2017/04/09 のログ
ご案内:「薄暗いクラブ」にレナーテさんが現れました。
レナーテ > 見張りとはいえ、ある程度見た目の良いのがほしいというのが、依頼主からの要望だった。
富裕層の住まう地区にわりかし近い場所にあるクラブは、言うであれば、淀みと清流の合間にあるような場所といえる。
後腐れのあるクスリは使わない、性奴として喘がされるのはクラブや、客が抱えている女だけ。
王都にある法には背かず、だからとはいえ、道徳的かと言えばそうではない。
組合長から実務を任されるようになり、舞い込んだ仕事は金額的には魅力的だが……危険も感じた。
追跡ができる魔力の波を放つ小さな魔石を飲み込み、職場の確認ということで、一人実務にあたっていた。
薄暗い室内は魔石で放たれる乱雑な光に照らされ、光と闇の間で、性奴とされた少女達が犯され、弄ばれ、甘い声を響かせる。
そんな宴が見える室内の片隅、出入り口に程近いところでいつもの装備に何時もの魔法銃を携え、警備員として辺りを警戒しなければならないのだが…思っていた以上に激しい内情に、少々後悔していた。

(「……終わったら絶対お断り決定です」)

どこぞの法ギリギリのクラブではないし、従業員には手を出させないと支配人は断言していたが…酔っ払いが勢いで手を出したら意味がない。
そう思うと、少々げんなりとした様子であたりを見渡しては、小さな溜息を零す。
この光景をずっと目にするには毒気が強すぎる。
いたたまれない心地になりつつ、甲高い声にうっすらと頬を赤らめながら、大人しく守りに当たる。

ご案内:「薄暗いクラブ」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「新入りか、見ない顔だな」

声を掛けたのは、体格のいい男だった。
口元を緩めて、値踏みするようにレナーテを上から下まで観察している。
クラブの店員とも親しげに会話を交わし頬が少し上気している姿から、
飲酒した客に見えるだろう。

「今日はお嬢ちゃんに相手してもらおうかな」

男の提案に慌てたように店員が詰め寄るのを、金を渡して押しのける。
香炉を手にレナーテの手を引いて個室に連れ込もうとする。

レナーテ > 「…新入りといいますか、職場の様子見というところです」

声を掛けてきた男の方へと視線を向けると、初老に入りかけた体躯のいい男が居た。
焼けた肌にがっしりとした体つき、おそらく傭兵かなにかか、その手の同業者みたいなものだろうと思いつつも、値踏みするような視線には、嫌がるように眉間に皺を寄せる。
先程、視野の片隅にこの場所にして妙な男がいるなと見ていたのを思い出せば、客なのか同業者なのか、今ひとつ分からなくなる。

「お断りします、私は警備員ですし、娼婦でもここの奴隷でもないです」

有無を言わさぬ様な言葉を掛けられれば、きっぱりと否定を紡ぎつつ、わかり易いほどの嫌悪の表情を見せる。
近寄ってきた店員が金で押しのけられるのを見やった瞬間、片手を掴まれると同時に、反対の手で腹部に掛けていた予備の魔法銃を素早く引き抜き、銃口を彼の胴体へ押し付けようとする。

「だから嫌です、仕事中なので邪魔しないでください」

思った通りだと、苛立ちを覚えつつ再度否定を紡げば、先程の店員の方を睨む。
こちらに持ちかけた話と違う、そう言いたげな視線の後、睨みつける表情は、自分の手を取った男にも向けられる。
無理に引っ張ろうものなら、引き金を引くことも躊躇わないと言わんばかりに。

グスタフ > 「(……関係者以外入れるなと言っておいたのだがな)」

女の反応と、突きつけられた銃口に諸手を上げる。
考えていたのは、色々な問題だ。頻度の多すぎる”宴”。
それに対して満足な場を提供できない店。そこに紛れ込む不要物。
難しい顔で眉根を寄せる。聖都からの見張りとしてきた男は。


「……そいつは悪かったな。だが、その態度は客相手によくないな。」


彼女なりに誠心、仕事をやる姿勢は評価できなくもないが。
手を放して柔らかく銃口を掌で反らす。店員がもってきたハンカチで手をふきながら。

「仕事なら猶更だ。聞いていなかったのか?
 ……おっと、通路は邪魔だ。中に入れ。迷惑だ」

店員と客が行き来する通路で騒ぎにざわめきが起こっていた。
こいつは店も男も嬉しくはなかった。
さっきの誘いとは違う意味で部屋に引っ張り込もうとする。
最悪、彼女がぶっぱなそうものなら、無理やりにでも納めなければならない。

レナーテ > 「……」

銃口を押し付ければ、すんなりと両手を上げて手を解く男をじぃっと見やりながら一歩下がると、銃口をそらされるままに拳銃を収める。

「……そちらと契約するかどうか、様子見に仕事していただけです。本当ならこういうことは起きないと言われてましたから」

押し付けるだけで下がってくれたのは幸いのこと、実際は撃てるまでコンマ数秒のズレが起きる状態だったからだ。
銃口に魔法陣を広げないと攻撃に入れない銃。
大した事ではないけれど、お楽しみ中の場所でいきなり魔法陣を広げれば、人によっては気付いてしまう。
押し付け、目立たないようにしたのは、少女なりの配慮だった。

「聞いてますが、こういう事を無しでと言ったのを反故にしたのはそちらです」

妙に話が噛み合っていない、仕事を持ちかけたオーナーからは何も聞いていないのだろうか…そう思いつつも、周囲が騒がしくなれば、ぐったりとした様子で溜息を零し、彼に促されるまま部屋へと向かう。
だが、手に触れようとすると、すっとケープの下に隠すだろう。
彼のように力はないし、間合い的には不利な場所。
金で自分を無理矢理にでも抱こうとした相手に、緩んでいた警戒心が全開で働いてしまっている。

「……人が捌けたら戻ります、警備の仕事ですから」

部屋に入るなり、念のために断りの言葉を紡ぐ。
今度からこういう怪しいのは弟さんに様子見を頼もう、そんな事を考えながら、変わらぬ不機嫌顔でドアの傍に突っ立つだろう。

グスタフ > 「杜撰な契約してやがる」

男は部屋に入るなり口調を砕いた。彼女に言ったというよりは店への文句だろう。
彼女を見てもいなかった。その後、向き直る。

「ここは、まあなんだ……見ての通りの場所だ。
 確認のために言っておくが、他言無用だ。わかっているだろうが」

部屋は狭い、大きく立ち回るスペースもないが。
締めた扉の大きさが普通ではなかった。締めた途端、外の音が遮断された。
完全防音というやつである。先ほど騒いでたのはテーブル組だけで、個室組に騒ぎは伝わらなかっただろう。
少し、胸を撫で下ろした。下手に迷惑をかければ、私の処遇どころではない。

「……いや、室内警備はもう……ん? お前、ミレーか。もしかして」

内心の動揺を表に出さぬように話題を変えようとして見咎めたのがそれだ。
ミレー族、土着の人々、未知で不快な生き物。胸に手を当て鼓動を抑えた。
ちょっとした雑談のように言葉を振る。

レナーテ > 店への文句はこちらへと向けられていないことから何となく察するものの、少しむくれた様に不機嫌そうにそっぽを向いた。
見た目のいい娘だけで警備員を雇いたいといったそっちも、大概だと言いたいのをぐっと堪えつつ、振り返った彼へと視線を戻す。

「いちいち言うつもりはないです、法には触れてないから引き受けたわけですし」

手にしていた小銃型の魔法銃は吊り紐を袈裟懸けにして背中に回していく。
師より、そんな場所では長物は不利だと習っていたものの、不利な場所に入ると、流石に不安が心のなかをよぎる。
外の音も聞こえない、それは中の音もこぼれないこと。
密室に連れ込まれたようなものであり、先程の不機嫌顔より、どこか落ち着きのない様子があったかもしれない。

「それなら……っ! …1/4だけですが、戸籍上はミレー族ではなくて、人間です」

スカートの中で溶け込むように丸まっていた尻尾が一瞬だけ、びくっと震える。
ミレー族らしい特色の耳と尻尾は常に隠しているのもあり、ミレー族と勘違いされないように格好や素振りは徹底していたつもりだが、唐突の探り打ちに視線が四方に散って落ち着かなくなる。
耳や尻尾に触れられると、ろくなことがない。
そう思いながらも、一度深呼吸してから、彼へ視線を戻す。
むすっとした表情は、それがなにか?と、言いたげなように鋭い視線を向けた。

グスタフ > 「その割には……なあ? もっと大人の対応を頼むよ」

手を振っていう姿は優しかった。
一応、仕事仲間のようなものだとわかったわけだ。
とはいえ、こちらの素性を離すわけにもいかないのは少し厄介か。
麻薬を巻いた禁制の煙草に火をつけて燻らせた。

だが、その後の言葉は流せなかった。
彼女は言ったなん分の一だか知らんが、ミレーの血は入っていると。
それだけでも大いなる罰だ。彼の教えは混ぜ物を許さない。
ましてや、その女が人間と名乗ることも。先ほどの態度も。

「そうか……そいつは見逃せんな」

天井を見上げて、彼女を見下ろすとため息交じりに。
眉を下げて男は笑った。彼女がどう動きだすかわからないが、
敷物に手をかけひっぱりあげた。床ごとひっくり返すようにして転がして。
踵で踏みつける。銃が床に転がればそれを蹴り飛ばすよう目を走らせて。
手には刺せば使える薬物を一本ずつ両手にもった。
自分と相手に突き刺そうと。

レナーテ > 「…仕事を頼んだのが何処だか分かっていて言ってますか?」

やんわりとした言葉だが、どうにも伝わらぬ状況に訝しむように答える。
ミレー族を多く私有として抱えるチェーンブレイカーにだ。
自分は戸籍上の保護があるからまだしも、他の子はそんなものはない。
身の危険を感じさせるのがどれだけ苦痛かが分かっていない様子に、やはり店主と彼は直接つながっていないのだろうお思っていく。

「……何がです?」

意味深な言葉に、警戒が強まっていく。
不意打ちに視野がひっくり返っていき、小銃を床と背の間に挟むようにして転がると、金属のパーツが食い込む痛みと、ころんだ鈍痛に顔をしかめる。

「あぐっ…!?」

いきなりの攻撃、そして身体を踏みつけられれば、その痛みも重なり、鈍い悲鳴を上げる。
力では彼には勝ち様もなく、どうにか拳銃の方へ手を伸ばそうとすると、彼が刃物らしき物体を両手に握っているのが見えた。
切っ先は自分と、彼自身に。
敢えて自傷を選んだ理由に嫌な結果が浮かぶと、拳銃へは手は伸びず、代わりに言葉が飛び出す。

「わかりましたからっ、貴方がやろうとしてることは…」

それが毒かどうかは分からないが、彼が傷を追ったことが外に溢れれば、自分の特徴といい状況といい、酷く不利なことになる。
青ざめ、怯えた表情で叫び、降参を申し出ようとするが、刃を止められるかどうかは分からない。

グスタフ > 「……神の思し召しだと思うことにしよう。この出会いも」

あの店主にも罰を与えねばならない。奴隷以外のミレー族など。
手首を踏みつけ直し、拳銃を先に取り上げ銃把を握ってみたが……。
熱かったことのない銃だ。銃弾を外すこともできずに部屋の隅に転がした。

「ミレー族が人間などと名乗るな。奴隷にもなれぬのなら。」

彼女の言葉にも躊躇わず、抑え付けたまま首筋にクスリを打ち込む。
媚薬の類として扱われているが、筋弛緩剤に近い。
身体の自由を奪い、モノとして女を扱えるようにするための薬だ。

「壊して捨てるしかないな」

自身の薬も打ち込めば、彼女に伸し掛かった。
力任せに服を引き裂くほどの膂力で股座を暴くと
凶悪にいきり勃った逸物で一息に穴を突き破ろうとする。

レナーテ > 「神…? 神様に顔向けできないようなことを…しようとしているのに…っぁ!?」

手首を踏みつけられれば、痛みに言葉が消えてしまう。
指先が藻掻くように蠢き、拳銃が奪われていく。
火薬銃と異なり、どちらかといえば魔法用の杖に近い構造をしているのも在り、それと比べるならけったいな代物と見えるはず。
部屋の隅に転がる拳銃、とりあえず最悪の想像は回避されたものの、それは自分に嫌なことが降りかかることが確定したも同じ。
蔑んだ言葉に、淡い憤りを覚えれば、痛みに耐えながら、恐怖の表情が少しだけ怒りに引き締まる。

「誰がなんと言おうが…私は人です」

力を得て、血を誇るあの子達の様にはなれない。
だから人であるのだと思う心は、その侮蔑を赦せなかった。
反論を叩きつけるものの首筋に打ち込まれたクスリが、身体の力を奪っていく。
過去が脳裏に蘇り、小さく身体を震わせれば、彼が此方へとのしかかる。

「なっ……!? ぃやっ!? 破か――っ、ぎっ……ぁ、ぁぁっ!?」

師に憧れて自分で仕立てた服が壊されると、明らかな悲鳴を上げて、止めさせようと藻掻くものの、淡く体を揺らすことしか出来ない。
そして、無理やり開かされた股座に、小さな体には大きすぎる肉棒が強引に捩じ込まれる。
媚薬成分が回ったとはいえ、僅かに湿り気を帯び始めたクレパスには、潤滑油が足りなさ過ぎる。
ゾリゾリと粘膜が削られるような痛みに、目を見開き、押しつぶした悲鳴と共に、苦しみに背筋がのけぞっていく。
少し裂けてしまった部分から鮮血がにじみ、どろりと違う熱が彼の一物に絡み、膣壁が痛みに小さく痙攣するようにうごめく。

グスタフ > 「なに、神に供物を捧げるように、この行為を捧げよう。悲鳴を上げろ雌犬」

相手の言葉にそう歌いながら、自分の体重で押しつぶすように股を開かせた雌を蹂躙する。
堅すぎる穴を耕すように、腰を入れて引き抜く。肉をそぎ落とすようにカリ首で引っかきながら。
今から破るぞとみせつけて、胸の前も暴いた。強姦されていると実感するよう。
天井には鏡があった、男の身体越しに自分の状況も把握できてしまうのは幸か不幸か。
処女を犯したような締まりと、赤い熱に興奮し、一番奥まで捻じ込んだと同時に男は我知らず精を吐き出していた。

「ああ……さすがだ。穴としては一流だ。そのために生かしてるのだから。
 孕んでくれるなよ。お前の子なぞ欲しくないからな」

嘯いて、腰を振りながら精を掃き出し飲み込ませていく。

レナーテ > 「こんな供物なんて……っ、ひぐっ!? うぁっ……だ、れが…雌犬なんかじゃ、ない…ですっ」

性交とも言えないような一方的な交わりは、強引に膣内を刳り潰すばかりで、快楽はまるで感じられない。
肉襞が全てすり潰されてしまいそうな感触に、ガクガクと腰が痛みに震える。
顔も痛みに瞳の焦点が合わなくなり、ぼんやりと彼を見上げることしか出来ない。
不意に、その両手が胸元に伸びると、いやいやと緩く頭を振るも、簡単に引き裂かれてしまう。
緩やかな起伏に、褐色がかったピンク色の小さな先端。
天井に映る鏡には、まるで玩具にされた日のような自分が映る。

(「お揃いだった…服が……」)

愛着のある衣服が引きちぎられた様は、自分の心そのものの様に移り、犯されている現実が嫌でも理性に突き刺さる。
心身の痛みと苦しみに、丸い金色の瞳から涙がいくつも流れ落ち、頬を濡らしながら、濁流にのまれる木の葉のようにガクガクと揺さぶられていた。

「あがっ、ぐ…ぁっ……んぐっ、ぅぅ、ぃやっ、ヤダ、中は……やぁぁぁぁっ!!」

不意にかかる言葉と共に、有無を言わさぬ射精。
熱が奥底に広がっていく感触が酷く不快で、ぞわぞわと肌を粟立たせて震わせる。
先程よりも強く頭を振るものの、抵抗すらままならず、年相応の少女らしくヒクヒクと泣きじゃくり、胎内へ広がる感覚におびえていた。

「……抜いて、ください。中、から…出します、から」

孕むなと言われれば、そうならぬようにと胎内に注がれた精を掻き出したいと願う。
うっすらと赤くなった瞳を彼へと向けながら、一番最悪な受胎だけは避けようと、お願いを紡ぐ。
視線が重なれば、びくりと震えて視線をそらすほどに、心は一気に弱りきっていた。

グスタフ > 「おいおい、何を言ってるんだ」

射精を果たしたまま、女の胎を腹の上から触る様にギュウと掴み上げた。
奥を、子宮の口を探すように腰を回して、そこに何度も突き入れる。
その頃には男の逸物もバキバキに堅くなっていて。

「子宮を使うんだよ。精液の排泄用に」

笑いながら、そういって、彼女の頭を片手で掴んで視線をそらさないようにして犯した。
そのままもう一度精を放つと、一息に引き抜く。
女の血と精液とで汚れた一物を見せつけて。彼女の鼻をつまむと口に捻じ込んだ。

「少し調教してやる。身の程を知れ」

そのまま身体を震わせた。ジョロロロロと喉奥に小便を排泄していく。
彼女は人ではない、雌であると謳い、更には相応しい性奴と示すように。

レナーテ > 「……?」

お願いの言葉に、否定とも工程とも取れない返答。
痛みと精神の疲労で朦朧とする意識では、そこから察するほどの余力もなく、ぼんやりとその言葉の先を待とうとした。
しかし、腹の上から抑え込まれ、無遠慮に子宮口を抉られれば、圧迫感に声がつまり、無音のまま唇だけが喘ぐように蠢いて、身体が大きく揺さぶられる。

「何を……そんなの、出来ちゃう…嫌だって、貴方も」

孕むなと言ったのに、精を受け止める場所へと白濁を注ぎ続ける。
強引に視線を合わせられれば、その笑みに得体のしれぬ恐怖がこみ上げ、カタカタと身体が震え、視線だけが泳ぐ。
ぐちゅ、ごちゅ、とくぐもった音が響き渡り、赤と白が混じった汁が隙間から僅かに溢れる中、混じった残滓まみれの肉棒が口内を埋め尽くす。
息苦しさにじたじたと藻掻くものの、まだ始まりに過ぎず……。

「んぐっ!? んんぅっ!? ぅ、ぅぅっ!!」

精液とは別の熱が口の中に広がる。
しょっぱさより、その吐き出したくなる嫌な匂いと熱が、吐き出したくて仕方ない。
口を離そうとしても赦されず、強引にそれを飲まされてしまう。
喉が、小さく動き、こく…こく…と音を立てると、吐き出しそうな反動を必死に抑える。
嫌々飲み込む度に、理性が砕け散り、心がボロ布のように切り裂かれ、人形のように更に力を失う。
全てを飲み込んだ頃には、虚ろになった瞳で、力なく彼を見上げていた。
気丈に振る舞った姿は見る影もなく…。

グスタフ > 「男の精を子宮で受けて、孕むか孕まないか楽しみに待て。
 もし万が一孕んだら、産まなきゃいい。堕ろせよ」

囁きながら、口内で小便を絞り出し吸わせるようにすると。
虚ろな人形のようになったレナーテを立たせた。部屋の外に連れ出す。
その際に服はすべて脱ぎ捨てさせた。

部屋の外で、改めて犯し直す。立ったまま、壁に手を突かせて。
先ほどの店員に目が合うと声を掛けた。

「なかなかいい具合だぞ、こいつ。個体名はなんだ」

レナーテという名前を聞き出すと、店員にありがとうと告げて。
何度も犯しながら、性奴としての基礎的なことを教え込む。
頭空っぽのところに行為で身体に刻み込む。

「レナーテ、使うぞ。股開け」

レナーテ > 「っ……無茶苦茶な…」

道徳をこんなところで解くつもりはないものの、あまりにも命を軽んじる言い様は、絶望とともに奥底に憤りを宿す。
それも、便所のような扱いに鳴りを潜め、彼に連れ出されるがまま部屋の外へ。
一糸まとわぬ姿は、折れた猫の耳に短めの尻尾とミレー族そのものであり、戦う仕事をしている割にはほっそりとして白い肌は、未発達の身体に清楚な色香を纏う。

「あぐ…っ」

壁に手をつき、尻を突き出した格好のまま、ぐったりと身体が倒れる。
通りかかった店員は名前は答えたが、一緒にこうも告げるだろう。
どうなっても俺たちは知らない、と。
その言葉と共に、蜘蛛の子を散らすように店の関係者が離れていく。
なにせ彼が犯しているのは…王族の息がかかった軍組織関連の、上から二番目に当たる娘なのだから。

「……」

使う、その言葉に過去が脳裏をよぎる。
自分を犯す時に人の皮をかぶった外道たちは、その言葉を発した。
過去に戻されてしまう、ただ母から受け継いだ血を呪う醜い姿に。
そう思った瞬間、無意識のままに頭を振って嫌がる。
奴隷になんてなってはいけない、自分はそれを否定する存在に成りたかったのだから。
とはいえ、膝に力が入らず、足を開かないと体を支えられないほどに弱っていた。
奇しくも股を開いた格好にはなるが、従ったとは見えづらいだろう。

グスタフ > 「それくらいの価値しかないということだ。しかし、なんだ有名人か」

人前で見せつけながら犯すのに、周りが避ける様子に男は笑った。
邪でも蛇でもこの際構わない。刹那を生きる。人間ならば。

「それならそれで興奮するな、俺を忘れるなよ。
 何度でもこれで思い出させてやるからな」

もう一度薬を女に注いで、開いていた股を突き上げながら犯す。
そのまま店を出て、まだ早朝の広場で精を注いだ。気を失うまで繰り返し。
気を失った彼女を広場に晒し者にして男はさった。
晒し者の彼女に「種付け済、肉便器レナーテ」という看板を付けて…。

レナーテ > 確かめるような言葉に、少女からの返事はない。
ただ、従業員たちが関わりたくないと示す辺りは、彼の言葉を肯定しているのと同意だろう。
普段なら絶句する、彼の後先考えぬ言葉にうめき声ばかりが響く。

「う…ぁぁっ、は…っ……うぐっ、ぁ、ぁ…」

赤色がいつしか洗い流されたように薄くなり、白色ばかりが結合部から滴り落ちる。
早朝の広間に連れ出されても、虚ろのままにゆらゆらと身体が踊り、強引に貫かれ続けたクレパスは、小陰唇を赤く充血させ、肉棒が引き抜かれるとゴボゴボッと押し込まれ続けた白濁を溢れさせる。
びくり、びくりと腰を震わせる腰。
うっすらと膨らんだ腹の中に彼の子が宿らなかったことは、不幸中の幸いか。

彼が去ると同時に、魔石の波を追ってきた少女達が、酷い有様になった彼女に青ざめる。
木の幹により掛けられた裸体、首にかけられた嘲笑うような書き置きと、白濁に汚れ、男の匂いを溢れかえさせる股座…陵辱の結果がそこに転がっていたのだから。
早く何か被せて、リトルバードの娘を早く呼んで、本部のお医者さん叩き起こして。
半泣きのまま、どうにかしようとする少女達をぼんやりと見上げる。
野次馬が覗こうとすると、通せんぼして隠そうとする娘の姿も見えた。
僅かな安堵を感じると、瞳孔が上へと回りながら意識が途切れていく。
封じ込めた過去が、また脳裏をよぎる夜を過ごす怖さに震えるのは、今は知る由もない。

ご案内:「薄暗いクラブ」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「薄暗いクラブ」からレナーテさんが去りました。