2016/11/16 のログ
ご案内:「とある路地裏」にサクヤさんが現れました。
■サクヤ > どことも知れぬ路地裏に少女はいた。
首には奴隷の証たる首輪を嵌められたまま、しかし周りに主の姿はない。
逃げてきたというのが適切だろうか。
忍びの隠形を駆使して、夜闇と影を駆け抜けて。魔力など一切使わずに、体術と技術だけを駆使しての逃避行。やがて、人気のない一角に身を潜めると、小さくなり、疲れた体を休めていた。
荒い呼吸は冷たい夜気に白く色づき、汗ばんだ体を寒気が襲う。
懐から取り出すのは、小さな丸薬――いわゆる兵糧丸と呼ばれる類のそれを噛みながら。
「く、ふぅ……どこまで逃げればいいかなぁ。これを外すのも面倒そうだし……」
首輪は魔力で溶接されているらしく、特別な手順を踏まないと外せないようになっている。
良心的な魔法使いでも見つかればとは思うが、そう上手い話もなかなかなくて。
ともあれ、今は体力回復が優先。震える体を縮めながら、体が温まるのを待っていた。
ご案内:「とある路地裏」にセリオンさんが現れました。
■セリオン > 鈴の音がする――
遠くは無い。すぐ近くの、どこかの建物の中からだ。
おそらくは宿の一室であろうか。
誰かが、サクヤを呼ぶべく鈴を鳴らしている――。
誰かとは言うが、呼び出しの鈴を持つ者など限られている。正体なぞ直ぐにも知れるだろう。
そしてもし、音色に従い参上したのならば、
「………………」
宿の寝台の上、退屈そうに鈴をもてあそんでいる女の姿を見るだろう。
つまるところ、鈴の機能を知って鳴らしたのではなく、偶発的な召集である。
その証拠に女は、突然に露われた少女の姿を見て、
「何者!? ……ん、あら?」
跳ね起き、右腕だけで身構えることとなる。
推参者が、見覚えのある顔だと気づくのは、その一瞬後だった。
■サクヤ > りん、と鈴の音色が宙に響く。
小さな音色は、しかし少女の耳にはしかと届いた。
同時、足元に展開される黒い文様は、影に溶けながらも確かに転移の術式を作り出す。
少女が"主"と認めた存在を守るべく作られた、鈴による強制転移だ。
やがて少女の体は、とぷん、と水面を超えるように地面をゆらし、一瞬だけ波紋が生まれる。
代わりに、さざ波のように揺らめいたのは宿の一室だった。
しゅたん、と着地すると同時に首を垂れる。
「セリオン様、不肖サクヤ、お呼びに応じました……♪」
少女が鈴を与えた相手は一人だけ。
故に、相手が誰かを推し量ることも容易いものだった。
首の奴隷の証たる首輪――主の名は空欄になっている、未使用の物を嵌めた少女は、主の姿を認めると嬉しそうな笑顔を浮かべた。
彼女は自分にとって凌辱者だったが、同時に触手の魔の手から救ってくれた恩人でもある。
その表情に浮かんでいるのは素直な尊敬と好意で、尻尾は嬉しそうにパタパタと揺れていた。
■セリオン > 「……なんと、マジックアイテムでしたか」
突然に目の前に現れた、目の前の少女。
手に持つ鈴とのつながりは、否応にも見出される。
よもや、記念品として拾っておいたこの鈴に、こんな効力があったとはと、珍しく素直に驚嘆せぬでもないが、
「ああ、サクヤでしたか」
セリオンは些か、冷えた声で言った。
彼女に対しての不興ではない――ここ数週間、こうなのだ。
なぜか。
セリオンが動くたびにはためく、中身の無い左袖が為だ。
失った片腕を補う術を、探し回ってだが見つからず、取り繕う微笑みもどこかへ消えてやさぐれた顔――
「……ちょうど良かった」
が、凶暴な笑みを浮かべた。
ベッドの上に座したまま、セリオンは片足を、サクヤの頭の上にやった。
始めは撫でるようにしていたかと思いきや、いきなりそこへ体重を乗せ、サクヤの顔を床へ押し付けようとしながら、
「なんです、その首輪は。誰の飼い犬になったのですか?」
主従の再会の第一声が、故の無い叱責であった。
■サクヤ > 「ん、主様の御用をお聞きするときに不便の無い様に、転移の魔法が入ってます」
にこり、と笑みを浮かべながらの説明。
驚く主の姿というのは、なんとも斬新な気がする。
ともあれ、彼女の声に答えるように頷くと。
「えぇ、セリオン様の、サクヤです
――ん、ぅ……セリオン様、その、左の腕はどうなさったのですか?」
ふと気が付いたかのように問う。
自身よりも数段各上の実力を持つはずの彼女が、しかし下手を打ったのだろうかと。
湧き上がるのは心配の情。しかしそれも、足先で撫でられると歓喜に変わる。
次いで踏み倒されると、顔が地面へと強かにぶつかって。
ごつん、という音を響かせながら、踏まれるままに答える。
「ひぎゅっ……こ、これは、その、奴隷商に捕まって付けられたのですけど、逃げてきたので、
えと、その、まだ、誰の奴隷にもなってない、持ち主のいない野良奴隷、なんですけど……」
そこまで告げてから、顔をわずかに動かして、爪先を舐める事で恭順を示す。
ちゅ、と躊躇いもなく口づけをすると、ふと思いついたかのように顔をあげて。
「……せ、セリオン様さえ良ければ、その……ボク、奴隷にして、ほしいなって。
この首輪に魔力を込めてもらって、名前を刻んでもらって……だめ、ですか?」
問いながらも、主の無聊を慰めるべく、奉仕は忘れない。
心底愛しそうに、目の前の御足を舐めながら、小さな少女は完全に虜になっていた。
■セリオン > 「私の腕など、どうでもいいでしょう」
それには触れるな、といわんばかりに、セリオンが不機嫌な顔になる――以前より随分と表情が分かり易い。
とは言え、片腕が無いことによる不便さは、この短時間でも見て取れる。
ベッドから体を起こすという単純作業さえ、片腕にまだなれぬ為かぎこちない様。
少なくとも荒事となれば、以前より数段、力量は落ちると見てよいだろうが――
その分、気性は尚更に凶悪になっている。
少女が足を舐める姿を見れば、特に足を引いたりもせず、暫くはそのままにさせていたが、
「頼みごとをするなら、そのやり方があるでしょう」
突然、舐められているのとは逆、左足の甲で、少女の頬を軽く打った。
そうだ。目の前にサクヤが現れた瞬間、セリオンの腹積もりは決まっていた。
ここ暫くで溜まった鬱憤を叩きつけ、憂さ晴らしにしてやろうと。
「奴隷を志願するなら、私の奴隷を名乗るにふさわしい価値を見せなさい。
例えば、そうですね――その場で自慰でもしてみなさい」
と言って、セリオンは枕の下から――寝ている時に最も手の届き易い隠し場所だからだが――メイスを取り出した。
愛用のメイスも、本来は二対一組。だが、片腕になってからは外出時に持ち歩くのはひとつのみ。残された片割れである。
柄から先端まで総金属造り。柄の太さはセリオンの指が十分に回るほどで、先端部の突起は拳大。
それを、サクヤの顔の前へと突き出し、
「道具は、これです。せいぜい淫らに、私を煽ってみせなさい」
と命じた。
■サクヤ > 「あ、ぅ……ごめんなさい……」
しゅん、と萎れた少女だが、同時に主の力になりたいと考えてしまう。
そもそも、少女は忍びという生まれから、奉仕しようという心根が強い。
命じられれば片腕の代わりに世話をすることもいとわない。
それこそ、荒事でも夜の睦事でも、どちらであってもだ。
望むならばそれに足る全てを、それが少女に課せられた使命でもあるのだから。
次いで、頬を蹴られたとしても、少女の忠誠は変わらなかった。
ぱん、と乾いた音が響いて、小さなふっくらとした頬が赤く色づく。
じん、と熱を持つ頬を感じながらも、少女は素直に足先へと舌を伸ばす。
主の鬱憤晴らしを受け入れるのも、自分の務めだと言わんばかりに。
「ん、ちゅ……はぅ、ごめん、なさい……
それでは、その……今から、セリオン様の前で、オナニー、します
セリオン様が、ご満足なさったら……奴隷にして、ください。お願いしますっ……!」
メイスを受け取ると、まずはその持ち手を舐め始める。
いくら少女がシノビとはいえ、メイスの先端――大きく膨らんだ金属球を飲み込む事は難しい。
それこそ、無理やりねじ込まれて、どうにかといった具合である。
故に、柄での自慰を想定すると、使い込まれた金属質の表面を唾液で濡らしていく。
少しの後に、僅かに濡れた光沢を見せ始めたメイスを握ると、球体になっている先端を床にあて、その上にまたがって。
腰の下、服の股間部を外すと、先ほどの足先奉仕で濡れた秘所を割り開いて、膣穴に金属の先を宛がった。
後は、ゆっくりと腰を落として、秘所全体で金属棒を受け入れていく。
元々挿入を想定されていない金属の凹凸が秘所をすり、乱暴に粘膜をこすりあげる。
その刺激に目の前で火花が散るような快楽を味わいながら、懸命に腰をくねらせ、疑似セックスの自慰を見せつける。
「ん、ぁ、ぁあっ♪セリオン様、のっ、おっきっ――ぃ、ひぃっ♪
冷たいの、おなか、ゴリゴリってっ♪お、くぅっ、ぐりってするのぉっ♪
は、ひぁ、ぁ、ぁあっ――く、クリトリス、も、つねると、気持ち、よくてっ――ひ、ぐぅっ♪
セリオン、さまっ、セリオンさまぁっ――ひひゃ、ぁ、ぁああっ♪」
ぐぶ、じゅぶ、と夢中になって自慰に耽ると、愛液がメイスを伝って床に落ちていく。
もはやメイスに濡れていない部分はほとんどなく、周囲には淫らな蜜の匂いがいっぱいに広がっていた。
■セリオン > 無償の忠義と奉仕を向けてくる少女――良心あらば、それに絆されぬ故もあるまい。
しかし己を想うことで精一杯の、ある種余裕を失っているセリオンは、その情を当然のように受け取る。
目の前でメイスの柄を挿入し、騎乗位のように腰を振る少女の艶姿。
幼さと相まって背徳的な光景には、厳しかった表情も唇が緩む。
「どうしました、その程度ですか。それくらいのことであれば、出来る女は幾らでも居ますよ」
しかし、感じている興、唇が描く笑みとは裏腹に、セリオンはサクヤを叱責する。
淫らに踊るサクヤの前で、セリオンは修道服を脱ぐ。
一糸纏わぬ姿となれば、左腕の他にはさしたる傷も無い、そして強く引き締まった身体が露わとなる。
徒手空拳で獣を屠るだけの力がある肉体が、幼い娼婦へと近づいて、
「もっと激しく、荒々しく」
器用に片腕を回して、サクヤの身体を持ち上げた。
脚力で身体を起こすよりずっと早く、体内を凹凸がこすりあげる衝撃がサクヤを襲うが――
「もっと過激なのが、私の好みですよ?」
ぐちゅっ……と水音がして、メイスが完全に引き抜かれる。
次の瞬間にはセリオンは、足の指を使って、メイスの上下をくるりと入れ替えた。
そして、サクヤと真正面から抱き合う形のまま、彼女の身体を、先ほどと上下を入れ替えた――
つまり、拳大の金属塊めがけて下ろして行くのである。
だがその行き先は、過日に犯した後穴。幼げな尻肉を押し開くように、球状の金属が押し当てられる。
サクヤ自身の唾液と愛液に濡れたそれは、彼女を抱きしめながら身体を引き摺り下ろすセリオンによって、体内へ沈んで行くこととなろう。
だが、それだけでは終わらない。それだけでは、あの夜と何も代わらない。
サクヤの身体を沈め終えると、彼女の身体から右腕が離れて行く。
そして、金属棒を咥えて十分に濡れた孔へ、セリオンの指先が触れる。
五本束ねてすぼめた指先が、半ばまで埋没したところで手は止まる。
後数センチも腰を落とせば、最大径となる指の付け根を越える。
「私の寵愛が欲しいというのなら……私の欲の全て、満たしてみせなさい」
あくまでこれは自慰の命令だ。
自ら腰を振り、主の腕と主の武器で自慰をして見せろと、セリオンは鼻も触れ合わんばかりの距離でささやいた。
■サクヤ > 「あひっ、ぃ、ぁ、ぁあっ♪は、ひゅっ、もっと、もっと、ですねっ♪
んぃ、ひ、ぃぁ、ぁああっ♪し、きゅうっ、ごりごり、してっ♪んぃ、ぁ、ぉおおおっ♪」
ぐりゅん、とメイスの持ち手が子宮を押し上げる。
攪拌されるだけで、肉棒と勘違いした子宮口が金属に接吻を果たした。
それは本来であれば子種をせがむ行為だが、相手は射精などしない無機物で。
ぐぼ、ぐ、ちゅぅっ、と肉のぶつかる音を何度も響かせながら、少女は享楽にふけっていた。
やがて、主たる彼女の腕が伸び、少女の体を抱き上げる。
矮躯は軽々と持ち上がり、秘所からは金属棒が抜け落ちた。
それは転がり倒れて、しかし主の足は見事に天地を逆さに変えた。
球状の、拳大の金属塊を上に向けたメイスが、少女の下に屹立する。
その上に乗せられた少女の体が、今度は彼女の膂力で沈められ始める。
解せば広がり、締まりは一品、極上の肉穴は、しかしまだ準備不足で。
みちみち、と広がり始め、ゆっくりと銜え込みながら、しかし痛みと快楽を少女に伝えた。
「へひっ、しょ、こっ、ちがうあにゃっ、ぁ、ぁあっ――おにゃ、かっ、まだ、きれーにして、にゃ、ひぃっ♪
んぃ、ぃ、ぃいいいっ、ひ、ぎぃっ♪い、ぁ、あぉ、おおおおぉおおおっ♪」
やがて、ごりゅん、と体が勢い良く沈んで、球体を完全に飲み込んでしまう。
腹はぼこん、と歪に膨れて、金属製の尻尾がもう一本、肉の穴から生え落ちた。
しかし、それでもなお主の鬱憤は静まらなかった様子で、柄を掴むように、そしてそのまま奥に入り込もうと、拳そのものをあてがわれる。
それはもはや、拳大の太さを持つ巨大なディルドーそのもので、しかし球体がぴっちりと腸奥をふさいでいるから、粘膜はきれいなピンクそのもので。
とろける腸液を絡ませながら、主の言葉には震えながらも、わずかに首を縦に動かした。
やがて、ゆっくりと腰を動かし、上下に、懸命に、必死に、人理を超えたオナニーを始める。
「んぃ、ぎぃっ、ぃ、ひぁ、ぉ、ぉおおおぉっ♪し、ぎゅっ、ちゅぶれ、りゅ、ぅううっ♪
ひぐ、ん、んぅうううっ――ん、くふぅううっ♪ふと、しゅぎるの、くりゅ、くりゅぅっ♪
ぼく、のっ、おしりっ、おかしく、にゃってるぅ♪がばがばの、ゆるあにゃにぃいいっ♪」
回復力は人一倍ゆえに、一晩もすれば締まりのいい穴に戻るのだが、それでも強烈なことには間違いなくて。
身も心もご主人様の奴隷になりたい。そんな熱望を示すように、しがみつきながらのピストンが、ゆっくりと続くことになる。
■セリオン > 二つの巨大な質量を咥え込み、はちきれんばかりの幼い孔。
そこから腸液が溢れ、水音を跳ねさせながらサクヤが踊る様を見れば、しばし憂さを忘れてセリオンは酔う。
もはや愛撫ではなく虐待行為ではあるが、それを受け入れ快楽に出来る雌――希少な奴隷。
これを他人には譲りたくないと、心中に欲が沸いた。
「サクヤ」
名を呼びながら、拳を押し上げる。
片腕を失った彼女には、少女を抱擁することはできない。だから体内深くへと押し込み、縫い止める。
拳とメイスの金属塊、二つの質量は少女の腹を、歪な形へ変形させていることだろう。
その手が、少女の腹の中で開いた。
握っていた拳を開き、指を広げて、腸壁へがっしりと食い込ませながら――蠢かせる。
腹の中で別な生物が動き回る、おぞましくも激烈な快楽が、際限なく注がれながら、
「私に男の根があれば、貴女を孕ませてみたいものですがね」
――それはある種の、歪んだ告白とでも言うのだろうか。
少なくともこれまで、ただの一人にも、このような言葉を向けたことはない。
無償の忠義に対してセリオンが差し出せる、最大の報酬が、この言葉なのかも知れなかった。
そしてセリオンは、サクヤの喉元へ――首輪へ噛み付いた。
犬歯を食い込ませ、顎をぎりぎりと食いしばれば、首輪越しにサクヤの首も締め付けられるだろう。
唇と舌は、明瞭でない言葉を何か発しているが、唸る音としか聞き取れまい。
だが――その唸りが、術式のようなものであった。
喉を這う舌、首に触れる唇から、サクヤへ流れ込むセリオンの――魔力というべきか、精気というべきか。
日常が淫らにそまったこの女から流れ込むそれは、淫魔が放つ気とも似通っていながら、癒しの術でもあった。
身体から痛みが取り去られる。
代わりに、苦痛を感じるために働いていた脳の部位が、快楽を受け取る。
身体を上下させる脚の疲労感、心臓の拍動さえ快楽と変わる認識以上の中、食い込む犬歯から、首輪へと魔力が注がれて行く。
それは、文字としての表記ではないが、それ以上に明確な刻印であった。
自分自身の魔力、気配、そういったものを封じ込めて刻む、所有印の授与であった。