2016/10/10 のログ
■セリオン > 「大丈夫には見えませんが……ご安心なさい。私が助けて差し上げましょう」
服装だけを言うならば聖職者めいたこの女は、ミレーの少女の背後に立った。
目の前の少女は獣そのもの――いや、獣とてこのような狂い方はしないだろう。
後孔に掬う化け物に喘がされ、おかしさすら感じるほどの嬌声を上げ、体液を垂れ流す――
長い禁欲の果てに、このような光景を見せ付けられて、理性が保てるはずもない。
「あなたの中にいるのは、悪魔ですか? ならば悪魔祓いをしませんと……」
突き上げられた少女の尻に、女が足を乗せた。
多少は重さを感じるだろうが、それを思うより先、女の手が伸びたのは紫色の触手の端。
なんの躊躇もなく、女は得体の知れないそれをつかみ引いてみようとするだろう。
だが、最初は、さほどの力を入れていない。
抜けないのなら抜けないでよし。抜けてくるのなら、途中で手を離してしまう。
少女を快楽の地獄から解放するつもりなど、まったく存在しないのだ。
■サクヤ > 「は、ひゅっ、た、たしゅ、けて、くれりゅのっ♪
はひっ、お願い、しま、すぅっ――んひ、ぃいいいっ♪」
ずりゅううっ、と再び触手が戻る。
完全に育ち切った触手は成人男性の肉棒と大差ない太さで、少女の内臓を長々と抉る。
全長にして30cmほどのそれが、少女の体内を何度も往復しているのだ。
普通の娘ならば排泄欲求だけで気が狂いそうなものだが、少女は肉体と精神を強靭なものに作り替えられている。
強烈すぎる発情に、しかし会話ができるほどの正気を保っているのもそのせいで。
「こ、れはっ、ま、魔族にっ、入れられちゃってっ――ひぅ、ぅうううぅっ♪」
尻にかかる足。しかしその程度は気にもならない。
触手の尻尾が出てきたタイミングで捕まれると、触手はそのまま引き抜かれることを是とせず暴れ始める。
まるでウナギの様にぬるぬると手から逃れようとして、頭を膨らませて、体表の柔らかな棘を返しの様に逆立てて。
変わりに少女を襲うのは、より抵抗が増した触手を引き抜かれるという快楽地獄。
柔らかな棘の一本一本が腸壁をかきむしり、わずかにこびりついた汚濁と多量の腸液を掻き出して。
むりゅ、ぷ、ぶびゅっ、と空気交じりの粘液排泄を強制的に行わされると、同時に彼女が手を放して。
前に進もうとしていた触手が急激な勢いで戻っていくと、少女のすべすべとした腹部にはその軌道が膨らみという形で写って。
「ひぃ、ぁ、ぉ、ぉおおおおっ♪急、に、離しちゃ、ぁ、ぉおおっ……♪
お、ぐっ、はいりこんれっ、あひ、ぃ、ぃいいいっ♪くる、ひっ――♪」
触手が奥まで入り込み、そして少しの後にまた尻尾を出す。
どうやら、自分を引き抜こうとした彼女が、共に主を嬲るものだと認識した様子。
ならば、と強力的にわざと尻尾を垂らすと、引き抜かれるのを待ち構える。
ただ、少女の尻穴は掻き回され続け、粘液を吐き出すだけの穴にされ、彼女の玩具にされていく。
■セリオン > 引き抜く――戻る。
引きずり出す――還る。
少女の腸を使って、触手と女が綱引きをしているような光景であった。
表面積を広げて抵抗を増やす触手に、かまわず女が力を込めれば、少女の腹はざりざりと掻き回される。
これまでの責め苦で分泌されながら、排泄されなかった腸液が、後から後からわきだしてくる。
少女はまるで泉である――こうも淫らな臭いの泉など無いのだろうが。
やがて、触手も女の意図を解したのだろうか、抵抗が緩んだ――というより、女に協力的になった。
引き抜く際の抵抗も、戻る際の勢いもなおさらに増して、少女はいよいよ、獣の交尾のように腸内を抉られていたが――
「……ううん、なかなか抜けないですね……ぎりぎりのところで手から抜けちゃいます」
などと白々しくいいながら、女は少女の背に覆い被さった。
まるで挿入を試みるかのように、腰を少女の尻に押し当て、背中へ胸を重ね、耳元へ口を近づけ。
そしてささやく声は、行為の猥雑さに比べて、いやに優しいのだ。
「こうなったら、触手の本体を掴んで引きずり出しましょうか……端っこじゃなく、奥に住み着いている本体を。
ほんの少し、いいえもしかしたらとても苦しいかも知れませんけど、魔族の放った魔物など早く祓わねば……」
その言葉がどういう意味を持つのか、少女には分かるだろうか。
女は、少女の目の前に、彼女自身の腸液で塗れた右手を差し出した。
開いたり閉じたりを繰り返すその手は、格闘家の手だ。丸く硬く、鈍器として使える手だ。
この手で女は、少女の腹の中にいる触手をつかみ出すという。
「ねえ、お尻を広げてください。ほら、さっきみたいに自分の手で、左右にぐうっと……。
ちゃんと広げておかないと、きっと痛いと思いますよ……」
そして、その手は、女の腰と少女の尻の間に潜り込む。
触手に広げられている少女の尻穴に、押し当てられる固い熱――女の右拳。
ぐりぐりと手首をひねり、女は自分の手を、少女の腸内へ突き入れようとしていた。
■サクヤ > 少女の体内を虐めるためだけの、淫猥な綱引きが続く。
触手が協力的になった分、抵抗も増して、彼女の手が触れる部分のみ、滑らないようにするなどの工夫が凝らされて。
十数回を超える牽引と挿入で、腸壁は真っ赤に充血し、尻穴は緩んでわずかに肉がはみ出していた。
四つん這いになっていた腕も徐々に力が抜けてしまい、尻だけを突き上げるような姿勢に変わる。
しかしそれも、彼女が自身の体を起こすように抱き着いてくると、元の四つん這いへと戻った。
ささやく声のやさしさに、後ろの見えない少女は全幅の信頼を置いてしまうと、その言葉に耳を傾ける。
「は、ぐっ、んぅうっ♪そ、なの、れひゅ、かっ――へひ、ぃ、ぁ、ぁあっ♪
ほ、本体、を、ひきじゅり、だしゅ、って――お、おにゃか、おてて、はいんにゃっ――ひぐぅっ♪」
ぐりん、と触手の頭が結腸口に吸いついた。
それは彼女の言葉に触手が答えて、最大の抵抗をしようとするための準備。
子宮口の様な形状の奥に吸い付くことで、限界まで力を入れないと抜けないようにとしがみつくのだ。
そして少女の目の前には、わずかに饐えた臭いの、しかし甘ったるい濃厚な匂いで上乗せされた手のひらを見せ付けられる。
綺麗な、しかし鍛えられた格闘家の手――それは、普通の女性よりは随分逞しく、細身の男性ほどはある代物で。
その手を押し当てられると、少女は目を白黒させながらも、素直に言う事を聴く。
今の少女はすっかり彼女を信じており、疑う余地などなかったのである。
「んぃっ、ひっ――ん、ぅうううっ……お、っきっ――い、ぎっ、ひぅ、ぁ、ぁああっ――あ、ぐっ♪
お、おねーひゃん、これ、おっき、しゅぎてっ――い、ぃぁ、あぁあぁああぁああああっ!?」
限界を超えて拡張される尻穴、同時、拳の最大径を辛うじて飲み込むと、粘膜がぎちぎちと締め付けていく。
切れることなく、血すら滲ませずに彼女の拳を飲み込んだ尻穴は、柔軟で締まりの良い、至上の名器だった。
それは同時に、少女の尻穴が玩具にされるために最適な穴だと、知られてしまうことになる。
■セリオン > 拳が、少女の体内へ飲み込まれて行く。
小さな体の中は驚くほどに熱く、強く締め付けながらも柔らかくほぐれていた。
もしこの手が快楽器官ならと思わざるを得ないほどに、少女の肉壁が拳へ吸い付くのを感じる。
けれども、これだけでは足りないと――女は、その手を先へ、奥へと進めた。
「大きすぎて、なんですか? 気持ちが良いと?
気持ちが良いのなら、その快楽を素直に叫ぶほうが楽になります。痛みも快楽も、耐えるより受け入れる方が楽なのですから……」
もはや取り繕うことも止めたのか、そそのかすように女は言う。
拳は少女の腸壁を広げながら奥へ、奥へと進み、手首が、前腕が、少女の中へ押し込まれて行く。
ぎちぎちに押し広げられた腸壁と腕の間から、少女の後ろ孔をめくり上げて腸壁が噴出すほど、内圧は高まっていた。
やがて女の手は、何かを掴む。
だがそれは、触手の塊ではない。
「ねえ、この子を飼ってみるのはどうです?
この子がもっと大きくなるまで、あなたのお腹の中を家にしてあげるんです。
この子、とっても賢いみたいですから、あなたを守ってくれたりするんじゃないかなぁ……」
とんでもない提案をしながら女が掴んだのは、少女の腸壁だった。
腸壁越しに女の指が、幼い子宮へ食い込んでいた。
「ねえ、そうしましょうよ! そうしたらあなたは気持ちいい、私は楽しい、この子は家が持てる、みんな得じゃないですか?」
さもそれが名案であるとばかり、女は嬉々として思いつきを告げるが――
そうしながら女の右手は、排泄されるぎりぎりまで引き抜かれた。
ぶしゅっ――と腸液をポンプのようにかき混ぜて、その手がまた腸奥へ進む。
拳は腸壁越しに軽く子宮を突き上げて、また外へと戻って行く――触手がしていたのにも劣らぬ距離のピストンが繰り返された。
肉棒などよりよほど太い腕の形を、少女の尻穴に覚えさせんばかりの、拷問紛いの責め苦。
それでも少女へささやく声は優しく、甘ったるい。
■サクヤ > 熱い襞が腕を捉え、奥に引き込むように絡みつく。
柔らかくも締めは強く、しかし決して窮屈ではない。
極上の肉穴を持って彼女の手を受け入れると、少女は舌を付き出しながら、吠える。
「お、ぎゅっ、お、ぉおおおっ、お、ぐっ――く、ひぃっ!?おおぉおおおおっ♪
おにゃ、かっ、やぶけ、ひゃ、ぁ、ぅぁ、ぁあああぁあっ♪」
触手はまるで腕を導くかのように進み、吸いついていた結腸口を広げ、腕を通すように拡張する。
ずぼ、と穴を超える様な感覚がして、腕の半ばから先が少女の体内に消える形で。
腸液はもはや飛沫を超えて、吹きだす潮の様な何かに変わっていて。
その最中、ぐにぃっ、と腸壁越しに子宮を握りつぶされると、少女の体はびくん、と大きく反り上がる。
目も眩むような快楽と、死を覚えるほどの圧迫感と、そして自分の最も大切な子を孕む器官を自由にされている焦燥が冷や汗を生む。
パクパクと口を開閉させた少女は、しかし施された強化が正しく不死不滅に近い代物故に、壊れることもできなかった。
「ひ、ぃいいっ♪しょこ、にぎるにょ、ちが、ちがうっ、それ、ボクの、ボクのお腹の、にゃかだからっ――♪
しきゅーっ!しきゅう、にゃの、しょれっ、へひ、ぃ、ぃいいいいっ♪あぉ、ぉ、おぐっ、んぎ、ぃ、ぃいっ♪
ひ、ぐっ、しょれ、だめ、にゃのっ♪しょく、しゅ、入れてたら、ボク、おトイレ、出来にゃっ――んぃ、ひっ♪
うん、ち、れきにゃい、のっ、死んじゃう、かりゃっ――だ、め……ぇぶうっ!?」
触手が育ち切るまでは腹の中の汚濁を食ってくれたが、育ち切った触手はもはやただの栓に過ぎない。
それを宿し続けるという事は、腹の中身がただひたすらに溜まって、それでも出せないだけとなる。
ましてやこの触手は、魔族が戯れに残したもので、少女を嬲る以外の意図を持っていない。
だから無理だ、と首を振る。しかしそんなことは彼女には何の関係もなかった。
施されるのは拳を使用した強烈すぎるピストン。杭打ちや殴打に等しい打撃の連続だ。
ぼごん、ぼごん、と腹が膨れて、湿った肉を打つ音が響く。
しかしそれすら、痛みと快楽の混ざった感覚に変えられてしまうと、彼女の拳を入念に教え込まれてしまう。
それは、彼女を見かけたその瞬間に、尻穴が緩んで開いてしまう、という条件反射を少女に刻み付けていた。
こうまで酷い事をされても、しかしいまだに彼女は自分のためにしてくれていると思っている少女は、騙すのも容易で。
拳による凌辱を受けながら、淫楽で蕩けきった脳みそは既に正常な判断を失っていた。
■セリオン > 「あら、そうなんですか? 困りましたね……じゃあ、こうしましょう!
用を足すときだけは外へ出てもらって、普段はお腹の中! それなら邪魔にはなりませんよね?
ねえ、それがいいですよ、そうに決まってます!」
ずぼっ、ばちゅんっ、ぶじゅっ……
尻への挿入とは思えないほどの湿った音。ましてやこの陵辱を受けているのは、十やそこらの年齢にしか見えない少女。
あまりの異常事態に女はいよいよ興奮し、目に狂乱の火さえが灯っている。
少女の薄い腹が歪に形を変え、小さく窄まっていた筈の孔も腕を受け入れるまでに広がって――
これなら人どころか、獣や魔物の肉棒さえ受け入れることができるだろう。
そういう者に、少女が変わって行くのが心地よく、女は自らに触れぬままで秘所を濡らしていた。
「ねえ、お嬢ちゃん。これからもし、気持ち良いのが欲しくて我慢できないような時……
ぐちゃぐちゃに壊されて苦しめられたい時が来たら、私を探しなさい。
私はセリオン、普段は人の街にいるので、そう見つけるのも難しくはないでしょう」
少女の耳に、名を告げる。
相手に恨みを抱かれていれば、復讐の恐れさえあるというに、女はそんなリスクを考えない。
ただ、相手に自分の名を刻む悦びだけを考えて名乗った後――
「それじゃあ、一度、外へ出してみましょうか?
気をしっかり持たないと、気持ちよすぎて狂うかも知れませんよ――!」
左手が、少女の陰核を掴んだ。
指の腹でぐうと押しつぶし、すりつぶすように指先をこすり合わせる愛撫も、痛みを快楽に変える少女には心地よいものだろう。
そうしながら右手はついに、少女の腹の奥、触手の本体に指を食い込ませた。
ここへ来て初めて、触手と思惑が食い違うのかも知れないが、女は力いっぱいにそれを掴むと、万力込めて腕を引き抜くだろう。
触手が体内へ留まろうとする抵抗と、それを女が引き抜くことで生まれる激しい摩擦と大量の排泄感―それが少女へ、とどめとして与えられる。
■サクヤ > 「ひぃ、ぁ、ぁあっ――しょれ、この子、ボクのいう事、聴いて、くれにゃっ――へひぃいっ♪
や、ぁ、ぁあっ、うまひぇてっ、おねーしゃん、このこっ、うましぇてぇっ♪いうこと、きく、かりゃっ♪
おねーしゃんの、いうこと、きくかりゃっ、この子は、産ませて、くら、ひゃ、ひぃい♪」
頭の中で極彩色の火花が飛び散り、腹は歪に蠢いて。
最早彼女の腕を七割ほど飲み込んでいる腹部は、内臓がズレてしまっているに違いない。
しかしそれでも、快楽と苦痛を同時に感じながら、マゾヒストな少女はイき続ける。
少女の尻穴は、魔物や獣の肉棒をも受け入れられる穴に変えられて、押し込まれるようなピストンを受け続ける。
子宮は度重なる殴打で潰れ、内分泌液が秘所から垂れ流されるが、しかし次の瞬間には元の肉袋に戻ってを繰り返す。
そんな、破滅的な快楽を受け入れながら、流し込まれる言葉にはこくりと頷いて。
「ひぎぅ、ぁ、ぁあっ、はひぁ、ぁ、ぁあっ♪セリオン、しゃまっ――ぼ、ボク、は、サクヤ、れひゅっ♪
ま、まぐめーりゅ、の、おやど、に、いまひゅっ――んぃ、ぅ、ぁ、ぉ、ぉおぉおっ――おごぅ♪
んひ、ぐ、ぅうっ♪お、にゃか、ぼこ、ぼこって、くるひ、のに、びりびり、しゅる、の、きひゃ、ぁあっ♪」
名前を告げられると、激しい凌辱に屈服した精神が少女の全てを晒してしまう。
名前も、逗留先も告げてしまうと、絶頂の連続で緩んだ防御の隙間から、彼女の名前が精神へと刻み込まれる。
心よりも先に体が、彼女の主と認めてしまい、全てを捧げろと命じてくるのがわかる。
今は本能しか働いていないのだから、止めるものは何もない。
震える指先が宙を撫でると、金色の鈴が一つ転がり落ちた――いつでも少女を呼び出せる、魔法具である。
「へひゅっ!?ら、らひゅの、一度じゃなくて、ずっとでいい、かりゃっ――あ、ひぁ、ぁあっ♪
あぁあぁああぁああぁああああっ♪あひっ、ぃ、ぁ、ぁあっ、ぁああああっ――♪」
包皮を割礼された、むき出しの陰核を摘ままれ、そのまますりつぶす様に扱きあげられる。
それだけで目の前が真っ白に染まり、四肢は限界まで突っ張って絶頂を示す。
同時に触手を強引に引き抜かれると、ぞりぞり、ぞりゅぅ、と粘膜と柔棘が擦れる音がして、やがてぶ、ぽんっ、と抜け落ちた。
刹那、奥に溜まっていた大量の腸液がこぼれ、やがてそれは腹の中で徹底的に混ぜ合わされた、三日分の泥濘と粘液の混合物に変わっていく。
尿道も緩んで、奥からは小水がしょろしょろとこぼれて、少女の太ももを伝い落ちた。
こうして、彼女の前で最も秘したい排泄姿すらも見せてしまうと、舌を突き出したまま、ひくひくと痙攣を繰り返す。
その尻穴はぽっかりと空いたまま閉じることを忘れており、粘膜は真っ赤に熟れたズル剥けの性感帯として、戻らないほどに開発されてしまっていた。
■セリオン > 壮絶な絶叫の果てに少女が達する。
その後に吐き出されたものの、全くの無秩序ぶりと来たら……陶酔で狂っていなければ鼻をつまんでいただろう。
しかし今、女にとって少女は最高の玩具であり、愛すべき者である。
理性を持ちながら、快楽に理性を預けられる者――それこそヒトのあるべき姿だと、女は考えていた。
転がり落ちる鈴を広う。
それが何であるかはまだ知らないが、遠からず招待を知ることとなるだろう。
退屈な夜、手慰みに鳴らしているときか、それともまた別な少女を襲っているときかは定かでないが。
いずれにせよセリオンは、自分の名に〝さま〟と敬称を付けた少女に対し、
「そのまま、百人ばかりに犯されていなさい。
終わるころには程よく思考が固まっていることでしょう」
手も貸さず、どこかへ運ぼうともしない。
路地裏で無防備に倒れて朝を迎えろというのである。
快楽にほうけた顔で倒れた少女を、犯そうとする男などいくらでもいるだろう。
引き抜かれて石畳に投げ捨てられた触手も、また少女の体内へ帰りたがるのかも知れない。
そのすべてを、セリオンは肯定する。
むしろそうなってくれれば、次に会う時に土産話として聞かせてくれるだろうと期待して――
「日々を愉しむのですよ、サクヤ。賢くて淫らな子は大好きです」
路地裏を去るころには、どこかにまた人の気配。
早々にこの場を離れようと足を速めた。
■サクヤ > 「へひっ、は、ひぁ、ぁ――」
ぐったりと突っ伏した少女は、あらゆる体液に塗れた体を震わせながら、必死に呼吸を繰り返す。
ぷす、ぷぴゅ、と放屁に似た情けない音を立てる尻穴、しかし数分で締まりを思い出し、見る間に元の窄まりに戻っていく。
ただ、それでも拡張の爪痕は確かに残っており、きゅっと閉まっていた穴が、僅かに縦割れの窪みの様に変わっていた。
転がり落ちた鈴は、少女が完全に屈服した証――少女の友人や恋人ではなく"主人"になった人に与えられるもの。
それは、結局の所、彼女の奴隷となることを認めた証に他ならなかった。
優しげな声色の彼女は、しかし少女に乱交の命令を下す。
屈服しきった体は、意志など関係なく少女に頷きを与え、そのまま壁まで這うように移動すると、通りがかる人に見える様に、尻穴と秘所を広げる。
まず彼女に、自分の従順さを見てもらう。それが一番だと、本能が断じていて。
「は、ひっ……おかしゃれ、まひゅっ……百、人……♪
出来たら、サクヤを、褒めて、ください、ね……?」
純粋な子供の様な笑顔を浮かべると、そのまま少女は打ち捨てられる。
彼女の残した言葉を胸に刻み、近寄ってくる足音に媚びるのだ。
触手はそのまま、するりと下水道の中へと消えていき、残るのは小さな少女だけ。
今までの嬌声を聞きつけた男達がやってくる時を待ちながら、はしたなく股座を濡らす。
秘所に精液を注ぎこまれれば、思慕の呪いが発動してより甘く啼いてしまうことだろう。
こうして、路地裏に潜む淫らな少女娼婦は密かな噂として確かに広がり、日常が淫蕩に溶けていく。
次に彼女にあった時には、きっと足先を舐めながら喜んで報告するのだろう。己の浅ましく淫らな痴態を――。
ご案内:「とある路地裏」からセリオンさんが去りました。
ご案内:「とある路地裏」からサクヤさんが去りました。