2016/06/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 富裕地区、人気も無いその路地裏を駆ける1人の女性が居た。
それなりに良い身形だが、この地区であるならそう変わったものでもないだろう。
こんな場所を駆けている事を除けば。
何かから逃げるように、脇目も振らず、ただ駆ける。
大通りへと通じそうな道へと差し掛かった時、その見える道の先に影が過ぎる。
途端、それに反応したように、進む先を変えていく。
何度とそれを繰り返し、女性はどんどんと奥へと誘導されている。
それに気付いてか、気付かずか…いくつか目の曲がり角へと差し掛かり、駆け抜けていく。
…そして、そこで足を止めた。
目の前に見えるのは、左右と前に広がる壁、行き止まりだ。

「………能力を封じられ、よく逃げ回る事じゃな?
とはいえ、これで終いじゃろう」

追っていた様子なんてものはなかった。
だが、追い詰められた女性の向けた先には、ゆらりと少女が現れた。
くすくすと笑みを浮かべながら、ゆっくりと、ゆっくりと近付いてくる。
女性からみれば、能力を封じてきた相手。
…女性は人間ではない、魔族だった。

タマモ > なぜこんな事をするのか?まぁ、問いとしては当然のものだろう、そんな言葉をかけてくる。
近付く足を止めぬまま、笑みを顔に張り付かせ、唇を開く。

「簡単な話じゃ、1人のこのこと良い身分と魔力を持った者が現れた。
それをこんな人気も無い時間と場所で目の前にして、狙わずして何とするのじゃ?
ふふ…力を過信し過ぎておるのが、お主等の特徴じゃのぅ?」

後数歩、その距離までとなった時、女性は動いた。
衣服の中に仕込んでいたのだろう、手の中に収まったナイフが少女へと突き出される。
…が、次の瞬間、身を乗り出すようになった女性が少女の腕の中に収まった。
ナイフを突き出したはずのその手は…失われていた。
どさっ、と足元に何かが落ちる音。
そこに視線を向け、それが己の腕である事と、噴出した鮮血、その途端に叫び声を張り上げ…ようとした。
それさえも、少女の手によって口を封じられ、上げる事も出来なかった。

タマモ > 飛び散る女性の鮮血を身に浴びながら、少女のその笑みは深まる。
その激痛と恐怖の中、ただただ怯える女性を前に、心地良い感覚に包まれる。

「余り騒ぐでない、気付かれても面倒じゃからのぅ?
さて…では、頂くとしよう」

口を押さえる手で、ぐいっと女性の体が持ち上がる。
抱えていた手は女性の体から離され、すっと引かれる。
そして…どっ!と伸ばした手の先が、女性の体を貫いた。
びくんっ、と大きく体を震わせ、そのままぐったりと力を失う。

「しかし、便利な世の中じゃ。
力を持つばかりに、危機感の無い者の多さといったら…ありがたいものじゃのぅ」

まだ僅かに痙攣する女性を眺めながら、ぐりっ、と貫く腕を捻る。
がくんっ、ともう1度だけ体を震わせると…そのまま、動かなくなってしまった。

タマモ > 「ふふ…お主は妾に、どんな体と力を与えてくれるんじゃろうな?」

ずるりと腕を引き抜き、息を引き取った女性へと囁きかける。
さぁ、食事の時間だ。
その手は女性へと再び伸ばされ、その時間が始まった。
人気も無い路地裏の奥、引き裂くような音、食い千切る音、生々しく響き続けていって。

…それが止まれば、そこにはもう女性の姿はない。
残ったのは、体を鮮血に染めた少女が、赤く覆われた絨毯となった地面の上に佇んでいる姿だ。

タマモ > なるほど、確かに人間よりも大きな魔力を持つ存在だった。
そんな事を思いながら、手を濡らす血を舐め取る。
何人か人間を喰らったが、それを十二分上回る魔力が巡るのを感じられた。
そして、己の中を流れていく新しい記憶と力も。

「ふむ…どうやら淫魔だったようじゃな。
それなりに被るものもあるが、妖力と魔力では違う、使い分けと言った点では便利やもしれんか…」

軽く考え込む仕草、ぽつりと呟けば、くるりと踵を返す。
さて、まだ時間はありそうだ、もう少し獲物を探すのも良いだろう。
…そんな事を思い、その場を後にしようと歩きだす。

タマモ > この魔力を感知する能力の、なんと便利な事か。
元々は初めの方で喰ろうた人間のものではあるが、力を得る内に、細かな事も出来るようになってきた。
お陰で、今回はこうして簡単に魔族という上物の獲物を得る事が出来たのだ。

喰らえば喰らうだけ、上積みをされていく能力。
今回のでどれほどの力を得られたか、少しは試したいものだ。
そう考えれば、また獲物の多い場所で目覚められたなら、色々と試してみよう、そう思う。
ゆらりゆらりと現れた時のように揺れながら、少女は去っていった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 娼婦街」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > 少しばかり暑気を感じ始めた、初夏の夜。
少女は一人、ふらふらと娼婦街を歩いていた。
今日は何となく、弄ばれたい気分だから、と露出度の高めな格好で。
胸元と局部を隠すだけの布をそれなりに纏い、下着も付けずに外を歩く。
一応、変な物に襲われた時のために愛刀をスタンバイさせてはあるものの、多分使わないんだろうなぁ、などと警戒心もユルユルで。

「――ん、この辺りならいいかな?」

他の娼婦の女性達に迷惑がかからない、少し外れた位置に陣取る。
聞こえてくる甘ったるい声がすこしばかり羨ましい。
下腹部の、じくじくするような疼きを感じながら、少女はのんびりと人通りを眺めていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 娼婦街」にラウラさんが現れました。
ラウラ > (気侭な娘の散歩コース……と、言うには艶めいた度合いが強すぎるだろう一角。本日の目的は新規開拓―――……背徳的な“遊び”をある程度安全に愉しめる場所、それも、女の身で、となれば中々貴重なのだ。此方は普段、着用している物とさして変わりのない格好で路地を行き、思い思いに客を取る街娼を目の保養としていたのだが……)
ん……?
(ふ、と、目に留まったのはそんな娼婦達の輪……客の取りやすさ、と言う意味では非効率そうな場所に居る一人の少女、である。派手な飾りとは遠そうではあるが、それを補って余りある姿に口元を綻ばせ、じっ、と、その少女の胸元付近に露骨な目線を注ぎながら距離を詰めて行く)

リーシャ > 「んー、やっぱり皆に迷惑かけない位置で、ってなると中々いないよねぇ」

こんな外れまで来る客はいないかなぁ、などと嘆息しながら、暇に任せて足をぶらつかせる。
同時に思い浮かべるのは理想のシチュエーション。
これで可愛い女の子と一夜を過ごして、美味しいもの食べて、仲睦まじく別れられたら最高なのに、とか、逞しい殿方にしこたま犯されて、ベッドの上で降参しながらイき続けるのもいいなぁ、とか、一晩二晩程度なら監禁されて拷問されるのも――などといろいろ妄想が弾む。
一通りの妄想を終えると、そろそろ夜更け。どうしたものかと身の振りを考えているその最中、こちらに近づいてくる少女が見えた。
見た目や所作から分かるのは、彼女がそれなりに良い所の出身だということ。
へぇ、と思いつつ、こほん、と一つだけ咳払いをして。

「もしもし、そこのお嬢さん。此処から先は、ちょっとばかし危ないけれど、備えはあるのかな?」

おせっかいかなぁ、などとは思いながらも呼びかけてみることにした。

ラウラ > (穴場狙い、となると中心部……つまり、男を女が持て成す店は最初から候補外、となってしまう。結果的にこうして少し外れた位置から散策を始め、街娼から声がかかるようになり始めてやっと、スタート地点。……同性を相手にするエリアの発見となるのだが、其処に男性客も混ざってしまうと、次点候補、といった所だろう。故にそこから更に―――と歩いての今、声をかけるより先に気付かれたのを幸いと、口元を緩めて)
こんばんわ。……危ない、って、どう言った方向で“危ない”のかしら?
(とん、と、そのまま無用心に彼女の真正面へと向かい、相対する位置を陣取るなり、まず目に留めたのは“種”として明確な証。続いてその首元に嵌った証……そこから更に下がった所、つまり、チューブトップの位置をじぃ、と見やって)
……あなたがそんな感じの格好で、まだ犯されて無い、ぐらいの治安は、ありそうだけれど、ひょっとして、そういう訳でもないのかしら。一応、自衛する心算ぐらいはあるけれど……ひょっとして、良い宿とか、あるの?
(なんていいつつ己は緩い動作で右手を伸ばし、跳ね除けられなければその胸元へと触れてしまう魂胆。……言葉、ではなく、行動、にて己がこの一角へと侵入した意図を伝えんとしたものだが、役得目当ての行動である事も事実であった)

リーシャ > 「んー、そうだねー……貴族さんが行くには危ないところだよってこと。攫われて裏オークションなんて素敵なルートにご招待されちゃうかも」

カマをかけるついでの警告。とは言え少女はこれでどうにかしようという気はない。
軽口とでも言うべき、気の抜けた口調と雰囲気で、じぃ、とまずは様子を見てみる。
彼女の視線の動きは単純。皆と同じように、耳と尻尾と首輪と――そして秘所か胸のどちらか。
返答には苦笑しながら、そっと手招きをして。

「あー、ボクは一応、娼婦って立場でここにいるし……大抵の相手なら切り伏せられるからねぇ。とりあえずこっちにおいでよ。ボクのお客さんってことにしとけば、周りの男の人達に不躾な視線を向けられることもないからさ」

男女を問わず、素直に客を取る少女はそれなりに有名だったりするし、何より少女が女の子を好むことも周囲は既に知っている。
だからとりあえず、迷い込んだ女の子はエスコートして返すのが、少女の流儀なのだった。
とは言え、目の前の女性はそれとは少し違う雰囲気。宿という言葉が出てくると、納得したように。

「あぁ、そういうことか。それならまぁ、この先だと、こう、少しアブノーマルな宿が多いかな?SMとかそっち系。興味あるなら案内するけど?勿論、ボクの体込みで」

どうする?なんて首を傾げながら、ふわりと笑ってみせる。
それは単純に、君のような可愛い子とお友達になりたい、なんていう下心からくるものだった。

ラウラ > ……こういう遊びする時、服選びには悩むのよねぇ……ほら、小娘、って思われちゃったら支払い能力云々で“お客さん”として招いて貰えないかもしれないでしょう?
(明確なものでは無いにせよ、立場に関しては半ば肯定したも同然の返答を零し―――おそらく、この一角に、己の様な目的の者が宿すには近しい部類の視線が無遠慮な程、彼女へと注いで居るのであった。
親切なフォロー、と受け止めるべくか、それとも招きか。その判断が定まりきらぬ最中で紡がれた言葉には、思わず、くす、と、己の歳相応の笑みが零れた)
娼婦が相手を切り伏せたら危ないじゃない。代金踏み倒し対策を自分で出来る……ってなると、色々と都合が良さそうだけれど。―――けど、そうねぇ……“お客さんって事”じゃなくって……
(無造作なまでに伸ばした己の手指、ソレが、彼女のチューブトップの淵へと引っ掛けられると……拒まれなければ、悪戯半分にぐいっと引っ張り、内側を覗き込めるようにと画策して)
……興味もあるし、案内、してくれる?あなたの体込み、なら、色々と嬉しい展開だもの。SMなら、いっそ、ステージショウとかを見ながら連れ込んだ子と愉しめるぐらいだと、探し物に近いかも?あ、そうそう、一応、名前も伝えておくわ。私は、ラウラ。……同性愛者なのは、もう、言わなくても良いわよね

リーシャ > 「ん、そうだね。あんまり服がみすぼらしいと確かに――それなら、支払いは期待できそうかな?」

クス、と笑いながら、しかし少女も商売人。
彼女からどのくらい得られるか、なんていうのも頭の中で計算しながら、会話を交わす。
彼女が申し出に素直に応じたのを見ると、そっと手を伸ばす。叶うならその片手を取るように。
笑う彼女は予想以上に可愛らしくて、思わず胸が高鳴ったのは秘密だ。

「――そう?例えばこういう状態で暴漢が来たら、君を守るために剣を抜くのは当然だと思うけど?それと、まぁ、うん。踏み倒されてもわからないくらい攻められちゃったら、その時は降参。後は相手の良心に従うよ」

流石に、ね?と苦笑。胸元に伸びる手は特に気にすることもない。
くい、と引き下げられると、桜色の小さな乳首が顕になり、その様子を見ながら少女はくすりと笑って。

「んー……おーけい。ふむ、露出系が好みなんだね?ちなみにボクは、こう、鞭とか蝋燭とかも好きだし、縛られて弄ばれるのとかも好みなんだけど……んー、今日は、身動きできないように縛られてから虐められたい気分なんだけど、そういうのでも大丈夫?――あるいは、お客さんの意見を優先するのもあり、ッて感じで」

などと自分の望みもさくっと公言。今日の少女は、物扱いされたい気分だったりする。
とは言え相手がそれを望まぬならば、妥協するのがこの商売。じぃ、と見つめながら。

「っと、自己紹介がまだだったね。ボクはリーシャ……同性愛者かって言うと、んー、両方、かなぁ。しいて言えば、恋人っぽい語りも捕虜の尋問じみたプレイも出来る人が好き、なんて」

要は純愛イチャイチャからハードなプレイまで付き合ってくれる相手がほしいよ、なんてざっくばらんに言いながら、ゆっくりと手を引いて、路地の奥へと進んでいく。

ラウラ > 子供がこんな所にー、って、奥に入る前に追い返されちゃったら、無意味だもの
(主目的は新規開拓、つまりは対価を用意し、愉しむ目的での事、支払いについては笑みを返しつつ、伸ばされた手に己の手を重ね、指と指を絡ませる事で無言の承諾とするつもりで)
あぁ、なるほど、買主の護衛も兼ねて……ね。それなら確かに心強いかもしれないわ、だって、お楽しみの邪魔をされちゃうのって良い気分はしないし……あ、私は踏み倒し、しないわよ?だって、悪評は広まるものだろうし、仮に貴女を買って、踏み倒したら、もう、私とえっちする気、減っちゃうかもしれないじゃない
(そう紡ぐも、まだ一銭たりとて支払って居ない身の上にも関わらず、チューブトップを引っ張ったその下、無防備に桜色が露になったのを幸いにと、今度はその布地を下方に引き下ろし蕾を外気に露出させた侭にしてしまおうとの悪戯心であった)
露出系とか羞恥系とか、結構あぶない方向性で興奮しちゃうかも?あ、でも、いちゃいちゃしたい気分の時もあるし……リーシャなら、その店でも丁度良いかしら。だったら……ねえ、リーシャ?
(くす、と、胸を露出せしめた小娘は、その手指で蕾を、ころ、と、撫で擦るようにと軽く煽ってやって)
―――あなたを、素裸にして、縛り上げて、さんざんイかせた後……女が二人、裸で一泊できる宿……って言うリクエストで安全そうなトコって、ある?それとも―――路上で縛って弄ばれたいなら、そっちも歓迎しちゃう

リーシャ > 「ん、確かに。ボクも娼婦じゃなきゃただの子供にしか見られないだろうからね。――あ、ラウラが貴族だっていうのは秘密にしといたほうが良いでしょ?」

指を絡ませにくる手を、優しく受け止める。
少女としてもそうしたかった所だから調度良いし、こんなに可愛らしい娘と恋人つなぎをしていると思うと、それだけで気分が高揚してくるのがわかった。

「そういうこと。ま、冒険者もやってるから正直お金には困ってないんだけどね。首輪も壊れてるから、縛られてるわけじゃないし――まぁ、魔力を注がれると一時的に戻るみたいだけど……ん、それなら、お金は少なめでいいから、その分激しく求めて欲しいかな?」

チューブトップを引き下ろされるのは最早慣れたもの。
その手がこっそりと蕾の周囲を、そして蕾そのものを撫でてくるのを受け入れながら。

「んー、そっか。ただ、ラウラの身分バレたら困るだろうし、宿の方が良いかな?悪い人に見られてスキャンダルの種にされても困るでしょう?」

外で縛られるのは、愛がない攻めの時だけでいいよ。などと付け足しながら微笑んで。
次第に甘い刺激が強くなってくるのを感じながら、そっとその手を取ると。

「――それじゃ、少し先にある宿行こうか。ステージの上に拘束台があって、ついでに言うと女の子限定っていうお客さん選ぶ宿だからこっちの方になっちゃうんだけど……」

そう言いながら、路地を足早に抜けていく。
やがてたどり着くのは、桜色をモチーフにした東方風の門構え。
中に入ると和洋折衷の空間が広がっており、右舷が洋風、左舷側が和風になっていて。

「ん、どっちが良い?左は東の方のお布団とか畳がある感じ。右はマグメールの普通の感じ。左だと台がなくて宙吊りになる感じかなぁ?右はこう、本当に拷問用の台みたいな奴・――あはは、ラウラは見たことあるかなぁ?」

首を傾げつつ微笑むと、選択権は彼女に委ねて待つことにした。

ラウラ > ……そうね、内緒にしておいて貰えると嬉しいかも。金払いの保証、で門前払いされないぐらいが丁度良いんだもの、うっかりしすぎると今度、ふっかけられちゃうし
(嘆息交じりに零すのは、そうした経験がある―――裏を返せばこの手の娼婦遊びをこっそり繰り返して居る証拠、でもあろうか。それでも指が絡み合えば嬉しさも増そうと言うもので、零した溜息は何処へやら、と、胸部露出を強いた侭での路上散歩と洒落込んでしまって)
スキャンダルの種になって、家の方に迷惑が飛ぶとお散歩し辛くなっちゃって結構困るわねぇ……あ、そんな感じの宿、丁度、探してたのよ
(目的の一致、となれば―――それが背徳的なものであるというのに、至極嬉しそうに笑みを返してしまった後、辿り着くは、なんとも対照的な風景、だった)
……東方風……は、知ってる宿には無いわね……で、宙吊り―――
(何を思ったのやら、暫し黙考するものの、目線が左右を往復しているのはどちらも愉しそう、なんて言う危うい欲求の表れかもしれない。そんな時間が僅か、過ぎたものの、手を引いたのは左舷側、つまり……)
新規開拓が、今日の目的なの。……だから、こっち、かしらね、さぁてリーシャ……そろそろ、服、要らないわよね?
(そう促すようにと言葉を紡ぐと、己は彼女の腰を抱き寄せるようにとし……脱がす、のではなく短い裾を捲り上げんとした代物である。同時に、目端で探すは宿の人間。―――『手荷物』として、翌朝まで衣類を預かってくれれば、己にとっては好都合としたものであった)