌なもんじゃない」とか浮かんだのが、思わず口に出掛かるのを押し留め
まずは、念のため、確認とばかりに一度声を掛けるだろう。
万が一勘違い、と言う事でも困る訳だ。 ……生憎ながら、直感部分でなら確信が在ったが)。

タマモ > 相手の思い浮かべる予想、普通なら確かにそんなものだ。
している行為は、それに近いものなのだから。
そして、鼻の良く利く者ならば、それより深い考えに到るだろう。
もっとも…どうあれ、だから何かと言う訳でもない。
相手が予想を当てようが、外そうが、自分には何の関係も無い事なのだ。

間を置き、やっと曲がり角から見える位置に相手が姿を現わす。
見た目は…王城で見た事のあるようなもの、それが何なのかまでは分かっていない。
まぁ、とりあえず、身形がしっかりとしている程度の認識だ。
騎士である、なんて考えてもいない。

「………おや、分かっていて放置したのか?
あの男子も可哀想なものじゃ…あんな状態で、そのままにされるとはのぅ?」

くすくすと笑いながら答える、自分がその元凶だと言うのに、まるで他人事であるかのようで。
相手を見詰める少女の瞳が、すぅっと細められる。

「ふふ…それを理解した上で、わざわざ出向いてきたのか?お主は?
もしかしたら、同じ目に合うやもしれぬと言うのに…
いや、己はそうはならぬと言う慢心あるからこそ、やってきたのじゃろうな?」

ゆらり、と尻尾は揺れ続ける。まるで、油断無く身構えているかのよう。
するりと手を袖に、そこから扇子を取り出せば、ぱさりと広げる。

ガリア > (――酒場で飲んだくれて、一晩樽に凭れて寝転がっている様な奴なんて一杯居る
コレが真冬だったなら流石にアレだが、この時期で放って置いても死にはしない
其れよりも寧ろ、目の前に居るこの九尾の娘の方が余程放置出来ない存在だ

――何だか、どっかで見た様な覚えが在るのだが。)

……半分の半分位は自業自得っぽいから別に良いさ、死にゃしねぇ。
其れよりも御前こそ、ンな不機嫌な気配ばら撒きながらうろついて
あんなのまた増やされッと、その方が困るンだけどなァ?

(やれやれ、と頭の後ろをわさわさと掻いては、一応の事前忠告、か
アンマリ無茶をするんじゃない、と言い含める程度の意思しか今は持たない
持たないが…それで、済みそうに無い様な予感も、肌で感じられる
相手が取り出したモノに、一寸片眉跳ね上げて見せながら
響く其の言葉に、肩を竦めては、ゆっくりと一歩を踏み出して。)

……慢心か如何かなんざ、そんなのは知らねェなァ。
兎も角、これ以上厄介事増やすんなら、コッチも止めなきゃ為らなくなる
穏便に済ますっつー選択肢は、ソッチ的にはどーよ。

(――其の儘、ゆっくりと歩み、距離を縮めて行く。
決して、無警戒では無い一歩と共に、目の前に浮かぶ紅の瞳を
真っ直ぐに見やったまま)。

タマモ > 自業自得、半分どころか、絡んできた時点で半分以上とも言えるのだが…それは相手は知らぬ事。
ふむふむと頷きながら、手にした扇子を軽く扇ぐ。

「おやおや、確かに命まで取るつもりはないがのぅ…
別に自業自得なんじゃろう?また放置をすれば良いだけじゃろうに。
…それだけの話、無理に妾を止める事もなかろう?」

まぁ、実際には今まだ犠牲者が一人だから、そう言えるだけだ。
実際に放置をしてしまえば、この路地で出会う一般人さえも巻き込まれる…それは、きっと相手の予想通り。
忠告だか警告だか知らないが、相手の言葉に崩れぬ笑みを浮かべるだけで。

「さて…あの男子よりも、もっと楽しめそうな相手が見付かれば、それで気が晴れて止まるじゃろう。
それで万事解決じゃ………ふふ…お主が、そんな相手となってくれるのかのぅ?」

普段ならば、きっとどんな相手でも油断なりを見せるのは、少女の方だ。
しかし、今の少女にはそれが無い。
あっさりと叩きのめされた、そんな納得のいかない思いが、それを少女から消し去っている。
…がりがりと削られていく力、そんなものを考えもせずに、力を働かせ続ける。
さて、相手はどう動くか…思考の中に浮かぶ、複数の先の光景。
それを確かめながら、ふっとその身が同じく前に動く。
気が付けば、思うよりも間近な距離に、相手を見上げる少女の姿があるだろう。

ガリア > 「アレ」はな。 でも、偶々だろ? そこ等の悪人懲らしめてやったって雰囲気じゃねェからな、御前。
見付かった奴全員、ノして通るって顔してるぜ。

(――最初にあの男が被害にあったのなんて、どうせ偶々なのだろう
実際、自分に向けられる視線は、柔和に見えるとは言え、決して友好的では無い
目にしたもの全てを、ただ、問答無用に叩き潰す様な機嫌の悪さばかりが見て取れるなら
互いに、手を伸ばせば互いに届くだろう程に近づいた、其の距離で
相手の顔を、じっと見下ろし。)

虫の居所が悪いから、気分転換に付き合えってか?
それで気が済むんなら、ま、考えてやら無くもねェけど、よ。

(――喋ってすむなら、其れが一番だ。 態々荒事になるのなんて面倒この上ない。
ただ…そう、其れとは別に。 何と無く、気が立っている時の対処法、と言うのも判らないでは無い
要するに…多少、暴れるという事だ。

ふと、右腕が相手の眼前に舞い上がるだろう。
そうして、先制攻撃みたいに放たれるのだ――容赦ない、狙い済ましたデコピンが)。

タマモ > 「はてさて、どうじゃろうな?」

短い言葉を返し、軽く肩を竦める。
単に、図星をつかれ返す言葉が無いだけなのだが、それは秘密だ。
見上げる相手は、逆にこちらを見下ろす形。
爛々と輝く瞳が相手の瞳を見据えている。

「そう、それがどんな事であれ…妾を楽しませるのであれば、それで良い。
考える必要なんぞ、無いじゃろう?
お主に与えられた選択は、一つしかないのじゃ。
さぁ、妾を楽しませ………ふぎゃっ!?」

いくつもの散らばっていた光景が、はっきりとした一つの光景となる。
その一つとなった光景に、笑みを浮かべようとするが…それが、不意に引き攣る。
己に見える先の光景、それが、相手が何らか繰り出した攻撃を回避するものではなく…
相手の指に額を弾かれる、己の姿だったからだ。
少女が絶対の自信を誇る回避能力、実はある条件で働かなくなる。

戦いによる叩き伏せる考えの無い、注意、説教等における一撃には影響しない。
ゆえに、そのデコピンの直撃を受けてしまう。

「な、な…ななな…なぜにっ!?」

そんな条件をすっかり頭から抜けさせてしまっていた少女は、額を手で抑えて蹲る。
うん、痛い、それもかなり。
弾かれた額を赤くしながら、涙目で相手を睨み付けた。
急激に、感じていた怒気が萎んでいくのを感じ取れるかもしれない。

ガリア > (――気配で判る。 或いは…臭いで判る。
何が原因かは判らないが、兎角機嫌が悪いのだろう、其れは確かだ
其の機嫌の悪さが、少なくとも先刻の男では解消されなかったと言うのも確か
果たして、そんな相手の気分転換を自分が勤め上げる事が出来るのかは判らなかった、が

――何か、予想外の事が起こった気がする。
いや、実際当てようとしては居た、当てようとしては居たが
まさかこんな、余りにも無防備にクリーンヒットするとはまったく持って思って居なかった
猫を踏んづけた様な――いや、相手の尻尾から見てこの場合は、狐を踏んづけたような、か
兎も角、そんな悲鳴が響き渡れば、此方も此方で、唯でさえ三白眼の悪い目つきが、ジト眼で相手を見やったろうか。)

……案外可愛いヤツな御前。

(ぼそっと、言うに事欠いて口にした言葉が、其れだった。
其れまで相手の纏っていた怒気が、穴の開いた皮袋みたいに萎んで行く
蹲った相手に睨まれたけれど、先刻までの様な威圧感はもう感じない
故に、ゆっくりとその場に屈み込んでは、片掌延ばして相手の頭上に
ぽむぽむ、とあやす様に乗せてみよう、か。)

……俺は全く悪くネェ。 ……が…アレだ、もしまだ気が立ってるんならァ…。
……何か、飯でも食いに行くか?

(――もう、これ以上此方から如何こうする気は無くなってしまった
デコピン当てた事は全く持って謝る気は無い、無いのだが
なんだか、其れはそれで少々相手が不憫に為ってしまったが故に
何と無く…一言、告げてみるだろうか。 美味い店知ってるぜ、と)。

タマモ > なぜ、また攻撃があっさりと当たるのか?
今、目の前にしている相手も、己の相手していた式と同じ能力の持ち主なのだろうか?
ぐるぐると回る思考の中、額の痛みが引いてこれば…少しは思考が働き始める。

今のは、攻撃…それとは違う、己が防げないものだ、と。

涙目のまま睨み付けていたが、相手からジト目を向けられれば、むぅ…唸りながらも、大人しくなる。
大人しくはなっているも、これはこれで納得がいってないらしい、そんな様子だ。

「………うぐっ…またか、また妾を可愛いなどとっ…!?」

こう、ついには相手が屈み込み、頭まで撫でてくる。
完全な子供扱いに、くわっ!と怒りの形相…怖くはないが。
せめて、綺麗とか美しいとか…さすがに、今の状況ではありえないか…諦めよう。

「いいや、お主も悪いのじゃ!
妾を可愛いなんぞと、もっと言葉を選b………うん?」

相手の言葉に、怒った様子のまま、だむだむと地団太を踏みながら声を荒げるが…最後の言葉に、それがぴたりと止んだ。
そして、考える仕草を取る事、少しの間。
付け加えた相手の一言に、ぴくりと耳が揺れ動いた。

「よし、案内をするのじゃ。もちろん、お主の奢りじゃぞ?
それで、すべてを水に流してやるのじゃ!」

一転、にぱーっと満面の笑顔を浮かべる少女。
切り替わりが早過ぎる、現金だ、なんて言わない。
期待にぱたぱたと尻尾が揺れる程、ここで割り勘と言ったら…また一悶着起きそうだと、予想はし易い。
ほれ、急げ、案内を急げ。
そう言わんばかりに、ぺしぺしと肩を叩く。
相手がそれに同意し、身を起こし移動を始めたなら、その腕に絡み付いて美味しい店とやらに向かうだろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区(過激描写注意)」からタマモさんが去りました。
ガリア > (果たして、相手の中に渦巻く悩みやら煩悶やらは推し量れ無い
ただ、兎も角確かなのは、可愛い、と言う言葉に対しては不満らしいという事
そして、美味い店、と言う一言が相手の琴線に触れたらしい事
先刻までと違って矢鱈機嫌宜しそうな笑みが浮かべば、やれやれ、と微苦笑零し
それから、ゆっくりと立ち上がって、道の奥を示し。)

ハイハイ、判った判った。 俺もまだ食ってねェし、序に奢ってやるさ。
好みは在るかァ? 肉とか魚とか、肉とか。 特に無きゃ何時もの店連れてくけどよ。

(揺れる尻尾、なんて判り易い。
片腕にしがみ付いて来る様子見ては、ゆっくりと連れ立って歩き出し
裏路地から抜けた、大通り目指して案内を始める事だろう
何時も自分が向かう、兎角肉料理の美味い店、或いは他の店でも良い
兎に角、腹が減っては仕事も出来ぬと、狐娘を連れて行けば
少なくとも、その気が済むまでは存分に食べさせてやる事、か
或いは、若しかしたら其の途中で、何で機嫌が悪かったのか
色々と話を聞いてやったりするのかも知れず――)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区(過激描写注意)」からガリアさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール/劇場」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > ――ねっとりとした声色で呼びつけられると同時に、彼女は舞台の上へと歩いて行った。
此処はハイブラゼール、歓楽街の中でも取り分け過激な行為を売りとして繰り広げられている劇場。
首元に巻き付けられた首輪は奴隷の証であり、何より彼女は乳房の先端を彩る金色の装飾具以外は何も身に着けられては居ない。

どろどろとした熱気と精気が薄く漂う中で、奴隷として彼女は此処に訪れ、報酬を元に舞台に上がる事を承認した。
何をされたとしても、十分に財布の中身が潤っているものだとしても、奴隷である以上何が有ってもおかしくない事を強引に決められた上で。

「ッ……はあぁ……あぁ……」

例えば拘束された上で獣や魔物の類に犯されたとしても。名前も知らない男達によって孕まされたとしても。
舞台に上がる報酬自体は決して安いとは言い難いが、後処理まで含めると上がる者は既に狂ったか、後先が無くなっている者が殆ど。
司会者達が何をするのか、それとも寸での所で観客によって買い取られたとて、その先はどうなるか分かりはしない。

だが彼女は既に頬を赤らめ、股座を潤ませて瞳の奥には色を宿し、明らかに興奮していた。