2016/06/06 のログ
リーシャ > 「それなら、しっかり秘密にしとくよ――ボクもラウラみたいに可愛い子、大好きだしね?」

彼女の様子から遊び慣れているのは理解している。
とは言え外泊を許す親だなんて、結構放任なんだなぁとかそんな程度だ。
胸元は徐々に冷えてくる夜気にピンと立ち、コリコリとした刺激を指に伝える。
体温も徐々に上がって、呼吸が僅かに乱れるのが分かる。
少女は少しずつ、繊手の導きで高められていく。

「んっ……そかそか。あ、それは良かったよ♪――ま、最初は安くしてくれるから、楽しんでいくと良いんじゃないかな?」

などと言いつつ待っていると、少女の手は左に引かれる。
左舷――東方風の大広間が今回の舞台として決まった瞬間だった。
内心、皮の拘束具じゃなくて縄の方か、なんて意気揚々としながら進む。
その最中、かかる声には立ち止まり、少し考えた上で素直に頷くと、自ら服に手をかけた。
チューブトップは自分で外し、スカートは彼女に外してもらって。
店のカウンターまで行くと、流石に全裸はすこしばかり恥ずかしくて、頬を朱に染めながら。

「えーと……はい、宿泊です。左の東方風の――はい。そこを一部屋と……あと、宴会場のステージを……ん、道具は、連れが好きなのを選ぶんで……あ、あと、これを連れの名義で預かってもらえますか?――はい、その、ボクだと返してもらえない感じで」

そう告げると、カウンターの娘はくすっと微笑みながら、優しげな声で。

『ん、お客様を満足させられなかったら全裸でお家まで、ってことですね?かしこまりました。それでは、お連れ様の意見を優先して、リーシャさんの意見は、全部きっちり無視する感じにしときます』

などと返してくる。常連であることはモロバレで。
少しばかり決まりが悪そうにすると、くるっと彼女に向き直り。

「と、いうわけでこの宿にいる間、ボクの色々はラウラが決めることになったよ?その、ご飯とか、寝る時に使うものとか、エッチに使う道具とか……あとは、その、帰りのボクの服と、ボクの宿賃を払うかどうかも……その、先に言っておくけど、ボクのお財布はスカートのポケットの中だから……ラウラが払ってくれなかったらここで一晩、って感じだからよろしく」

そのよろしくが、払って欲しいのか払って欲しくないのかは分からないが、とりあえずそういうことになったらしい。
後は彼女と手を繋いで広間に行くだけ――その間に彼女が命じるならば、それも当然課題として少女の前に積もることになる。

ラウラ > 私も、リーシャみたいに素直な子、好きよ?……お仕事中の時はそうとして接するけど、個人的にも仲良くしたいもの
(そう、世間話じみた言葉を交し合うものの、己は彼女のチューブトップを戻させようとは一切せず……夜気に火照った姿を目にしてしまえば、案内の最中であろうとも、時折手指が胸元へと伸び―――人目が逸れたタイミングを見計らいはすれども、ピン、と、その蕾を爪先で弾く様な行為すら伴うだろう。挙句、そんなものだからチューブトップも“少しずれた”程度の位置から、お腹ぐらいまで下ろしてしまおうとするものだから目的地に辿り着く頃には上半身素裸も同然、かもしれず)
……ふぅ、ん……?
(宿主と彼女の会話を隣で聞くだに、この宿と彼女の間には相応の信頼関係を感じさせるに十分なもの。これで諸共に嵌められたのであれば笑い種ではあるが……その遊興に、己も乗ってしまいたくなったのだった)
……つまり……私がリーシャを一晩独占するのも、私の勝手、って事よね?
(にんまりと緩んだ口元を見せると、ちょっと待ってて、なんて、カウンター前に裸身での待機を促す。無論、その折に胸元は元より秘所を隠す事も禁じるどころか、下肢に至っては『よく見えるようにして』なんて要求まで混ざって居た。しかし―――)
……預け物に、追加ね。こっちは私の分、私の名義で、帰りにはきちんと返却して貰うわ。……保証金が必要なら、今のうちに払っておくけれど
(と、受付にて追加注文を告げるなり―――己は、纏ったケープを無造作に解く。其処に飽き足らず、ぷつぷつとブラウスの前釦を外し、スカートも脱ぎ落としてしまうと上下揃い、仕立ての良い白の下着姿を曝け出す事となる。そして足元も、と、靴も揃いにしての一纏めをカウンターに託して)
……折角なら“愉しみ”ましょ?
(あっさりと下着姿となった娘は、幾分か火照った表情で笑みを浮かべると―――そこから先は流石に案内が無ければ難しい場所……広間へと、全裸の彼女に先導させる形で入って行く魂胆だ。ステージに先客が居なければ、観客の有無を問わず壇上に進む事ともなるであろうし―――東方風は物珍しいものもまた、多いのだ。吊るべき支柱の位置など見定める視線は、年齢を裏切る淫蕩さが宿り始めていた)

リーシャ > 「――ん、それなら是非宜しく。こういうのとは別に、美味しいもの食べたりもしたいしね?」

ずり落ちたチューブトップは最早ただの装飾品だった。
胸元を摘む指先は手慣れており、甘い痺れが何度も寄せては返す波のように、少女を攻め立てる。
カウンターの前、待機を命じられると恥ずかしそうにしながらも、命令通り、足を肩幅より広めに拡げ、腰を少し後ろに逸らした、秘所を晒すような形にして、待っていて。
彼女に話しかけられた店主は、やはり優しげな声で。

『あぁ、ラウラ様、ですね?当店をご贔屓にしてくださるのであれば、保証金などは結構です。一応、使用済みの娼婦をこちらで引き取って、身支度を整えて返すサービスなども行っておりますが、お二人は恐らく不要でしょうし……あぁ、後はこちらを』

微笑みながら店主が差し出すのはピンクの小瓶。
中にはとぷん、と僅かにとろみを帯びた液体が入っていた。

『そちら、当店自慢の媚薬でございます。……使う場合は、ちゃんと、薄めて、使うんですよ?』

ほぼ全ての客が破る、形式だけの注意事項を述べると、後は部屋と道具箱の鍵を差し出し、ごゆっくり、と手を降ってみせる。
下着姿になった彼女の服は、丁寧に纏められて、上客用のかごに入れられることとなる。

「……ん、やっと、おわった?」

数人に秘所をしげしげと見られていた少女は、彼女が来るのを見ると体制を崩し、駆け寄っていく。
周囲に居た女性達は、ほほ笑みと同時に礼を述べてから、連れと一緒に奥へと消えていった。

そして、行くは大広間。今は宴会の終わりだから、客はいるけどステージは開いているらしい。
ふすまを開けると周囲の視線がこちらに向いて、一瞬のざわめきが起き、やがて沈黙に変わる。
その中を、少女はステージまで歩いて行くと、天井を指差した。
そこにはいかにも頑丈だと思われる太い梁と、そこから垂れ落ちる縄が数本。
それぞれの長さはかなりのもので、縄一本で釣り上げることも、数本で手や足をバラバラに固定することも出来ることになっている。
その近くには道具箱があり、淫具に尿道用、尻穴用の医療器具セット、さらには茹で卵や玉こんにゃくなどの異物挿入用の日用品までしっかりとそろっていた。

「……えーと、あれが、ボクを縛るための梁で、これが、其のための麻縄。切れないように店主の人が魔法で補強してるらしいから、もしプレイの間に首がしまったりした時はすみやかにフロントまで、って感じ。おーけい?」

恥ずかしそうに解説すると、周囲で再び僅かなざわめき。
おそらくは、少女と彼女の色々を想像や憶測で語っているのだろう。
其の様子を聞きながら、少女はそっと彼女に手を伸ばす。
よろしく、という意志を込めて。

ラウラ > ……美味しいものを食べた所が宿屋付属の食堂、だと、そのままお部屋を借りそうよ?
(つまり、その手の我慢が不得手だという事の吐露。しかし、その道中はまだ、大人しい方だったのだろう。己は初めて来訪する宿にて、既に彼女が段取りをつけてくれているとは言っても宿側にとってみれば己は新顔、である。幾度か、問い、確認しあうようなやり取りが混ざるものだから露出待機を命じた彼女へは、他の来客の視線すら注がれたかもしれない)
―――ええ、リーシャの紹介なら色々と楽しめそうだし、新しいお店、丁度探していたの。それに……んー、そうね、娼婦の“使い捨て”はあんまり好きな方じゃないから、その辺は大丈夫……って、随分、サービスが良いのね
(ありがとう、と礼を返すものの、受け取った小瓶は、と言えば―――己も半裸になってしまった身の上、手に持った侭、と言うのも間抜けかと思うとブラカップにソレを挟み込むものだから、彼女が己の方へと目線をやれば、角度が合いさえすればツンと尖った色素沈着の無い桜色の蕾が覗けてしまうだろう)
ええ、お待たせ。……いっぱい、視られちゃったわね?
(お互いに、の言葉を飲み込みながら見慣れぬ扉……襖を潜ると、やはり己にとっては馴染みが薄く、それが故に新鮮な気分にさせてくれる景色が広がっていた。その只中、かたや全裸の、かたや下着姿の、共に少女が壇上へと上るのは……さて、見物客にはどう見えた事か。己は彼女から説明を受ける折、こっそり道具箱の中に先ほど、譲り受けた媚薬の小瓶を紛れ込ませてしまって)
……首に縄が引っ掛かるような危ない縛り方、する心算はないから大丈夫―――だけれど“困った時は”宿が助けてくれる、って事ね?
(そう解釈すると、垂れ下がった縄のうち一本を手元に手繰り寄せ……くす、と、意地悪な笑み一つ。彼女の手に、己の手をそっと触れさせ、握り返す―――フリ。くる、と、不意打ちめいて両手首を一纏めに縄で括ってしまうと、対になる部位を引き、足こそ床から浮かさないまでも両手を高々と掲げ―――既に火照りを見せ始めた裸身を観客へと晒してしまう)
さぁ……て、ふふ、皆―――“見る”分にも自由、彼女が嬲られてるのを肴に飲食するのも、昂ぶったヒト同士でえっちするのも自由……けど、この子で愉しむのは、私だけ……良い?
(いっそ傲慢とすら言えるその宣言の後―――動きを封じた彼女の顎に指を這わせるや、ちゅっ、と、この宴の開幕とばかり、唇同士を重ね合わせてリップノイズを響かせてしまった)

リーシャ > 【続きます】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 娼婦街」からリーシャさんが去りました。
ラウラ > 【継続】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 娼婦街」からラウラさんが去りました。